夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

入試1日目。

2012-01-30 17:59:20 | 教育
本校は今日明日が入試。私の主な仕事は、採点が滞りなく済むようにすること。

今日の分は、とりあえず、出題ミスがなくてよかった!

教科主任としては、試験開始から終了まで、もしかすると現場から出題ミスや受験生からの質問の問い合わせで呼び出されるかも、と気が気ではないのだ。


採点作業に入ってからは、国語科の先生方が積極的に私のフォローをしてくださるので助かる。私が少々抜けているので、他の先生方が、採点の進行の状況を見てどんどん「次は○○しましょう」という感じで指示を出してくださる。主任は頼りないけれども、チームワークはばっちりなので、大丈夫だ。


今日は私の作った問題が出たので、気になっていたのだが、わりとできていたように思う。

昨年が親鸞聖人の七百五十回忌だったこともあり、小説には『親鸞』を出題した。問題を作成していた頃は、親鸞聖人について知りたくなっていろいろ本を読んだり、展覧会に行ったりした。上野の国立博物館で『法然と親鸞』展を見たときはよかったなあ。重文とか国宝がいくつもあり、親鸞自筆の『教行信証』などを実際に見ることができたのには感激した。阿弥陀経だったと思うが、親鸞が料紙の余白にびっしりと書き込みしていて、宗教家の情熱を生で感じることができた。


明日もまた採点がある。なんとか乗り切ろう。