「こんにちわッ、テディちゃでス!
……むッ!
きょうはァ、すずらんッ、はッけェ~んッ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!可憐です!)
こんにちは、ネーさです。
東京や神奈川の牡丹園では、今が見ごろ!だそうですが、
小さなスズランの花の愛らしさは格別ですね♪
本日の読書タイムは、
小さなコロコロちゃんを愛した画家さんに主役を張っていただきますよ。
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 円山応挙 ――
監修は金子信久さん、2013年4月に発行されました。
『別冊太陽』の205号となるこの御本には、
『日本絵画の破壊と創造』と副題が付されています。
「ふァ? はかいィ?」
「ぐる~?」(←訳:創造~?)
近年、評価は高まる一方の、
伊藤若冲さん、曽我蕭白さん、長沢蘆雪さん他の江戸中期の画家さんたち――
円山応挙(まるやま・おうきょ)さんは、その中心に在って
後代の日本画に大きな影響を与えた巨匠さんです。
生前から、押しも押されぬ大画家さんであると
認められていた応挙さんでしたが、
ちょいっとばかり突然変異な画家さん、でもありました。
そのあたりが、『破壊』『創造』と
副題に読み込まれている所以(ゆえん)でしょうか。
「どこがァ~どんなふうゥにィ~」
「がるがるぐる??」(←訳:突然変異なの??)
室町時代後期から特に江戸時代にかけ、
日本の美術界を事実上“支配”しちゃったのは、
狩野派。
将軍家御用達の、
お武家が好みそうな様式美を本領とする画家集団です。
でも、応挙さんは……
狩野派に属する絵描きさんではなかったんです。
「どくりつゥどッぽォ?」
「ぐるる?」(←訳:反抗者?)
応挙さんは、享保18(1733)年五月一日の生まれ。
江戸時代のほぼ真ん中頃の、
丹波国――現在の京都府亀岡市にて
オギャアと産声を上げたのでした。
生家は、農家さんだったそうです。
親族に、画家はなし。
狩野派とは縁もゆかりもなく、
江戸からは離れた京都の町で、
こつこつと自力で精進し、
やがて京都の上流階級の引立てを得、
京画壇に応挙あり!と知られるまでになりました。
「ふむふむゥ、そういえばァ~」
「がるっぐるがるがる!」(江戸っぽくないかも!)
明らかに、狩野派とは異なる、
ゆったり、ゆるやか、のびやかで、おおらかな、
応挙さん独自の線と色。
花鳥風月、
美人図、竜虎、幽霊も、
応挙さんが描くと《広がり》が出ます。
この御本で、何より注目していただきたいのは
子犬たち!
応挙さんの子犬たちは、
ころころ、むくむく、
シッポなんてもう、くるくる巻いちゃって、
ふんわりした手触りがありありと感じられるのです!
「たんそくゥ!」
「ぐるる!」(←訳:二頭身!)
現代にも通じる《かわいい!》の、
ひとつの理想の姿。
子犬たちを観た後には、
応挙さんの雲龍も、虎も、なんだか可愛くてしようがなくなる、ような……?
「かわいィはァ、つよいィ!」
「がるるる!」(←訳:無敵だね!)
GWには各地の美術館で、
そしてこの御本で、
どうか気骨の籠った真の《かわいい!》画を、
活字マニアさんもアート好きさんも楽しんでくださいね。
ワンコ好きな御方には絶対のおすすめです~♪♪
……むッ!
きょうはァ、すずらんッ、はッけェ~んッ!」
「がるる!ぐるるる!」(←訳:虎です!可憐です!)
こんにちは、ネーさです。
東京や神奈川の牡丹園では、今が見ごろ!だそうですが、
小さなスズランの花の愛らしさは格別ですね♪
本日の読書タイムは、
小さなコロコロちゃんを愛した画家さんに主役を張っていただきますよ。
さあ、こちらを、どうぞ~!

―― 円山応挙 ――
監修は金子信久さん、2013年4月に発行されました。
『別冊太陽』の205号となるこの御本には、
『日本絵画の破壊と創造』と副題が付されています。
「ふァ? はかいィ?」
「ぐる~?」(←訳:創造~?)
近年、評価は高まる一方の、
伊藤若冲さん、曽我蕭白さん、長沢蘆雪さん他の江戸中期の画家さんたち――
円山応挙(まるやま・おうきょ)さんは、その中心に在って
後代の日本画に大きな影響を与えた巨匠さんです。
生前から、押しも押されぬ大画家さんであると
認められていた応挙さんでしたが、
ちょいっとばかり突然変異な画家さん、でもありました。
そのあたりが、『破壊』『創造』と
副題に読み込まれている所以(ゆえん)でしょうか。
「どこがァ~どんなふうゥにィ~」
「がるがるぐる??」(←訳:突然変異なの??)
室町時代後期から特に江戸時代にかけ、
日本の美術界を事実上“支配”しちゃったのは、
狩野派。
将軍家御用達の、
お武家が好みそうな様式美を本領とする画家集団です。
でも、応挙さんは……
狩野派に属する絵描きさんではなかったんです。
「どくりつゥどッぽォ?」
「ぐるる?」(←訳:反抗者?)
応挙さんは、享保18(1733)年五月一日の生まれ。
江戸時代のほぼ真ん中頃の、
丹波国――現在の京都府亀岡市にて
オギャアと産声を上げたのでした。
生家は、農家さんだったそうです。
親族に、画家はなし。
狩野派とは縁もゆかりもなく、
江戸からは離れた京都の町で、
こつこつと自力で精進し、
やがて京都の上流階級の引立てを得、
京画壇に応挙あり!と知られるまでになりました。
「ふむふむゥ、そういえばァ~」
「がるっぐるがるがる!」(江戸っぽくないかも!)
明らかに、狩野派とは異なる、
ゆったり、ゆるやか、のびやかで、おおらかな、
応挙さん独自の線と色。
花鳥風月、
美人図、竜虎、幽霊も、
応挙さんが描くと《広がり》が出ます。
この御本で、何より注目していただきたいのは
子犬たち!
応挙さんの子犬たちは、
ころころ、むくむく、
シッポなんてもう、くるくる巻いちゃって、
ふんわりした手触りがありありと感じられるのです!
「たんそくゥ!」
「ぐるる!」(←訳:二頭身!)
現代にも通じる《かわいい!》の、
ひとつの理想の姿。
子犬たちを観た後には、
応挙さんの雲龍も、虎も、なんだか可愛くてしようがなくなる、ような……?
「かわいィはァ、つよいィ!」
「がるるる!」(←訳:無敵だね!)
GWには各地の美術館で、
そしてこの御本で、
どうか気骨の籠った真の《かわいい!》画を、
活字マニアさんもアート好きさんも楽しんでくださいね。
ワンコ好きな御方には絶対のおすすめです~♪♪
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