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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

気掛かりな日本

2016年02月22日 10時36分34秒 | えいこう語る

 

1000兆円を超える我が国の借金、その現実的でない数字に麻痺しているわけではないが、膨大過ぎて全く実感が持てないというのが、国民の素直な感情だ。消費税が我が国で初めて導入された時、旧大蔵省の官僚が「消費税は一旦始まったら麻薬と同じで、止めることが出来ない」と言った言葉を思い出す。だが、先日函館で講演をした稲田朋美自民党政調会長が、消費税の10%引き上げは、経済情勢の見極めが必要と、躊躇する姿勢を示した。7月の参議院選挙への影響を考え、国民の消費税アップに懸念する気分を和らげる、煙巻作戦かもしれないが、経済政策の不安定要素を垣間見せた発言のようだ。

閣僚の不穏当発言や議員の不祥事で失墜状態にある自民党、内閣指示率が7%落ち込み「46,7%」になり、不支持率も「38,9%」に増えた。だが、民主と維新の党の合流については、賛成が「20,9%」で、反対は「65,9%」なので、安倍政権としては警戒感はあるものの、まだまだ余裕をかましているに違いない。ただ、日銀のマイナス金利について、期待できないが「82,2%」の高い数字を示している。堅実な日本人の気質では、金利がマイナスというのは、破れかぶれの政策のような気がして、不信感を持たれているのだろう。

作家司馬遼太郎と劇作家井上ひさしの対談集「国家・宗教・日本人」の中に「近代戦においても最後は合理的な兵学思想を捨てて、成算のないところへその場の雰囲気で踏み切ってしまうことや、あるところまで客観的に見ていたのがパッと主観的に切り替える癖が日本人にありそうな気がする」と話している。戦いにおいても「30%の死傷者がでたらやらないが、ノモンハンでのロシアとの戦いでは、70%セントでも退かなかった。70%といえば、現場では全員死でいるというイメージだ」と話している。最後には「気力」でという、日本人特有の感情で処理してしまうことになるようだ。

日銀のクロダ総裁も、マイナス金利は世界でも通用している国もあるので、我が国でもという捨て身の政策ではないかという感じがする。つまり我が国の経済死傷率は、70%を超え降参が望ましいが、いくらなんでも天下の日銀が降参はみっともないから、後は気力でという感じが国民に見透かされているのではないだろうか。景気の上昇は「気」を盛り上げることだというが、マイナス金利政策に期待できないという気分が、国民の「82,2%」に広がっているのは、既に負け戦かもしれない。

アベ政権は、外交や経済は、軍事力強化で補うという姿勢らしい。結局は原爆が投下されるまで、果てしなく国民を苦しめ続けた歴史を思い起こさせる気分だ。これは日本人の「性」なのだろうか。司馬さんはその思考の素地には「絶対」という観念があるからだという。「アベノミクスは絶対有効です」。「マイナス金利政策は絶対大丈夫です」という「アベ・クロ」の、もはや自信の欠片さえない、我が国の「疲ーロー」たちの?顔が浮かんでくる。

21日の、NHKテレビ「新・映像の世紀」を観た。60年代、若者たちの反乱が、世界を変えていった。ほとんど第一線からリタイヤした団塊世代だが、その全員が、ある日国会を取り囲む。・・・「安保関連法案・反対」、「原発再稼働・反対」そんな中に参加している、若き日の自分の夢を見たいものである。


政調会長・稲田朋美

2016年02月21日 15時34分19秒 | えいこう語る

 

20日、自民党の稲田朋美政調会長が、地元選出の前田一雄衆議の応援講演を函館市内で行なったので出席してきた。立て板に水というか、原稿を丸暗記したかのような滑らかな口調で淀みなく話す。間の置き具合や減り張りがないので、心に残るものは少なかった。会場からも割れんばかりの拍手が起き上がらなかったのは、私以外にもそう感じていた自民支持者が、少なくなかったからだろう。だが、超右派と言われる稲田氏、圧巻は北朝鮮の脅威を煽り、安保関連法案の正当性を声高に主張し、日本経済が強くならないと世界経済に影響を及ぼすというなどの発言は、野党には対処できない問題だとし、自民党の政治力の安全性を、微塵にも疑っていないという、強気の稲田節が炸裂していた。

安保関連法案も戦争法案だと野党が言うが、平和の党の公明党が支持しているから平和関連法案だと子供にでも言い諭す内容は、少し滑稽に思えた。そんなところが、朋美ちゃんのチャーミングなところかもしれないが。ただ、アベ総理の支持率の高さが、自民党の議員の揺るぎない自負心となっているのは、稲田、前田両議員の発言から伺うことが出来た。政治家になってから11年目だというが、内輪もめしている日本最大組織の女組長になっても十分な貫禄であり、その子分が前田の兄貴というところか。

