「こんにちわッ、テディちゃでス!
ううッ、うわわァんッ、ぐすんッ、ぐすんッ!」
「がるる!ぐるるるる!」(←訳:虎です!寂しいよう!)
こんにちは、ネーさです。
BSプレミアムで放送している
グラナダTV版『シャーロック・ホームズの冒険』も、
ああ、今日6月1日が最終回となりました……
素晴らしい役者さん&スタッフさんに、
とりわけ主演のジェレミー・ブレットさんに
超特大の拍手を送りながら、
さあ、本日は、こちらの御本を、どうぞ~♫
―― もしも科学大全 ――
監修は今泉忠明さん(動物学者)、
榎戸輝揚さん(宇宙物理学者)、
絵は安楽雅志さん、2022年3月に発行されました。
『ゾクゾクして やみつきになる!』と副題が付されています。
科学における《もしも》――
これってシャーロック・ホームズさんよりも
チャレンジャー教授向けのテーマかもしれませんね。
「いろォ~んなァ、もしもッ!」
「ぐるるがる!」(←訳:宇宙と生命!)
第1章『宇宙のもしも』
第2章『生き物のもしも』
第3章『地球のもしも』
第4章『人間のもしも』
と、4つの章で展開される
《もしも……だったら?》は、
《宇宙の終焉、ビッグクランチが始まるとどうなるのか?》
《マンモスを現代に復活させるとどうなるのか?》
《地球が丸ごと金になるとどうなるのか?》
《人体を冷凍保存するとどうなるのか?》
といった《Q&A》ですが、
えーと、はたして、真面目なのか、
フザケているのか……。
「たぶんッ、まじめェ?」
「がるぐるるがるる?」(←訳:半分くらい真面目?)
例えば、えへん、
こんな《?》が本文124ページで提起されています。
《ティラノサウルスに食われるとどうなるのか?》
……そこは、中生代白亜紀。
鬱蒼と植物が生い茂る森の小道を、
のんびりお散歩する貴方の背後に
忍び寄る巨大な影。
そう、近年の研究で判明したことの一つは、
ヤツらの嗅覚は鋭く、
また、
ティラノサウルスは群れで狩りをしていた可能性がある、
とも言われています。
そんな怪物に狙われたら……?
「ひとたまりィもォ、ないィでスゥ!」
「ぐるるがるぐるるる!」(←訳:逃げるのがいちばん!)
逃げ足が遅かったら、ああもう、ダメです。
ティラノサウルスの歯は、根元まで含めると
長さが30㎝にもなるそうなので、
パクリ!と、やらかされたら、
どう頑張っても足掻いても
……勝てそうにないわね。
「やぱりィ!」
「がるるる!」(←訳:逃げよう!!)
あんまりお喋りしてしまうと、
ネタバレになってしまうので
これ以上は話せませんが、
『人体のもしも』では
恐怖さえ感じましたよ。
睡眠、痛覚、歯磨き……
人間にとって必要な事柄が、
或る日、有無を言わさず取り上げられてしまったら……?
「こわいィ!」
「ぐるるるがる!」(←訳:崩れ去る日常!)
《もしも》が現実になったなら、
その時、宇宙は、地球は、人間は。
フザケているようで、
真剣に考え始めると
奥が深~い《もしも》の世界。
理系さんも文系さんも、
大人さんも少年少女さんたちも、
ぜひ、覗いてみてくださいね~♪