goo blog サービス終了のお知らせ 

函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

コロナ五輪延期の謎

2020年03月26日 09時25分45秒 | えいこう語る

▼旧帝国関東軍の731部隊の将校たちが、捕虜の人体実験を行なっているようだ。中には医学博士石井四郎の顔もある。どうやら生物兵器用の病原体づくりをしているようだ。戦争が終わると、米国は石井機関に戦争責任の免責と引き換えに、それらの資料提出を求めてきた。

▼やがて朝鮮戦争が始まると、北朝鮮や中国が、米軍が細菌兵器を使用し、ペストが発生しているという声明を出した。重慶にいた英国の生物学者は、1944年に日本軍は中国でペストによる生物兵器攻撃を行っていると、本国に報告している。

▼なんだかとんでもない過去もあるものだと思っていたら、731部隊だと思い込んでいた研究所の中に、習近平主席が立っていた。その建物の看板が【中国科学院武漢病毒研究所】とあった。

▼夢だったのだ。・・・昨夜、常石敬一著【731部隊】「生物兵器犯罪の真実」を読み返してしまったのだ。夜中にこんな本を読んだら、間違いなくうなされてしまう。それにしても「武漢病毒研究所」というのは2018年に実際に建設されているという。

▼どおりで、ウイルスの発生は中国ではないか、いや米国だろうといっているが、実は日本の【731部隊】が大本のようだ。大本だけに「大本営発表」?ということにしていただきたい。

▼武漢からの発生と言われる新型コロナウイルスで【東京五輪】が延期となった。メディアは他にニュースがないのか、コロナと五輪の報道ばかりだ。戦争が起きれば、報道も一色になり「大本営発表」の如き、信憑性に薄い感染数字が報道されるの違いない。

▼世界もまるで「戦争状態」に入ったような混乱ぶりを見せている。5月には国賓扱いの習主席の訪日も中止となった。発生が武漢だといわれれば「クルナウイルス」というところだろう。

▼WHOもICOもJCOも日本国政府も動き、五輪延期を決めた。だが理解できないことが二つ程ある。たくさんあるのだが二つに絞らなければ、ブログが長くなりすぎるからだ。

▼延期になったことをアベ総理は、トランプ大統領に電話したという。トランプはアベ総理の父親?なのだろうか。最近は「アベシンゾー」より「トランプシンゾー」の方が、ピッタリのようだ。延期の引き換えに、どんな約束をしたのだろうか。トランプシンゾーの約束は、お土産を贈るばかりだからだ。

▼国会の地下に売店がある。【対米重箱】!という弁当は、中身が豪華でおいしそうに感じではないか。包装紙は米国旗、ご飯の隅っこに梅干しは欠かせない。

▼もう一つだが、北海道民としては、なんとも心苦しい感じだ。百合子知事が到着していないのに、総理と官房長官と、森五輪委員長と、我が北海道出身の聖子五輪大臣の4人で、マラソンの札幌開催を動かさないと決めてしまったというからだ。

▼4人の顔は水戸黄門の時代劇で言えば、悪役ばかりだ。お姫様役の聖子大臣も以前宴会で、フィギアスケート・メダリストに「チュー♥」をしたことがある“パワハラおしめ様”だ。

▼遅れてきた百合子知事は、のけ者にされたので、得意の意地悪の一つも叫ぶのではないかと期待していたが、意外とおとなしげだった。7月に都知事選があり、自民党が応援するようなので「みどりのタヌキ」は、とぼけているのかもしれない。

▼というような今日はテンションが盛り上がらない感じだが、五輪が、政治色一色な祭典であることに、憤慨し今日のブログを閉めたいと思います。

▼午後から福祉関係の研修会が函館市であるからです。昨日も30人規模の会議がありましたが、みんなと久しぶりに顔を合わせ、やはり討論し合うのが、一番の健康のようです。

▼子供たちが登校して、喜んでいる様子がよく理解できます。函館八幡宮では「コロナウイルスのお祓い」をしてました。本当に恐ろしい「新型最近兵器」?ですね。

「戦争」と「東京五輪」

2020年03月24日 13時09分28秒 | えいこう語る

▼80年前の1940年の東京五輪と、サッポロ冬季五輪(当時は同時)が、日中戦争拡大で中止になった。中止になった五輪は他にもあるが、理由は第1次と第2次世界大戦だ。

▼つまり戦争が中止に理由になったので、当時の五輪のメインテーマ?である「国威発揚」が薄れ【平和の祭典】と言われるようになったのだ。世界が平和でなければ、五輪は開催できないということになる、というのは文章を書きだしながら、思いついた結論だ。