自民党議員の自信漲る、安全文化なるものについて考えてみたい。岩波書店の「科学」という雑誌に掲載された、当時、日本原子力研究所の安岡俊明氏が書いた「原子力の安全安心を支える規則の在り方」の一文だ。この文章は、反原発を貫いた高木仁三郎著「原発事故はなぜくりかえすか」に記載されている。

▼保岡氏の文章を「組織を国家」に「個人を国民」に置き換えてみた。

「安全文化とは、国家(組織)の安全の問題が、何ものにも勝る優先度をもち、その重要度を国家(組織)および国民(個人)がしっかり認識し、それを起点とした思考、行動を、国家(組織)と国民(個人)が恒常的に、しかも自然に受け止めることの出来る、行動様式の体系である」と記している。

北朝鮮や中国の軍事脅威に対し、国家を安全に維持するためには、我が国も軍事力を保持しなければならないという、自民党の国家安全思考が、何にものにも勝り、国民の多数が恒常的に受け止めるようになったので、野党が戦争法案と言ってもアベ総理の支持率が下がらない理由の一つではないだろうか。ここに、一党独裁が長引けば恒常性を帯びる体質ができ、安全文化が生まれる土壌が醸成するのではないだろうか。まさに原発の安全・安心文化は、55年体制の恒常的政治体質が生み出した、最も危険な結末だったのではないだろうか。

この安岡氏の安全文化の考えは、戦争へと引き込まれる、体質そのものではないかと思う。稲田氏の政治思考には、もはや野党の存在は無い。自民党だけが国家の安全文化を再び作り変えるのだという、自負に満ち溢れている。国会で野党の存在を無視するアベ総理の発言も、そのことを裏付けるのに十分な気がする。稲田氏は、今年を「正念場」だと何度か繰り返したが、私は軍事大国へ移行させるための正念場と聞こえてきたのだ。

衆参同時選挙も視野に入れた発言もした。7月の選挙、我が国の安全文化の正念場ではないだろうか。野党共闘の結集力に期待したいものである。


北海道新幹線と安全・安心なまちづくり

2016年02月20日 10時14分34秒 | えいこう語る

 

3月26日に、北海道新幹線が開業する。青函海底トンネルから新幹線が顔を出した途端、道南地方は一斉に桜が満開となり、いつもと違うオシャレ色をした春が飛び出して来た。「少年よ大志を抱け」と叫んだクラーク博士が、新函館北斗駅の駅長となり「北海道よ大志を抱け」と、新幹線到着を記念して叫んだのが、昨夜の夢だ。

こんな夢の後は、心身が充実した朝を迎えることが出来る。この駅長が、アベ総理だったら、新幹線からは武装した国防軍が降りて来て「北方の警備を強化するため、到着いたしました」と隊長が報告すると「北方領土返還のための努力を期待する」などと、アベ駅長が訓示をたれる。こんな夢であれば、心身共にかったるい朝を迎えることになるのだ。

新幹線開業に沸く北海道だが、最近の外国人観光客の増加にも喜んでいるようだ。中国の春節には、日本への「爆買ツアー」が押し寄せたようだ。中国の報道では、春節での海外旅行者は600万人とし、1兆5600万円を消費したと発表している。だが、高級品買いは少し影を潜め、日用品に購買意欲が向かっているという。そのため中国は、内需拡大を指示し「供給側改革」による品質向上をめざしているという。

あまり爆買いに頼ると、中国側は何か問題が起きると「日本への渡航禁止」などで、揺さぶってくる可能性がある。爆買などというのも、日本経済を混乱させるための、中国の外交手段ではないかと考えることもある。もし私が中国人なら、種子島の宇宙ロケットは、ミサイルに思うだろうし、憲法改正し国防軍にするというのは「大日本帝国復活」にしか思えないからだ。

海外からの観光客が増えたため、宿泊料金が高騰している。こうなれば日本人の国内旅行に支障をきたすことになる。中国ではないが「供給側改革」を考えてもらいたい。外国人だけを楽しませて、日本人への対応がお粗末になると、外国人観光客がこなくなった時、日本人からそっぽを向かれかねないからだ。

久しぶりでバラ色の夢をみたはずだが、新幹線の駅長をアベ総理に例えたため、気分が優れないブログになってしまった。そこで話題を転換しよう。先日、函館市内の大先輩の町会長との話を思い出したのだ。「みんな新幹線がやって来るので、おもてなしなどと騒いでいるが、私が考えるに、治安が良いまち。つまり、安全・安心なまちが、真のおもてなしだろう」と話した。この会長は、永年、防犯や交通安全に積極的な会長だ。私も最もな視線だと同感した。

