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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

Nikon Freak406. 夏休み気分

2019年08月23日 | diving

 


 水面に映る光を下から見てみるとか、差し込む光を撮ってみるとか、ぼかして撮ってみるとか、そんな風に撮影すると面白い画像が撮れる。光や水が反射したり光芒や透過や泡などを生み出し戯れている光景だ。それらが混ざり合ったり拡散しながら繰り返し現れる水中のアート。私がすることは、感性に従ってそうした光景を発見すること、シャッターを押すことだけだが。

 さてアートといえば、もう一ヶ月以上裸婦のクロッキー教室に通っていない。暑いからというのがその理由だが、サボると自分の手を動かしてデッサンをするという感覚が失われてゆくようでもある。人間の手の中に脳みそがあるといいきったのは、大学時代の同僚のプロダクトデザイナーだけど、手を動かすことで頭に情報が入ったり刺激されたりするわけだから、やはり手は考えるツールだということに間違いはない。

 じゃあ台風で外に出られないときは、魚の水彩画でも描いていようと殊勝なことをおもいついた。あら、筆がボロだ。買いに行かなきゃ。水彩画の筆はピンキリで高いのは、つまり描きやすいのは1本1万円以上した。しかし1本持つと一生もの。 

 デッサンは真面目に勉強してきたから、まあ絵は描けるんですが、やはり撮影の方が街の空気を吸えるので、こちらも捨てがたい。さてどちらからするかと迷う当たりが夏休み気分というヤツだ。

 

沖縄県

ニコンcoolpixW300

1)水納島、瀬底島、ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/4.1,1/250

2)水納島、瀬底島、ISO125,焦点距離5.6mm,露出補正0,f/4.2,1/1500

3)渡名喜島、ISO1600,焦点距離7.2mm,露出補正0,f/4.2,0.6s

4)渡名喜島、ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/8.2,1/1000

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Nikon Freak405. 続々渡名喜村ブルーコーナー・五六の岬で

2019年08月22日 | diving

 

 渡名喜島は、縦に連なるチョウチョウウオの群れ、ムラサキハナゴイ、キンギョハナダイやアカネハナゴイが舞い、これまでの沖縄の海とは異なる大変濃い魚影の風景だった。撮っても撮りきれないほと、スケールの大きな水中の空間に魚が広がっていた。

 ここで撮影した画像の半分ぐらいは、ストロボを強制発光させている。そうしないとアカネハナゴイやムラサキハナゴイの色が出ないからだ。 そうすると光の加減で水中の浮遊物に反射して光芒が画像に写るが、もうヱイヤッ!、という感じだった。浮遊物が少ない水の綺麗なポイントだったのが幸いした。

 アカネハナゴイはアップでみると色が大変綺麗だ。じゃあ緑の海草をバックにすれば色が映えるという事は感覚的にわかるが、もう少し画像解像度が欲しかったな。つまりRAW画像で撮影できる大きなイメージセンサーの機材が必要だと痛感。これだけの絶景を前にすると、ニコンW300では役不足だろう。ニコノスを待つか、α6000に、ニコノスを買ってもおつりが来るぐらいの高いハウジングか悩み多し。

 海底からわき上がるように縦にマッタリ泳ぐチョウチョウウオの群れなんか絞り込んで撮りたいが、ニコンW300のオート機能では無理。撮れなくても、これしかないというのがつらいところだ。せいぜい絞り込んでくれよと祈るほかないが、データをみるとあまり絞り込んでいない。その程度の撮影の基本操作はできてほしいのだが。

 連写していたらニコンW300のオートフォーカスが鈍い動きとなり、おいおい大丈夫かという場面もあった。そして、色が復元できたのはPhotoshop。やはり後処理で持ち上げるという方法だ。ニコンW300の画像は修正しやすかった。

 

沖縄県渡名喜村ブルーコーナー・五六の岬

ニコンcoolpixW300

1)ISO125,焦点距離7.8mm,露出補正0,f/4.3,1/80

2)ISO180,焦点距離5.6mm,露出補正0,f/4.2,1/100

3)ISO125,焦点距離21.5mm,露出補正0,f/4.6,1/100

4)ISO125,焦点距離21.5mm,露出補正0,f/4.9,1/100

5)ISO125,焦点距離6.1mm,露出補正0,f/4.2,1/200

6)ISO125,焦点距離6.1mm,露出補正0,f/4.2,1/160 

 

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Nikon Freak404. ダイバー達

2019年08月21日 | diving

 

 トップ画像は、エキジット直前だ。安全停止が終わり、これから船に上がるぞ!、とインストラクターがサインを出している。こうしてみるとダイビングは、スポーツだから鍛えた人間は動作に無駄がなく格好が良い。それに引き替え我々ファンダイバーは不格好の極めだ。まあ数多く潜って無駄のない動きが身につくように練習しなければアカンなと、この画像をみていて痛感した。水の中では造波抵抗!?(水中では何というのだろうか?、潜水艦の設計はしなかったのでわからない(注))をいかに少なくするかも、結果的にはエアの消費を抑えるのに貢献するのだろう。つまり格好が悪ければエアの消費も早いというわけだ。

 2番目の画像は、洞窟の入り口だ。季節的にダイビングをする人間達の多い季節だから、前にも右にも上にもダイバーがいて狭い洞窟はラッシュアワー状態。若いお姉ちゃんのへっぴり腰が滑稽だ。女は地上では格好がついても水中だとこうなるよね。だから沢山練習しましょうね、ということになる。

 3番目の画像は、カメラで沖縄ではあたり前にいるニザダイ科のクロハギを流し撮り風に追いかけていたら、なにか混沌とした空気を感じたのでシャッターを押していた。でもスローシャッターで流し撮り!、なんてうちの機材ではできないのよ。それにしても水中では、いろんな事に遭遇するからインストラクターは結構忙しいのだ。我々は安閑と潜っているわけではないのだ。

