▼戦争になれば、国家や国民を守るため、男は最前線に立たされる。死ぬか生きるかの極限に駆り出されるのだ。
▼女性は家庭を守るため、男性の分まで仕事が増える。しかし女性の方が命の危険性が少ないので、女性の方が得かと、一瞬考える。
▼だが、慰安婦問題ともなれば、戦って命を失っても、男は大義名分を果たしたような気がするので、男の方がいいかと思ったりもする。
▼私は今度生まれてくる時も男でいたいと思う。だが、女性の場合は、次は男性に生まれてみたいと言う人が多いように思う。
▼つまり日本は【男尊女卑社会】だからだ。私もその部類に入るので、そのことは否だとは言わない。私の妻は、離婚裁判ともなれば、そう主張するはずだからだ。
▼というわけで、今はコロナ戦争の最中だ。そこで、男女平等問題というのが浮上してきたとみている。
▼モリ元五輪委員長の女性蔑視発言も、コロナの発生がなく五輪が開催されていれば、なかったことだ。
▼開催か中止の土壇場に立たされたので、自分の一存で開催を考えたかったが「女性が多いと会議が長引く」という発言が出たのだ。
▼それを機に、自民党の大御所からの『女性蔑視発言』が相次いだ。スガ総理、アソウ副総理・ニカイ自民幹事長等々、さらにその部下も、国民に自粛を求めていながら、自分たちは特権でもあるように“夜遊び”をしている。
▼竹下派のドンも、国に意見を申した地元の知事に対し「そのような発言に注意しなければならない」という、今度は、国会議員が知事より偉いという「知事蔑視」発言を平気でいう。
▼そんな状況に過敏になったのか、自民党女性議員有志が【重要な会議での女性参加が少ない】と、二階幹事長に、申し入れをした。
▼コロナ戦争下での極端に自粛させられている生活の中で、森喜朗発言が我が国の「男尊女卑」体質に、大きな波紋を投げかけたようだ。
▼五輪委員長は、単に女性に変わっただけで、それもお互い父と娘の関係だと公言するのであれば【森聖子五輪委員長】だとするのが、私の考えだ。
▼ここで、ジュンイチロウとシンゾウの顔が浮かぶ。ジュンちゃんは「自民党をぶっ壊す」と叫んだが、結果壊れたのが、野党第一党の「民主党」だった。
▼次のシンゾウだ。彼は、自分に不利なことはすべて棚に上げ「戦後レジームの解体」を叫んだ。それに対し、戦後も70年近くなったので「古くなった」と国民も思ったに違いない。
▼8年近くも政権の座に座らせてしまったおかげで、隠れていたものが表に出てきた。それが政権与党自民党の、古い体質やそれに基づく考えだ。それが前述した「男尊女卑」や「上から目線」だ。
▼私はそれらの問題をとやかく言う資格がないのを自覚しているので、この問題を別の角度からたら考えたい。
▼シンゾウが言う「戦後レジームの解体」とはジュンイチロウがなしえなかった【戦後自民党政治レジームの解体】ではないかと、ふと考えた。
▼私はなぜか砂漠に立っていた。「シンゾウありがとう」と叫んだところで、昨夜の夢は終了した。
砂漠に国会議事堂がかすんでみえた
三等下