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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

♪背なで泣いてる♪

2014年04月22日 11時57分41秒 | えいこう語る
我が国では刺青をした人物は、イコール、ヤクザと思われている。
我々団塊世代のように、俳優高倉健の♪背なで泣いてる唐獅子牡丹♪なるものが印象深い世代は、「任侠道」を極めたものが、真のヤクザの姿と思っている。
だが、その後の映画「仁義なき戦い」シリーズになると、現代ヤクザの苛酷で残忍な社会を映し出したため、ヤクザ世界はバイオレンス一色になってしまったようだ。
そのせいか、浴場には「刺青の方の入浴はお断りします」という、看板が目に付く。
以前、紅葉時の露天風呂に、刺青の兄さんと二人っきりになったことがある。
だが、自然が醸し出す紅葉の美しさに、人工的な刺青は見劣りした。♪背なで泣いてる・・・♪その時も、つい鼻歌が出てしまった。
※山の向こうから軽やかなエンジン音が。やっぱりハーレーだ。


先日、夜に温泉に出かけた。
3人しか入っていなかったが、なんと、その中に立派な総刺青の兄さんがいた。
年頃は、30代半ばと思うが、身体の自己管理が出来ていない。
相撲取りの様な大きなお腹、刺青が見事な割には顔のつくりが貧弱だ。
全体的に見ても、男気が感じられない体形なのだ。
♪背なで泣いてる・・・♪を歌いたくなる場面だ。
しかし、人目をはばかって、入浴客が少ない時間に来ているのだろう。
刺青をしていると温泉にも入れない。「いやな渡世だな」とため息もつきたくもなるだろうと、少し同情心もわく。
同情されてはヤクザもやっていられないと思うので、同情はすぐ打ち消した。
そこで提案だが、温泉だけに「富士山の刺青」はいかがだろうか。
湯船からすくっと立ちあがる。
入浴客から「いよっ!日本一」。
隣の湯船から「待ってました!世界遺産」。
そんな掛け声はかからないだろうかと、つい思ってしまう小沢昭一的心の私だ。


慣用語とアベ総理

2014年04月21日 13時36分01秒 | えいこう語る
慣用語とは、一般に使われているから、内容が伝わるので正しいと思われているようだ。
だが、実は正しい語法にかなっていないが、慣用されている語とある。                      (広辞苑より)
土地柄や環境の変化で、考え方も随分変わるようだ。
長い間の日常生活で、意味が微妙に変化してきたのなら分かるが、憲法解釈を時の為政者の好みで変えてしまうのは完全に間違いだ。
それは「憲法違反」という「大罪」なのだ。
アベ総理は「違反」を「解釈」と履き違えているようだ。
でも「拡大解釈」という言葉もあるので、限りなく拡大した解釈が出来ると、解釈しているのかもしれないけど
※空には魚が泳いでいるが、海は魚がいなくなった。どこへ行ったのだろう。


「役不足」という慣用語は、その人の力量に比べて、役目が軽すぎるという意味だが、アベ総理の人選は、一般の人が多く間違っている意味の「役不足」が正しい。
内閣法制局長やNHK会長、原子力規制委員長など、アベ総理が推薦した人物を見れば、一目瞭然だからだ。
「汚染水はコントロールされている」というアベ総理の「コントロール」の意味は、オリンピック招致という国際的な会議の場で、テンションが上がってしまい、過剰なアドレナリンの噴出が、自分の希望があたかも現実に行われているように錯覚しただけだ。
こんな人物を歴史上に探すと、ヒットラーだ。
日本国民を評する言葉に「島国根性」というのがある。
一般的意味は「他国との交渉が少ないため視野が狭く、閉鎖的でこせこせした性格」とあるが、アベ総理は、それは正しい考えではないと思っているに違いない。
小さな島国だが、大国に向け「日いずる国」と、胸を張ってきた。
世界の人々が感動した「おしんの国」でもある。さらには「神風の吹く国」でもある。何恐れることやあるか、だ。
世界と肩を並べる軍隊を持って、経済や外交を有利にいかそう。
古傷を持ち出し、難癖をつける中国。
南京虐殺を30万人と勝手に解釈するが、昨年、中国の日本車の新車購入台数は「2198万台」だ。日本国内の売り上げ台数の4倍だ。
2198万人も日本を支持しているのだから「30万人」なんて、物の数ではない。
小さな島でも「根性」だけは世界一で頑張ろう。
アベ総理の「島国根性」という言葉は、そんな意味に「解釈変更」されているに違いない。
まもなく訪日するオバマ米大統領に「TPP交渉、譲れないものは譲れない」と、きっぱり拒絶するような、総理の考える「島国根性」をみせて欲しいものだ。
でも、こんな時のアベ総理は、正しい意味での「島国根性」を発揮しそうだが。
外交には「二枚舌」ではなく「二枚腰」が必要だが、熟練した政治家には、どちらも必要な要素だ。
オバマ大統領訪日でアベ総理に「二枚舌腰=にまいぜつよう」という、新用語をプレゼントしたい。
「我が国のために頑張れ」という程度の、意味だけど。