 4番目の画像ぐいらになるとマッタリと撮影に没頭できる。彼女はダイブマスターの資格を取ったんだってさ。うらやましい限り。もう10年若ければ、私もトライしたけどね。

 最後の画像は、エントリーして水中で集合し、さあ!、これから行くぞ!!、 というところだ。やはりスポーツだから鍛えないと体や動作は格好良くはならない。私が関心を持ったのはインストラクターのキックだ。これってウィップキックに近い。水泳でマスターしたら水中で使ってみよう。というのも私の時代って平泳ぎはウェッジキックで教えられたのよ。いまどきそんなキックは誰もしていないから時代の差を痛感するよ。

 

 注:大学時代にプロダクトデザインの部屋が隣にあったので、車のデザイン程度は勉強したが、潜水艦のデザインは実習課題にすらなかった。どうやってつくるんだろう。そこでAmazonで検索したらヒットしたのが以下。

"John F. SchankRaj Raman他:The United Kingdom's Nuclear Submarine Industrial Base: Sustaining Design And Production Resources""

直訳すると、「イギリスの原子力潜水艦の工学基礎:潜水艦の設計と生産の持続」、かなぁー。

 工学として勉強する入り口は、これかなぁー。3Dプリンターでパーツが造れるから精々外観模型ぐらいはつくれるか。でもどれぐらいの強度でといった構造計算と設計が不可欠なはずだし、計算式とか構造など実例を交えて解説した本が日本でも欲しいよね。だって実際に潜水艦をつくっているじゃん。そんなわけで、勉強用にペーパーバックス版だけどこの本を予約したみた。車などもそうだがプロダクトデザインとしてみると工学的合理性があっての格好良さだから、そこを探求してみたいと思いませんか・・・。ダイビングの合理性も潜水艦の合理性も水を相手にしているから、水の抵抗や浮力という点で似たところがあるでしょう。


沖縄県

ニコンcoolpixW300

1)真栄田岬・山田、ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/400

2)真栄田岬・青の洞窟、ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/100

3)真栄田岬・山田、ISO125,焦点距離14.1mm,露出補正0,f/4.6,1/125

4)渡名喜島・ブルーコーナー、ISO125,焦点距離6.6mm,露出補正0,f/4.2,1/160

5)水納島・ポパイ、ISO125,焦点距離16.6mm,露出補正0,f/4.7,1/1250

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Nikon Freak403.  続・渡名喜島

2019年08月20日 | diving

 

 京都を発ち、名古屋、ポルトガルを経由して15日目、旅の最後は渡名喜島でダイビングだった。ここは、北の風、西の風、南の風がこない僅かな時だけ、島が風よけになって潜ることができるポイントだ。

 だから滅多にはこれないポイントだと聞いた。確かにここは絶景なのです。それにしちゃ役不足の撮影機材で、本来ならデジタルニコノスあたりが出ているとよいのだが、今はこれしかないので頑張って撮ろう。

 ふと考えると、優れた機材の登場を待っていては、撮れないことが多い。だから今あるものでベストを探すほかないというのが人間社会の原則だ。でっ、私のように建築や都市をつくる仕事をしてきた人間にとっては、人間社会の原則で我慢するなどしゃらくせぇー、今ある性能に満足できないなら新しくつっちゃえばいい!、とモチべーションがわき起こる。だから今あるもののベストに満足することはないという困った性分だ。

 もし私の専門分野が建築ではなく電気や精密機械工学だったら、小さく世界一高性能な水中機材を自分でつくっただろう。レンズはツァイスかニコンの魚眼をばらし新たに防水型の鏡胴をつくるのが難問だが、イメージセンサーや回路基板は発色が良いSONYのα7Sを流用し、ボディは、丈夫なのはFRPだけど防水のためのディテールが難点だからアクリルの射出成形でつくるか。或いはフィルム時代のニコノスのボディ流用だったら回路基板やバッテリーが十分入るし、ワーキングディスタンスも取れそうだ。モニターは外付けでもいいか。あとはどこかの大学に転がっている実験装置で耐候性をテストしてみれば、潜れる限度もわかるだろう。まあ5気圧に耐えられれば十分だから、おそらく市販品より潜れる水深は深いと思うな。車に比べれば撮影機材をつくるのは、パーツが流用できれば(ガラスの研磨なんかしたくないですから)可能性は高くなるし、精密機械だから治具も特殊だろうなと、いくつか難問もあるができない話ではない。最後にMarine1(米国大統領専用機みたいだ)とシルクスクリーンでもはっておけば格好がつくだろう。それが工学系あるいはプロダクトデザイン系の見方。

 といってまあ既製品を買った方が安いけどさ(市販されていればだけど)。だから高画質なニコノス・デジタルの登場を待ちたいですね。画質の悪い絶景画像はすべてニコンW300で撮影し、新しく出てきたニコノスには活躍の機会がなかった、なんていう話が世の中の常ですけどね。

 

沖縄県渡嘉敷村ブルーホールor島尻﨑ホール

ニコンcoolpixW300

1)ISO250,焦点距離5.6mm,露出補正0,f/4.2,1/30

2)ISO400,焦点距離5.6mm,露出補正0,f/4.2,1/13

3)ISO125,焦点距離7.8mm,露出補正0,f/4.3,1/1000

 

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Nikon Freak402. 久米島

2019年08月19日 | diving

 

 那覇から久米島のダイビングに向かった。

 早速見かけたのが、この透明の生物。初めて見た生物だ。ホヤ科のサルパだ。ゼリーのように見えるが触るとものすごく堅い体だ。移動するときは体に水分を含んで吸い込み、同時に餌も一緒に食べる効率のよい魚だ。そしてそれをはき出すようにポンプジェットのようにしてして進む不思議な魚だ。

