第4話
『あなたは私にとって災いです!』
若葉と新堂のキスシーンを目撃した草太は、
動揺して自転車を倒し、カゴに入れてた料理も・・・
そんな草太に若葉は新堂と付き合う宣言!!
だから新堂に誤解されるような行動はしないようにと。
草太は謝って二度と余計なことはしないと帰って行く。
部屋に戻った若葉。
新堂との付き合いは仕事と同じく試用期間らしい。
初任給が入った若葉はトリプルAを目指し、
まずはファッションから変える。
服を変えただけで男の視線が釘付け。
日向に初任給で自分へのご褒美かと聞かれ、
投資だと答える若葉。
「私は今、漸く人生のスタートラインに立ったんです。
これからは夢に向かって上昇あるのみ!!
あんなダンゴ虫とは世界が違うんです。」
若葉を見かけたビー太郎が声をかけるが、
それを慌てて止める草太。
なんでだ?と言うビー太郎。
「あの人は・・・ほら、
俺とは目指す世界が違うから。」
保育園で日向に草太が変だと言うビー太郎。
ため息ばっかりついてるし、
「若葉と会いたくないって。」と。
それを聞いた園長がビー太郎に言う。
「そいつは恋煩いってやつじゃないかな?」
「災い?」
「煩い。煩いっていうのはだな。」
「病気のこと。恋の病気。」と日向。
「恋災い・・・」
仕事中、桜川に声をかけられた若葉。
「あなた、男が出来た?」
新堂が新しい仕事を若葉に任せたらどうかと提案。
桜川も一応了承し、張り切る若葉。
一方、その頃草太は、
前に働いていた店から応援を頼まれる。
若葉は桜川、そよ子と食事をする。
仕事の話をする若葉を遮り、恋の話をする桜川。
「恋愛するのは自由。
でも溺れるような恋は、
シッター業務にも仕事にも悪影響。」
「大丈夫です。
私は一度引き受けたら・・・」
「恋愛よりも自分の夢を大切にしなさいと
忠告しておきたかったの。」
保育園へ日向を迎えに行った若葉は、
イクメントリオに絡まれる。
「男と付き合ってるって本当か!?」
「あなたがたとは違って、
私の理想に合った素敵な男性です。」
そして夢を語る若葉。
若葉の夢を聞き、
イクメントリオが子供たちの夢を話し出す。
「バカバカしい!!
将来は親が整えるものではなく、
自分で切り開くものです。
それに、子供の夢をどうこう言う前に、
親がなんの夢もなくてどうするんですか?
夢もない親を見て、
子供が夢を持つはずがないでしょう。」
新堂と食事をする若葉。
前菜を食べて美味しいと言う若葉に、
シェフを呼んで伝えた方がいいと新堂。
すると草太が現れビックリする。
草太は以前ここで働いていて、
今日はヘルプで入っていると。
新堂はここで働いていたということは超一流だと。
料理長も才能があると言う。
美味しく頂いたと言うと、嬉しそうな草太。
新堂にここで働くことはそんなに凄いことなのかと若葉。
雇ってもらえるだけでも凄いけど、
前菜を任されてるってことはかなりだと。
若葉の携帯が鳴り、食事の途中だが仕事に戻ることになった。
草太はタッパーに料理を詰めた物を若葉に渡す。
断ろうとする若葉に、
この間の泥んこ遊びの時のお礼だと。
事務所で夜遅くまでひとり仕事をしてる若葉。
お腹が鳴り、貰った料理を食べることに。
「うまっ!」
美味しさのあまり、ニコニコしながら食べる若葉。
翌日、案件が上手くまとまった。
が、浮かない顔の若葉。
新堂の言った言葉も気になった。
「夢って、そんなに安いものでしょうか。
簡単に諦めていいもんなんでしょうか。」
その頃、草太はもう一度店に来ないかと誘われる。
明日、本店のオーナーが来るから、
もう一度シェフの道に挑戦するつもりなら来いと。
草太にタッパーを返す若葉。
なんでシェフになる夢を諦めたのかと聞く。
フレンチの世界は厳しく、子育てとの両立が難しくてと。
「なんにしろ、そのために自分の夢を諦めるなんて、
私には理解出来ません。
あなたは才能を無駄遣いしてる。」
夢も大事だけど足元の小さな幸せを
守ることも大事だと思うと言う草太。
そう言って逃げてるだけだと、
子供を理由に逃げるなんてズルイと若葉。
「あなたに、あなたに何が分かるんですか!
