夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

プロとは何ができる人のことか?

2012-01-12 23:13:27 | 教育
以前、遠藤功さんの『「見える化」勉強法』を読んだときに書いてあった。

皆さんはおわかりになりましたか?



プロとは不断の勉強ができる人、なのだそうだ。土台としての基本的な勉強を地道に積み重ね、基本的な力をつけなければ、「感じる力」は高まらない、とも書いてあった。


同じ仕事を十年以上続けてきて、最近、「直観」の大切さを痛感するようになった。日々変化するビジネスシーンや、突発的な事件に対応するためには、論理的思考によらず、直観、直感で対処しなければならないことも多い。まず、直観(感)で判断して行動し、後から論理的説明が付いてくることの方が多いかもしれない。教育現場では(授業でも)想定外のことが常に起こるからこそ、基礎基本が大事なのだと思う。これができていないと、目先の状況に条件反射的に無原則で対応して状況を悪化させ、周囲にも迷惑を及ぼすことになったりする。


自分自身の資質として、決して教員への適性が高いとはいえないと思う。しかし、それでもなんとか今までやってこられたのは、倦まず厭わず基本を続けてきたことの蓄積が、自分の第二の天性となって、自分を支えてきてくれたからだと思う。そんな、過去の自分の頑張りに、最近では感謝することがしばしばある。