 久米島翌日は、最後に待望のリーフがあるのだが、それを前にしてゴーグルの曇り止めが眼に入り痛い。水で眼をあらったが痛みはなくならないので、まあ診療所行き。診療所の先生は、眼を目視で診断して視力に関わるので久米島病院へいってください。うん!、久米島病院!?。でっ、病院へ診療所から電話がゆき、かけつける。

 久米島病院診療の最後にたどりつく。なんか大げさな事になってきた。眼科医の先生が来る日ではないので内科の若い女医が病診断の結果、眼圧検査ができないので那覇の病院へいってください!、何!、白内障の疑いだって。診断の方向が全然違うところへ飛んでいるじゃないか。あの眼の痛いのは!、「そんなのは海水でも入ったのだから点眼薬でも出しておきます」とつれなく、那覇の眼科医院探しに奔走している。

 結局久米島ハイライトのダイビングはせず、翌日那覇の眼科医院で診断。年齢相応に白内障の兆候がありますね、地元にかえったら病院でみてもらってください、でっ、ダイビングは?、もちろんやってもらってよろしいです、という結論になった。まあ画家やデザイナーなどは、必ずといってよいほど眼の病気にかかるよな、と大学時代の同窓生達を思い出していた。そんな風にして白内障を発見されて帰ってきた久米島だった。

 白内障は漁師がかかりやすい病気だというのを那覇の眼科医院のデジタル掲示でみた。多分海のぎらつきをみていると眼にダメージを与えるのだろう。ならばサングラスでも調達しておこうと思い、那覇のりゅうぼう百貨店の眼鏡屋で度付きオークリーのサングラスを注文した。

 そんなわけで画像は、サルパぐらいしかない。

 しかし、およそ何もない久米島の空気は心地よかった。ホテルの窓から見下ろしていると、正面に海をみつつ女の子が茂みの中に消えてゆく。それは、どこか夏をテーマにした映画のようでもあり、その卑猥感がよいではないですか、そう思ったら、次々と女の子達が茂みに消えてゆく、なんだこれは・・・。そのうち野球姿の男子児童がこぞって出てきて、なんだその先の海岸沿いに野球場やスポーツ施設があるのか。

 久米島唯一のビーチストリートは、強い日差しが照りつける静かな夏のなかにあった。

 

沖縄県島尻郡久米島町

ニコンcoolpixW300

1)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/500

2)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/250

3)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/320

4)ISO125,焦点距離30.1mm,露出補正0,f/4.9,1/640

5)ISO125,焦点距離16.6mm,露出補正0,f/4.7,1/1250

 

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Nikon Freak401. 水納島、瀬底島

2019年08月18日 | diving

 

 本部の美ら海水族館の少し手前にローカルな景観を呈した漁港、渡久地港がある。ダイビング初日は、ここから水納島、瀬底島へでかけた。

 トップ画像は、ダイビング前のブリーフィング。私達のマレア沖縄が相乗りするリベルテ号の船長さんからダイビングポイントの地形や魚の生態について説明がある。

 7月!、最要注意の魚がいる。フグ目モンガラカワハギ科ゴマモンガラ(本ブログ2017年12月26日)が産卵の時期であり、産卵場所から概ね30m位の範囲に魚やダイバーが入り込むと突然襲ってくる。しかも、その産卵場所がどこかということがわからないのだ。だから知らないうちに彼らのテリトリーに入り込むと、突然出現しどう猛な歯で噛みついてくる。噛みつかれて額を5針縫ったというインストラクターがいたという話を聞かされる。バディ達の先頭をゆくインストラクターにとって怖い魚の部類だろう。

 そういえば、前回のダイビングの時に、ゴマモンガラが魚を追い回している光景をみた。魚の空中戦ならぬ水中戦、人間よりも早いスピードで逃げ回る魚を追い回していた。

 だから他のダイバー達の様子を観察しながら警戒しつつ泳いでゆく。彼らの動きが変わったら、こちらも進路を変えようという魂胆だ。幸いにして私達は遭遇することはなかった。

 そしてここの珊瑚の群生地にたどりついた。種類が多く、実に綺麗な珊瑚だ。だがこれを撮影できる手持ち機材ではないところが悲しい。それにこの光の状態だと目で見た色は表現しきれない。やはり私の嫌いな大型ストロボ2灯が必要かと痛感させられた。それはニコノスでも登場したら装備しようと思う。

 潜ってゆくと岩の穴の中に紐でくくりつけた泡盛の瓶が置かれている。はい!、ダイバーの皆さん!!。一杯やって元気をつけてってください。おおっ!、沖縄やのう!!、というわけではなく、誰かが水中では、よく熟成されるとか、いろんな憶測を産む意図不明の瓶だ。こんな画像は綺麗に撮れるのだが、こんなの綺麗に撮れてもねぇー、だよ。

 次の画像は、上からの光の光芒が撮れなかったですね。機材によっては綺麗に撮れるのだが、まあニコンW300の小さなイメージセンサーでは、どんなに後処理をしても無理でした。こういうとき大きなイメージセンサーだと加工次第で綺麗に反映されるのです。イメージセンサーの大きさは結構重要な要素なんだ。

 最後の画像は、リベルテ号でのブリーフィングだ。みんなが熱心に見入っているペーパーは、渡久地港唯一の食堂のメニューだ。どうりで・・・。

 今回私達を連れて行ってくれたダイビングショップ・リベルテは、gooのブログにほぼ毎日画像をアップさせていて、実は私もフォロワーの1人なんだ。沖縄ダイビングの参考にしている。

リベルテ・ブログ

https://blog.goo.ne.jp/liberte_blog


ちなみに、私が利用しているマレア沖縄HPは以下

https://marea-oki.jp/?gclid=CjwKCAjw7anqBRALEiwAgvGgm-XRCKQC7hMGOi1MwpAKBpVXpgmVP60r2cIUDj_uVosVFKKmqszzORoCMw8QAvD_BwE

