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Creator's Blog,record of the Designer's thinking

毎月、おおよそドローイング&小説(上旬)、フィールド映像(中旬)、エッセイ(下旬)の3部構成で描き、撮り、書いてます。

番外編115. 風邪で静養

2015年02月28日 | Nagoya city
 Canonのプリンターが使いにくくなったという話は、昨日書いた。その原因を類推するとプリンタードライバーがOSの進化に追いついていないのではないか。というのも大学のシステムもそうなのだが、WEBが最新のOSに未対応なので、科研の書類が作成できないことがあった。
 次第に古いOSから順に追いつこうという意図なのだろうが、その考え方は少し違うのではないだろうか。というのも、今MacもWinもOSは無償提供であるからだ。当然ユーザーは最新OSを入れるだろう。次第にOSの進化に追いつこうという発想自体が機能しない。つねに最新OSに対応していないと、ソフトウェアも使えなくなってしまう。周辺機器メーカーの対応が遅いのである。
 そうであれば、できるだけ周辺機器の入らないシステムにしようという発想になる。最近身の回りで特に必要がない機器をあげると、DVDドライブ、スキャナー、プリンターも利用頻度が下がった、デジカメもiPhoneで代用できそうだし、NHKのテレビも全く見ないので受信料は解約だろうし、新聞は喫茶店で日経新聞ぐらいしか読まないので取っていない、本は図書館があればよいし、電子化されているので不用、といった具合に不用な物が多すぎるという見方も成り立つ。不用な物を整理して部屋の中にはMacだけというイメージは十分可能な世界だ。
 不用な物を整理した分部屋は広くなるので、美味しい料理とお酒を用意して、ホットなコミュニケーションがあるパーティーでもしようかという気分が生まれる。
 アメリカ人の生活を見ると、およそ不用な物は納屋送りか廃棄であり、そもそも物が大変少ないように思われる。その分インテリアにこだわったほうがいいよなと思うけど。はてプリンター不調原因の類推の話から、随分飛んでしまった。
 風邪で静養の一日。

愛知県・足助町
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss MACRO PLANAR100mm/F2.0
ISO400,露出補正+0.7,f/5.61/400.
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番外編114. プリンター

2015年02月27日 | Nagoya city
 風邪気味ではなくて、もろ風邪。朝近所の診療所に出向き、抗生物質を処方してもらい大学に行く。
 4本目の原稿の資料を探すために、名古屋市・金山の都市センターのライブラリーに立ち寄る。図面は相変わらず撮影か。手持ちの機材は、何も期待しないときには、PEN E-P5と17mmのレンズがリュックに入っている。これで複写だな。
 こういうときデジタル水準器とか、モニターが起こせると機能が大変役に立つ。我々の複写は、やれマクロレンズだの三脚をたててという面倒なことはできない。床にA0図面を起き、デスクの上に立ちPENをかざして水平垂直をとりながらの撮影だ。天井近くまで機材をかざすのだから17mmのレンズでよかったぜ。こういうときは、デジタル水準器が結構役に立つ。これで一件落着。
 研究室で3本目までの原稿をCanon Pro1で出力しようとしたら、1年近く放置してあったので大半のインクがなくなっていた。まったく面倒な機材だぜ。いちいち各インク毎にに説明書なんか入れるなよな。ゴミが増えるだけだぜ。だったら機材のマニュアルをペーパーで付けろよと言いたい。その電子マニュアルも、注意書きが最初に出てくるてていたらく。注意書きをつけるということは欠陥商品じゃないのかい。なんとも大仰な割には、Pro1は全く使い物にならない機材である。
 CanonA4複合機のプリンターもあるのだが、出力後にエラーが出て、いちいち電源コードを外しながら起動させるという信じられない機材だ。日本製品はいつからこんなにダメになったのだ。こいつもお払い箱にしよう。
 マニュアルを電子化するというのは、コストダウンではなく、電子化できるぐらいにメンテナンスが容易な仕様だからだ。日本製品は、そこを勘違いしているぜ。究極はiPhoneのようにマニュアル不用にしてもらいたいね。
 こうなるとプリンターは、ヒューレットパッカードが一番だ。メカニズムが簡単であり、どんなときでも常にサクサクと動き、無線LANも全く問題ない。
 ホントに大手メーカーの日本製品は、いつからこんなにダメ製品になったのだろうか。使い物にならない製品ばかりが出回っている。今までとは、考え方が全く違うのだよ。そういうことに気がつかないで、ひちすら高性能な仕様をめざすというのは、明らかにプロダクトの開発方向を間違えている。
 私のツァイスだってたまにしか活躍しないよ。性能よりも、いつでも持ち歩けることの方が大切なんですね。となると撮影機材のベストは、iPhoneと言うことになる。

