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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

道新幹線に乗ってやってくるもの

2016年02月05日 10時51分08秒 | えいこう語る

 

米国の俳優トミー・リー・ジョーンズさんがテレビに出ると、缶コーヒーのコマーシャルとわかるほど馴染みとなった。昨日テレビを見ていて驚いたのが、そのコマーシャルに石川さゆりさんが「津軽海峡冬景色」を歌って登場し、さらに北島三郎さんが「函館の人」を歌い、海底トンネルを抜け出てくる新幹線に向かい、敬礼して迎えるというものだ。

歌手をめざし函館から連絡船で津軽海峡を渡り、夜汽車で上野駅に降り立った北島さん。苦労の末に日本一の演歌歌手になった。1964年(昭和39年)、日本で初めて新幹線が走ってから、52年目の今年3月26日、♪はるばる来たぜ函館♪に、当時夢と呼ばれた新幹線がやってくる。北島さんの敬礼姿に、難工事だった海底トンネルでの犠牲者たちへの思いも伝わって来て、思わず胸が熱くなる。高倉健さんが生きていれば、鉄道員役で起用したかもしれないが、やはりこのコマーシャルには、苦労人のサブちゃんがいい。「サブちゃん、健さんよりずっとカッコイイ」と、テレビに向かって叫んだ私だ。

そんな新幹線に乗ってやってくるのは、北海道の未来を背負った夢ばかりだろうか。広大な大地・北海道に有害な様々な「種」も混じっていやしないだろうか。3日の北海道新聞朝刊は、あの「ホリエモン」こと、堀江貴文さんが、十勝の大樹町の町民になったと報じている。大樹町には、以前から宇宙航空研究所開発機構(JAXA)がある。そこにはホリエモンの会社がロケット開発している。今年のニュースだが、ここに種子島のようなロケット発射場を建設する計画が浮上した。ホリエモンが住民票を移した理由は「おもしろそうだから」とし、大樹町もホリエモンの事業を支援したいと手放しの歓迎ぶりだ。

現在は宇宙開発に関する平和的利用のためのロケットだが、安保関連法案が成立した今日、一朝有事となれば武器への転換が可能になる。北朝鮮が宇宙観測のためのロケットの打ち上げと言っても、世界が軍事ロケットの発射訓練だと反対するのと同じだ。世界中で戦争が多発すれば、儲けるのは武器産業だ。武器の製造・輸出もOKの我が国だ。宇宙への広大な夢の実現には、平和利用という大義名分の裏に、膨大な金を生むシステムの開発という側面が隠れているのではないだろうか。

最近話題となったテレビ・ドラマ「下町のロケット」も、小さな工場で世界一優秀な部品が作られるという、我が国の技術力の高さが話題となる。そこには世界一優秀な武器としてのロケットが、我が国ではすでに開発されているということも、証明されたということではないだろうか。

新幹線の話が脱線しかけたが、今、函館の街中や新幹線の新駅がある北斗市や木古内町は、新幹線歓迎ムード一色である。だが、プル・サーマル方式(MOX燃料)の高浜原発も再稼働した。いよいよ方式が同じ泊原発の再稼働も視野に入ったようだ。さらに、ムネオさんの新党大地が、自民党との選挙協力に出て、ムネオさんの長女(現・道民主党副代表)の自民への移籍も注目されている。ムネオさんの後ろには、アベ総理の強力なバックアップがある。

「まもなく北海道に新幹線がやってくる」。やって来るのは観光客ばかりではない。我が国に新幹線が走ってから半世紀を過ぎたが、そのスピードに置き去りにされたものに、我が国が世界に誇れる「スピリッツ」が多くあったような気がしてならない。

「長年の懸案であった鉄道が、この出雲にも敷かれることになったなら、やがて平凡な一都市へと変貌を遂げることになるだろう。出雲だけではなく日本国中から、昔ながらの安らぎと趣が消えてゆく運命のような気がする」と言ったのは、日本という国と恋に落ち、そのすべてを抱きしめ、この恋人がやがて心変わりすることを予感していた、小泉八雲だ。・・・中村良夫著「風景からのまちづくり」より。                         

長く親しまれた北海道の標語「試される大地・北海道」。はるみ知事はこの標語が嫌いらしく変えようとしている。だがこの標語が、北海道新幹線開業にあたって、明治時代の小泉八雲が道民に伝えるメッセージのような気がするのは、私の思いすぎだろうか。


私は誰でしょう

2016年02月02日 07時57分32秒 | えいこう語る

 

昭和40年代、馬1頭売って大学に進学した。でも家には10頭いた。

きれいな政治家とは、政治資金が多ければ汚いというのはおかしい。角さんのように、気分で集めるのが正直だ。

自分が秘書をしていた代議士に、初めて出馬したいと伝えると、君がいなければ、俺は両手をもがれたも同然だから、議員をやめるといわれた。そこで自分が考えていた以上に、自分の存在が大きいことを改めて知った。