今年の夏にも開催されるリオのオリンピック。ブラジルの治安はものすごく悪化しているようだ。先日、この国に住んでいて、まちに馴染んでいた日本人が、殺害されるという事件もあった。世界では「治安が良い」といわれることが、観光客誘致に大切な要件なのかもしれない。『治安が良く、食料や自然までもが安全で・安心な北海道』。そんな北海道を目指そうと宣言したのが、夢の中でのクラーク博士の「北海道よ大志を抱け」の意味なのではないかと思った、心身爽快状態が維持している、今日の私です。

そんな北海道には「大間原発は無用です。泊原発再稼働も必要ありません。外国人観光客向けに開発と称して、自然破壊もしません。TPPにも反対し、食品の安全も守ります。米軍の練習場にはさせません。もちろん戦争準備の安保関連法案も廃止します・・・etc」。こんな治安が良い、安全・安心な北海道にしようと公約する候補が、たくさん出てくることを期待している私です。その第一歩の選挙は、4月24日の北海道5区の衆議院補欠選挙ですが。


揚げ足を取り過ぎないか

2016年02月19日 15時42分51秒 | えいこう語る

日蓮聖人にまつわる話だ。夫、子どもと家族を次々に亡くした女性信徒が、いったいどうしたらいいのかと日蓮にすがりついた。日蓮は答えに困って「あなたの旦那さんもお子さんもみな天国で暮らしていて、あなたが来るのを待っている。だから決して悲しむべきことではない」と言ったという。さてこの言葉を聞いてどう考えるかだ。

「あなたが来るのを待っている」という言葉をストレートに受け止めれば「悩むなら早く死んだほうがいい、みんなが天国で待っているのだから」と解釈するかもしれない。だが、この女性信徒は、慰められたという。少し落ち着いて考えてみたら、先に天国へ言ってしまった家族は、死んだから仕方がないが、天国で悲しんでいるのではなく、みんな楽しくやっているよといわれれば、残された人の心が落ち着くだろうというのが、日蓮の考えだ。解釈で、人間の生き様も変わってくるということだろう。

さらに、この日蓮を教えを伝えた人には、間違いがある。天国とはキリスト教で言うが、仏教では浄土というからだ。だが日蓮の話を伝えてくれた人は、一般的には人が亡くなった場合、天国に召されたというからだ。祖父母が亡くなって、孫が弔辞で「おじいちゃんは浄土へ召されました」とは、普通はいわない。「天国で楽しく過ごしてください」というのが一般的なのだ。なんでも、厳密にとらわれ過ぎると、その場の雰囲気が台無しになるということもある。

参議員憲法審査会での、自民党丸山議員の言葉だ。「奴隷だった黒人の中から、オバマが大統領になった」とだけ聞けば、米大統領に対し、なんと失礼な発言かと思うに違いない。だが、発言を前後を捉えると「奴隷だった黒人から大統領になれる、素晴らしい国が米国だ」という意味で話しているように私は感じた。要するに、丸山議員は、例えの選択が悪かったのだ。

丸山議員は弁護士でもあるので、釈明はすると自信を見せたが、野党の人種差別発言だとの猛攻撃を受け、あっさりと審査会委員を辞任してしまった。弁護士らしく、自ら釈明をして欲しかったというのが私の考えだ。これなら、検察にあっさり降伏したことになりはしないか。

この程度の、言葉の綾を捻じ曲げて、国会を空転させてはいけないと思う。だが、最近の、丸川環境相や麻生財務相、高市総務相などの、大臣の器から逸脱しているような発言の元祖は、やはりアベ総理の発言の薄っぺらさが、伝染しているのではないだろうか。アベ総理の最も薄っぺらな発言は「憲法第9条の解釈」にある。こともあろうに我が国の憲法学者の7割が、アベ総理の憲法解釈を違反だとするににもかかわらず、堂々とその解釈で押し切ろうとしているからだ。総理がそうであれば、閣僚も自民党議員も同じレベルで発言しても、押しきれるぐらいの心構えを持って来ているに違いない。

第一、アベ総理が推薦したNHK会長や経営委員が、どんなに常識外の発言しても居座り続けさせているからだ。何でも有りの発言を、アベ総理は、憲法第21条で保証されていると言い張る。アベ総理は、日本国憲法が米国に押し付けられ、自主憲法に値しないので、日本国憲法自体が違反性を帯びていると主張しているようだ。そのことは、憲法尊重擁護の義務を謳う「「第99条」すら無視しているからだ。