愛知県・足助町
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss MACRO PLANAR100mm/F2.0
ISO400,露出補正+0.7,f/5.61/142.
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番外編113. 風邪気味

2015年02月26日 | Nagoya city

 今日は雨。昨日の入試の実技試験の採点会場が、どうもしばらく使われていなかったホールのためか、部屋の空気の悪さが喉をいためたようだ。なんか風邪の引き始めのような気分であるが、そのままほっとくと扁桃腺炎になるので、飴をしゃぶりながら原稿書きで1日明け暮れる。使われていない部屋というのは、換気されていないのでウィルスなどが繁殖し、実は風邪の原因になりやすいと個人的に思う。
 さて今日の画像は、大きなディスプレイで丹念に画像を観察してみると、部分毎に(例えば手前のぼんぼりなど)綺麗な色がでているようだ。時折このシステムを使うと、こうした満足感がある。見るに堪えられる画像というべきか。最もブログサイズの画像程度ではあまりわからないことだが。
 こういう細かいことにこだわり出すと、悪魔にとりつかれたように、大きく重たいFujiS5とツァイスのシステムにはまり込みそうになる。そんなわけで、悪魔的魅力のシステムは、しばらくロッカーに押し込んで封印しておこう。
 さて・・・とここまでは昨日書いておいた。今日は懸案の原稿3本を執筆し編集し、残りはあと1本か。
 今日は風邪気味です。体がだるいです。休みます。

愛知県・足助町
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss MACRO PLANAR100mm/F2.0
ISO400,露出補正+0.7,f/5.61/60.

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番外編112. アーティスティック

2015年02月25日 | Nagoya city
 撮影機材の饗宴をもう一枚アップさせておこう。
 カールツァイス・マクロプラナーは、ピントを合わせたところはしっかり像を結び、僅かに遠ざかると緩やかにボケてくれ、光を感じさせてくれる発色は大変心地よい。どこかアーティスティックな空気を感じさせてくれるから、 雪国の樹氷や新緑の樹木といった具合にアートな風景を撮りたいと思う。
 Fujiのボディとツァイスのレンズの組み合わせは、アートを撮るのに最適なシステムだとつくづく思う。つまりアーティスティックな撮影に最適なシステムだと思われる。それにしてもこのシステムは重たいし、どこか悪魔的魅力なのでまたアートな風景を見つけるまで、ロッカーに封印しておこう。
 さて今日は、大学入試で試験監督と実技試験の採点というダブルヘッダーだから、いつもより早く家を出て、夜遅くまで仕事だった。それにしても試験監督の実に退屈なこと。さてこのブログも前日に書いたわけだ。
 試験の仕事があってもリュックの中には、PEN E-P5と2本の単焦点レンズがいれてあるという馬鹿さ加減。何撮るんだろうか。まあシステムを入れてあるだけ心が落ち着くというのかな。

愛知県・足助町
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss MACRO PLANAR100mm/F2.0
ISO400,露出補正+0.7,f/5.61/60.
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番外編111. 饗宴

