静かに明ける新年の朝、晴れ。
今年もよい年でありますよーに、とアバウトに初日の出を夢の中で拝みつつ、
ゆっくりめに起きる。
いそいそと着物をきこんだら、ご馳走をつめこんだお重を囲む。
健康でありますように、神妙な面もちで父が順に盃を配る。
この古びた儀礼をばかばかしいなんて思う気持ちはさらさらない私
正座をして盃を受け、心から祈って飲み干す。
宝くじがあたったり、棚からぼた餅ふってきたり、今年がどんなにワクワクしようとも、
やっぱり家族には元気であってほしいもの。
いつにいなく真剣にくいっと空けたお屠蘇を皮切りに始まる宴会は
健康を願った舌の根も乾く隙も与えず酒浸り
健康とはほど遠く呆れるほどにぐうたらに3が日つづくのでした。
とにもかくにも皆様、酔いお年を☆いや、よいお年を☆