テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 《エロイカ》へ、トリビュート! ~

2024-03-17 22:04:11 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 うぐぐぐゥ~まいッたでスゥ~…」

「がるる!ぐるるがる~…」(←訳:虎です!苦しいよう~…)

 

 こんにちは、ネーさです。

 春のプチ掃除だ!キッチンの模様替えだ!と頑張ったら、

 筋肉痛になってしまいました……

 今日は大人しく休養することにして、

 さあ、↓こちらのコミック作品で、しばしの読書タイムを~♪

  

 

 

      ―― エロイカより愛をこめて に愛をこめて ――

 

 

 原作は青池保子さん、

 著者は萩尾望都さん、浦沢直樹さん、安野モヨコさん、木原敏江さん他、

 編者は『ミステリー・ボニータ』編集部の皆さん、

 2024年2月に発行されました。

 『WE LOVE ”FROM EROICA WITH LOVE”!!』と英語題名が付されています。

 

 1976年末にシリーズ第一作が発表されて以来、

 マンガ誌の読者さんにはもちろん、

 マンガの描き手さん、つまりプロの漫画家さんからも

 熱い支持を得ているロングセラーコミック

 『エロイカより愛をこめて』。

 

 この御本は、

 『エロイカ』大好き!なプロ漫画家さん24人による

 公式アンソロジーコミックです。 

 

「くふふッ、ぷふふふふゥ!」

「ぐるがるる!」(←訳:爆笑なのだ!)

 

 華麗なる(美術品専門)泥棒

 ドリアン・レッド・グローリア伯爵と、

 NATO情報部に所属する

 クラウス・ハインツ・フォン・デム・エーベルバッハ少佐、

 そして、

 ボーナムくん、ドケチ虫ジェイムズくん、

 A~ZさんのNATO情報部員さんたち。

 

 存在感無二の主役さんたち、

 脇役を超越した脇役さんたちを、

 『エロイカ』ファンの作家さんが

 それぞれの愛情と敬意をたっぷり込めて描くと、

 ふふふ、相当にヘンテコです♫

 

 萩尾望都さんの『ゴッホ殺人事件』、

 野上武志さんの『エーベルバッハと私』、

 安野モヨコさんの『1980’sの小学生より愛をこめて』

 木原敏江さんの『日本より愛をこめて』……

 

「どれもォ~たのしィ~!」

「がるぅぐるぅがる!」(←訳:ハチャメチャです!)

 

 愛と笑いの嵐が吹き荒れる中、

 やや異色と言えるのは、

 浦沢直樹さんの『少佐より愛をこめて』。

 

 これが!実に!最高に!ウケるー!

 

「さいしょはァ、びッくりィ!」

「ぐるるっ??」(←訳:これ誰っ??)

 

 青池さんが創出したキャラクターを描くにあたって、

 浦沢直樹さん、御自身のタッチを断固維持!

 敢えて、青池さんの画風に寄せることをしていません。

 

 ですから、妙にリアルな”浦沢さん風”伯爵、

 ボーナムくんやドケチ虫くんが、

 画面上を走り回るわけで。

 

 観ているだけで、私ネーさ、お腹の皮が捩れました。

 

「あんこォ~るゥ!」

「がるるるぐるるがるる~!」(←訳:浦沢さん続編を描いて~!)

 

 収録作品ラストを〆るのは、

 『エロイカ』の作者・青池保子さん御自身による

 『いきなり日本昔ばなし』。

 

 単行本には未収録の短編作品を、

 『エロイカより愛をこめて』愛読者の方々は

 読み逃さないでくださいね。

 漫画マニアさんにもおすすめの一冊ですので、

 ぜひ、本屋さんのコミックコーナーで

 探してみてくださいな~♪

 

 

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする