梅雨空だが時折薄日も射す。そんななか朝の散歩に出かける。田園地帯を経て山地の集落(大山路)一周 のおよそ3キロ余コース。 山地の集落にさしかかったところで草地にワルナスビが咲いているのを見かけたのでこれを今日の一枚とする。毎年この時期になるとこの場には群生するが他では見かけたことがない。繁殖力が強く迷惑な存在であることから「悪」(わる)のがあるらしい。林の縁ではネズミモチ,アカメガシワ,チシャノキ,サカキなしどが花をつけているのを見かけた。これらのうちサカキの花を今日のもう一枚とする。ヒサカキの花は数ミリの小さな花だがサカキの花は径が1.5センチくらいもある。その姿はこの時期あちこちで見かけるマタタビの花によく似ている。その近くではホタルブクロが咲いているのを見かけたほか,クサイチゴより大きめで先がとがっている「野イチゴ」を見かけたのでUPする。ネットで調べたがよく判らない。赤い実は立派で美味しそうに見えるが中はスカスカだった。そして加えてのもう一枚は前出のチシャノキ(ムラサキ科)とする。名前の判らない「野いちご」について追跡調査した結果。コジキイチゴと判明した。本州中部以南・四国・九州、朝鮮南部・中国・台湾などに分布する落葉低木。県内ではまれに見つかる(山口植物学会)とのこと。