アリバイ作り

2014年04月20日 10時53分03秒 | えいこう語る
※椴法華銚子ビーチの、サーフ・サイドがOPENしました。トト氏もよろしくお願いします。


戦争を始める時、同時に戦争終了時の対策も考えているものだといわれている。
先制攻撃は有効だが、戦争終了時に先に喧嘩を売ったと思われては、戦後処理に大きな影響を与えかねない。
歴史を振り返っても、相手が仕掛けてきたように見せかけて、戦いのきっかけを作るというのは、ままある。
誰が見ても、真面目そのものと思われる小野寺五典防衛相、武器輸出三原則を緩和したことに伴い、さっそく武器輸出の実績を積み重ねようとしている。
地対空ミサイル「パトリオット2」、この武器は全て米国製だと思っていたら、三菱重工がライセンス生産しているという。
三菱重工といえば、太平洋戦争の象徴とされた「零戦」を作っていた会社だ。
キャタピラーの三菱といわれるので、戦車の部品は作っていたというのは分かるが、パトリオットまでといえば、かなりレベルの高い軍事産業の会社らしい。
東芝や日立などの電機メーカーも、部品は武器に使用されているのは報道されている。
三菱、東芝、日立とくれば、いわずと知れた原発製造3兄弟だ。
この3社で、日本の原発工事を分け合っているのだ。
原発で使用する燃料で核爆弾が作れる。つまりこの会社は核爆弾製造可能会社なのだ。
小野寺さんは米企業から、パトリオットの部品の一部を輸出して欲しいと頼まれたと報道された。
同時に、三菱重工から輸出の申請があれば、検討したいと話している。
武器輸出に関しては、国家安全保障会議(NSC)の審査にかければ、輸出が可能だ。
原発が止まっていれば企業が困る。その救済策に武器輸出なのかと疑ってしまう。
軍事費に縮小はない。拡大の一方だ。困るのは国民生活だというのは、世界の常識だ。
小野寺さんも米国が要望したと見せかけて、実は我が国の軍事産業からの要望かもしれない。
小野寺さんの今後の政治資金、チェックが必要な気がする。
対岸に見える大間原発。この事始めは、地元商工会が経済振興のため、町議会へ原発誘致を要望したとある。
こんなことは、万に一つも考えられない。
国が県に、さらに地元役所が商工会を使って、要望書を議会に提出させたのだ。
町の商工会レベルが、国家政策にかかわる問題に、議会や行政に先駆けて関与するなど、絶対ないからだ。
もっと身近な例では、私の地区の出来事だ。
過疎化が進みバスの乗客が減ったので、減便した。
もちろん運行会社と函館市が協議した結果だ。
執行1月前に、私が所属する町会連合会に打診があった。
1月前とは、すでに決定事項を報告に来ただけだ。
バス会社の営業不振に同調し、賛成する会長もいたが、私は反対した。
減便後、住民から苦情が出たので、市の担当に何とかならないかというと、説明を持って承諾されたものと解釈したという。
役所のアリバイ作りは、検察の捜査に似ている。
政策をやり遂げるには、事実をちょっぴり捏造し、それを既成の事実と化してしまうのだ。
極端だが、冤罪のシステムは、役所の仕事と似ているのかもしれない。
今朝も朝日がきれいだったが、こんなひがみっぽいブログになってしまった。
8時から、町会一斉の「クリーン作戦」がある。
マチも心も、クリーンにしてこようと思っている。


原発の行方

2014年04月19日 15時00分00秒 | えいこう語る
民主党が福島第一原発事故後、原子炉と一緒にメルトダウンした。だが、野党に回ってもメルトダウンした自覚がないようだ。
原発の海外輸出を巡って、与党に倣い民主党が賛成に回った。
だが汚染水が止まらないように、民主党内でも反対者が出ている。
反対する議員が正常なのに、それを処分する民主党は、相当量の放射線に汚染されてしまったようだ。
母屋を奪われてまでも、自民党に擦り寄る民主党は、もはや民主党の頭に自由がついた「自由民主党」だ。
処置の施しようのないので「石棺」にしなければならない代物になったようだ。
※こんな静かな朝がいつまでも続いてほしい。