2015年02月24日 | Nagoya city
 今日こそ原稿を書かなきゃとおもっていたら、銀行へゆく用事ができた。
 ならば車の練習がてら名古屋の栄へでかけよう。定石通りNAVIを設定してその通りに走ればよい。さて久屋大通の駐車場っと。名前が違うがまあいいか。名古屋市は都心に大きな地下駐車場がいくつもあるからな。さて地上へ出たら、なんと銀行まで10分は歩かざるを得ない。NAVIはえらく遠い駐車場を案内してくれたぜ。そうこうして用事を済ませ車に戻ったら、1時間分の駐車料金だった。
 つまり通勤時に途中の銀行に立ち寄って用事を済ませればせいぜい10分もあれば片づくのだが、車を日常の用事に使うと実に非効率的だという結論になった。
 まあその後は出た次いで。治部坂峠までゆく時間はないので伊勢神峠どまり。そこで遅いお昼。帰りしなに足助の中馬のおひな様の催事を少し徘徊し、大学に戻ったらもう夕方。まあ100km位運転したかな。
 結局今日も原稿は書けずじまい。さらに別の原稿依頼もあり仕事はたまる一方だ。
 さてFuji FinepixS5とカールツァイスレンズの饗宴は、 ピント合わせが難儀だが、やはり美しい画像をつくり出してくれる。今度はニコンのAF標準レンズでもつけるか。レンズはニコン風でもフィルムに当たるボディは、ツァイス並みに描写してくれるだろう。
 それにしてもこのシステムは大変重たい。昔はこれで走り回っていたのか。なんとも時代かがったバシャッという音がえらく古くさく感じる。まあいまのミラー式デジタル一眼レフもバジャッと大きく下品な音がしますけどね。
 今日は、撮影機材のシステムも饗宴、被写体のおひな様も春の饗宴か。

愛知県・足助町
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss MACRO PLANAR100mm/F2.0
ISO400,露出補正+0.7,f/5.61/142.
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番外編110. 治部坂峠

2015年02月23日 | Nagoya city
 ここのところ大学の仕事が夕方からというのが多い。となると昼間は時間がある。原稿か車の練習かとなると、今日も後者だ。天気が回復基調だから、飯田街道・治部坂峠へ出かけて見た。片道約100kmと練習コースには、調度良く、道路もライブカメラでは除雪されている。これならば、走れそうだ。
 国道153号線を愛知県から長野県に入ると突然道がよくなりカーブも緩く走りやすい。だからお気楽に走っていたら、えっ、もうという具合に治部坂トンネルであった。トンネルを抜けると本当に雪国であった。標高1187m、目の前はスキー場だろう。この坂を下れば長野県飯田市である。信州かぁー・・・。
 食堂に入ったら1970年代のフォークソングが流れている。あれは吉田拓郎だろうか。やはりここは昔を引きずる長野県だ。手元のiPhoneを井上陽水にしてみた。
 ここは天気がよい時とか新緑の頃に来たらよいだろうなと思いながら、あまり変な天気にならないうちに、しかもこちらはスタッドレスタイヤではないから早々に名古屋市へ向けて峠を下り、夕方からのゼミに間に合った。
 走り始めて5ヶ月目にして、ようやくプリウスの走行距離も5000kmを超えた。やっと半人前といったところだろうか。

長野県下伊那郡
iPhone5
ISO50,焦点距離4.12mm,露出補正0,f/2.4,1/3876
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番外編109. 諸々の仕事

2015年02月22日 | Nagoya city
 いつも、午前7時には家を出ている。だから気温零下のことも多く寒い中を新幹線に走りこんだ日々だった。だが今日は随分と暖かい。日曜日で遅く起きたためかと思ったが、天気予報をみると今日の最高気温は15°。こんな気温は久しぶりだ。ようやく冬が終わる。外は春の雨といったらよいか。陰湿に曇り、メリハリのない雨の風景だ。
 1月下旬に授業が終わると期末試験だ、採点だ、成績だに始まり、単位を落とした学生はどうする、修士課程の公聴会だ、博士論文の公聴会だ、そして今日で学生達の作品展も終わなどなど、イレギュラーにやってくる学生関係の仕事が一巡して終わる。さてあとは入試と会議の連続だけど少し時間ができそうだ。締切迫る原稿を仕上げなきゃ。
 あら今年はゼミ実習室のPC機器の入れ替えがあった。LAN配線も変えなきゃ。これまで名古屋市条例で有線LANしか認められなかったが、学生達の部屋ぐらいは無線LANでいいよな。盗まれて困る情報はないし。無線の方が接続が簡単。だれが机の下に潜り込んでやるのかって。それは通例ゼミの教員がやっているんだよね。
 そうやって諸々の仕事が終わると春になるのだろう。

