函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

バイデンVSトランプ「世紀の対決」

2024年03月24日 16時40分26秒 | えいこう語る

▼世界を見れば、独裁主義が民主主義に優位に立っているという状況だ。そこには民主主義の劣化が心配され、独裁主義の横暴が目立つからだ。

▼生まれも育ちも「民主主義」で生きてきた私としては、民主主義擁護に徹しようと思う。しかし民主主義にも、弊害がないかとも考える。

▼この数年特に感じるのは、民主主義の原理である「多数決」だ。身近な会議においても、民主主義的主張が阻止されるように感じるからだ。

▼多数決で半々なのが、適度の判断だと思う
。だが最近は判断が大幅に偏っている。少数派の意見は、尊重されているというより、無視されているように感じるからだ。

▼これって、全体主義的状況に陥っているのではないかと思う。戦後75年を生きていて、この頃の私はそう感じる。

▼決められない民主主義より、決められる‟独裁主義”の方が、世の中の進歩(経済発展)に、つながるということなのだろう。

▼今の世界の秩序(平和)を考えると、国防を考えない国民はいない。そうであれば『憲法9条』は、無意味ではないか。

▼『憲法』と『日米安保』という、二重構造の国家体制により、【対米従属】を余儀なくされてきた。その矛盾が今になって、表出してきたのではないか。

▼そうであれば、今まで我が国の国家の基礎を築いてきた「民主主義」を、見つめ直すことが必要ではないか。

▼そこで深夜の読書に、思想家の佐伯哲思著「反・民主主義論」(新潮新書)を読み始めている。

▼佐伯は「民主主義」と「憲法」を論じてみようとする。それには「護憲」と「改憲」の党派的対立から抜け出せず、民主主義の名のもとに、われわれは民主政治というものに、過剰の期待や絶対の正当性を付与することを、慎むことが条件だという。

▼佐伯は戦後の民主主義の矛盾について、縷々(るる)解説を行う。なるほどと納得しながらも、民主主義派の私としては、戸惑っているのが、昨夜までの率直な感想だ。

▼目覚める直前にこんな夢を見た。世界ボクシング、ヘビー級タイトルマッチだ。もちろん会場はラスベガスだ。

▼観戦者全員が、賭博に参加し盛り上がっている。‟競技”そのものが、賭博の発祥なのだろう。もちろん私も1000円だけ賭けた。

▼ちょっぴり長めの、星条旗柄のトランクスをはいたトランプが登場。シャドウ・ボクシングで盛り上げる。

▼現チャンピオン、バイデンが登場する。マイクをつかんで相手をこき下ろす。さすが演説が身上のチャンピオンだ。観衆からはバイデンコールが最高潮に達する。

▼ゴングが鳴る!。そこで目が覚めたのだ!。結果は『1Rストレート一発KO勝ち』だったようだ。

▼米大統領は世界一強い、政治家でなければならないという、米国民の期待に応えたのだ。そしてそれが、私たち日本国民が、戦後米国から学んだ「民主主義」と「対米従属」なのかもしれない。

▼そして我が国のタイトルマッチの予想だ。今のチャンピオン・キシダは、強い対戦相手が出れば、多分5Rぐらいまでしか持たないコンディションだ。

▼だが、挑戦者が出てこれない「政治倫理違反」という、ボクシング協会(政界)の体たらくだ。

▼さらに挑戦者候補とみなされる者を、チャンピオン・キシダは、次の選挙では公認しないという戦略に出た。

▼チャンピオン・キシダは、挑戦者を事前に、不意打ちの強力なパンチで、再起不能にしようとしている。

▼辛くも不意打ちパンチを免れた挑戦者は、チャンピオンに従わざるを得なくなるという、姑息なベルト保持の手段か。

▼さらに4月には米国大統領に招かれている。「日米安保」の強化で、次の選挙も約束されるという戦略か。「米国はキシダを大切にしたい」というメッセージを発してもらう為に。

▼首相選挙まで、米国頼みのキシダ政権となっている。日本民主主義の劣化は、米国の民主主義の劣化も、かなり影響しているようだ。

▼2024年11月、KO勝ちした大統領が誕生する。日本は今まで以上に『対米従属』を余儀なくされるに違いない。

▼今年は『自衛隊誕生70年』だ。この年が【憲法改正】の大きな節目の年になるかもしれない。そのための事前打ち合わせが、キシダ総理の米国訪問なのかもしれない。

▼そうなれば、日本民主主義のもろさが露呈される。「反・民主主義論」も、今年度後半にかけての重要な考えだ。佐伯哲思は最終章で、こうも書いている。

▼【民主主義は平等への強い情念を呼び覚ます。しかしこの期待はいずれ失望へと変わる。
自由な経済によって利益をうる者たちは、決して‟公共精神”を持たないだろう】と。

▼まだ最後まで読んでいないので、今夜も読書を楽しみたい。そしてどんな夢を見るかも