夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

国公立大学二次試験対策補習始動!!

2012-01-24 22:49:08 | 教育
3年生がどの国公立大学に出願するかがほぼ決まり、昨日から二次試験対策補習が始まった。

私は国語と小論文の担当である。1、2年の通常授業もあるので、そのほかに新しいことを毎日教えるのは正直大変なのだが、過去の経験を活かしたり、共通化できる要素を模索してうまく対応していく。…基本的には、生徒の合格を実現するために、私のできる範囲での手伝いをするしかない。

本校の入試への準備も大詰め。気の抜けない日々が続くが、合間に一息入れつつ頑張っている。

写真はアンシャンテという店のケーキセット。ここのパウンドケーキはなかなか美味しい。

世の中に愛情といって

2012-01-22 22:34:41 | 日記
一番強いものは母親の愛情であるそうな。

また、よく言われるように、出来の悪い子ほど可愛いものであるらしい。


私も、きょうだいの中で一番手がかかり、なかなか一人前になれなかったにもかかわらず、母親からことのほか愛情をかけてもらったと思う。


その最たるものは、私が大学生の頃、身分不相応にも『新編国歌大観』を欲しがったとき(当時のお金で二十万くらいした)、母親が自分の手元から毎月少しずつ払ってくれて、手に入れさせてくれた。


母親にとっては得になることなど一つもないのに、本当にありがたかった。


今では、CD-ROM版を使うことの方が多いけれど、母親への感謝は決して忘れない。

BIRTHDAY!

2012-01-21 22:56:53 | 研究
昨日は職場の、若手の教員の新年会があったので、記事が書けなかった。でも、こういう職場内での交流は大事ですよね。


一夜明けて今日、本校では1、2年生が模試を受けるのでその監督。生徒と一緒に1年の国語の問題を解いてみたが、第1問の評論が幽玄に関する論で、おそらく生徒にはイメージしずらかったろう。80字の記述問題も非常に解答しにくく、自分の能力不足を棚に上げて言えば、1年生に解かせる問題としては妥当を欠いているように思えた。で、どうも問題の精度が低いのではないかと話していたところ、この時期の模試は、成績資料としては春や秋のものほど現場で重視されることがないために、問題の質が劣ることが多いということを同僚の先生から聞いた。なるほど、さもありなん。


さて、今日は私の誕生日で、この日に次の記事を書けるのはとても嬉しい。


私にとって長年の懸案に一通りの解決を与え、論文を投稿したのが昨年の11月だったのだが、今週、学会の編集委員の方から連絡があり、雑誌への掲載が決まったということだった。


恥を忍んで言うと、学会での発表から論文化まで10年以上かかってしまった。学会で発表したときは、ある人に「血祭りに上げられた」と評されるほど散々の出来だった。学会で自説を公にすることに対する自覚が足りず、全くの準備不足で、読み上げる原稿も徹夜で中途半端なまま、ぶっつけ本番で発表するはめになってしまい、会場で聞いてくださった方々には、本当に失礼だったと思う。また、テクニカル・タームの定義も今思うと非常に杜撰で、発表の技術も稚拙であり、批判されたのは当然だった。


ただ、発見した内容については自信を持っていたので、いつか必ず学会誌に載せようと思っていた。その後、何度も挑戦しては挫折したり逃避したり、また立ち直ったりを繰り返し、ようやくここまで漕ぎ着けた。


こんなに時間がかかってしまったが、大学院在籍時からご指導を受けてきた恩師に、わずかなりともご恩に報いることができ、安堵している。昨日、メールで報告したところ、今日先生から「おめでとう」という返事がきていて、感激してしまった。


不如意な日々を支えてくれた両親や友人達の存在にも感謝している。これから少しずつ、こういった人たちにお礼をしていきたい。


今日の写真は、島根県益田の柿本神社のもの。4年前、ここを訪れ、「学会誌に載せるという宿願を果たさせてください」とお祈りした。以来、ノートパソコンのデスクトップ画面をこの写真にし、常に携行するシステム手帳に柿本神社の学業成就の御守をつけていた。

常に発願を忘れないようにしていたのが、夢の実現につながったと思う。柿本神社にもいずれ、お礼参りをしたいと思っている。







残業もまた楽し!?〓〓

2012-01-19 23:44:40 | 教育
センター試験後に生徒たちがどの国公立大学に出願するか、アドバイスするための資料作成を、先ほどまで皆さんと残業してやっていた。

3年生の担任を中心に、9人も先生方が残って、生徒の1人1人の出願先について、各社のデータを比較し、真剣に討議して資料を作った。

きっとこうして、生徒のために親身になれる教員が何人もいるのがわが校の強みだと思う。

明日は実際に、生徒たちに資料を示した上で、出願大学の絞り込みになる。生徒たちにとって、よい選択の手助けができればと考えている。

KOBE MEETING 平松愛理コンサートに行ってきました。

2012-01-19 00:52:47 | その他
昨日は帰りが遅くなったので記事が書けなかったのですが、新神戸オリエンタル劇場で行われた平松愛理さんのコンサートに行ってきました。


うろ覚えなのですが、セットリストを。

1.SOMEDAY EVERYDAY
2.もう笑うしかない
3.月のランプ
4.須磨海岸
5.いいんじゃない?
6.美し都
~ゲスト紹介~
7.花と太陽
8.YOU ARE MINE
9.旅
10.観覧車
11.SINGLE IS BEST?
12.マイ・セレナーデ
13.駅のない遮断機
14.最後の音符
~アンコール~
15.部屋とYシャツと私
16.南町から

今日発売の新アルバムからの選曲が9曲と多かった。いつものライブでは定番の「素敵なルネッサンス」、私のいちばん好きな「虹がきらい」がなかったのは残念。


コンサートが終わった後も、お疲れのはずなのに、握手会をされていたのは(しかもあの人数!)ファンを大事に思う気持ちが伝わった。年配のご婦人が、平松愛理さんと握手するときに「毎年ありがとうございます。」と言っていたのを聞いて、地元の方にとって、震災復興のために毎年この日に行われている神戸ミーティングが大切な機会になっていることを感じた。


今年は、東北の復興への祈りをもこめつつ、サプライズゲストもあったりして、アットホームな雰囲気の中で行われたが、コンサートとしてもしっかり楽しめました。特に、アンコール前の最後の4曲は大盛り上がりだったし、あらためて、ソングライターとしても、シンガーとしても、すごい人なのだな、と感じた。


写真は会場のオリエンタルシティビル。コンサート会場はこの中にあったが、とてもおしゃれな所だった。


実は、今日はとても嬉しいことがあって、なかなか寝つけないのだが、その話はまた。