愛知県・足助町
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss MACRO PLANAR100mm/F2.0
ISO400,露出補正-0.3,f/8,1/225.
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番外編108. 設楽町

2015年02月20日 | Nagoya city
 今日の大学のスケジュールをみると、なにも予定がない。さて原稿かそれとも外出か、快晴の空をみたらやはり足はプリウスへ向く。
 というのも地図を見ていると愛知県の山の中にこんな町があるのか。幹線道路もなく、そこだけ孤立しているかのような町だ。愛知県のチベットといったらよいか。 
 それが設楽町と書いて「したらちょう」と読む。正しく読みを入れたら漢字に変換してくれる。つまり読めない地名の一つ。周囲を山に囲われ、古い民家もなく、 観光資源もなく、幹線道路もなく、アクセスのすこぶる悪いところである。 名産をみると猪鍋、猪肉ジャッキー、鹿肉ボロニアソーセージだって。数少ない幅の狭いバスが豊田市と結んでいる。幅が狭いというのは、つまりアクセスする道路の道幅が大変狭いのである。
 だから今日は、大学から飯田街道を上がり、稲武、設楽町、足助と回遊してきた。設楽町は、稲武からは幾重にもおれ曲がる延々と続く急坂を下り、足助へぬけるには、一方通行路のような幅の狭い交互通行の山道が延々と続く。対抗車が来ればガードレールをこするように寄せ、落石注意、雨が激しく降ると通行止め、となんぎな道だ。それでも国道420号線とある。
 道の石を跳ね上げ、道ばたの雪を蹴散らし、水たまりで激しく水しぶきをあげ、車体は泥だらけである。こんな道は都会派のプリウスで走る道ではないなぁー。レガシィにしとけばよかったか。私ってアウトドア志向だったのかなぁー。
 そうそう設楽町は、至極普通の現代の町であった。世の中がいやになったら隠れるような町といったらよいだろうか。

愛知県・設楽町
iPhone5
ISO50,焦点距離4.12mm,f/2.4,1/1595
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PEN LIFE1115. 伊勢神峠

2015年02月19日 | Nagoya city
 来月初旬締切の原稿がある。今回は、頭の中で構想ができあがっているのだが、データを集めたり執筆したりがまだだ。つまり全然手が着いていない。
 さてどうしたもんかと外をみる。京都は日本海の天気の残渣がのこっており陰鬱な空であるのとは対照的に、太平洋の気候の影響が強い 名古屋は青空が広がっている。そこでカレンダーをみる。予定は夕方からだけだな。ならば稲武の温泉に行こうとプリウスに足が向く。
 稲武に着いたら、なんと道の駅も、これに付随する温泉も休館日とあるではないか。ここまできてがっかり。しかも昼飯はラーメン屋しかないのか。ラーメンは後で眠くなるので、車の運転には最悪だよな。
 しゃあない。伊勢神のドライブインまで戻ろうとあいなつた。伊勢神へ戻ったのは正解であり、なんと名古屋市内のJRツインタワーズと鈴鹿山脈が見えているではないか。ドライブインのオバハンも「こんなに見えるのは年に数回しかないのよ」、といわれ撮影機材をかき回したが、これしかない。こういうとき望遠ズームがあればと悔やんでもないものはない。だからあり物機材で撮影し、あとで大いにトリミングしたのが今日の画像。
 温泉は逃したが、年に数回しか見られない画像が撮影できて充実。つまり今日は空気が大変澄んでいたということだ。名古屋では、このところ毎日大変くっきりした美しい風景が続いている。当然夕焼けは大変綺麗だ。それにひきかえ京都の暗いこと。実に対照的な都市を毎日行き来している。

