逆襲するさらりーまん

ーやっとこさ英検1級、通訳案内士試験合格。しかし英語の道は長い。基本的にやり直し英語+その時々に思うことなど。-

TVドラマ 『ナザレのイエス』

2016年12月03日 08時15分32秒 | 一般的英語学習

晴れて気持ちのよい土曜日でしたね。ただ、もう12月ですので、朝夕は気温が下がり、師走を感じる寒さとなってきました。

社外秘ですから、詳しくは書けませんが(笑)、僕は12月1日に子会社に異動になり、異動前の部署での引継ぎや残務整理、新部署での環境対応などでばたばたして中々ブログが更新出来ませんでした。

さて、以前の記事で、オリビア・ハッセイの出演しているイギリスのTVドラマ『ナザレのイエス』をアマゾンで購入し、観始めたことを書きましたが、ようやく観終わることが出来ました。

1977年、イギリスのITC Entertainment と イタリアのITV の共同制作、放映されたTV局はITV (イギリス最大の民間放送局)とRai 1(イタリアの公共放送局)で、今回買ったDVDにも英語とイタリア語の両方が入っています。

もともと制作段階で9時間あったものを、TV放送用に約6時間に編集し、DVDには約6時間の編集版が入っています。(ちょっと調べてみたら、日本でも1980年に東宝東和の配給で、約3時間にカットしたものが劇場公開されていますが、僕は劇場公開されていることは知らなかったし、劇場公開版は観ていません。)

以前の記事にも書いたように、『復活の日』を観てオリビア・ハッセイのファンだったこともあり、熱し易く冷めやすい性格ですが、自分の興味があることにはのめりこむタイプですので、昔観たことがあるにも関わらず、『ロミオとジュリエット』のDVDを買ってしまって観、『マザー・テレサ』のDVDも買って観て、それから『ナザレのイエス』のDVDを買って観たわけですが、あんまり頻繁にDVDを買うものだから、女房に叱られています。(笑)

オリビア・ハッセイは、制作当時26歳か27歳、聖母マリアを演じており、『ロミオとジュリエット』の頃のキャピキャピ感はありませんが、20代後半の美しくもあり、落ち着きも出始めた頃の大人の女性になっています。

しかし、僕がびっくりしたのは、出演している他の俳優陣の凄さです。アン・バンクロフト(『奇跡の人』の演技は圧感でしたが、『卒業』のミセス・ロビンソンを演じた女優、と言ったほうがピンとくると思います。)、アンソニー・クイン、ロッド・スタイガー、アーネスト・ボーグナイン、マイケル・ヨーク、クリストファー・プラマー(僕の好きな映画の一つである『サウンド・オブ・ミュージック』でトラップ大佐の役をやっていました。)、それに伝説的俳優であるローレンス・オリビエ、クラウディナ・カルディナーレ等々。

他の映画やドラマでは主役級の名だたる名俳優たちが、『えっ、こんな人が出ていたの?』と思うほどチョイ役で出ています。

当時は中東紛争たけなわ(今もですが)とてもキリストが生涯を送ったイスラエルでのロケは無理、ということで、気候、風景が似ているチュニジア・モロッコで8か月のロケを敢行し、なんといっていいのか、欧米人のキリストの話を映像化する強い意気込みを感じました。キリストが登場する映画やドラマは何本もありますが、僕が観た中では『ナザレのイエス』が一番良かった。

当たり前のことかもしれませんが、英語を母国語とする米英豪加プラスその他の国々では、宗教はキリスト教がマジョリティです。芸術や文化、冠婚葬祭、はては国民の休日や日常の生活に至るまで、キリスト教の影響を受けています。

英語を学ぶのであれば、キリスト教徒ではなくても、聖書、特に『新約聖書』あるいはその中の4つの福音書ぐらいは ”一般常識”として、できれば英語で通読しておくべき、と思います。英語には聖書から出た慣用句も沢山あります。日本の精神文化を知りたい外国人が、禅寺へ行って座禅を組むようなものです。

しかし、僕もそうですが、日本人にとっては、聖書は暗喩、隠喩も多く、また根本的に世界観が違うので(例えば預言者、と言われても僕には何をする人なのか、よく分かりません。)内容がよく分からない。僕も含めてキリスト教の世界感を大まかに知りたい方には、6時間ほどではありますが、『ナザレのイエス』はお薦めです。(欧米では評価されていても、日本ではマイナーなTVドラマですので、無料動画サイトにはなく、アマゾンでDVDを買うと中古でも一万円以上するので、ちょっと高いですが。)

僕も以前4つの福音書は英語で読んだことがあるのですが、もう一度読み返してみようと思います。

 

 

 

 

 

 

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