 

沖縄県国頭郡本部町谷茶

ニコンcoolpixW300

1)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/1250

2)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/500

3)ISO125,焦点距離6.1mm,露出補正0,f/4.2,1/320

4)ISO125,焦点距離9.2mm,露出補正0,f/4.3,1/200

5)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/160

6)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/640

7)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/1250

 

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Nikon Freak400. 沖縄本島真栄田岬から

2019年08月17日 | diving

 

 さて旅の後半ダイビング初日は、時差ボケが残る沖縄本島真栄田岬。ダイビングで一気に時差解消をはかろうか。潜れば眠くない。そこはいつもの魚の光景が広がっている。

 さてトップはコバンザメにクリーニングしてもらっているアオウミガメ。よいタイミングで撮影できた。それは腕ではなく偶然の産物。オート設定の水中機材に腕などという考え方はない。事前の用意と、撮影時の偶然タイミングの産物でしかない。後は機材が旨く設定してくれれば綺麗に撮れる。もちろんこのカットだけで数枚は撮影している。そうすれば、どれかあたるだろう、それが私なりの撮り方だ。

 2番面の画像は、ロクセンスズメダイに好かれる幸せなインストラクター。つまり何回も潜って、これは敵じゃないと魚達に認識されているのだろう。魚を追えば逃げるし、それでは撮れないし、というわけで、先ず魚達に警戒しなくてよいと思われなきゃ撮影はできないよ。

 3番目の画像は、ヤガラの一種だろう。時折見かけるがどっちが前といいたくなる紛らわしい模様だ。私は長い魚は苦手なんだけど。

 4番目の画像は、地形を撮った。もちろん目に付いた風景でよいアングルだなと感性が働いたときに撮影している。それにしても絞り機能がないので絞り込めず、相変わらず地形をシャープに撮れないニコンW300だ。これが悲しい。こちらは、魚ばかり狙っているわけではないのだ。

 もう1年は使っている撮影機材ニコンW300も、海底で引きずり、岩にぶつけ、傷だらけで貫禄が付いてきた。さてこの機材が水没する方が先か、ニコノスが登場するほうが先か!?。

 かってニコンには、ニコン1AW1というミラーレス機材があった。それはレンズ交換のできるボディで水深15mまで潜れる仕様が、多くの人たちに怖いと警戒された。そしてハウジングをつければ水中40mまで潜れた。ただしレンズ焦点距離が28mm程度しかなく、それは水中で35mmとなり大いに不足だ。ニコンとしては、デジタルニコノスだとする触れ込みだったが、そもそもニコノスをつくってきた経験が全く活かされていない仕様であり、そんなマーケティング・トリックぐらいではダイバーに見向きもされず、まもなく廃盤になってしまった。

 欠点は水中撮影に特化せず、地上でニッコールレンズがつけられるってなんか意味あるのだろうかと、ユーザは不思議顔だったし、ハウジングもえらく高価だった。そんなトラウマがあり、ニコンは水中機材の開発には消極的だ。そうしたニコン1AW1の仕様をリーズナブルな価格で引き継いで成功しているのが、今のオリンパスTGシリーズ。

 水中機材には、2タイプある。地上で使っている高性能を水中で活かすためにハウジングが必要になるタイプと、本来水中でつかうことを前提にしているハウジングレス機材とである。フィルム機材ニコノスは後者の道を選んだし、それは世界から信頼されたブランドになった。

 水中では浮力があるから、どんなに重くても関係ないとする機材では水中で思うように振り回すことができないし、シャッターチャンスを逃す。それにダイバーは撮影機材だけ持ってダイビングをしているわけではない。むしろダイビング器材の一つに撮影機材がある。だから、私は後者のタイプの方が正解だと考えている。

 水中機材は、高画質でコンパクト、そうSONYα6000位の大きさぐらいでハウジングレス、魚眼レンズがついた新機種を希望しているのだが・・・。マーケティングで間違った方向を進んでいる今のニコンでは、もうそんな機材は期待できないから、やはりオリンパスTG6+ハウジングでサードパーティーの魚眼レンズを物色するしかないのだろう・・・。


沖縄県国頭郡恩納村字真栄田

ニコンcoolpixW300

1)ISO125,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4,1/400

2)ISO125,焦点距離5.1mm,露出補正0,f/2.8,1/320

3)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/250

4)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/640 

 

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Nikon Freak399. 渡名喜島

2019年08月16日 | diving

 

 さて13年目にはいったこのブログ。ポルトガルの仕事から帰ったあとは、時差ボケを引きずりながらダイビングの夏休みだ。

 先ず、ダイビング最後の日の最後のダイブ画像からゆこう。

 アジュメール号が慶良間諸島に近づいてゆくと右に舵をきった。やがて慶良間諸島が遠ざかりしばらくすると渡名喜島が近づいてきた。波のない穏やかな海でないとこられない島だ。今日はとても幸運だった。

 どうりでファンダイバーよりも、撮影機材を抱えたインストラクターの数の方が多かったわけだ。今日は渡名喜島に行けそうだ、ならば、おれも、私も、・・・というわけだ。

 この日最後のダイブは、渡名喜島ドロップオフのポイントだ。潜ると透明度は高くキンギョハナダイやハナゴイなど沖縄の魚が一堂に会し大量にそしてまったりと泳いでいる、上空からの光が珊瑚に反射する水中の絶景だ。

 こうした絶景を前にすると、撮影機材ニコンW300はピントが定まらずあきらかに役不足であり、むしろ魚眼レンズを付け、大きなイメージセンサーを持ち、RAWで撮影できる機材が欲しい。そんな機材は、さしあたり容易なのはオリンパスE-M1+魚眼レンズだが、オリンパスの小さなイメージセンサーには限界があると私はフィールド調査経験での認識がある。つまり画像に破綻はないが、EOS1のような画像情報が多いということでもなさそうだ。

