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craft WAKU 木ままな木工生活

ログハウスの地下工房で変形家具製作を楽しんでいます。

黙々と楽しんでいます

2011年08月15日 23時40分56秒 | 鉋 忠次

黙々と台打ちを楽しんでいます。

表馴染みの墨まで、約2mm残して、一旦掘りを終了させました。

溝を掘ります、専用の鋸が欲しいのですが、ホームセンターで買った竹用の替刃式鋸でやっています。

端材で鋸のガイドを作ってみましたが、上手く使えなかったので、適当にやってしまいました。
相変わらず下手です。寸法の余裕があるので、なんとかなると思っています。

一分の鑿で溝を掘ります。

刃を入れてみました。
寸法の余裕を見すぎて、これだけしか入りませんでした。
仕上げるのに時間が掛かるけど、初心者の僕はこれ位が安心できます。

表馴染みの大きなアールは難しいのですが、今のところバッチリです。

ここからは焦らずに、表馴染みと刃の当たっている部分をスクレイパーなどで削りながら仕上げていきます。
ここまで来ました。

表馴染みの様子です。
表馴染みの当たりが分かりやすいように、刃表側に4Bの鉛筆を軽く塗っています。

刃の角度を確認してみました。

36.9度で、7.5分の勾配が出ています。

このままの角度で、掘り進めます。

しばらくは根気が必要です。


慎重すぎて・・・

2011年08月14日 08時49分38秒 | 鉋 忠次

空いた時間に台打ちして、このあたりまで、進みました。

このあたりからは、台打ちの2連敗は避けようと、慎重に進めます。

慎重すぎて、なかなか進みません。

ちょっと、勾配が気になったので、確認してみました。

見えにくいですが、35.8度。

単純計算で、7.2分の勾配・・・・・んっ?、なんか変。

あっ、刃自体が1.8度くらいの勾配があるのを忘れてたので、合計37.6度の勾配。

単純計算で、7.7分の勾配・・・・・このままでは7.5分勾配に仕上がらないので、もう少し刃を寝かせるように意識して掘ってみます。

7.5分勾配に仕上げるには、36.9度-1.8度=35.1度・・・・・ということは、あと0.7度寝かせるようにしたいと思います。

なんか、この暑いのに、ややこしくて、すみません (笑)


ふぁいと ぉ~♪

2011年08月12日 08時14分04秒 | 鉋 忠次

この夏、色々な所で、「悪いものにとりつかれたに違いない・・・・」、「やはり黄泉の国にいたのか・・・・」、「まだ樹海から出られないのか・・・」、「変形作品はどこへ行った・・・・」、「近づきがたい雰囲気・・・・」、「お盆中、鉋を触り続けているに違いない・・・・」などと称賛されてるようですが、楽しんでやり続けてます。(笑)

もうしばらくの間、呆れないでお付き合いくださいね。

「忠次」寸八 : 一枚刃、仕込み勾配:7.5分としました。

写真はクリックすると拡大しますので、台打ちを考えている方、じっくり見て検討してくださいね~
(我流ですので、間違っていたら、ご指摘の程、よろしくお願い致します)

ファイト~♪

ふぁいと ぉ~♪・・・・・


やっと台打ちに

2011年08月11日 10時19分01秒 | 鉋 忠次

今日も暑くなりそうですね~

古い刃の再生ですが、なんとか及第点ということで、一旦終了します。
左から寸八「忠次」、寸六「初風」、寸六「福名人」です。
本来なら細かな所で、もっと詰めて仕上げたいと思うのですが、暑くて気力が続いてくれません。

これから、忠治の台打ちに入りますが、仕込み勾配で悩み中です。
今まで8分で打ってきましたが、色々試したいこともあり、7分5厘にしたらどうかなぁと工房内で考えています。

 