愛知県・伊勢神峠ドライブイン
OLYMPUS PEN MACRO ELMAEIT45mm/F2.8
ISO200,露出補正-1/3,f/7.1,1/800
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番外編107. ファインダー

2015年02月16日 | Nagoya city
 今日は、体が空中分解するような疲れを感じた。なんだろうか。物事が全て嫌になる感じだ。昨日の筆の勢いで書いた下書きでも貼り付けておこう。
 昨日の下書き・・・
 マクロプラナーは、こういう小さな被写体が得意だが、被写体深度はごらんの通り極めて狭い。これを室内で手持ち撮影でというのは難儀だが、やはり色と背景のボケ方は大変綺麗だ。
 撮影機材の要の一つは、ファインダーである。デジタルファィンダー(EVF)ならとやかく言う必要はないが、こと光学式アナログ・ファィンダーとなると機材によって差が大きい。
 特にデジタル一眼レフが登場しだしたときは、メーカーもファインダーには、井戸の底をのぞき込むような小さなイメージサークルのファィンダーを乗せるなど、これまでのフィルム機材から大いに後退するような仕様が大半であった。
 だからニコンD200をベースにしたFuji FinepixS5のファィンダーも小さい。そこで拡大鏡を取り付けてなんとかしのいでいる。マクロプラナーでは限界かな。
 ならばマニュアルレンズと互換性がよいニコンDfとなるが、まずこれはファィンダーをもう少しがんばって欲しかった。それにニコンの色にはあまり興味がないし。そこが調達に乗り気になれないところだ。
 デジタル化して撮影機材の光学式ファィンダーの性能は、フィルム時代と比較すればはるかに落ちている。ニコンF3のファィンダをのぞくと、これが普通なのだと思うぐらいストレスがなくクリアでみやすかった。
 であれば、光学式はやめてデジタルファィンダーでも良いと思う。そのほうが画像の拡大も容易だし、明解にピントが合わせられる。ニコンDfの次世代モデルも、ボディを小さくしてデジタルファィンダーにしてほしいね。そうするとニコンF3位の大きさになるだろうと思うが。
 そういうデジタルファィンダー(EVF)を積み、マニュアルレンズに相性が良いF3サイズのボディが登場するまで、カールツァイス・マクロプラナーの使用頻度は小さいだろう。
 他方でデジタル・ライカは昔のレンズもほぼ使えるけどな。ニコンも数多くのレンズをだしたと豪語するばかりではなく、それらのレンズがすべて今でも使えるようにして欲しいですね。それがニコンDfなのだが、このファィンダー性能が今一つ私には不足を感じる。特にマクロプラナーではね。まだしばらくはお蔵入りのシステムかな。

愛知県・足助町
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss MACRO PLANAR100mm/F2.0
ISO400,露出補正-0.3,F/4.0,1/20
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番外編106. 巨大システム

2015年02月15日 | Nagoya city
 足助町では、今「中馬のおひなさん」という催事が行われている。131軒の各民家や公共施設が、古い物から新しい物まで多彩なお雛飾りを展示している。中には土人形と呼ばれる古い飾りもある。
 こういうときは、数年前まで多用していた調査用撮影システムが復活する。被写体が小さいのでFuji FinepixS5とツァイスのMACRO PLANARだな。今では重たい機材だから足を踏ん張り、腕に力をいれと、大変疲れる撮影である。
 難儀なのはピント合わせであり、S5のファィンダーはAPS-Cサイズ用だから、マクロプラナーのようなシビアなピントが必要なレンズは、半分ぐらい外してくれる。もちろん液晶画面でもピントは確認できる。それにはまずボタンを長押しすると液晶画面表示の選択画面になり、選択するとバシャッとミラーがあがり、30秒間だけ液晶画面でピントが合わせられるという時代かがった代物。それは三脚を使うときの方法だ。もともとスタジオ用機材だから仕方がないが。手持ち撮影だとファィンダー画像と液晶画像ではカメラの構え方が違うので、ピントがずれること必須。だから小さなアナログファィンダーで丹念にピントを合わせる他ない。まあAFニッコールを使えば簡単なんだけど、やはりここはツァイスを使いたい。
 だがこのレンズは、発色とかシャープさには申し分ない。だから比較的ファィンダーがよいニコンDfのボディがいるかと思うわけだが。それにしても今では、 オリンパス・システムになれてしまったので、 これは巨大なシステムに感じる。
 これで巨大だと感じると、ニコンやEOSの一眼レフシステムは中判機材かそれ以上に感じられてしまい、私にはほとんど使えない。あの巨大さで何撮るんだろうかという思いの方が強い。

