「こんにちわッ、テディちゃでッス!
わほほィ! めでたきィにゅーすゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!嬉しいよね!)
こんにちは、ネーさです。
今年度のノーベル文学賞はカズオ・イシグロさん~!!
私たちも大好きなイシグロさんが受賞って本当に嬉しいわ♪
授賞式のスピーチが今から楽しみだわね!
さあ、ワクワク度急上昇の本日の読書タイムは、
こちらの御本を、どうぞ~♪

―― キネマ探偵カレイドミステリー ~再演奇縁のアンコール~ ――
著者は斜線堂有紀(しゃせんどう・ゆき)さん、2017年8月に発行されました。
第23回電撃賞を受賞した『キネマ探偵カレイドミステリー』に続く
シリーズ第二作が、こちらの作品になります。
「ひょうしのォ、いらすとがァ~」
「ぐるるっ♪」(←訳:くすすっ♪)
第一作、そしてこの第二作でも、
御本の表紙画を担当しておられるのは
スカイエマさん。
物語の一場面を巧みに切り取ったかのような、
魅力的なキャラクターさんたちが描かれています。
イラストの、向かって右、
スナック菓子をガツガツ食べているのが、
語り手である“俺”――奈緒崎(なおさき)くん。
そして、ソファンに座っている美形のおにいさんが、
嗄井戸高久(かれいど・たかしさ)くん、ですね。
「あはァ! たんていィさんッ!」
「がるぐるがるるる!」(←訳:超絶映画マニアの!)
近年のミステリでは、
膨大な知識を駆使して
ウンチクを語りながら
スチャっと謎を解く名探偵さん、というのは
やや少数……
いえ、ほぼ絶滅危惧種に属しているんですけど、
嗄井戸くんは、まさにその
ウンチク系探偵さんで、
一方、語り手の奈緒崎くんは
ワトスン博士型さんです。
おまけに、
奈緒崎くんが嗄井戸くんの住むアパートの一階に
引っ越しすることになったりして、
ますますワトスン博士っぽくなってきてるわね。
「でもォ、はかせとォちがうゥのはァ~…」
「ぐるがる?」(←訳:留年決定?)
そもそも奈緒崎くんが嗄井戸くんと出逢ったのは、
大学の先生――高畑教授からの命令でした。
奈緒崎くん、きみ、
留年したくないのなら、
家に引きこもっている嗄井戸くんを
大学に復学させなさい!
「むむむッ! むりッぽいィでス!」
「がるぅぐるがるぅ!」(←訳:ムチャぶりだよぅ!)
ムチャぶりなその難題、
この御本でも有効です。
秋の新学期が始まり、
大学での講義に出席した奈緒崎くん、
さっそく教授から質問されたりして、
冷や汗をかいてしまいます。
だって、嗄井戸くんを外に引っ張り出すのは
そう簡単には出来そうもないな、と
奈緒崎くんも気付いていましたから。
「りゅうねんッ、でスかァ~…」
「ぐるるがるるるるる!」(←訳:それは避けたいよね!)
さて、どうしたものか。
悩みながらアパートに戻ろうとした奈緒崎くんの前に、
おや? 不審な人影が?
「なにやつゥ?」
「が~るるる!」(←訳:あ~あれは!)
人影の正体は、奈緒崎くんの同級生。
そして、ご想像に違わず、
映画絡みの《謎》を抱えています。
「おおォ! よばなくちゃッ!」
「ぐるるがるるるる!」(←訳:キネマ探偵さんを!)
キネマ探偵さんの眼力が冴える
中編作品3作品が収録されているこの御本、
ネタバレを避けるために
これ以上詳しくは説明できませんけれど、
今後に期待大!な逸品です。
映画好きさんも、
ミステリ好きさんも、
ぜひ、一読を♪
わほほィ! めでたきィにゅーすゥ!」
「がるる!ぐるるがる!」(←訳:虎です!嬉しいよね!)
こんにちは、ネーさです。
今年度のノーベル文学賞はカズオ・イシグロさん~!!
私たちも大好きなイシグロさんが受賞って本当に嬉しいわ♪
授賞式のスピーチが今から楽しみだわね!
さあ、ワクワク度急上昇の本日の読書タイムは、
こちらの御本を、どうぞ~♪

―― キネマ探偵カレイドミステリー ~再演奇縁のアンコール~ ――
著者は斜線堂有紀(しゃせんどう・ゆき)さん、2017年8月に発行されました。
第23回電撃賞を受賞した『キネマ探偵カレイドミステリー』に続く
シリーズ第二作が、こちらの作品になります。
「ひょうしのォ、いらすとがァ~」
「ぐるるっ♪」(←訳:くすすっ♪)
第一作、そしてこの第二作でも、
御本の表紙画を担当しておられるのは
スカイエマさん。
物語の一場面を巧みに切り取ったかのような、
魅力的なキャラクターさんたちが描かれています。
イラストの、向かって右、
スナック菓子をガツガツ食べているのが、
語り手である“俺”――奈緒崎(なおさき)くん。
そして、ソファンに座っている美形のおにいさんが、
嗄井戸高久(かれいど・たかしさ)くん、ですね。
「あはァ! たんていィさんッ!」
「がるぐるがるるる!」(←訳:超絶映画マニアの!)
近年のミステリでは、
膨大な知識を駆使して
ウンチクを語りながら
スチャっと謎を解く名探偵さん、というのは
やや少数……
いえ、ほぼ絶滅危惧種に属しているんですけど、
嗄井戸くんは、まさにその
ウンチク系探偵さんで、
一方、語り手の奈緒崎くんは
ワトスン博士型さんです。
おまけに、
奈緒崎くんが嗄井戸くんの住むアパートの一階に
引っ越しすることになったりして、
ますますワトスン博士っぽくなってきてるわね。
「でもォ、はかせとォちがうゥのはァ~…」
「ぐるがる?」(←訳:留年決定?)
そもそも奈緒崎くんが嗄井戸くんと出逢ったのは、
大学の先生――高畑教授からの命令でした。
奈緒崎くん、きみ、
留年したくないのなら、
家に引きこもっている嗄井戸くんを
大学に復学させなさい!
「むむむッ! むりッぽいィでス!」
「がるぅぐるがるぅ!」(←訳:ムチャぶりだよぅ!)
ムチャぶりなその難題、
この御本でも有効です。
秋の新学期が始まり、
大学での講義に出席した奈緒崎くん、
さっそく教授から質問されたりして、
冷や汗をかいてしまいます。
だって、嗄井戸くんを外に引っ張り出すのは
そう簡単には出来そうもないな、と
奈緒崎くんも気付いていましたから。
「りゅうねんッ、でスかァ~…」
「ぐるるがるるるるる!」(←訳:それは避けたいよね!)
さて、どうしたものか。
悩みながらアパートに戻ろうとした奈緒崎くんの前に、
おや? 不審な人影が?
「なにやつゥ?」
「が~るるる!」(←訳:あ~あれは!)
人影の正体は、奈緒崎くんの同級生。
そして、ご想像に違わず、
映画絡みの《謎》を抱えています。
「おおォ! よばなくちゃッ!」
「ぐるるがるるるる!」(←訳:キネマ探偵さんを!)
キネマ探偵さんの眼力が冴える
中編作品3作品が収録されているこの御本、
ネタバレを避けるために
これ以上詳しくは説明できませんけれど、
今後に期待大!な逸品です。
映画好きさんも、
ミステリ好きさんも、
ぜひ、一読を♪