沢山買い込んでしまった米ヒバの中で、2本を選んで薄削りを試していますが、技術がないこともあって苦戦しています。
まず、2本の大きな違いですが、外観上、年輪の細かさが異なります。
【年輪が荒い方の米ヒバ】
木口の写真です。
拡大して撮影
1mmに約1本の年輪があります。
【年輪が細かい方の米ヒバ】
木口の写真です。右側は、年輪が細かすぎて写真では見えません。
拡大写真
1mmに3~4本の年輪です。
年輪が細かい方が、薄く削れるだろうと予測して、細かい方で挑戦しています。(素人考えなので間違っているかもしれません)
年輪が細かい方が、薄く削った時に木の繊維がバラけにくくて、削り屑を保ちやすいような感じがしています。
毛羽立ちも少なくて、シックネスゲージを強く挟んでも、弱く挟んでも計測値に差がありません。
しかし、削り易さということでは、この材料は、削りにくいです。
硬いというか、引きが重いというか、誤魔化しが通じないような感じで、シビアな下端調整や研ぎがないと上手く削れてくれません。
切れ止みも早く感じます。
アテ部分があるかもしれませんが、見分けがつきません(恥)
と言うことで、エース金井まで投入して、削っていますが、やっとここまでです。
繊維がバラけたり、繊維が絡み付いて削り屑が1本にまとまってしまうことはなく、綺麗な1枚の削り屑になります。
繊維がバラけるけど削りやすい米ヒバと、バラケにくいけど削りにくい米ヒバのどちらが良いか?まだ、よく分かっていません。
難しいなぁ。
まだまだ、技術が伴わないので、自信喪失状態ですが、マイペースで練習しようと思います。
多分なんですけど、年輪の細かい方は細胞の壁も薄く、つぶれやすいのではないかと思うのです。それと二つとも本柾でしょう?本柾は放射組織(年輪に直交する組織)をもろに削らなくちゃいけないので、追い柾の方がいいと思いますよ。
米ヒバの材料を交換する毎に削れる感触が大きく異なっていて、何がなんだか分からない状態で、削る向きや湿気の与え方やら色々試しています。
過去の経験上、年輪が荒い方が良いかなと思うこともありましたので、上側の材も削ってみたのですが、まだしっくりきません。(・・って、まだまだレベルが低いので偉そうなことはいえないけど)
本柾がベストと思い込んでいただけに、追柾の話は、ドキッとしました。確かに放射組織をもろに削っているような感じがして、それがスムーズに削れない一因のような気もします。
追柾は持っていませんが、気になります。
ヒバの端材を買い込んだ中からの1本です。
九州の上手い人のヒバを見ると同じような質のヒバなんです。
ただ、見た目だけでは判断は難しく、かたっぱしから削ってみていいのを見つけるしかないと思います。
「削ろう会」ではどういう材種で、誰が材を用意するのですか?
また、材は本柾ですか四方柾(追い柾?)ですか?
「削ろう会」と同じ材を用意するのが近道のような
気がします。
目の細かい材、所有されてるんですね。
譲っていただきたいです~(^^)
自分の所有してるのは、目の粗いほうの
四方柾、柾目板です。
自分の削り腕悪いのでなんともいえませんが・・・
目の細かい材試してみたいです。
年輪が見えないくらいの米ヒバですか・・・。
そのような米ヒバに魅力を感じて削っていますが、理想と現実の差があります。
木目が細かい方が、晩材部分が多くて、薄く削れると考えていますが、その一方で細胞が硬いので、削りにくいように思います。
それに同じような年輪でも、削り具合が異なるので、材料選定は難しいですね。
「削ろう会」は、会場で準備されている場合もあるようですが、ほとんどの方が自分で薄く削れる削り材を持ち込んでいるようです。材は、米ヒバかヒノキが多いです。
準備されている削り材をその場で薄く削るのは、僕のとって至難の業です。
前回、削ろう会に参加したときは、他の方の削り材を拝見する余裕がなく、何も分かっていません。
次回参加することがあれば、良く見て勉強してこようと思います。
木目だけは材木店で見て区別がつくので、老眼に鞭打って細かい木目を探しました(笑)
可能であれば、色々な削り材を試してみたいですね。
荒い木目は、削りやすい場合が多いので、薄く削りやすい感じもしますが、まだなんとも言えません。
また、機会があれば、この材を削ってやってください。