東大出て、司法試験に受かって、立派な彼氏がいて、
挫折も知らないあなたに。」
「挫折も知らない?
私は挫折から始まった人間です!!
でも、自分の可能性を信じてここまで来たんです。
人間死ぬ気になってやれば、
出来ないことなんてありません。
私ならやります。
今だってこんな無茶苦茶なこと頼まれてますけど、
絶対両立して成功してみせます。
私はあなたみたいな人間を見てると悔しくて悔しくて。
あなたは自分に自身がないから、
ビー太郎くんを理由に逃げてるだけです。
ビー太郎くんのせいで夢諦めたと言って。
やっぱりあなたは何も出来ないダンゴ虫です!」
その時、ビー太郎が出て来て・・・
翌朝、若葉の言葉を聞いた草太は、
もう一度シェフにチャレンジすることに決め、
若葉に電話をする。
「もう一度チャレンジしてみることにしました。
あなたを見ていて勇気づけられたっていうか。
今なら出来る気がするんです。
俺、逃げずに頑張ります。
そして証明してみせます。
ダンゴ虫だって闘う時は闘うって。」
「誰がどう頑張ろうが、
私には関係ありません。」
草太はレストランへ行くが、
ビー太郎がいなくなったとの電話が入り、
躊躇ったものの外へ飛び出して行く。
その時、若葉もレストランの側まで来ていた。
そしてビー太郎がいなくなったと聞き、
一緒に捜し始める。
若葉は昨日自分が言ったことが原因なのではと・・・
みんなで手分けして捜すも、ビー太郎が見つからない。
若葉が自分の家へ戻ると、そこにはビー太郎が。
若葉に会いに来たらしい。
ビー太郎に謝る若葉。
昨日言ったのはビー太郎のせいでと言う意味ではないと。
するとビー太郎が掌を開いて見せる。
そこにはダンゴ虫が。
若葉にあげると言うビー太郎。
「おいらがダンゴ虫見つけたせいで、
若葉、ずっとお父をダンゴ虫って呼んでんだろ?
昨日もお父にダンゴ虫だって。」
「あ、そっち。」
ダンゴ虫は駄目な虫じゃなく、
凄い虫だと園長に聞き、
若葉にもう1回見せてやろうと思ったと。
「お父は虫は虫でも、凄い虫なんだぞって。」
「そうね。あなたのお父さんは
全く駄目な虫じゃないのかもしれない。」
若葉が草太を認めるような発言をするも、
そんなことある訳ないと思いなおす。
そしてなんでこんなにイラついて、
腹が立つのかも分からないと。
「それ、恋災いってやつじゃないか?
園長先生が言ってたぞ。」
ビー太郎の言葉を否定する若葉。
みんなビー太郎が見つかって一安心する。
ビー太郎はみんなに謝った。
若葉は草太にフランス料理はどうなったのかと聞く。
やめたと聞くと、若葉は店から出て行く。
それを追う草太は若葉を呼び止める。
「不足の事態であることは分かります。
でも、だからと言って、
それを理由に諦めるんですか?」
「いや、ビー太郎のことを理由にするつもりはありません。」
「では、また逃げたんですか。」
「違います。
確かに昔は逃げました。
でもあなたのお陰で、
もう一度本気でチャレンジしてみようと思いました。
けど、今日のことで気付いたんです。
今の俺にとって一番大切なものに。
多分、それは地位や名誉やお金じゃなくて。」
「ちっぽけな足元の幸せだと?」
「正しい答えは正直俺には分からないっす。
でも今は、ビー太郎との時間を何より大切にしたくて。」
「あなたの言ってることは分かりません。
何故なら、お金がなくては
ちっぽけな幸せも成立しないからです。
分かったのはあなたと私は、
価値観も考え方も全く違うということです。
加えてもうひとつ分かったことがあります。
私にとってあなたは災いだって。」
そして若葉は去って行き、そよ子が来る。
そよ子が草太に告白し、
一緒に追いかけて来ていたイクメントリオが驚く。
煩いが災い(笑)
若葉も素直に認めればいいのにねぇ~。
似た者同士じゃんか。
しかし予告では草太とそよ子が
付き合ってる風だったけど・・・
どうなの?
それでいいの?
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