夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

水木しげる記念館

2016-08-20 22:35:43 | 日記
今日は大学の同期の友人が、調査研究のため境港を訪れたのに同行した。
友人の専門は日本近代文学であるが、水木しげる研究でも、以前から多く論考を発表している。

午前中は、故水木しげる氏の生家や、水木しげるロード、水木しげる記念館を訪れ、記念館では館長と直接お話をすることができた。
これは先日、境港の古文書の会代表の方に、友人が境港に来ることを話したところ、館長と会える手はずを調えてくれたのである。

初対面ではあるが、友人と館長とは水木しげるの人と作品をめぐって、かなり話が盛り上がっていた。
館長の話の中で、
「水木しげるは売れない時代が長く続いたが、それが逆に彼の作品に厚みを加えた。」
「60年描いているから、子ども・親・祖父母の3世代がみんな知っている。こんな作品はサザエさんと鬼太郎くらい。ドラえもんやアンパンマンは2.5世代、鉄腕アトムは今の子どもは知らない。」
といった話題が面白く、興味深く聞いた。


館内を見学し終えて帰ろうとすると、館長が私たちを呼び止め、お土産にというのでクリアファイルをくださった。
水木しげる氏の絵入りの、大小のクリアファイルで、非売品とのこと。
忙しい中、私たちのために貴重な時間を割くだけでなく、このようなお心遣いまでいただいて感謝している。

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