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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

~ 科学で《もしも?》を ~

2022-06-01 23:09:28 | ブックス

「こんにちわッ、テディちゃでス!

 ううッ、うわわァんッ、ぐすんッ、ぐすんッ!」

「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!寂しいよう!)

 

 こんにちは、ネーさです。

 BSプレミアムで放送している

 グラナダTV版『シャーロック・ホームズの冒険』も、

 ああ、今日6月1日が最終回となりました……

 素晴らしい役者さん&スタッフさんに、

 とりわけ主演のジェレミー・ブレットさんに

 超特大の拍手を送りながら、

 さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫

  

 

 

        ―― もしも科学大全 ――

 

 

 監修は今泉忠明さん(動物学者)、

 榎戸輝揚さん(宇宙物理学者)、

 絵は安楽雅志さん、2022年3月に発行されました。

 『ゾクゾクして やみつきになる!』と副題が付されています。

 

 科学における《もしも》――

 これってシャーロック・ホームズさんよりも

 チャレンジャー教授向けのテーマかもしれませんね。

 

「いろォ~んなァ、もしもッ!」

「ぐるるがる!」(←訳:宇宙と生命!)

 

 第1章『宇宙のもしも』

 第2章『生き物のもしも』

 第3章『地球のもしも』

 第4章『人間のもしも』

 

 と、4つの章で展開される

 《もしも……だったら?》は、

 

 《宇宙の終焉、ビッグクランチが始まるとどうなるのか?》

 《マンモスを現代に復活させるとどうなるのか?》

 《地球が丸ごと金になるとどうなるのか?》

 《人体を冷凍保存するとどうなるのか?》

 

 といった《Q&A》ですが、

 えーと、はたして、真面目なのか、

 フザケているのか……。

 

「たぶんッ、まじめェ?」

「がるぐるるがるる?」(←訳:半分くらい真面目?)

 

 例えば、えへん、

 こんな《?》が本文124ページで提起されています。

 

 《ティラノサウルスに食われるとどうなるのか?》

 

 ……そこは、中生代白亜紀。

 鬱蒼と植物が生い茂る森の小道を、

 のんびりお散歩する貴方の背後に

 忍び寄る巨大な影。

 

 そう、近年の研究で判明したことの一つは、

 ヤツらの嗅覚は鋭く、

 また、

 ティラノサウルスは群れで狩りをしていた可能性がある、

 とも言われています。

 

 そんな怪物に狙われたら……?

 

「ひとたまりィもォ、ないィでスゥ!」

「ぐるるがるぐるるる!」(←訳:逃げるのがいちばん!)

 

 逃げ足が遅かったら、ああもう、ダメです。

 ティラノサウルスの歯は、根元まで含めると

 長さが30㎝にもなるそうなので、

 パクリ!と、やらかされたら、

 どう頑張っても足掻いても

 ……勝てそうにないわね。

 

「やぱりィ!」

「がるるる!」(←訳:逃げよう!!)

 

 あんまりお喋りしてしまうと、

 ネタバレになってしまうので

 これ以上は話せませんが、

 『人体のもしも』では

 恐怖さえ感じましたよ。

 

 睡眠、痛覚、歯磨き……

 人間にとって必要な事柄が、

 或る日、有無を言わさず取り上げられてしまったら……?

 

「こわいィ!」

「ぐるるるがる!」(←訳:崩れ去る日常!)

 

 《もしも》が現実になったなら、

 その時、宇宙は、地球は、人間は。

 

 フザケているようで、

 真剣に考え始めると

 奥が深~い《もしも》の世界。

 理系さんも文系さんも、

 大人さんも少年少女さんたちも、

 ぜひ、覗いてみてくださいね~♪