愛知県・足助町
Fuji FinepixS5pro,Carl Zeiss MACRO PLANAR100mm/F2.0
ISO400,露出補正-0.3,F/4.0,1/60
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番外編105. フェチの続き

2015年02月06日 | Nagoya city
 フェチの続き。Fujiの撮影素子と相まってカールツァイスのレンズは建物のエッジが小気味よく描写され大変シャープだ。であれば、フルサイズのボディでこのレンズをつけてみよと考えるとニコンDfボディとなる。であればまたFujiの撮影素子をつんだフルサイズボディを登場しないかと思い、ニコンDfには手を出さないようにしているのだが。
 撮影データをみるとISO100、1/100にF8だなんて、若い頃のフィルムカメラの撮影設定みたいだ。そうつまりカメラの基本的操作が、フィルム時代そのままにデジタル化された機材なのである。だから使い勝手もフィルム時代と全く変わらないところが良いのだが。
 でも最近の学生達はフィルムという存在自体を知らないようだ。スライドで講義していたら、それってどんな仕組みなんですか?、と訪ねて来る学生がいた。
 去年は、コダックのスライドプロジェクターの電球が切れた。当然ストックもないし、業者にそんなものがあるはずもない。大学の中を探し回ってようやく1台つかえるスライド・プロジェクターを見つけた。先生しかつかわないので、もってってくださいと言われた。本学最後のスライドプロジェクターである。
 スライドをデジタル化すればよいではないかと思うが、ストックしてあるスライド画像が1万枚を超えると、それも難しい。1枚千円でデジタル化すると、1千万円かかる。
 だからフィルムとは言わないが、せめて今のニーズに合わせてFujiの撮影素子をニコンDfボディに積んだフルサイズデジタル一眼レフを開発して欲しい。どうもニコンやFujiというメーカーは、なんでも待たされるのですね。待ったあげくに出ないということがあるからね。
 それがいやでオリンパスに逃避しましたけど。あの待たされる悪夢はもうごめんこうむりたい気分もある。悪夢だから忘れることにしているが。
 もしそんな仕様のボディが登場すれば、デジタル一眼レフとしては最も高品位な画像が撮影できるシステムになるんだど、まあ夢か。

愛知県・足助町
Fuji FinepixS5pro,Distagon25mm/F2.8
ISO100,露出補正-0.3,F/8,1/100
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番外編104. フェチ

2015年02月05日 | Nagoya city
 Fuji FinePixS5とカールツァイスレンズのクラシック・システムは、白い壁の光を感じさせてくれる写り方をしてくれる。レンズが25mm、50mm、100mmと倍々の往年のお奨めシステムで組み立ててあるので、フルサイズニコンDfなんか調達すると申し分ないシステムになるという理由で、Dfに食指が働きかけるわけだ。それにdfは、ファィンダーも優れていて、ツァイスマニュアルレンズに格好の組み合わせだと思う。
 だがFujiS5のような写り方をするボディはもうないので、いまでも手放せない機材だ。S5はかってのニコンD200のボディを流用してFujiの撮影素子をつんだ変わりものだが、今度はニコンDfボディを使ってFujiの撮影素子をつんだフルサイズモデルでもださんかね。色は俄然Fujiの方が綺麗だと思うけどな。
 それにしても車とか撮影機材というプロダクトは、どうしてこんなにフェチになれるのだろうかと思う。それは悪魔のようなささやき、といっても良いだろうか。だって同じプロダクトでも、冷蔵庫フェチとか掃除機フェチなんて聞いたことがないですよ。
 まあ、ボチボチち使っているのがいいのかな。ただしこのシステム一式は、重たいので車がないと持ち出す意欲はわきませんけど。

