「こんにちわァ、テディちゃでッス!
かんちゅうゥおみまいィ、もうしィあげまスゥ!」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!大寒だもんね!)
こんにちは、ネーさです。
暦の上では“一年でいちばん寒~い”ことになっている寒中……
今日もネーさ家のオリーブ油はガッチリ固形化しました。
春はいつ来るのかなぁ~とカレンダーを眺めながらの
本日の読書タイムは、こちらの新書を、どうぞ~♪

―― 消えたフェルメール ――
著者は朽木ゆり子(くちき・ゆりこ)さん、2018年10月に発行されました。
ええ~? またフェルメールさん関連の御本なの~?
と食傷気味の方々もおられましょうが、
この御本は、
フェルメールさんの作品を分析・解説するアート評論ではなく、
敢えていうなら……
サスペンスフルなノンフィクション!
「さッ、さすぺんすゥ??」
「ぐるがるっ?」(←訳:実録犯罪っ?)
『消えたフェルメール』なる題名を目にした時点で、
アートマニアさんは、もしや、と思ったことでしょう。
1990年3月。
米国ボストンのガードナー美術館が強盗の被害に遭いました。
展示室から強奪されたのは、
美術館の創設者である
イザベラ・スチュワート・ガードナーさんが収集した
貴重な美術品十数点。
フェルメールさんの『合奏』、
レンブラントさんの『ガラリヤの海の嵐』『黒装束の婦人と紳士』、
マネさんの『トルトニ亭にて』、
エドガー・ドガさんの素描6点などでした。
このニュースは瞬く間に世界中で報じられ、
美術ファン諸氏を震撼させましたが、
未だに解決していません。
「まだァ、ゆくえェしれずゥ~…!」
「がるる~!」(←訳:返して~!)
美術品の盗難なんて珍しくもないさ――
と、シニカルな見方をする向きもありましょう、
しかし。
フェルメールさんの作品が盗まれるのは、
これが初、ではないのです。
1971年、ベルギーで『恋文』が。
1974年、ロンドンで『ギターを弾く女』が。
同じく1974年、アイルランドのダブリン郊外で
『手紙を書く女と召使い』が、盗まれたのでした。
「でもォでもッ!」
「ぐっるるるる!」(←訳:戻ってきたよ!)
そう、理由や過程は複雑であれ、
結果としては、作品は戻ってきました。
盗難時の衝撃で破損した箇所があり、
修復しなくちゃならなくてたいへんだったけど、
とにもかくにも、
戻ってきました。
なのに、
なぜ戻ってこないんでしょう、『合奏』は?
売り捌くのが難しいから?
犯人たちが仲間割れしたから?
それとも……?
「なななッ、なんだかァ~…」
「がるぐっるるる~…!」(←訳:怖くなってきた~…!)
著者・朽木さんは、御本の終章で
背筋が寒くなるような或る“推測”を提示します。
実は、『合奏』に関するFBIの捜査は
私たちが想像する以上に進んでいた?
犯人は……?
「えええッ?!?」
「ぐるるぅ??」(←訳:嘘でしょ??)
ネタばれ回避のため、
これ以上は書きません。
驚くべき“推測”の詳細は、
どうか、皆さま御自身で読破を!
なお、東京・上野で開催中の『フェルメール展』は2月3日まで。
その後、2月16日~5月12日の間は
大阪へと巡回します
(東京展とは展示内容が異なります。
大阪展のみ『恋文』が公開されるそうです!)。
さらに、10月16日からは
NYのメトロポリタン美術館にて
フェルメールさんの作品を含むオランダの絵画展が
予定されています。
いつか美術館で『合奏』と対面できる日を待ちながら、
朽木さんの力作を、
ぜひ、一読してみてくださいね。
かんちゅうゥおみまいィ、もうしィあげまスゥ!」
「がるる!ぐるがるるる!」(←訳:虎です!大寒だもんね!)
こんにちは、ネーさです。
暦の上では“一年でいちばん寒~い”ことになっている寒中……
今日もネーさ家のオリーブ油はガッチリ固形化しました。
春はいつ来るのかなぁ~とカレンダーを眺めながらの
本日の読書タイムは、こちらの新書を、どうぞ~♪

―― 消えたフェルメール ――
著者は朽木ゆり子(くちき・ゆりこ)さん、2018年10月に発行されました。
ええ~? またフェルメールさん関連の御本なの~?
と食傷気味の方々もおられましょうが、
この御本は、
フェルメールさんの作品を分析・解説するアート評論ではなく、
敢えていうなら……
サスペンスフルなノンフィクション!
「さッ、さすぺんすゥ??」
「ぐるがるっ?」(←訳:実録犯罪っ?)
『消えたフェルメール』なる題名を目にした時点で、
アートマニアさんは、もしや、と思ったことでしょう。
1990年3月。
米国ボストンのガードナー美術館が強盗の被害に遭いました。
展示室から強奪されたのは、
美術館の創設者である
イザベラ・スチュワート・ガードナーさんが収集した
貴重な美術品十数点。
フェルメールさんの『合奏』、
レンブラントさんの『ガラリヤの海の嵐』『黒装束の婦人と紳士』、
マネさんの『トルトニ亭にて』、
エドガー・ドガさんの素描6点などでした。
このニュースは瞬く間に世界中で報じられ、
美術ファン諸氏を震撼させましたが、
未だに解決していません。
「まだァ、ゆくえェしれずゥ~…!」
「がるる~!」(←訳:返して~!)
美術品の盗難なんて珍しくもないさ――
と、シニカルな見方をする向きもありましょう、
しかし。
フェルメールさんの作品が盗まれるのは、
これが初、ではないのです。
1971年、ベルギーで『恋文』が。
1974年、ロンドンで『ギターを弾く女』が。
同じく1974年、アイルランドのダブリン郊外で
『手紙を書く女と召使い』が、盗まれたのでした。
「でもォでもッ!」
「ぐっるるるる!」(←訳:戻ってきたよ!)
そう、理由や過程は複雑であれ、
結果としては、作品は戻ってきました。
盗難時の衝撃で破損した箇所があり、
修復しなくちゃならなくてたいへんだったけど、
とにもかくにも、
戻ってきました。
なのに、
なぜ戻ってこないんでしょう、『合奏』は?
売り捌くのが難しいから?
犯人たちが仲間割れしたから?
それとも……?
「なななッ、なんだかァ~…」
「がるぐっるるる~…!」(←訳:怖くなってきた~…!)
著者・朽木さんは、御本の終章で
背筋が寒くなるような或る“推測”を提示します。
実は、『合奏』に関するFBIの捜査は
私たちが想像する以上に進んでいた?
犯人は……?
「えええッ?!?」
「ぐるるぅ??」(←訳:嘘でしょ??)
ネタばれ回避のため、
これ以上は書きません。
驚くべき“推測”の詳細は、
どうか、皆さま御自身で読破を!
なお、東京・上野で開催中の『フェルメール展』は2月3日まで。
その後、2月16日~5月12日の間は
大阪へと巡回します
(東京展とは展示内容が異なります。
大阪展のみ『恋文』が公開されるそうです!)。
さらに、10月16日からは
NYのメトロポリタン美術館にて
フェルメールさんの作品を含むオランダの絵画展が
予定されています。
いつか美術館で『合奏』と対面できる日を待ちながら、
朽木さんの力作を、
ぜひ、一読してみてくださいね。