▼新型コロナウイルス感染は、WHOもパンデミックと宣言している。感染拡大の欧米では「コロナ戦争」と呼んでいる首脳もいる。世界各国が一丸となって、この最大で最強の「見えざる敵」と戦わなければならない。

▼感染拡大は「大勢が集まる場所」とされている。各国の大きなイベントが中止されている。地上最大規模のイベントは、なんといっても【東京五輪】だ。だが、世界中を股にかけて外遊している我が国の総理の「決断」が、遅すぎはしないか。

▼その原因は、総理というか日本国というのか、地球の小さな島国での【経済と人命】に対する秤が揺れ動き、バランスがとれないというのが実態のようだ。それなら「経済と人命」を計る機械を『タニタ』に発注したほうがいいのではないか!。

▼「健康をはかる」から「健康をつくる」という「タニタ」の発想の転換は素晴らしい。経済界からの支援がなければ総理になれない我が国であれば「経済と人命」のどちらにウエイトをかけるかと言えば、アベ総理ばかりではなく、どんな総理であろうが「正義の判定」は、むずかしいに違いない。

▼だが、この「東京五輪」での意思決定は、簡単だ。歴史から答えを出せばいいからだ。過去の五輪中止は、すべて「戦争」のよるものだからだ。今回は「コロナ戦争」により、中止という理由が付くはずだ。

▼それでは、世界経済が大混乱するという声も上がるだろう。ここは、アベ総理の名演説?に期待したいものだ。

▼【コロナ世界戦争を終結させることを私は決意した。2020年東京五輪は、日本国総理アベシンゾーが中止を宣言する。コロナ戦争で、先の大戦以上の犠牲者を出してはならない。死者は蘇らないが、経済は蘇る。それは、我が日本が世界に最も優れた模範を示しているからだ】。

▼この「世紀の演説「」で、世界中に称賛の嵐が吹き荒れ、コロナウイルスは地球の外に放出されるに違いない。今日のブログは、ここで終了したい。これ以上書き続ければ、私の「妄想」は、新型コロナウイルス以上の拡大を起こすからだ。

      
      戦争とは人間に潜む悪魔の仕業
                   三等下

緊急事態時の情報整理

2020年03月23日 18時06分00秒 | えいこう語る

▼「WiLL」4月号に、ノンフィクション作家・河添恵子の「新型コロナウイルス」に関する、レポートが載っている。河添の経歴の特徴的なものは、中国への留学と「新しい歴史教科書をつくる会」の理事だ。

▼コロナの感染場所は、当初武漢の海鮮市場とされていたが、学術誌「ネイチャー」は、2018年に武漢に設立された「中国科学院武漢病毒研究所」の中にある【武漢P4研究室】ではないかと推測している。管理が杜撰で、この研究室から「ウイルスが脱出する可能性がある」と、発表していたからだ。

▼発生後、米国軍事委員会のコットン上院議員は「P4」からウイルスが漏れたと語っている。さらに、生物兵器禁止条約の起草者のイリノイ大学法学部教授ボイルは「新型コロナウイルスは攻撃的な生物兵器」と語っている。

▼昨年の9月18日、武漢天河国際空港の税関で「コロナウイルス」の感染が一例検出された」という想定での「緊急訓練」がされていたのを、湖北省の官製メディアが報じているという。

▼この報告が事実だとすれば、WHOは「P4」を、調べ上げればいい。だがWHOのテドロス会長は、エチオピア出身で、中国とは経済的に近しい関係にあるので、簡単に動けないのだろうという。これは憶測だが、憶測でも真実味がありそうな憶測だ。

▼さらに河添は、米国ポプキンス大学健康安全保証センターの科学者エリック・トナーが、新型コロナウイルスのパンデミックのシミュレーションを行い【18ヶ月以内に6500万人が死亡する可能性がある】という警告も発しているという。

▼そして、中国は「生物戦争」を企てていたという噂も、フェイクとは言い切れなくなったのではないかという。まさかノンフィクション作家が、フェイクな情報を流しているとは思えない。だが、ここまでは信じたくないというのは、私の心にある。私の心は判断が揺れているからだ。

▼河添の経歴に「新しい歴史教科書をつくる会・理事」とある。疑うとすれば、この会に所属している人物は「憲法改正論者」が多いからだ。だとすれば、非常事態宣言を出しやすくする環境を作り出すことが必要になる。