 後日WEBサイトをくくっていたら、やはり小さく簡単なのは、ハウジング付きオリンパスTG-6に魚眼レンズをつける一択しかない。ダイビングショップのお店に置かれている推奨品だ。しょうがないから、これなのか・・・。しかし、私には今ひとつ釈然としない選択だ。

 そう思っていたら時期未定だがニコンが、インドネシアに続きヨーロッパでニコノスの商標登録をしたという情報があった。こんどはおそらくハウジングレスの水中機材ニコノスを出してくると予測した。ニコノス!?、多分APSサイズ以上のイメージセンサーを積み、交換レンズとして魚眼レンズがあり、ハウジング無しで水中40mはゆうにもぐれる仕様だと予測ししている。

 ニコンもガジェット的玩具ばかりつくっていないで、本格的な機材を開発すべきではないかと私は思うけど。ポルトガルでもニコンの一眼レフを使用している欧米人に数多く遭遇したけど、世界がニコンに期待しているのは本格的仕様だ。そこにニコンの存在価値がある。だからここは水中機材ニコノスの登場を待ちたい。ただし現時点では夢物語だが。

 

追伸

 昨日は、台風10号クローサでNHKは朝から臨時番組の全国放送か!?。命を守る行動をしてください!、と叫んでいる。そもそも台風960hPaで規模は並!、であり、局地現象だから暴風圏といっても進路などから外れたらさしたる影響はない。それにしては山陽新幹線が終日計画運休をするなど、最近公共機関などの身勝手で大げさな過剰反応が多い。自然現象なのだから、どうして数字で判断して行動できないですかね。

 例えば新幹線は、風速25m以上の風が継続的に吹いたときに停まる。それまでは動けるのだから人間をコンスタンスに移動させた方が混乱は少ない。翌日に増便するだって!、そんなの僅かな人数しか運べないのだから効率が悪いよね。まあ文科系がマネージメントしていると気分で動くから適わないですね。

 京都なんかは、まれに強い風が吹くぐらいで梅雨時の雨と大差ない。それは38°まで気温が上がった京都の街が久しぶりに冷やされて調度よい自然のサプライズだった。

 午前中時折強い風が吹くなかを七条のマッサージ屋に出かけ、その心地よさで午後は熟睡してしまい、ようやく頭が爽快になった。こんなとき、雨で人出の少ない夜の街を散策して、遅くまであいているマックでホット珈琲をすするのがよいかもね。

 実は、そうしたけど台風だから21時で閉店。隣の壱番屋はあいているというのにカレー屋では珈琲はでないね。もう台風なんか関係ないでしょう。こういうときこそ都市の食の最後の砦なんだから最後まで空いていて欲しいですね。最近コンセプトの徹底しないマクドナルド、つまりあてにならないわけです。

 

   台風通過時の京都市内(2019年8月15日)


沖縄県渡名喜村五六の岬

ニコンcoolpixW300

1)ISO125,焦点距離6.1mm,露出補正0,f/4.2,1/160

2)ISO180,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4,1/80

3)ISO180,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4,1/60

SONYα6000,E10-18mm,f/4.0 OSS

4)ISO6400,焦点距離10mm,露出補正0,f/4,1/30

 

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Nikon Freak398. 明日から2週間ほどお休みにします。

2019年07月11日 | diving

 

 5日間続けてのダイビング。それを可能にしたのがエンリッチドエア32%のタンクを使用していたからだ。体内の疲労の元である窒素を素早く体外に排出するから、結果として疲れが残らない。それで連日続けてダイビングができたと思う。明日はダイビングを休もうかなとおもったときもあるが、そのままホテルでゴロゴロしているよりは、やはりダイビングに出かけた方が健康的だろうと考えたからなのだが。

 その5日間では、梅雨最後の横殴りの雨がファミーユ号の甲板をたたく陰鬱な日々から、一転して晴天が続く暑い沖縄へと変化してくれた。調度梅雨明けの端境期にいられたというのが私的には好きな時間だ。そして梅雨から一転して夏の空をみせてくれた那覇のMR.KINJOのテラスも快適だった。

 心が折れそうな豪雨の天気の時に、天から舞い降りてきたような千葉から来たバディのTAKANO君からは、必ず写真をアップしてねといわれていたので、首尾よくゲットできただろうか。あるいはタコ取りに没頭したあげく、墨を吐かれて逃げられてしまい唖然としていたバディ達、そんなサプライズも残しつつ、このブログも今回のダイビングからエキジットしよう。

 というのも明日からフィールドワークの仕事と、一足早い夏休みを抱き合わせでとろうと目論んでいるので、このブログも2週間ほどお休みにします。また7月一杯は続く祇園祭が終わった頃にでも。


沖縄県慶良間諸島、本部町水納島

ニコンcoolpixW300

1)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/100

2)ISO180,焦点距離9.2mm,露出補正0,f/4.3,1/30

3)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/80

4)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/4.1,1/1000

5)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/640

6)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/400

7)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/400

8)ISO125,焦点距離6.3mm,露出補正0,f/8.4,1/500


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Nikon Freak397. ガジェット的撮影機材で撮した画像

2019年07月10日 | diving

画像(1)


画像(2)

 

画像(3)

 

画像(4)

 

 画像(5)

 

 今日は、つまらない話をしよう。それは一寸ガジェット的撮影機材ニコンW300で撮した画像を比較してみた。

 トップのホワイトチップの画像は、撮影画像にphotoshopでレベル補正とトーン補正を施したもので、撮影時に近い状体だ。 画像(2)は、これにphotoshopで自動のトーン、コントラスト、カラー補正を大いに施したもので被写体の形は明確になるが、目では見ていない光景だ。画像(3)は撮影画像そのものであり、画像(4)は画像(3)のマダラトビエイの部分を拡大した。これら4枚の画像には、すべてシャープをかけてブログ用に横幅1024pxに縮小している。画像(5)は撮影画像そのものを未加工でアップさせた。

