日曜朝4時40分。自宅を出発し自家用車で札幌へ向かった。
走り出して2時間程は、運転席側に太平洋を眺めながら走る。
5時30分ぐらいだろうか、朝日が右側後方から昇って来た。今日は快晴になるという。朝日の色も鮮やかだ。左前方には、雪化粧した大沼の駒ケ岳が、朝日に照らされ、まるで白無垢の花嫁姿のように、端正で美しくたってている。
自然美の中を快走するドライブは、口笛さえ流れ出る。
写メールで朝日をとらえ、壁紙を更新する。早朝なので、人も車も少ない。
7時ぐらいになると交通量も増えてくる。札幌行きは早朝の2時間で、どこまで走るかが体の疲れを左右する。車での札幌行きは、前日早めに休み、朝寝坊しないのが鉄則だ。
八雲町から豊浦町までの区間、僅か1時間ぐらいだと思うが、高速道路を使った。私は、スピード恐怖症なので、高速道路は苦手だ。ほとんど追い越される。
豊浦町はボクシング世界チャンピオン内藤選手の故郷だ。高速は山の中腹を走っているので、穏やかな春の海が眼下に広がる。内藤選手もこの太平洋のように、広い心と優しさと強さを兼ね備えた、好感の持てる選手だ。次の戦いもぜひ防衛して欲しい。
豊浦からニセコ連峰に向かって山の中を走る。右の小高い山の上に、世界サミットの会場になるホテルが堂々とたっている。その下に洞爺湖が、湖の中に中島を配し世界の首脳を待っている。ここにブッシュやサルコジ大統領などの首脳が訪れると思うと、アカデミー賞の授賞式を連想し、私までもが緊張してしまう。
テロ対策の警備はどのように行われるのだろうか。各首脳は千歳空港から洞爺までは車なのだろうか、それともヘリコプターなのだろうか。道路は全面閉鎖するのだろうかと心配になってしまう。警察ばかりでなく自衛隊も警備にあたるのだろうか。とにかく期間中の弁当だけで、100万食といわれている。
それにしてもサミットらしき旗もポスターもなく、私だけが肩に力が入っていた。左前方には、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山が、世界の首脳を歓迎する準備をし、笑顔を振りまいているように見えた。
コンビニに立ち寄り北海道新聞の朝刊を買う。文芸欄コーナーに私の詩が掲載されているではないか!!
道路特定財源ばかりに気をとられ、投稿したのをすっかり忘れていたのである。・・・今日は最高のドライブだ。気分爽快だ。
ニセコ山麓は平地も雪で覆われているが、黒土が剥き出しの土手には、薄みどりのふきのとうが春の匂いを発していた。
札幌駅中には、北海道出身の世界的彫刻家、安田侃氏の大理石のオブジェ「妙夢」がある。人込みの中にあってとても心が落ちつく作品である。大勢の人たちが手を触れ、石の魂と会話している。
安田さんの作品は、洞爺湖畔にも風景の中に溶け込んで「意心帰」・「回生」が他の多くの彫刻家の作品と共に、静かにたたずんでいる。
私は密かに期待している。世界の首脳たちに湖畔にあるこの彫刻たちが、誰よりも饒舌に、地球環境保全のためのメッセージを語るということを。
夜8時過ぎに家に着いた。
安着祝いで?ワインを飲んでいたら、友人から新聞見たよと、お祝いの電話が入った。
北国の春が輝く中、快調に走りきった久々の「サンデー・ロングドライブ」だった。
走り出して2時間程は、運転席側に太平洋を眺めながら走る。
5時30分ぐらいだろうか、朝日が右側後方から昇って来た。今日は快晴になるという。朝日の色も鮮やかだ。左前方には、雪化粧した大沼の駒ケ岳が、朝日に照らされ、まるで白無垢の花嫁姿のように、端正で美しくたってている。
自然美の中を快走するドライブは、口笛さえ流れ出る。
写メールで朝日をとらえ、壁紙を更新する。早朝なので、人も車も少ない。
7時ぐらいになると交通量も増えてくる。札幌行きは早朝の2時間で、どこまで走るかが体の疲れを左右する。車での札幌行きは、前日早めに休み、朝寝坊しないのが鉄則だ。
八雲町から豊浦町までの区間、僅か1時間ぐらいだと思うが、高速道路を使った。私は、スピード恐怖症なので、高速道路は苦手だ。ほとんど追い越される。
豊浦町はボクシング世界チャンピオン内藤選手の故郷だ。高速は山の中腹を走っているので、穏やかな春の海が眼下に広がる。内藤選手もこの太平洋のように、広い心と優しさと強さを兼ね備えた、好感の持てる選手だ。次の戦いもぜひ防衛して欲しい。
豊浦からニセコ連峰に向かって山の中を走る。右の小高い山の上に、世界サミットの会場になるホテルが堂々とたっている。その下に洞爺湖が、湖の中に中島を配し世界の首脳を待っている。ここにブッシュやサルコジ大統領などの首脳が訪れると思うと、アカデミー賞の授賞式を連想し、私までもが緊張してしまう。
テロ対策の警備はどのように行われるのだろうか。各首脳は千歳空港から洞爺までは車なのだろうか、それともヘリコプターなのだろうか。道路は全面閉鎖するのだろうかと心配になってしまう。警察ばかりでなく自衛隊も警備にあたるのだろうか。とにかく期間中の弁当だけで、100万食といわれている。
それにしてもサミットらしき旗もポスターもなく、私だけが肩に力が入っていた。左前方には、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山が、世界の首脳を歓迎する準備をし、笑顔を振りまいているように見えた。
コンビニに立ち寄り北海道新聞の朝刊を買う。文芸欄コーナーに私の詩が掲載されているではないか!!
道路特定財源ばかりに気をとられ、投稿したのをすっかり忘れていたのである。・・・今日は最高のドライブだ。気分爽快だ。
ニセコ山麓は平地も雪で覆われているが、黒土が剥き出しの土手には、薄みどりのふきのとうが春の匂いを発していた。
札幌駅中には、北海道出身の世界的彫刻家、安田侃氏の大理石のオブジェ「妙夢」がある。人込みの中にあってとても心が落ちつく作品である。大勢の人たちが手を触れ、石の魂と会話している。
安田さんの作品は、洞爺湖畔にも風景の中に溶け込んで「意心帰」・「回生」が他の多くの彫刻家の作品と共に、静かにたたずんでいる。
私は密かに期待している。世界の首脳たちに湖畔にあるこの彫刻たちが、誰よりも饒舌に、地球環境保全のためのメッセージを語るということを。
夜8時過ぎに家に着いた。
安着祝いで?ワインを飲んでいたら、友人から新聞見たよと、お祝いの電話が入った。
北国の春が輝く中、快調に走りきった久々の「サンデー・ロングドライブ」だった。