▼非常事態宣言とは、権力(軍事力)を使い、市民の言動を完全に封殺することだ。ということは、今の自衛隊にそんな権限を持たせることはできない。自衛隊を軍隊にしなければ、非常事態宣言が充分な効力を発揮できないからだ。

▼「新型コロナ等特措法」の中で非常事態宣言は、明記しなくても使用できるという解釈だ。それを明記させたというのは「非常事態宣言」を盾に「憲法改正」への足固めと考えるのが常識だろう。

▼非常事態宣言が長引けば、混乱が生じてくる。そうであれば治安を確実に維持するために【戒厳令】の整備が必要となる。コロナ問題は今後長引けば、我が国の秩序を改めることになるかもしれない。それほど危険極まりない「生物兵器」なのだ。

▼この世界的な騒動の中で「防禦」というのが【国防意識の高揚】に利用される恐れがある。出入国の管理宣言などというのは、まさに「戦争状態」に匹敵する内容だ。

▼感染防止の自宅監禁などというのは「捕虜生活」に似ていやしないか。先の戦争は【仕掛けられたものだ=自衛のための戦争】だったという考えの人たちが集まったのが「新しい歴史教科書をつくる会」の人たちだ。

▼戦争を正当化しようとする言葉が「自衛の為」ということだ。だが、自衛と言え数千万人もの人殺しを行っていいものではない。戦争というのは、いつも「自衛のための大量殺人」に過ぎないからだ。

▼非常事態には、様々な憶測が飛び交う。大量に発生する情報を、どのように整理するかで、命が左右される事態に陥る可能性がある。コンピュータ社会の大量に流出する情報の、より正しく選別を行うプログラムを開発しなければならないという、研究者の声もきいたことがある。

▼正解が見つけにくい時代になったようだ。それが第3次世界大戦につながらないようにするには、AIを進化させる人間が、AIの常に一歩前を行く能力を持たなければならないような気がする。

▼もし「18ヶ月以内に感染死亡者が6500万人」という報告が真実だとしたら【東京五輪】の中止を、早く決定しなければならない。【復興五輪】というなら、なおさら中止だ。

▼福島は9年経っても【核ウイルス】は飛散し続け、現在は【新型コロナウイル】も近づいている。【復興五輪】などというのは、国民のだれもが考えていないものを、報道が選別せず垂れ流しているように見える。

▼北朝鮮がミサイルを日本海に打ち込んでいる。間違って日本国内に落ちたらどうなるか。「非常事態宣言」を発令し、自衛隊のミサイルを飛ばすのだろうか。

▼戦後75年【新型コロナ戦争】に巻き込まれそうな我が国だ。ドイツのメルケル首相も感染した。イタリアの死亡者数の勢いはすさまじい。日独伊三国同盟という言葉が浮かんでくる。まずは自国の防御を強固にし、他国の支援に出てほしい。

▼今夜の私の夢予想だ。聖火ランナーの最終選手が、国立競技場で、聖火を消す夢だ。私は万歳を叫び、さわやかな24日の目覚めとしたいものだ。

新型コロナ問題から何を学ぶか

2020年03月22日 13時28分52秒 | えいこう語る

▼1884年の夏、英国の船乗り4人が漂流した。助かったのは3人だった。問題は4人の中で生きていても「可能性」が少ない一人を選び、3人がその肉で生きながらえたという事件だ。

▼帰還後裁判になった。殺害された人物は誰よりも衰弱し、まもなく死ぬという人間だった。やむにやまれずの行為で、そうでなければ全員が死んでいたと証言した。

▼あなたが裁判長だったら、どう判断するかというのが、ハーバード大学の哲学者マイケル・サンデル教授の【正義】についての講義だ。こうした混乱の力と、その混乱の分析を迫る圧力を感じることが【哲学への衝動】だという。

▼人間の根源性を追求する場面から、人は遠ざかる傾向がある。だが道徳をめぐる考察は孤独な作業ではなく、社会全体で取り組むべき試みなのである。それには対話者・友人・隣人・同僚・同郷の市民などが必要になる。ときにはそうした対話者が実在せず、想像上の存在のこともある。自問自答する場合などがそうだ。とサンデル教授は言う。

▼我が国は一昨年(2018年)から義務教育で【道徳教育の教科化】が始まった。国が定めたので行うという、そこには国家主導の道徳が、果たして教育現場に馴染むものかの討論は、私の周辺では皆無だった。

▼討論なき盲目的追従は、「道徳」の本質を見る目を、教育現場から曇らせているということではないか。このような無批判的体質が、学校での『イジメ対策』につながっていないような気がする。