ところで、工房内にいるときは、パソコンで音楽を聴いていることが多いのですが、気分転換にFMラジオも聴くようになりました。
電波事情が悪くて、名古屋からの放送が聞きにくく、あまりラジオは聴いていなかったのですが、パソコンがそのままラジオ受信機となる「IP(Internet Protocol)サイマルラジオ」の配信サービス(radiko.jp)を利用するようになりました。
もちろん無料なのですが、まだまだ認知度が低いといわれています。

音質も悪くないし、AM放送もクリアに聴けますので、電波事情が悪い地域の方、一度試してみては、いかがでしょうか。
 http://radiko.jp/

今日から、夏期休暇ですので、のんびりやってみたいと思っています。

ではでは。


鉋台 割れに注意

2011年08月08日 23時13分14秒 | 鉋 忠次

鉋台の材には、一般的に樫が使われますが、樫材の収縮により、台が割れると聞きます。

実例を紹介します。

これはオークションで購入した古鉋、「忠次」が入っていた長台です。

寸3尺(約40cm)です。
この台、なんとか使えないかな?と思い、手押し鉋で削った後、刃を入れてみました。

刃を打ち込んでも、左右に隙間が無く、入って行きません。

白樫台が、収縮し、刃の左右に当たっています。

この状態で、まだ刃先は出ていません。

台頭側から見ると、見事に割れています。(赤丸)

この割れについては、曼陀羅屋さんの店主 手柴さんが詳細に書かれていて、参考になります。
http://www2.odn.ne.jp/mandaraya/mizono-shimari.html

新しい台は、注意しないといけませんね。

この長台、台尻側を使い、寸六の台直し鉋の台に仕立てようかと思っています。

 


忠次 再調整で進みません

2011年08月07日 20時18分12秒 | 鉋 忠次

裏の透き直しが終了し、台打ちの準備に入ったとき、嫌な予感がしました。

あっ、たぶん刃が変な・・・・・

そっと、直角定規を当ててみると、あぁ~~ヤッパリ変か・・・・

刃の中心に対して、刃先が直角になっていません。
おそらく、刃先の錆を研ぎ切る際、片側(写真左側)に力を入れて研いだことが原因と思います。

悩んでもしかたがないので、写真で右側の刃先を2mm程度研ぎ、刃を修正することにしました。

猛暑の中、大汗かいて、なんとか終了。右側(写真下側)は裏が切れかかっています。

直角定規で確認しても、そこそこ直角になっています。

もう一度、裏を出して、なんとか修復しました。
さすがに、毎日やっているので、手馴れてきました。(笑)

前回アップした鎬面の写真を良く見ると、左右均等に研げていませんでしたが、今回の修正で鎬面も左右対称にすることができました。

猛暑の中、大汗かいて必死で作業していましたが、その割には、ほとんど進んでいない状態です・・・(笑)

【追記】
昨夜、鉋仲間であるチームBの谷岡さんが、古鉋修正の裏の透き直し方法について、話合おうと遠方から遊びに来てくれました。
古い刃も2枚持参され、当然の如く、夜中までビール片手に鉋談義、楽しい時間を過ごしました。

一枚は「初弘で、初代のものと僕は思います。
見る機会が少ないので、写真を撮らせていただきました。

工具や道具を色々試して、鎌砥石(笑)とミニルーター作戦が現在の所、一歩リードという感じでしょうか。

次回、お会いする時には、「初弘」も綺麗に仕上がっているのでしょうね。

楽しみにしています。


忠次 裏透き直し終了

2011年08月04日 18時28分11秒 | 鉋 忠次

今日は、少し時間があったので、ミニルーターと鎌用の砥石で裏透きをしていました。

やればやるほど良くなるのですが、切れるかどうか分からない鉋なので、一旦終了しました。
ミニルーターが活躍して、理想に近づきましたが、まだまだ下手です。

初めてにしては、出来すぎです。(自画自賛)

