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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

最近のドローイングから102.

2014年10月22日 | drawing
 クロッキーのモデルさんは、ダンスをしていたり俳優さんであったりと身体を鍛えているので、一般人の体型とは少しばかちがう。
 このモデルさんを、もう少し肉厚にして、お尻はたらし、股を太めにし、足は小さく、頭は大きめという具合にデフォルメすれば、街を歩いている普通のお姉ちゃん達の体型だろうし、デフォルメの度合いが進めば、戦前あたりの女性の生活感あるふくよかな体型になる。絵にするときはそんな操作をするのだろう。
 昔からデッサンやクロッキーを描いてきたから、衣服の上からでも体の体型は類推できるので、まれに街を歩くとお姉さん達が全員裸で歩いているように見えることがある。そうなるとファッションというのは、なんなのだろうかという疑問にぶつかる。
 つまり防寒着か・・・。いや人間は、体毛が退化したのでその代わりか、ならばどうして頭だけ毛が残っているのか、といったプリミティブな疑問が浮かんでくる。
 疑問に対して、わからないことは分解してみよ!、といったのは、近代合理主義の元祖デカルトだが、私の大学時代には、そのデカルト流近代合理主義の終焉を学び、デカルト的要素論ではなく関係性が主要なテーマであった。
 先日哲学者梅原猛氏の雑誌の随筆を読んでいたら、近代合理主義からの離脱を旨とする記述があったが、なんとも古くさいオッサンだよな。それは随筆上のジョークなんだろうけど、そんなの私の若い頃の話だよ。もう文化系終焉の時代かもな。

クロッキー帳NO24.
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