気まぐれ五線紙 Entertainment

 韓国エンターテインメントブログ

SBSドラマ 「マイ・スウィート・ソウル」

2009年10月01日 | Drama



このドラマ、いままで観たドラマのタッチとは異なり、映画を観ているような印象を受ける作りになっていて、興味をもった。この感じは最初の1話、2話で強く、回が進むと薄らいではいったが、それでも、なんだか長~い映画を観たようであった。
で、気になったので、観終わった後、調べてみると、やはりそうであった。このSBSドラマ「マイ・スウィート・ソウル」(달콤한 나의 도시:甘い私のソウル my sweet seoul)の監督は박흥식:パク・フンシクという映画監督であった。ところで、パク・フンシクという名の映画監督は二人いる。しかも、歳も3つしか違わず、さらには、どちらもメガネをかけて、顔もちょっと似ている。で、「マイ・スウィート・ソウル」の監督は、1965年生まれの「私にも妻がいたらいいのに」などの作品を作った方のパク・フンシク監督のようである。



なんでも、いまの映画界を反映してか、最近、放送界へ進出する映画監督が増えているそうである。
충무로 감독들, 케이블 찍고 지상파로


で、この「マイ・スウィート・ソウル」、SBS 2008年の作品で、なかなか面白い作品であった。映画のようなタッチもよかったし、31歳の仲のよい女性3人をメインに、その3人に絡む登場人物それぞれの人生がうまく描かれていた。テーマ的にも、ドラマとしては、あまり多くは描かれない31歳女性3人それぞれの内面を描いていて、なかなか面白い内容であったと思う。

そして、その登場した男女6人を演じた役者たちが、なかなかいい演技を見せてくれた。31歳女性3人を演じたのが、최강희:チェ・ガンヒ(オ・ウンス)、진재영:チン・ジェヨン(ハ・ジェイン)、문정희:ムン・ジョンヒ(ナム・ユヒ)で、その3人に絡む男性陣が이선균:イ・ソンギュン(キム・ヨンス)、지현우:チ・ヒョヌ(ユン・テオ)、김영재:キム・ヨンジェ(ナム・ユジュン)である。





中でも、チン・ジェヨンを観られたことが嬉しかった。チン・ジェヨンはSBSの「ゴールド・ミス」で初めて知って、すっかり好きになった女優で、このドラマでは、ほとんど地のままって感じの演技だったが、かわいくてよかった。
チェ・ガンヒは、名前だけは何度も見かけていたが、今回のこのドラマが初めてである。ちょっと一般的な女優さんとは違うようで、「四次元女優」と書かれていた記事を見かけたこともある。個性的な魅力があるが、家内から見ると嫌いな女優だそうだ(笑)。
イ・ソンギュンは、男の私が見てもなかなか魅力ある男優で、このドラマでも、彼独特の魅力ある演技でキム・ヨンスをうまく演じていた。
The Nutsのチ・ヒョヌは、いつものなんか頼りないヒョウヒョウとした演技が、ユン・テオ役にうまく生かされていた。私が観た限りでは、このドラマのチ・ヒョヌがいちばんよかったように思う。
それから、もちろん、ムン・ジョンヒも、キム・ヨンジェも、いつも通りのいい演技を見せてくれている。



「マイ・スウィート・ソウル」、いつもの見慣れたドラマと違って、ちょっといいドラマだった。



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