夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

本日は晴天なり

2015-12-20 22:35:54 | 日記
昨日は夕方から山陰地域の小規模な研究会があり、出かけていった。
会場に着いてみると、事務局の先生が不在だったが、まあ、卒業研究の学生の指導で忙しいのだろう、遅れて来るさ、と深く考えもせずに研究会を開始した。
終了後は懇親会(忘年会を兼ねる)の予定だったが、まだその先生が来ない。
まあ、お店はすでに予約してある旨、先日メールで案内があったし、とりあえず全員で店に行って、懇親会を始めてから電話しようということになった。
ところが、店に着いてみると、その先生の名前では、今日は予約が入ってないと言われ、一同絶句。
しばらくしてから、
「○○さんの名前で、明日のこの時間に予約が入っております。」
と言われて、ようやく事情が分かった。
その先生が、研究会の日を一日間違えて記憶していたのだった。

運良く、その店で間もなく座敷席が空き、我々は無事に懇親会を行うことができた。
忘年会シーズンなのに、空いている席があったのは、本当に助かった。危うく路頭に迷うところであった。
新鮮な日本海の魚貝、店長自慢の赤カブなど色とりどりの野菜、「鷹勇」や「辨天娘」など鳥取の美味しい地酒を味わいつつ、主に山陰地域の文学・歴史研究について尽きることなく語り合った。
山陰はそもそも研究者の人口そのものが少ない上に、東京や関西の学会・研究会にもなかなか出て行きにくい制約があるため、公職・民間、また学問分野を問わず、研究に関わる者たちが連携し交流することが必要なのだ。

久々に痛飲したので、今朝は起きるのがややつらかったが、カーテンを開けるとここ数日の曇り空が嘘のように青空が広がり、雪をいただいた大山の姿がくっきりと見えた。

  山陰の冬めづらしき晴天の今朝ベランダに布団干したり

冬に一日晴れが続くのは、こちらでは貴重なので、掃除をしながらベランダいっぱいに布団や洗濯物を干した。


午後、職場に行く途中で、弓ヶ浜に車を停め、海の向こうに大山を眺めた。
文字通りの「師走」で忙しい毎日を送っているが、自然が身近にある暮らしゆえ、さほどストレスには感じない。
今年もはや、あと十日ほどを残すのみとなった。
たまった仕事を片付け、落ち着いた気持ちで新年が迎えられるようにしたい。

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