Creator's Blog,record of the Designer's thinking

フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

PEN LIFE814. メモリー

2013年12月15日 | Kyoto city
 原稿に必要なのでLacieのハードディスクを外して大学へ持参しようと考えていたら、手元に1テラバイトの小さなハードディスクがあった。同じ容量でも随分小さくなり、価格も1/3だ。私の作成したCG等のデータやiPhotoの画像が全部スマホ並みの大きさに納まってしまった。
 パソコンは、人間の一生のデータを軽く扱える性能になったと賞賛すべきなんだろうけど、「あんたの一生で行う全部の仕事は5テラバイト以下です」、なんて予告されて、生まれたら5テラバイトのハードディスクを与えられて、「はいっ! これで一生分です、終わり!!」なんて言われたら、生きる意欲が無くなるよなぁー。
 私は画像データを扱うからデータ容量は大きいけど、営業マンだったら、それははるかに小さい。「あんたはwordとexcelしか使わないのだからUSBメモリー1個で十分ですぅー」といわれて一生分使える小さなUSB1個を渡されてお終いと言われたら、さらに愕然とするだろう。「俺の人生の一生の情報がUSBメモリー1個かよぉー!!!」。
 実際に学生達が4年間で制作する作品とかレポートとか卒業論文や制作といった全データは、USBメモリー1個ですんでいる。彼らコンピュータ・エイジは、不思議に思うこともなく淡々と使用している。
 そのうちにデータを圧縮する技術が進化してチップはものすごく小さくなり、ウェアラブルを通り越して身体に埋め込んだりできるembeds タイプりメモリーになったりして。そんな風に考えてくると、なんかつまらん未来像だ。
 さて、今日は名古屋からの帰り、雨の関ヶ原の伊吹山では雪が積もっていた。「雨は夜ふけ過ぎに、雪へとかわるだろう~(^_^)」そんなメロディーが頭の中を流れていた。

京都市・詩仙堂
OLYMPUS PEN E-P5,M.ZUIKO DG17mmF1.8
ISO200,露出補正-0.7.f1.8,1/60
コメント
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