craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

カホン(Cajón) 2

2012年09月16日 22時52分13秒 | カホン(Cajón)

三連休で、薄削りの練習をしたいのですが、作業台に製作中のカホンがあるので、鉋に集中できません。カホンを仕上げてから、薄削りに移ろうと思います。

カホンの中に入る部品も端材から製作します。
久しぶりに小鉋で削りました。調子良いです。

打面を試験的に僅かに湾曲させてみようと思い、本体の側板を反り台で適当に削りました。

本体と中に入る部品が完成しました。
久しぶりに長穴加工しましたが、下手です。
まだ木工の勘が戻っていません。

本体を本組みします。
蟻組みも一人で行うと忙しくて、写真を撮影する余裕はありません。
クランプの多さが、未熟な板接ぎを物語っています。(汗)

蟻部分は、経年的に段差が発生しやすいので、蟻を飛び出させて、平面にしない場合が多いのですが、カホンは座って叩く楽器で、蟻を飛び出させると太ももが痛いかもしれないので、泣く泣く平面にします。
これが、面倒で、小鉋や鑿でシコシコ削りますが、パープルハートは硬くて、難儀しています。

ビシッッと、蟻組が完成しました。

家具なら、このスクエア感を大切にしたいのですが、角は大きなRをとって、柔らかい雰囲気にしました。

ここで、接ぎ合わせたままの4面を鉋で仕上げます。
異なった広葉樹が組合された板の鉋掛けです。
WAKUにとっては難しいと思われる、この加工を最初から楽しみにしていました。
一枚刃では、逆目が抑えられないと思い、久しぶりに寸四の「鋼匠」を使いました。

やはり、木目が交錯して、粘りが無くて、更に硬いパープルハートの削りは難しいです。何度も研いで削りましたが、逆目を完璧にはなくせませんでした。
まだまだ、未熟です。
その他の木材は、予想以上に上手く削れました。今までなら無理な削りでしたが、2年間、鉋を触ってきて、少しは進歩したような・・・・嬉しいです。。

結局、長台や金井(一枚台)も投入して、広葉樹の削りを楽しみました。

明日は、完成させます。


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6 コメント

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Unknown (keyuta)
2012-09-17 10:24:21
ここんところ飲みすぎで胃も資金もピンチです。

カホン、一枚板のハコではないのですね!知りませんでした。高級~って感じで音もよさそう!
今度の宴会に持ってきてください(ウソウソ)、
試奏させてくださいね。
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Unknown (craft WAKU)
2012-09-17 13:19:26
keyutaさん、お久しぶりです。
先ほど、とりあえず組立てが終了しました。
う~ん、バズ音がショボイかなぁ。
あ~ぁ、見掛け倒しか・・・・(笑)

とりあえずの一作目なので、ドラマーkeyutaさんに試奏していただいて、二作目につなげたいと思います。
今度の宴会には、背負っていきますので、よろしく!(笑)
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Unknown (松本)
2012-09-17 18:32:05
カンナが使える人が羨ましいです。やはりカンナをかけるとかけないじゃ艶が違うのでしょうね。
私がカンナを使うのは、まだまだ先になりそうです。
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Unknown (craft WAKU)
2012-09-17 19:58:16
松本さん、こんばんは。
今回のように広葉樹を沢山接ぎ合せた後、手鉋で仕上げると、目違いを払うだけでなく、横摺りや斜めにかけることで、手で触った時の平面感を出すことができて気持ちよいです。
広葉樹の場合、良く切れて、精度の良い幅広の手押し鉋や、自動鉋で仕上げれば、同じ結果かもしれませんので、手鉋にこだわることは無いと思います。
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Unknown (ぽーる)
2012-09-17 21:03:48
打面を反らせると張りが出て良いかもしれませんね^^
平にすることばっかり考えてました^^
パープルハートはWAKUさんをもってしても強敵なんですね^^;
唐木用に特化した鉋でないと難しいのでしょうかねぇ^^
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Unknown (craft WAKU)
2012-09-17 22:00:15
ぽ~るさん、こんばんは。
打面を反らせると効果があるのかな?
張りと弦に当たりやすいと思って、採用しましたが、カホンが一つしかないので、良く分かりません・・・・(笑)

パープルハート、木理がウネウネしているので、良く刃を研いで、ゆっくり削れば、なんとかなりそうですが、たまに鉋の速度が速いとボコッと剥げれてしまうので往生しました。
最後の一削りで深く剥がれると、身も心もズタズタになります。(笑)
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