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フィールドワークの映像、ドローイングとマーケティング手法を用いた小説、エッセイで、撮り、描き、書いてます。

Fieldwork903.Kyoto,Aoi Festival,May.2024.フィルード撮影記

2024年05月18日 | field work

 京都、葵祭の始まりは次の通りである。WEBサイトから引用する。
「一行が下鴨神社に到着すると社頭の儀が行われますが、その一環として馬が疾走するのが「走馬(そうま・そうめ)の儀」です。葵祭の始まりは平安京に都が移る前、6世紀中ごろの欽明天皇のころとされます。当時、国内が風水害で凶作に見舞われたため、占い師の伊吉若日子(いき(の)わかひこ)に占わせると賀茂の神の祟りであることがわかり、4月の吉日に、葵を飾り馬に鈴をつけて走らせ、人は猪頭(いのがしら)を被り、五穀豊穣を祈ったことが始まりとされます。」
 葵祭も京都御所から出発する風景は、4年ぶりの開催だしインバウンドが多いから撮影は無理だろう。だから私はでかけるのはやめようと考えた。
 だが祭の由来を調べると馬と下鴨神社がキーワードか。ならばここから上賀茂神社へ向かう行列を追いかけるほうが祭のいわれに沿っている。それに昼頃下鴨神社にゆけば、平安時代の装束をまとった人達が境内をうろうろしているかもしれない。
 おっとりがたなで下鴨神社に出かけたら平安装束をまとった人達なんかおらんへんの。きっと幕の囲いの中で昼休みなんだろう。そのあたりは時代祭と違うな。
 だが境内は、走馬の行事で賑わい狂言がおこなわれている。ここからとろうか!。行列が出発する15分前に、私は加茂街道を目指すことにした。タクシーで行けばすぐだが、交通規制が敷かれているからそんなのはおらへんのよ。つまり早足歩きで鴨川左岸を北上した。加茂街道は人出が多いからきっと警察官に誘導されて歩けないだろう。だから私は対岸の鴨川左岸を北上した。行列に追いつかれたら対岸から撮るほかない。
 出雲路橋、北大路橋まで上がってきても道路は観覧者の列で反対側にゆきたきゃ100m迂回しろだってさ。こんなことをしていては行列に追い越される。幸い橋の下に鴨川遊歩道が通っている。これをひたすら北上して撮影ポイントを探そう。
 府立植物園を越して北大路橋までたどりついた。少し人出は少なくなったが対岸の植え込みがあってようみえへん。上賀茂橋を渡れば加茂街道から間近に撮れる。だがここで1カット撮ったら終わりだな。そこで御園橋まで北上し、この近くで構えた。ここならば対岸からと、行列はここで右折して御園橋を渡るので2アングル撮れそうだ。その足で上賀茂神社にはいってゆくところを撮ればよかろう。なにしろ一人で撮影するのだから撮影ポイントが決め手だよ。
 結果、ここに構えたのは正解で、なにしろ地元の人達しかいないから、行列が上賀茂神社へ入ってゆくところまで追えた。ただし鴨川から御園橋をわたる行列は南側からだと道路に蹴られて撮れない。だが上賀茂神社の前で境内に入る行列がつかえるのでときおりストップする。おおっ、牛車の音が間近で拾える。撮影スポットとしてはよいところだ。なにしろねばりにねばって上賀茂神社の走馬の行事まで撮影できたのだから。
 結局お昼も食べずに陽が暮れるまで葵祭を追いかけていた。疲れた!。

Fieldwork903.Kyoto,May.2024.
SONY FX30,E18-105mm/F4.0 G OSS
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