▼それに道徳教育の教科化は、アベ政権の目の一つだ。戦前の「教育勅語」に代わるものが、「道徳教育」だというように、アベ政権は考えているようだからだ。

▼「憲法改正」の下準備は「道徳教育」の強化にあると、アベ総理は考えている。だから多くの憲法学者が、アベ総理の「9条」の解釈が間違っていると指摘する。アベ総理の憲法解釈には、そんな考えが見えているからだ。萩生田が文科大臣に任命されているのは、その証拠だ。

▼私の「妄想」が、地球の軌道から離れてしまいそうなので「コロナ問題」に戻る。感染防止に外出を控えるおふれを出したが、国家の命令に従順な国民?の体質が現れると、経済の疲弊が夥しくなってきた。

▼そこで、感染率や死亡率の減少?を公表し、経済の復興にシフトさせようとしている。だが、世界の数字は拡大傾向だ。我が国の数字の発表を、国民は鵜呑みにし過ぎるような気がする。だが私は「妄想」が激しいので「大本営発表」ではないかと、信頼性に疑問を持つ。

▼この非常事態は「正義」や「道徳」が、国民に投げかけられているような気がする。「道徳とはコストと利益を秤にかけることであり、必要なのは社会に及ぼす結果を十分に測定することだけだともいわれるが、道徳的には結果だけを考えればいいというわけではなく、いくつかの義務や権利は、社会的結果とは無関係の尊重されるべきだ」とサンデル教授はいう。

▼コロナ問題での多くのジレンマを解決するためには【道徳哲学】と【政治哲学】における、いくつかの大きな問題を究明し識別することが、今の私たち国民に問われているのではないか、とサンデル教授の講義録から私は感じている。

▼とはいうものの、田舎オヤジとしてはどうしたらいいのか皆目見当がつかない。漂流したら、人肉を食らう悪魔になりかねない私だからだ。

▼哲学は、読み込めばわかったような気がするが、実際は少しも分かっていないというのが本音だ。「最大多数の最大幸福」などいう言葉も、義務や権利を尊重することが、少なくとも長期的には幸福を最大化すると信じない限り、人々がそうした義務や権利を擁護する根拠はないからだ。

▼哲学者ベンサムは「人は地球を動かせるといった。だが初めに足場にする別の地球を見つけなければならない」と。私にはこの考えが一番わかりやすい。この言葉が今の我が国にぴったり当てはまっているからだ。

▼この程度の政府が長期化しているは、野党が新たな足場を作れないからだ。キツツキ野党の口ばしは、すでに曲がっているからだ。ドイツのメルケル首相は、コロナ問題は第二次大戦以来の戦争という。

▼もしかして「コロナ問題」は、「国民主権」という民主主義の原理を、国民自身が守れという、戦争で犠牲になった先人たちの“愛の鞭”ではないかと、夜明けにふと思ったのだが。

       災い転じて真の民主主義を
                  三等下

コロナ問題で見失ってはならない

2020年03月20日 19時37分26秒 | えいこう語る

▼70数年生きてきて「国家非常事態宣言」に近いと思われる、このような経験は初めてだ。普通、非常事態宣言とは戦争が開始されてから起こるもので、国民の言動が完全に国家の管理下に置かれてしまうことだ。

▼とすれば、今回の新型コロナウイルスによる国の行動規制は「国家非常事態宣言」の【予行演習的】なものではないか。感染拡大で生活が混迷する中、冷静に分析してみれば、日本国民は危機に対し、非常に従順で冷静な行動をとる民族ではないかと実感している。

▼これに、国家権力による暴力が加わると、ますます国民自体が狂暴化?する事実を、昭和20年前の我が国の歴史が物語っている。

▼今日(21日)の北海道新聞で、元兵士の体験を、作家の雨宮処凛がレポートしている。敗戦間際の満州での戦いだ。日本側800人、ソ連軍15万人。森に中に逃げ込み助かったわずか30人。近くに住む現地の家族から水を与えられ、何とか生き延びた。だが数日後、その家族は全員殺害されていた。殺したのは古参兵だった。ソ連軍から尋ねられたら困るからだ。