 画像(1)(2)をみるとピントがあっていない。画像(3)(4)は、ピントが合っておらずブレているうえに被写体だけ拡大すると形態が曖昧になっており、小さなイメージセンサーの限界を超えていることがわかる。ガジェット的撮影機材の限度といってよい。画像(5)は、合焦の焦点である画面中央にダイバーを捉えたが、コントラスト検出方式機材の限度を超えているためかピントがあっていない。水中の視距離もこのダイバーがいる20m程度であるから、水中で望遠はマクロ以外には使い道がない。つまり不用に等しい。

 どちらも、鮫だエイだというので、すかさずレンズを向けたが、ワンプッシュで連写への切り替えができないし、ピントも合っていない。一体アウトドアで何を撮影しようとして開発されたのか、まったくもって開発意図が意味不明な機材だ。

 さてガジェット(gadget)という言葉の意味をさぐった。

 Wikでは、「一般に道具、装置、仕掛けのこと。マイクロソフトが開発したウィジェットエンジンの一つ(略)・・・、デジタル家庭電気製品のうち、デジカメや携帯電話、携帯ゲーム機などの目新しい小型電子機器」と記述がある。手元の小さな英和辞典で引くと「ちょっとした装置、小道具、装備品」とあった。つまり本筋で使うツールではないが、脇役的小物といったらよいか。

 だからガジェット・プロダクトは、本気でつくられたものではない、本格的に使う場面では不足を感じさせてくれる間に合わせ商品と解釈してよい。ただし高性能の電子部品に依存しているので性能はそこそこにはある。気がつくとそんなガジェット・プロダクトで現代の私達の身の回りが固められている。

 ダイビングでも、そんなガジェット的玩具ではなく、本格的に使える撮影機材が欲しいところだ。

 「本格的な撮影機材なら沢山あるでしょう。EOS5やSONYαやニコンD800にはハウジングがあるでしょうよ!」。そんな反論が帰ってくるだろう。それらの機材をハウジングに入れ2灯のライトにバランサーをつけると、10kg程の大きさになる。もちろん水中では浮力があるから重さは気にならないが、軽く振り回すどころではなく下手すると静物ぐらいしか撮れない。

 まあそれはダイビングのことなので置いといて、ここでは私達の身の回りの相当の部分がガジェット的玩具で埋め尽くされているのではないか、ということを書きとどめておきたい。そうした典型例がスマホ。これ一つで本当に生活ができると思っているのだろうか。少なくとも3次元の空間やリアルな経験がすべて省かれることになるわけだけど、あなたはそれでよいのですか!?、ということだ。

 さて、そろそろガジェット的玩具ではなく、水中で本格的に使える軽量でハウジングレス撮影機材が欲しいけどな。


 追伸

 このブログ2月24日にアップさせた画像を再度あげておきます。

 7月8日夜の京都祇園花見小路の火災で焼失したのは、この樹木があるところを含めて奥行き(右手)方向に3軒が消失しました。もちろん伝統的建造物群保存地区内ですから建物は古いニュースでは、飲食店のダクトから燃え広がったと報じていたので、おそらく調理時のとても小さな火種が油で汚れきったダクトの中に入り込んだダクト火災でしょう。もちろんダクト内には防火ダンパーが入っていますが、調理で発生した大量の油が溜まっていて、この汚れでダンパーが作動しなかったと思います。

 ダクトは危険な存在だということです。そんな例を挙げれば無煙ロースターを使う焼き肉店。しかも従業員はすべてアルバイト。しかも雑居ビルの上層階なんていわれたら、多分これからも、そんな雑居ビルでダクト火災を起こす可能性はありますね。どんなにお肉が安くて美味しくても、そんなところで安心して食事をする気分になれますか。

 マンションなどではダクトを横引きして、天井裏の配管でキッチンの煙を外に排出します。だから調理の油が溜まりやすいところでもあります。だから場合によってはガスレンジの小さな火種がダクトに入ったら火事に発展する場合もあります。そんなダクトの中なんて建設以来誰も掃除をしたことはないと思います。現代建築の盲点かもしれません。

 祇園の火災は、ダクトやキッチン回りの掃除はきちんとしておくべきだということの教訓だと私は思います。昔はそんな煙突掃除屋さんがいたのですが、また復活するでしょうか。

 

沖縄県慶良間諸島

ニコンcoolpixW300

1)ISO125,焦点距離21.5mm,露出補正0,f/4.9,1/80

2)ISO125,焦点距離21.5mm,露出補正0,f/4.6,1/80

3)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/250

 

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Nikon Freak396. ガジェット的な玩具

2019年07月09日 | diving

 

 そろそろ今回のダイビング画像もブログにアップできるものが少なくなっててきた。

 画像は選択の世界だから、数多く撮影し後で選択の幅を増やそうとするのが私の撮影方法。そして撮影直後の画像をブログ用にセレクトし抽出した画像をみると、まあまあとする写り方が多い。その後はphotoshopで修正するから、まあまあでよい。アップした画像の5割程度はこれで修正をし、3割程度はそのまま使用できそうな画像もあり、その他は修正できず無理してアップさせている。

  さて、忘れないうちに社会的な話を一つ書いておこう。

 それは前にも触れたが、なんでも二者択一の単純構造に収斂させるという悪しき考え方のことだ。例えば選挙で与党か野党かどちらを選択するか、あるいは現政権を支持するか、しないかとする話・・・などなどである。

 わかりやすい例を挙げれば、消費税率10%にあげることに対して、あなたは賛成しますか?、反対しますか?、とする二者択一単純構造だ。この手のメディアアンケートを見聞きするたびに、私は、随分非論理的だと思う。

