夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

今年のセンター国語は、現代文がいまいちだと思うのですが…。(ぼやき)

2012-01-14 22:33:10 | 教育
センター試験1日目の今日は、暖かく穏やかな天気で、受験生にはよかったのではないかと思う。昨年は非常に寒く、試験会場だったS大の中庭の池が凍って、噴水からもつららが垂れ下がる状態だったのを覚えている。


午前中は学校で授業をし、昼食後、I先生と入試問題作成についての打ち合わせ。


それから、センター国語の試験が終わる前に、本校の生徒が受験している会場のS大に急ぐ。ここは本校ともう一校しか利用していないので、静かに受験させることができて、ありがたい。岡山大学のように、広くて何校もの生徒が受験しにくる会場だったら、引率の先生方も大変であろう。


教員の待機場所に着いて、本校の引率の先生方と談笑していると、国語の受験を終えた生徒達が帰ってくる。持参の菓子を渡しながら、感想を聞く。また、T君に問題冊子を借り、学校に帰って国語科の教員分コピーする。その後、自分でも問題を解いてみたが、評論が思いのほか内容が理解しにくく、正直解いていて気持ちがくじけそうになった。小説は問3で落としたが、傍線部と選択肢の記述を対応させよ、という自分が普段教えている通りにやれば、「深い吐息→落胆」、「とがめる→非難する」の対応で⑤を解答できたはず。アホなことをした。古文は問3で①か②か迷った挙げ句、傍線部X直後の「おほけなし」の語義に引かれて①を選んで失敗。記述問題と違い、マーク問題はオールオアナッシングなのが怖い。漢文は問7の表現上の特色を聞くところが難しいが、基本的には良問だと思う。個人的には、近年の新傾向設問が消えてくれたのが嬉しい。


今年の問題を解いてみて、改めて現代文の難しさを感じた。自分の読解力・解答力もまだまだ足りない。また一方で、もっと集中力を高め、選択肢の記述の微妙な表現を見極めるカンの働かせ方を磨かないといけない。明日からまた勉強だ。


生徒にはとりあえず、2日目もがんばってほしい。明日もキットカットを持って(最近は応援メッセージ入りのがあるんですね)励ましに行こう。