朝5時半に起きて庭の掃除を始めた。
落ち葉の下に、柔らかな薄緑の草の芽が出ている。
銀杏の木の下に、福寿草が咲いていた。

5月になれば桜が咲き、何種類かのつつじも、次々と咲き始め、庭も新しい緑に囲まれる。
陽も照っていたが、動いていたら汗ばんで来た。服を脱いで下着一枚になる。近所のおじさんが「ずんぶ、若げえな」と声をかけていった。
掃除も終わり頃になると陽が翳り、風が吹いてきた。
ちょっと前までと打って変わった、まるで冷凍室に入ったような、冷たい風だ。
最近、村にそびえる恵山(618M)に登った人から聞いたが、頂上はまだ雪だらけだという。
本州方面から吹いて来る暖かな風が、山頂で冷えて村に吹き下ろすのだろう。
その雪が融ければ、桜もあわてて開花するに違いない。
風の冷たさの理由がわかり、なんだか急に春が身近に感じられた。
落ち葉の下に、柔らかな薄緑の草の芽が出ている。
銀杏の木の下に、福寿草が咲いていた。

5月になれば桜が咲き、何種類かのつつじも、次々と咲き始め、庭も新しい緑に囲まれる。
陽も照っていたが、動いていたら汗ばんで来た。服を脱いで下着一枚になる。近所のおじさんが「ずんぶ、若げえな」と声をかけていった。
掃除も終わり頃になると陽が翳り、風が吹いてきた。
ちょっと前までと打って変わった、まるで冷凍室に入ったような、冷たい風だ。
最近、村にそびえる恵山(618M)に登った人から聞いたが、頂上はまだ雪だらけだという。
本州方面から吹いて来る暖かな風が、山頂で冷えて村に吹き下ろすのだろう。
その雪が融ければ、桜もあわてて開花するに違いない。
風の冷たさの理由がわかり、なんだか急に春が身近に感じられた。