フルジェネレーション、ユニセックスといえばユニクロがその典型だが、世代や性差を超えて着られるファッションと捉えれば、つまりはユニフォームに近づいてゆくのだろうか。ユニクロが社会で支持されている限り、まあ女らしくなくても実用的であればよいかといった気分が蔓延しているのだろう。
こういうときマーチャンダイザーなどは逆のことを考える。つまリーズナブルな価格で、ものすこく女らしくみせるファッションを企画して販売しようという案配だ。つまり企画に関わる人間というのは、ある種へそ曲がりだ。
ファッションも変化は多いが、実は長い目で見るとどうもいくつかのパターンの繰り返しのようでもある。そうなると社会的価値や時代と言った変数を加味した、数理モデルができるのではないかと推測できる。どんなファッションを、どういう価値観と時代のもとに販売すれば、社会的に支持される可能性が高いというかなり精度の高い数理モデルが可能なのではないだろうか。
それは、予測なんていう20世紀的幼稚な発想ではなく、ある条件が揃えば社会的に成立できる論拠を持った商品開発といったらよいだろうか。
新幹線・米原-岐阜羽島
OLYMPUS E-P5 LEICA DG MACRO ELEMARIT45mmF2.8,
ISO2000,露出補正-0.3.f2.8,1/8000.