「今井忠次」さんについてネットで調べてみました。
三木の代表的な鉋鍛冶で、明治元年に創業した小山系統の「小山清次郎」さんに始まり、その弟子が「岡田三郎」さん。
「岡田三郎」さんの弟子が、「今井忠次」さん、「今井栄治」さん、「宮本文治」さん、「武田秀市」さん、「岡田元次郎」さん、ということらしいです。
色々、勉強になります。

 

ところで、修復している「忠次」の刃は、とても薄いのです。
「健明」と比較してみました。(左が「忠次」です)

刃の頭部分の厚さ 「忠次」7.9mm 、 「健明」9.0mm
刃先部分の厚さ  「忠次」5.0mm 、 「健明」6.3mm
重さ         「忠次」311g 、   「健明」413g

厚さも1mm以上薄いし、重さも100g以上違い、同じ寸八の刃に感じません。

当然、鎬面の幅も異なり、僕の技術では、安定しにくいので研ぎにくくなります。

三木の寸八の鉋は、初めてなので、使うのが楽しみです。

 


新兵器投入

2011年08月02日 23時59分59秒 | 鉋 忠次

裏透き用の道具を探しに、近くのホームセンターに出向きました。
そんな道具、置いてある訳がありませんね(笑)

なんとなく見た棚に、ミニルーターが半額以下でバーゲンしていました。
裏透きの耳の部分に使えるかもしれなし、木工では細かな加工が多いので、使えるかもしれないと言い聞かして、購入してきました。
鉋刃3枚より、遥かに高価な投資となりました。(笑っておれません)

ある程度、サビのピンホールの目処がついたら、これを投入してみます。

肝心の、研ぎ落としは、裏出ししながら頑張っています。

もう少しの所まできています。
赤丸が、ピンホールです。なかなか手ごわいです。
夜な夜な、裏出して、研いでの繰り返し中です。

もう少し頑張ります。

 

 


寸八 忠次のサビ

2011年08月01日 22時17分28秒 | 鉋 忠次

昨夜から、古鉋「忠次」の刃を直し始めました。

捲れを取り、耳を削った後、裏透きの修正をしています。
これから裏透きを削ったり、裏押ししたりを何度か繰り返す予定です。

先日、刃のサビが深いと致命傷になりかねないと、アドバイスいただきました。
実は、刃に深いサビが何点か見つかり(赤丸内)、どうしようか考えています。

特に、先端部は深刻な状態です。

もう少し、裏押ししたり、裏透きを深目にしたり、刃先を大きく研ぎ去ったりして、様子を見る予定です。
肉眼で見ただけでも深いサビが多くあり、どれだけ研いでも、どこかのサビにぶち当たり、常に刃先が欠けたようになってしまうようで心配です。

なかなか上手くは行かないものですね。

困ったなぁ。なんとかなるかなぁ・・・・。いや、致命傷かなぁ・・・・・。


寸六 初風 透き直し

2011年07月31日 20時38分20秒 | 鉋 忠次

寸八の「忠次」再生の前に、同梱されてきた寸六の「初風」という鉋で、古鉋再生を試します。
なんとなく、銘が好みですし、「鍛冶久別打」と刻印されているので、期待して復活させようと思います。

頭の部分のまくれを、グラインダーとヤスリで取りました。(写真撮り忘れました)
ついでに、耳の部分もグラインダーで修正しました。(写真撮り忘れました)

ベタに近い裏が一番気になるので、裏の透き直しを試みます。

透き直す方法は良く分からないのですが、農作業道具入れに置いてあった鎌用の砥石を持ってきました。(グラインダー砥石の割れたものがあると良かったのですが、見つかりませんでした)
荒い砥石で、水を付けて、ゴシゴシ削ります。
2時間くらい削り続けました。

左側がまだ、残っています。
ここで気力が無くなったので、気分転換に、ベルトサンダーみたいなものを持ってきて、透き直してみました。水を付けて、ブィ~~ンと削ります。