先日、共産党の小池晃氏の講演会に参加した。
テレビでも理論派の小池氏だが、立て板に水、ジョークも交え、聴衆(党員)は大いに盛り上がる。
まるで、政治問題をネタにする「ザ・ニュースペーパー」の公演を聴いている感じだ。
冷ややかな目線で言えば、宗教団体の講演会のような雰囲気だった。
「ぶれない共産党」というが、一緒にお酒を飲んでもいいが酔えない感じがする。
盛り上がった酒宴で、途中で座をはずしたいというような、私には息苦しい感じがした講演会だった。
さて高速増殖炉「もんじゅ」。廃止かと思いきや生き延びるようだ。
プルトニウムを増殖させ、それを燃料にする「夢の原子炉」のつもりだったが、あっという間に事故を起こした。
今度は増殖をしないで高速炉として、核のごみを減らす研究施設にするという。
すでに1兆円の税金が使い、さらにごみの軽減ができるか危ぶまれる研究で、延命を図ろうとする「もんじゅ」。
そんな姑息な手段では「文殊の知恵」とばいえない。
ちょっぴり世間話に近くなるが、北海道の高橋はるみ知事の話題だ。
はるみちゃん、4期目を狙いそうだ。
民主党がいまだに対立候補を出せないので、このままだとまたはるみちゃんの圧勝だ。
はるみちゃんは富山県生まれで、旧通産省の出身で原発容認派だ。だが、福島第一原発事故後は、原発問題をあやふやにしている。
ところがはるみ知事の「資金管理団体」。
会長を務めていたのは、今まで北海道電力のOBだったという。先日やめた会長は北電の元社長だという。
「はるみちゃん、かわいい顔して、それはないよ」と言いたい。
それって「北海道の原発3基を再稼動する」ってことだよね。
先日、富山県の人と話したら「ろくな知事がいないので、戻ってきてくれないだろうか」と言っていたけど。
もう一つ世間話だが、先日、函館市内の町会長さんと話していたら、「工藤市長は、大間原発建設凍結で国を訴えたが、振興資金を引き出す魂胆に違いない。反対しているうちに原発が稼働してしまえば、お金を引き出させてそのままという作戦ではないか」と、希望のない話をしていた。
あれやこれや考えても、原発はやめることはないようだ。
地震学者の予想では、そう遠くない未来に大地震がやってくるという。
「安心・安全」という、政府を信用したばかりに、取り返しのつかない原発をつくらせてしまったのは、やはり国民が愚かだというほかないんでしょうね。


79歳とは

2014年04月18日 13時11分55秒 | えいこう語る
2年前に、設立50周年目を迎えた函館市町会連合会の会長に、当時57歳の若い会長が就任した。
188組織の会長の中で、もっとも若いほうだ。
ところが、1期2年でその座を明け渡し、会長選挙が始まっている。
届出の締め切りは終了し、推薦状15名を集めて立候補したのは、御年79歳の、だだ一人の立候補者だ。
選考委員30名の中に、私もいる。
「失礼を承知で申し上げるが、一般会員から見たら納得のいかない年齢ではないか」というような発言や「今年も入院したと聞いているし、各種会合も欠席したのに、大丈夫なのか」などの意見が出た。
それに対し、推薦者と思われる委員からは「15名の推薦者が適任と認めたのだから、それを信頼しないのか」との反論だ。
※庭石も、10年ほど経たないと、庭に馴染んでこない。人間はどうなのだろうか。


単会の会長ならはっきり言って、やってくれさえすれば、年齢はかまわないというところだが、市町連会長は市長と肩を並べる市民の代表的役職だ。
ご意見番として、いざという時は市長に苦言を呈するぐらいの人物が望ましい。
一般の会長の中には、そういう人物が多くいると思うが、各地区から連合町会長や副会長に指名されないと、市町連の幹部として上がってこられないから、市町連会長候補にはなれないのが一般的だ。
今回のように立候補者が一人で、そのまま決定ということにはならないというのが、市町連会長選考委員会のハードルの高いところだ。
「所信表明演説」という最終審判なるものがあり、それが終わると委員からの質問がある。
その答弁が終了してから、無記名での「是・非」の投票がある。
そこで否決されると、推薦委員会が責任を持って新たな会長を推薦するというものだ。
なかなか厳しいシステムだと思うが、世の中は丸く収まるものだ。
「やってくれる人がいないのなら、やってもらおうと」ということで、たぶん不信任にはならないのだ。
5月の定期総会では、「大間原発対策委員会(仮称)」が発足する予定だ。
市町連が原発運動の反対に参加するのは、全国的に見てあまり例がない。
「新・函館戦争」へ参戦する心構えが十分あるか、その気力と体力を次の所信表明の時に、問いただしてみたいものだ。