悲しいお知らせ

2008年05月30日 | タヒチ生活
最近は、手工芸展などで知り合いになった人に会うと、7月でフランスに戻る事になったと伝えるようにしています。
タヒチ生活が楽しかったのも、私を受け入れてくれた人たちのお陰だし、なによりも何も言わずに去るのはいやだから。

でもね、どうしても会えないひとがいるんです。


イトイトのおばあちゃん



私はおばあちゃんの本当の名前を知らなかったので、おばあちゃんの肩を揉んでいたのを見ていたドニーズに聞いてみた所 .....



やだ、mai知らなかったの? 彼女は12月に亡くなったよ


『そういえばアンタ12月はヌメアにいたものね』



おばあちゃん、年だったけど元気そうだったのに。
いつも大きな背中を丸めてネックレス用の輪をココナッツの繊維で編んでいました。

私もおばあちゃんが作ったネックレスを持っています。
それが形見になりました。



おばあちゃんは刺繍も上手で素敵なクッションカバーをよく作っていました。

いまは妹さんが作っているそうです。


新しい世代にも伝わると良いんだけど ........



おばあちゃんとは短い付き合いでしたが、心温まる思出です。
ミサに遅れると走っていた信心深いおばあちゃん。今頃天国にいるのかな。




写真は、今も健在なモーレアのおばあちゃんのホラ貝(タヒチ語だとプー)。おばあちゃんが小さい頃、夕飯の時間になるとお母さんがホラ貝を吹いて呼んでくれたそうです。
ちなみに今は狩猟禁止です。