 本来複雑な構造を、無理無理に相反する概念で二つの単純構造に収斂させるのではなく、どうして提案という視点でみられないのですか?。ここがポイントだ。

 提案という視点でみれば、「提案1:消費税率を10%にあげる」、「提案2:消費税率は現状維持」、そのほかに「提案3:消費税率を下げる」、「提案4:消費税率を廃止する」、とすくなくとも4つの構造がある。

 最近我が国の税収が過去最高であれば、あとの二つのシミュレーションなり議論があってもよいと思われるが。

 本来複雑系の構造を、あえて二者択一の単純構造に無理筋で押し込め国民に意見を尋ねたイギリスのEU離脱問題は、その典型的失敗例だ。いまだに結論も行動もできず混沌とした政局運営に落ちいっている。だから多様化複雑系構造の現代社会において、なんでも二者択一単純構造で近視眼的に捉えようとすれば、論理的破綻をきたし、無知、無謀さが表出されることを指摘しておきたい。

 構造には、1)要素と、2)要素を構成する理論や計画、がある。先ず複数の要素を特定することが必要であり、それらの要素がどのように関係づけられているかとする理論や計画を伴う。

 そうした構造体系をあきらかにしないまま、相対的な二者択一単純構造に安易に収斂させようとすることは、うがった見方をすれば、肝心なことは伏せ合意だけ取りつけようとするメディア的、役所的ご都合主義が見え隠れする。そして、それを容認しているガジェット的に甘んじている社会の存在が感じられるけど。

 さてさて、話題を戻して今のこのブログ画像は、そうしたガジェット的玩具で撮影している。その仕様にそろそろ限界を感じるけど・・・。

 

沖縄県慶良間諸島

ニコンcoolpixW300

1)ISO125,焦点距離7.8mm,露出補正0,f/4.3,1/100

2)ISO125,焦点距離4.2mm,露出補正0,f/2.8,1/100

3)ISO180,焦点距離7.8mm,露出補正0,f/4.3,1/60

4)ISO125,焦点距離4.7mm,露出補正0,f/2.8,1/125

5)ISO200,焦点距離13mm,露出補正0,f/4.5,1/30

 

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Nikon Freak395. 気力回復には酒だよ!、酒!!

2019年07月08日 | diving

 

 今日は、静と動の画像の構成で。

 最初の3日間は、天候、船、目的地が一緒で心が折れる毎日

 梅雨の最後だから横殴りの雨が吹きつけ、どうせ船は欠航よと思いつつ港へ行けば本当に出航してしまい、荒波をかいくぐり俊足のファミーユ号は1時間足らずで、我々を慶良間へつれていってくれた。その後の2日間は、天気晴れと著しい環境の変化だった。

 あとで記憶を掘り起こすと、梅雨の豪雨と夏の晴天という随分とドラスティックな印象が残る5日間だった。だから京都の家なんかすっかり忘れてしまうわけだ。アウトドアは、なんでも天気が良ければ、すべてよしというわけではなく、ドラスティックな変化というサプライズのあった方が、はるかに充実してくる。

 ダイビング2日目が疲れが残っていて、明日はもう休もうかと思われた弱気のピークだった。それが3日目になるとダイビングに体が慣れてきた。その回復のきっかけは、前夜那覇のスナックで飲んでいたからだと固く信じている。やはり気力回復には、酒だよ!、酒!!。もちろん翌日があるから、ワイン1本で引き上げたが。

 

沖縄県本部町水納島、慶良間諸島

ニコンcoolpixW300

1)ISO125,焦点距離7.8mm,露出補正0,f/4.3,1/100

2)ISO180,焦点距離7.2mm,露出補正0,f/4.2,1/200

3)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/400

4)ISO125,焦点距離4.7mm,露出補正0,f/2.8,1/1500

5)ISO125,焦点距離5.1mm,露出補正0,f/2.8,1/100


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Nikon Freak394.  海がくれた色彩のパレット

2019年07月07日 | diving

 

 水中の岩壁をライトで照らしながら、ここは面白いかなと思ったときにストロボをあてると、色の饗宴の画像が撮れることがある。もちろん撮ってはみたが外れ!、という場合も多いが。

 そんな色の饗宴は、絵を描く立場からは大変興味深い。全体を見渡したときの配色から個々の要素に着目したときの配色に至るまで、それを数多くの配色情報としてみれば刺激的だし海がくれた色彩のパレットだといえる。

 この画像をillustratorに読み込んで、スポイトで色を採取して使うなんざ結構面白い色がとれそうだと誰もが考える。実際1ピクセルとわかる範囲まで画像を拡大すると単調な色合いだったりする。そうなると、そんな色だけをとっても面白くない。例えば赤系統の色だけで5,000色ほどあり、それを人間の眼は見分けられる。画像はそんな実に類似の色が集積して赤い一つの被写体の色としている。私達の世界は、そんな多数の類似色の塊で一つの色を表現している。

 そんなわけで、いつも沖縄に行くときは水彩画が描ける道具を持参している。しかしいつも使う時間がない。だが描くのは家でもできる。ここはまず画像の採取に努めるほかなさそうだというのは正論だが、私の志向ではない。やはり画像とみた時の記憶とを重ね合わせながら描くわけだから、家に帰って忘れてしまっては適わない。

 しかし、ダイビングで疲れていると水彩画を描く体力がない。だから休息日を設けても、調査の仕事で出かけたりして時間がなくなる。さてどうしたもんか・・・。もっと長めに滞在期間を設定するほかなさそうだ。長期滞在、うーーん2週間ぐらい那覇に滞在すればマイペースですごせるか。

 