▼これは昔あった話ではない。2005年のアフガニスタンでもあったのだ。米軍が偵察に出かけた。そこに100匹の山羊を連れた3人の現地人を発見した。もちろん武器を持っていない。ただの農夫だと思うが、開放すれば米軍の存在が知られ危険が迫る。だが相談の上解放することにした。まもなく100人ほどのタリバンに囲まれ、開放に賛成した一人だけが、偶然に生き残ったという。瀕死の重傷を負ったのを救助してくれたのも現地の人だという。・・これは、ハーバード大のマイケル・サンデル教授の哲学講座【正義】についてに収録されている。

▼話を戻そう。世界中に死者が出て、まるで戦争状態ではないかと警戒心を強めているが、現在のウイルス感染での死者は『1万人』だ。戦争であれば、ミサイル一発での出来事だ。

▼こんな考えは、感染で亡くなった方に失礼だといわれるだろう。しかし、軍隊を持っている国は、戦争が始まったら「1万人の戦死者」は、ただの数字だからだ。自国の戦死者数より、何倍も敵国の戦死者数が多ければ、それが「自国の正義」になるからだ。

▼世の中に『核兵器』や『細菌兵器』があるという実態は、国家には人間の命を無視する【悪魔】が住んでいるという証左に他ならないということではないか。

▼「非常事態宣言」とは、国民の命を守るのではなく、非常事態の国家やその時の政権を守るために存在する言葉だという解釈は、許されないだろうか。

▼混乱に乗じ「コロナ特措法」に緊急事態宣言を明記したアベ政権。それを安易に許してしまった野党。今回のウイルス騒動は【憲法改正】を最大目標とするアベ政権の、戦略勝ちということではないか。

▼我が国に落とされた【原子爆弾】は「核兵器」が地上最強の武器だということを、世界中に認めさせた。だからその後、各国は「核兵器」を保有するのに躍起になる。この兵器が持つ威力は、一瞬で戦争を終結させるということを、日本で実証済みだからだ。

▼だから、これは絶対“使えない”。それに匹敵する“使える兵器”が【細菌兵器】だ。これは、爆発音もない【サイレント兵器】で、存在が見えない。相手の陣中に侵入し、感染拡大させ、混乱させ、死者を拡大させる。なんとも手ごわい兵器だ。

▼「核兵器」は一発で数十万人を殺害できるが「細菌兵器」は、徐々に死者を増やしていく。たぶん並行して「感染防止」も研究されているはずだ。どこかで歯止めがかかるので、使用される確率がある。

▼だが「細菌兵器」より恐ろしいのは、やはり【核兵器】だ。胎内感染は子孫にも影響するし、プルトニウムは半減期が2万年以上だからだ。それなら、死亡者を防ぐには「核兵器」の廃止が先決だ。

▼にもかかわらず、現在1万人の犠牲者で、こんなに慌てふためく世界も不思議だ。「核兵器」の保有は横に置いて【細菌感染】が一番危険だと思わせようとしているのではないか?。

▼私は「コロナウイルス問題」で、懸念するのがここだ。この問題で、我が国は【非常事態宣言の予行演習】を分析し【憲法改正】へつなげようとする、意図があるのではないかと懸念するからだ。

▼これも私の「妄想」に尽きないといえば、そうかもしれないが、「五輪開催」が「国威発揚」の最大の場であることを体験している、我々団塊世代であれば、その後に「憲法改正」へとつなげる流れになるだろうということは、まんざら「妄想」の範囲でもないことではないかと考えるからだ。

▼各国のアスリートたちが「延期」を求め始めた。それは「中止」も視野に入れた「アスリート・ファースト」である。「世界の祭典」は、国家やIOCや米国の放送権のものではない。

▼選手や国民「ファースト」でなければならないと思う。アベ総理が独断で決める「国家ファースト」であってはならない。今の騒動で、日本国民は「主権が国民」にあるという自覚が必要のような気がする。

▼1964年の「東京五輪」。国家の重圧でマラソンの円谷幸吉選手が自死した。2020年の「東京五輪」。国家の思惑で選手たちの人生まで、左右されてはならない。

▼長年親しんできた「日本国憲法」だが、見えざる敵を想定し、やたら国防を掲げ「憲法改正」を国是とする、流れが出来つつある昨今。

▼「コロナ問題」の騒動にかまけ、また【悪魔のささやき】が、我が国にせまっていることを、あらん限りの「妄想」を働かせ、阻止しなければならないのではないかと、昨夜の大嵐の中で、身を小さくしながら考えていた。

▼やはり、世界の詩人の言霊に耳を傾けたい。

【湖に浮かべたボートをこぐように、人は後ろ向きに未来に入っていく。目に映るのは過去の風景ばかり。明日の景色は誰も知らない】  ポール・ヴァレリー。