僕の祖父(息子から見たら、曾お祖父さん)は、5年程前に98歳で他界しました。
市内で始めて開業した床屋をしていて、職人気質でしたが、ハイカラな面も持っていました。
そして毎日、カミソリを研いでいる姿を見てきました。
砥石があったのをふと思い出して、先日、実家に立ち寄り、持って帰ってきました。
天然の合せ砥石が3本と名倉が1個見つかりました。祖父の遺品です。
カミソリも何本かありますが、チビているものもあります。
砥石を見ても分からないのですが、おそらく50年くらい前のものでしょう、
昔から気に入ったものしか買わなかった人なので、良い砥石と信じて、ツラを直して使わせてもらいます。
やっと、砥石・研ぎと少し向き合えるようになってきた気がします。
砥石は薄くなっているので、2本の砥石は台に収めようと思います。
どうして、砥石を最後まで使わなかったのかは、今となっては謎です。
研ぐ時を楽しみにしています。
僕が研ぎをするなんて・・・・・天国でお爺ちゃん、びっくりしているだろうな・・・
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