自国の憲法を守らなくなれば、今までタブー視してきた考えは、発言可能となってくるのだ。この考えが、アベ政権の不穏当発言につながるのではないかと、私は丸山発言を厳密に考え過ぎたら、こんな結論になってしまったのだ。

7月には憲法改正が目玉となる、参議院選挙がある。次々繰り出す、閣僚や議員の不祥事、こればかりに気を取られている内に、戦闘体制が整わないまま選挙戦に突入されそうである。「アベノマジック=薄っぺら発言での煙巻作戦」に惑わされないよう、野党の覚醒を期待したいものである。


心から喜べない日本

2016年02月18日 15時41分06秒 | えいこう語る

 

日銀が史上初のマイナス金利政策を実施した。経済通の方があれこれ解説しているが、金利がマイナスだなんて「1+1=2」のようで、一般国民にしてみれば、アベ総理が、いくら経済は回復状況にあると叫んでも、嘘を付いているのではないかと感じてしまう。これが消費の伸びない、最大の原因ではないかと思う。それに天候が不安定すぎるのも、景気が低迷する原因かもしれない。天候に恵まれ、プラス金利が続けばれば、景気などすぐ回復するのではないかというのが、一般の国民感情だからだ。

そんな中、打ち上げたばかりなのに、また種子島から衛星ロケットが上げられ、その成功をテレビが盛り上げている。私は、景気が低迷している今の日本で、国民はこの相次ぐロケットの打ち上げを本当に喜んでいるのか、心配になる。北朝鮮の衛星ロケットも、一基600億円以上だという。この金額は、北朝鮮の国民すべての、年間食糧費と同額らしい。打ち上げ成功で国民が流す涙は、感動の涙ではないはないはずだ。我が国だって、宇宙開発ばかりではなく、福祉予算に向けてもらえないだろうかと考えてる国民も少なくないに違いない。

日本が2基のロケット、北朝鮮は1基を打ち上げたが、世界はミサイルの打ち上げとみているようだ。中国が南シナ海の西沙諸島に8基の地対空ミサイルを配備したようだ。これらに触発されたか、韓国にも核武装論が台頭しはじめたという。だが、同盟国の米軍が、核保有は認めないだろう。そういえば、北朝鮮のロケット発射の前日に、ソ連がロケットを発射したらしい。ソ連はもちろん核保有国だ。周辺がこんな動きを見せれば、我が国でも種子島ロケットの先端に、核武装をすることは、特別秘密保護法を適用させれば、容易に違いない。

そうなれば、中東どころの話ではない。極東に核ミサイルの基地が集中し、危険な状態になりかねない。2020年の東京オリンピックと同時に、世界テロ集団が日本に集合し「テロの祭典」になったら、第3次世界大戦が中東ではなく、極東から勃発ということにもなりかねない。そんな途方もないことを考えていたら、ふと、北の若大将が自慢する、ロケットの姿が目に浮かんできた。

北朝鮮のロケット全体は白色だ。先端の核弾頭部分は赤丸だ。私には日の丸に見えてしょうがない。つまり、この核ミサイルは日本に向け、配備をしているよという、若大将のメッセージのような気がする。先日の北朝鮮の落下したロケットの部品には「メイドイン・日本」が多く含まれていたという。「日本には、いずれ自分たちが作った優秀な備品で作られたミサイルが飛んできて、自爆することになるだろう。自爆テロの元祖「特攻隊」を世界に広めたたのは、日本だからだ」という、北朝鮮の若大将の高らかな笑い声が、私には聞こえて来るのだ。

2020年の東京オリンピックを目処に、我が国も世界のテロ対策を阻止するため、抑止力として、核ミサイルを保有することになるかもしれない。1964年のオリンピックは、敗戦からの完全復興を目指した「国威発揚」を国民は確信したした。次回は、テロ戦争に対する「新・富国強兵」のための「積極的平和主義」という大義名分が、高らかに掲げられた、祭典になるような気がする。

私事で水を指すようで申し訳ないが、私は高校1年生の時(1964年)新幹線とオリンピックで心をときめかした。だが、3月26日に52年ぶりでやって来る北海道新幹線。その後には、泊原発の再稼働が控えているに違いない。そしてオリンピックの翌年には、大間原発が稼働の予定だ。私にとっては、心から喜べない国に住んでいるような感じがしてならないこの頃だ。

「戦う国」と「戦わない国」、どっちがカッコイイだろうか。もし我が国が、国連の常任理事会入りをしたとしよう。他の常任理事国に「戦わないことの尊さを主張する唯一の国」であったら、国際社会で名誉ある地位を確保できるに違いない。経済はそこそこでいい。そんな胸を張れる、心から喜ぶことの出来る国に住みたいものである。