愛知県・足助町
Fuji FinepixS5pro,Distagon25mm/F2.8
ISO100,露出補正-0.3,F/8,1/160
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番外編103. 日本の城

2015年02月03日 | Nagoya city
 今日は節分、京都市内の社寺では節分行事が盛んだ。つまり旧正月の行事であるから盛大に行われる。だが最近節分行事も人出が大変多くなってきたし、イベント的趣が濃厚なので私は撮影には行かない。精々面白いのは吉田神社の火炉祭ぐらいか。
 それに恵方巻という習慣が好きになれない。明治の頃に大阪の海苔問屋が始め、近年になりセブンイレブンが一般化したわけだが、習慣的ないわれは皆無である。つまり商売繁盛を意図したものであり、歴史性はなく、大いに迷信といってよかろう。
 そんなわけで今日は愛知県・足助城址公園へ出かけた。戦国時代の城の復元である。一般的には城に対する誤解が幾つかある。今日は、それを解いてゆこう。
 先ず城のシンボルである天守閣は、安土城以降江戸時代のもであり、藩主の意志を表現したシンボルぐらいの意味しかないこと。本来の要塞としての城には、天守閣はなかった。
 江戸期の藩主は、城に住むことはない。城は山の上などに設けられ大変不便なので、平時は藩政を行うために町の中に二の丸や三の丸御殿をつくり、そこで生活していた。従って城は戦の時の籠城するための備えにすぎない。実際江戸期には戦はなかったので、城が要塞としての役割を果たすことはなかった。城が戦で落城したのは幕末の西南戦争における熊本城ぐらいである。
 城とは何か?、それは天守閣ではなくその塀で囲われたオープンスペースのことである。戦の時は何百、何千という兵士が城に立て篭もるので、そこで野宿をし、飯を食べ、武器の手入れをしたりできるための広いオープンスペースが必要になる。それに藩主用のたてこもり兼武器や食料保存庫としての天守閣が設けられていたにすぎない。四国・松山城がその典型例である。つまり城は籠城する兵士達が野宿するためのオープンスペースと兵糧などを蓄えた天守閣と呼んだ倉庫とで構成されている。
 そこで足助城は、1525年頃創建され、1590年に廃城となる。まさに戦国時代の定型的な山城である。これが城の原型の一つでもあり、防衛上の砦として城が機能していた頃のものであろうといえる。
 さて節分があければ、明日は二十四節季の一つ立春である。春の気配が起きてくる頃といったらよいだろうか。ようやく春の弱々しい光を感じさせてくれる。

愛知県・足助城址公園
Fuji FinepixS5pro,Distagon25mm/F2.8
ISO100,露出補正-0.3,F/8,1/114
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番外編102. 旅論

2014年12月25日 | Nagoya city
 さて集中講義も終わった。明日からは沖縄でダイビングとPEN LEFEである。
 忙しくてダイビングのための体力維持どころではない。テキストはなんとか斜めに読んだが理解不十分。さてどうなることやら。
 旅というのもある時期からでかけるのが億劫なことがある。だから出勤する感覚でポイッと家を出るのが一番だな。だからジャケットにネクタイなんかしていたりして。まあ旅に出るというのは、そんなものだ。通勤の格好で家をでたらそのまま旅になるなんていうのは、構えたところがなくて面白いと思うけど。そしてそのまま何ヶ月も旅に出たっきりの暮らしなんか憧れてしまう。
 だが旅というのは帰ってくることにあるという説もある。かえってくればお正月だ。当然寝正月を決め込んで旅の疲れを癒すなんて大変よい心がけだと思われる。そこにたどり着くまでが難儀だが。
 そんなふうにいろんな旅論が出てくる。旅の面白さもそんなところにあるのかもしれない。
 
名古屋市平和公園
FUJI FinePixS5pro,CarlZeiss Distagon25mm/f2.8
ISO1000,露出補正±0,f8,1/750,Fモード,ホワイトバランス400%
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