作品紹介・あらすじ
似ているようでまったく違う、新しい一日を懸命に生きるあなたへ。
最後に仕掛けられた驚きの事実と読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、『木曜日にはココアを』『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』の青山美智子、最高傑作。
長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家。
つまずいてばかりの日常の中、それぞれが耳にしたのはタケトリ・オキナという男性のポッドキャスト『ツキない話』だった。
月に関する語りに心を寄せながら、彼ら自身も彼らの思いも満ち欠けを繰り返し、新しくてかけがえのない毎日を紡いでいく――。
読書備忘録
そっか、彼がタケトリ・オキナだったのか・・・
連作短編で、少しずつね。
最後にそっか!・・・となりました。
普段から月は見ている方だと思いますが、ただ見ていただけだから・・・
読み終わって私はまた少しだけやさしくなりました。
これ、続くようまた本を読みます。
★★★★★