センの跡のような仕上がりにしたくて、鎌の砥石の荒い側でスジをつけました。
木材をガイドにしてまっすぐ引きました。

初めてにしては、なかなか良い感じになってきました。(^_^)

これで、裏押しすれば、見違えるような裏が・・・・・・・・・・・・・

裏が出来るつもりでしたが、そうは上手くいかず、へたくそな裏です。(恥)

その後も何時間、鎌の砥石でゴシゴシして・・・・・・・

今日は、これが気力の限界でした。
恥ずかしながら、「まっ、いいか」のレベルです(笑)
また、気が向けばゴシゴシやって、修正してみます。
長時間かけて透き直していましたが、コツすらつかめていません。
綺麗に透き直すのは、難しいですね。

今夜は、性懲りも無く、「忠次」の透き直しに挑戦です。


古鉋 修復手順

2011年07月29日 22時35分26秒 | 鉋 忠次

明日から、本格的に取り組めそうなので、我流ですが古鉋の再生手順を考えていました。

①刃の汚れ、赤錆を取る。(さびとりつや之助、ペーパー、荒砥、歯ブラシ)
②刃の頭部分の捲れを取る。(グラインダー、やすり)☆
③裏透きを直す。(荒砥、サンダー)☆
④裏出しをする。(中砥)
⑤耳を修正する。(グラインダー)
⑥刃の角度の修正、研ぎ直し。(荒砥、中砥、合砥)
⑦台打ち、又は、現状の台の修正

☆は、初めての作業になります。特に③は、興味があります。

幸い、3枚刃があるので、色々試しながら作業を進めることができます。

早速、錆び取りを開始しています。

裏から見て、刃の先端あたりの錆がきついです。(昨日の写真と比較すると分かります)
全体的に、ベタ裏ですので、透き直しも楽しみです。

ボチボチ進めますが、良く分からない作業もあって、間違っていたり、更に良い方法があるかもしれません。
その時は、アドバイスよろしくお願いいたします。


恐る恐る

2011年07月29日 00時10分18秒 | 鉋 忠次

鉋台から、刃を外してみました。

クモの巣が張ってるくらいですので、最近、刃が外されたことはないと思います。
落札時にも刃の写真は無く、どんな常態か想像もつかない状況でしたので、恐る恐る外しました。

う~ん、修正するのは、労力がかかりそうで、大変かも・・・・・という感じです。

忠次の刃の角度も気になったので、見てみると24度くらいでした。

古鉋を再生して、まともに削れるようにするまでは、相当時間がかかりそうです。

夜な夜な、ボチボチやることにします。


衝動的5分間

2011年07月28日 00時09分56秒 | 鉋 忠次

時々、鉋のオークションを見て楽しんでいます。

先日のこと、眠い目を擦りながら、無意識に開いた古鉋の写真を見て、ドキッ!
赤錆た刃の中に試してみたい鉋の銘が、うっすら見えました。
えええっ?(眠い頭の中は混乱状態)

落ち着いて見てみると、残り5分・・・・・錆びた鉋で、どなたも入札していない・・・・
道具に詳しくない方の出品らしく、詳しいことは何も書いてないし、寸法の表記や写真に寸法を示す定規など写っていませんでした。

寸八か寸六か? 銘の大きさなどから推察しても良く分かりません。
ドキドキ・ドキドキ・・・・

あと、1分か・・・・・・・・・・・・・・・・ 3丁のセットか・・・・・・・・・・ え~い、ポチッ!

あぁ、寸六だったら、台直し鉋にできるかなと自分に言い聞かせて、心を落ち着かせていました。(笑)

と、いうことで、古鉋3丁が工房に届きました。

なかなかのもの・・・・・・・・

クモの巣も、張ってるし・・・・(笑)

試したかった鉋は、伊勢のおやかたさんが、以前、ブログに書かれていた「忠次」です。
幸い大きさは、寸八だったので、ホッとしています。

残りの2丁は、寸六でした。

しばらくは、古鉋再生を楽しもうと思います。