沖縄県慶良間諸島

ニコンcoolpixW300

1)ISO125,焦点距離6.6mm,露出補正0,f/4.2,1/100

2)ISO200,焦点距離9.2mm,露出補正0,f/4.3,1/30

3)ISO125,焦点距離12mm,露出補正0,f/4.5,1/160

4)ISO125,焦点距離9.2mm,露出補正0,f/4.3,1/40

5)ISO200,焦点距離7.2mm,露出補正0,f/4.2,1/30

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Nikon Freak393. グロテスクな魚達

2019年07月06日 | diving

 

  今日は、沖縄魚図鑑でゆこう。それも私にとって少しグロテスクな魚達を集めて。

 1番の画像は、赤いのがキンギョハナダイ。この時期沖縄の海では当たり前のように見られる魚だ。背後に1匹見える黒のボディに白いヒレは、モンガラカワハギ科のクロモンガラ。こいつの種族がグロテスクなのだ。というのも・・・、

 特に7月はモンガラカワハギ科のどう猛なゴマモンガラの産卵期。産卵した半径50m以内に近づくと強烈な歯をもったゴマモンガラが容赦なく襲ってくる。砂地に赤い卵を産み落とすとは聞いたが、どこに産卵したかは、こちらにはわからないのですね。襲ってきたらその近くと思うしかない。

 私もゴマモンガラに追いかけられている魚を遠目にみた。当然彼らの方が素早いわけです。だから追いかけられたら反対方向へずらかるほかない(どっちが反対方向だかよくわからんが)。だからゴマモンガラをみたという情報が入るとダイバー達にすぐに伝わる恐怖の魚だし、先頭をゆくインストラクターが額に5針縫うほど噛みつかれたという話を聞いた。水中では地元ダイバー達の後をゆき彼らの動向をみながら、しずしずと進む。ダイバー達もゴマモンガラと眼を合わせないようにしている。つまり気づかれないふりをして、そーーっと通り過ぎることになる。

 2番目の画像は、ミノカサゴ。個人的には絵にするのに面白いと思っている魚なのだけど、ヒレがどのようにいているかよくわからない魚だ。そのヒレには毒がある。

 3番目の画像は、インストラクターが魚を水中ノートと岩の間に挟み込んだ。真横から来た私がフグでも捕まえたと思って手づかみで引き出したら、アッチチ!!、トゲがあるじゃん!!!。よくみたらヒトズラハリセンボンだった。他の魚と違い顔が横に広がっているのが特徴。撮影だけしてあとはいらないとバディ達の方へ転がした。

 4番目は、ハナヒゲウツボの幼魚。大きくなると青と黄色のビーチ風ファッションのような綺麗な魚になり、穴から引っ張り出すと2〜3m位の長さで、ウネウネと曲がった状体だというのがWEBの画像にあった。

 5番目は、コクテンフグ。その膨らむ前の姿がどんなんだろうと気にかけていたが、今回グレーの地味で不格好なコクテンフグをみた。これかぁー、じゃ今度みつけたら捕まえて膨らませてみよう(笑)。タコ同様に遊べる魚である。

 

沖縄県慶良間諸島、本部町水納島ジャイアントケーブル

ニコンcoolpixW300

1)ISO125,焦点距離5.1mm,露出補正0,f/2.8,1/125

2)ISO450,焦点距離13mm,露出補正0,f/4.5,1/30

3)ISO125,焦点距離4.7mm,露出補正0,f/2.8,1/100

4)ISO180,焦点距離21.5mm,露出補正0,f/9.8,1/100

5)ISO125,焦点距離11mm,露出補正0,f/4.4,1/50

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Nikon Freak392. ウミウシの交尾

2019年07月05日 | diving

 

 貝殻が消失したナメクジみたいなウミウシでまとめてみた。ウミウシは体内に防御物質である毒素をため込んでいるものもいて、食べられるものなら食べてみろと居直った生物だ。イボウミウシを口に含んだ研究者もいたが、突き刺さるような不快さに、はき出すほどの強烈なまずさとする記述がWEBにあった。

 さてアップした画像は・・・、

 1番目の画像は、ミゾレウミウシ。横から見ると2匹のミゾレウミウシが重なっている。つまりウミウシの交尾だ。雌雄同体だから2匹いれば交尾できるわけだが、調べてみると英国王立協会の専門誌バイオロジー・レターズに掲載された報告では、交尾の後に雄性生殖器を自ら切り落とし、新たに生殖器を成長させるというウミウシの奇妙な性生活についてあきらかにしている。つまり使い捨て生殖器なのだけど、それがどの部分かはわからない。であれば2匹を引っぱがして探してみればよかったか。

 2番目の画像は、シンデレラウミウシ。色が綺麗で、まあとても華やかな空気が漂っている。もちろん見かけだけですけどね。

 3番目は、オレンジイロウミウシ!?、だったかな。みかけない種類だ。うーーん画像は、ピントがあっていないか、ぶれている。珍種だっただけに残念。やはり腰を落ち着けて撮る努力がいるな。

 4番目は、色で識別すればミドリリュウグウウミウシ。

 5番目は、イシガキリュウグウウミウシ。

 ウミウシは世界で数千種類は生息している。美しい物には毒があるの例えどおりに、みかけは大変綺麗だが、大概は体内に毒素を持ち、はき出すような不味さ、もちろん魚を殺すほどの毒がある種もいる。そうして魚に食べられないように進化をしてきたのだろう。ウミウシの防衛本能といったらよいか。

 

沖縄県慶良間諸島

ニコンcoolpixW300

1)ISO125,焦点距離13mm,露出補正0,f/4.5,1/40

2)ISO125,焦点距離4.3mm,露出補正0,f/2.8,1/100

3)ISO125,焦点距離8.5mm,露出補正0,f/4.3,1/100

4)ISO125,焦点距離8.5mm,露出補正0,f/8.6,1/1250

5)ISO125,焦点距離10.1mm,露出補正0,f/4.4,1/40

 

コメント (2)
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