夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

国公立大学二次対策補習~効果をあげるためのシステムの構築に向けて(2)

2012-01-28 14:14:16 | 教育
今日は先ほどまで、二次試験の国語と小論文の指導をしていた。「自由と○○」(「○○」の中は自分で入れる)について論じなさい、って……。さすがにブロック大学レベルになると、問うてくる内容も難しいですねえ。


昨日の続き。

二次対策補習が始まって一週間経ったので、生徒の方もシステムを理解してくれるようになり、だいぶ楽になった。最初は、二次の国語の補習も、小論文の個人指導もあって、1、2年生も授業に教えに行っているし、今月末の入試の準備もあるし、疲れて落ち込んでいたが、だいぶ立ち直った。


先日読んだ、田中真澄さんの『情熱の人生哲学』という本の中に、これからの時代は、利他性(他人の立場で考える)が重要になってくる、とあった。「相手が希望することを見極め、それをかなえるために最善を尽くし、相手の手助けをすること」……ここを読んで、ふだん自分がいかに自分中心に物事を考えているかがよく分かった。生徒を顧客と考え、自分の専門能力や労力や情熱をもって顧客に尽くし、喜んでもらうという観点が不足していた。


教科の知識だけではなく、受験制度や入試の動向にも習熟していなければ、生徒には信頼されない。


相手のニーズに対応したサービスを行い、人に喜ばれる仕事をサンクフルジョブというそうだ。(その反対がサンクレスジョブ)。これからはそういう方向で自分を鍛えていくような仕事のしかたを実践していく。田中真澄さんの本は、今から10年以上前に『デール・カーネギーに学ぶ7つの生きる力』に出会って以来、時々買い求めては読んでいる。働きながら学ぶ人には、いつも勇気と活力を与えてくれる本だ。


今日はこのあと遅めの昼食を取った後、自分の勉強をして、夕方から映画を観に行く。久しぶりなので楽しみだ。