今日は蒸し暑い一日でした。
最近まとまった学習時間が取れるのが、日曜日しかないので、『 TIME 』の 6月 17 日号と 6 月 24 日のカバーストーリー 合計 8 ページ と 『 マラソンセミナー 日本地理 』 を 1 時間ほど読みました。
ところで、先週木曜日に、職場で歓送迎会がありました。歓迎されるほうには今年の新入社員も 男性 1 名、女性 1 名、計 2 名いました。本来はもっと早く歓送迎会をすべきなのですが、僕の部署は決算後、有価証券報告書提出と株主総会まで大変忙しいので、先週となったわけです。
その歓送迎会で、おやじ管理職が部下の新入社員の女性に対して、『 英語なんて出来なくても全然気にすることはない。自分の今までの経験から言っても仕事は気合だ。』などと説教しているのが耳に入りました。
近くに座っていた僕への当てつけかもしれません。僕が 『 英語が出来る人 』かどうかはさておき。。。
確かにほとんどの日本の歴史のある大企業 (ウチの会社は歴史だけは創立 150 年以上と大変長い。古いだけでは何の自慢にもなりませんが。)の本社の管理部門では、社内調整や社内営業だけで食っていけるので、英語などほとんど必要ないでしょう。僕の部署でも、僕のような 『 英語学習擁護派 』は極めて少数です。
むしろ、『 英語屋 』とか『 外国かぶれ 』とか揶揄され、阻害されたりします。
大方、他の歴史ある日本の大企業の状況は、ソフトバンクや楽天やユニクロなど大企業でも新進気鋭の会社を除いて、同じようなものでしょう。
しかし、これではウチの会社だけではなく、日本の将来は暗いですね。おやじ世代はもう、考え方が凝り固まってきているので、矯正は難しいにせよ、まだ考え方が定まっていない新入社員に、自分の考えを押し付けないでほしいですね。(新入社員は入社後 3 年間にどのような上司についたかで、大きく左右されます。)
先ほどの『 新入社員の上司』もせめて、英検 1 級とか TOEIC 900 点以上とか持っていてその上で英語と仕事は相関関係にない、というのであれば説得力があるのですが、そういうものもなく、自分が努力しない、出来ない裏返しの言い訳に 『英語不要論 』を持ち出しているのでしょう。
小学生の頃に勉強が出来る子がいると、自分の勉強嫌いの裏返しに、『 ガリ勉野郎 !』などと言って貶したり、シカトしたり、いじめる心理ににています。
しかし、再び書きますが、大体歴史ある日本の大企業では、主流(エリートコース)は本社の管理部門(人事部や企画部や経理部など)ばかり経験して、僕のように非エリートでオーストラリアの販売第一線にとばされて英語が出来ないと、その日生きていけないような体験をした人は僅かです。かくして 『 英語不要論 』が会社では主流になります。
僕の個人的考えでは、どのように生きようとその人の自由であるように、英語を勉強しようがしまいが、その人の自由ですが、好むと好まざるとにかかわらず、英語は世界の共通言語となりつつあるので、英語が出来ないと、世界の中でガラパゴスとなってしまう。
また、英語が出来ることと仕事が出来ることは必ずしも比例しないが、英語すら話せないと、文字通り 『お話にならない。』 英語は、もしグルーバルにビジネスを展開したいならば、十分条件ではなく、最低必要条件です。韓国や中国の企業幹部の方が、この点、よく分かっていますね。
しかし、3 たび書きますが、日本では、『 英語不要論 』が主流派として君臨しています。その中で、英語の勉強を続けていくことは、キリシタン禁制の江戸時代にキリスト教を信じ続けるようなもので、並大抵のことではないし、また苦労して英検 1 級や国連英検特A級に合格しても、それだけでは収入やポジションが上がることは特に日本の会社ではほとんどなく、モチベーションを保つのは中々大変だと思いますが、何かを始める人は必ず最初は旧守派の抵抗に遭うのが常ですので、めげずに英語学習を続けていきましょう。
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