「こんにちわッ、テディちゃでス!
めでたきィ~ふッかんッ!」
「がるる!ぐるるるがる!」(←訳:虎です!行こうぜパリ!)
こんにちは、ネーさです。
はい! 本日の読書タイムでは、
めでたくも復刊!となったコミック作品をご紹介いたしますよ。
さあ、こちらを、どうぞ~♪
―― パリ愛してるぜ~ ――
著者は じゃんぽ~る西(じゃんぽ~る・にし)さん、
単行本は2011年5月に、画像の文庫版は2023年11月に発行されました。
『男一匹パリ暮らし』と副題が付されています。
昔むかし、その昔……ではありません。
単行本初版が2011年である点からもお判りのように、
およそ15年ほど前のこと。
フランスに憧れる
ひとりの日本人青年さんがおりました。
お名前は、じゃんぽ~る西さん。
「ふらんすはァ、とおしィ~…!」
「ぐるがっるぅるる!」(←訳:でも行っちゃおう!)
西さんがフランスに憧れる理由は、
漫画。
漫画のお仕事をしている西さん、
BD(バンドデシネ)と呼ばれるフランスの漫画が好きで、
フランスの文化にも興味津々で、
ただし。
フランス語? 話せません。
お金? あまり無いなぁ。
という次第で、超緊縮財政パリ滞在生活、決定です。
「それはァ、つまりィ~」
「がるっるぐるがるる?」(←訳:貧乏ってことですね?)
探し当てた”賃料安め”な住居は、
アパルトマンの屋根裏部屋。
パリで屋根裏部屋で、って
すごくオシャレで、映画みたいだと思うでしょ?
でもね、7階建てのアパルトマンの最上階で、
エレベーターなし、だったら、いかがです?
あ、トイレもね、共同トイレなんですよ。
部屋にエアコン? あるワケないですって。
「うううッ、かいだんをォななかいィぶんッ?」
「ぐるるるがるるる~…」(←訳:上り下りするのか~…)
貧乏だし、
外出時に忘れ物なんてしちゃったら
そりゃもう地獄の階段ダッシュをする羽目になるし。
そんなマイナスポイントがあるとしても、
面白くて楽しくて、
ところどころハチャメチャ?な、
花の都パリ。
「あしもとォ、ちゅういィ~でス!」
「がるるるぐるるるるがるるる!」(←訳:ワンコの落しモノがたくさん!)
初めて訪れるオペラ座。
モテまくるイタリア人ジュリオさんとのお喋り。
ソルボンヌの漫画専門店さんで観察。
日本文化を紹介するイベントに参加。
メトロでスケッチ。
深夜のパリを歩く――
日本にいては味わえない、
これぞパリ!な様々な出来事を
丁寧に拾い、描き留め、
クスッと笑えるマンガへ昇華させてゆく原動力は、
やはり、熱いパリ愛、でしょうか。
初版時の内容にプラスして、
冒頭には『文庫版によせて』、
巻末の『文庫版のためのあとがき』と
書き下ろしも収録されているコミックエッセイは、
マンガ好きな方々に、
パリ大好きよ!という活字マニアさんにも
おすすめですよ。
ぜひ、本屋さんで探してみてくださいね~♪
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