自分が34歳の時、永田町で「有名な秘書」というので、NHKの取材を受けた。

金丸信から鮭を100本頼まれ、代金を請求された時、小さな金は入りません、大きな金の時は言いますからと答えた。

民主主義とは、折り合いをつけること。

私が国家の基本としているのは、安全保障・外交・教育・治安。

自分の選挙区、釧路・帯広には自衛隊員6000人がいる。

君は大したもんだ。捕まっても収監されてもへこたれない。いつもニコニコ堂々としている。俺には出来ないとだと、小沢一郎からいわれた。

沖縄の米海兵隊の県道越の実弾訓練を、矢臼別演習場に移動させた。・・・etc。

 

上記の内容は「政治の修羅場」という、本人の著書から抜粋したものです。読後の感想は、修羅場という期待感の割りには、自分の自慢が随所に溢れていた、そんな感じでした。つい最近の情報ですが、長女が民主党の衆議員なのに、本人は次の衆院補欠選挙で、自民党候補を推薦しました。アベ総理に、北海道をよろしくと頼まれ、今最も総理に信頼されている人物です。沖縄県は政府に反対ばかりしています。今後、政府が注目するのが北海道です。その舵を、アベ総理から握らせられたのがこの人です。私は、この人が「北海道の角さん」と呼ばれるようになるではないかと予想します。広大な大地・北海道は、公共事業で盛り上がりそうだからです。

私の昨夜の夢に、この人が出てきました。羊ケ丘にこの人が建っていた夢です。クラーク博士の銅像が、この人の顔に代わり、にっこり笑っていました。『オールドボーイズ・ビ・アンビシャス」と叫んでいたようです。

そうそう、過去に禁断の自社連立政権で学んだものは「政権に復帰できるなら何でもあり」とも言っていましたよ。


軍隊と原発

2016年02月01日 10時39分25秒 | えいこう語る

 

第二次世界大戦。地球儀では見事に小さな島国日本が、中国や米国の大国と戦った。誕生以来、神の国と自負していたため、神の国の軍隊が負けるはずがないと過信して、暴走を始めたからだ。終盤、武器も兵隊も少なくなった神の国は、神風が吹いて敵を蹴散らしてくれると思い込み、近代装備に対し竹槍で戦うつもりだったのだ。そんな瀕死の状態だった神の国に、地上最大の兵器「原子爆弾」を投下したのだ。一個落とされたところで、万歳すればよかったのだが、2個目を落とされ、その恐ろしさにやっと気が付き「神の国」から「国民の国」へと、変身したのだ。日本昔ばなしの中で、なんとも残酷かつ無能で、滑稽な話しである。

敵国だった米国とは、安全保障条約を結び、我が国は戦わないことを宣言し、戦いは米国に任せることにした。考えれば虫の良すぎる条約だ。そのかわり、お金で国を守ってもらう約束をしたのだ。隣国、中国には、攻め入ったし人民の大虐殺もしてしまった。それでも1972年(昭和47年)に、日中の国交回復を果たした。当時の田中角栄総理と周恩来首相の力強い握手を、日本国民は忘れていないだろう。日本海に大きな架け橋がかかった瞬間だからだ。その時中国が、日本の子どもたちにプレゼントしたのが「ランラン・カンカン」の二匹のパンダだ。

最近、なぜ日中はこんなにいがみ合ってしまったのだろうか。その根底には、日本の改憲勢力による、軍事力の強化にあるのではないだろうか。さらに、中国が領土と主張する尖閣諸島を、日本が領土と宣言したことも、また日本の侵略が始まったと、中国は考えているのではないだろうか。さらに日本は、那覇基地に航空団を新設し、F15戦闘機を、今の2倍、40機を配備するという中国防衛対策の強化にでた。最も中国が危惧するのは、日本が国連の常任理事国入りをするために、各国に呼びかけをしていることかもしれない。

近年の日本の科学技術の進歩を、中国はどう考えているのだろうか。種子島から打ち上げられるロケットには、三菱のスリーダイヤが見える。最近作られた国産旅客機の機体にも、スリーダイヤが見えた。武器の製造と輸出を解禁したためか、1500億円の開発費の3分の1を国に補助してもらい、ステレテス戦闘機を開発した。そのの性能は、極めて優秀なものだと中国は認めている。その機体にもスリーダイヤが燦然と輝く。スリーダイヤといえば三菱重工0式戦闘機を思い浮かべる。先の大戦では、神風特攻隊としての、神の国の守護神的存在だったのだ。

このステルス戦闘機の通称は『心神』だという。中国から友好のために贈られたのは「ランラン・カンカン」だ。その友好にひびを入れ、相手を恫喝しようとするのが「シンシン」だとすれば、中国側から見たら、ずいぶん馬鹿にした名前に思われやしないだろうか。「神の心」とは、また日本が神風を吹かそうという魂胆に違いない。そして、ついにアベ総理が全閣僚を引き連れ「靖国神社」に参拝したという、私は、初めて中国人になった夢を昨日見たのだ。

さて、昨日の日曜早朝の、NHK教育テレビ「心の時代」で、ルポライターの鎌田慧さんの、大間原発の建設現場での言葉が、私の耳を離れない。「我が国は広島・長崎と、二発も原爆を落とされ、やっと戦争をやめた。原発も、福島以外でもう一つ事故が起きなければ、原発を廃止しないのではないか」と。

軍隊は、敵より常に大きな装備をすることで、存在を誇示する。日本も、やがて「原子爆弾」を保有するに違いない。神様から「死神の国」と呼ばれないようにしたいものである。