「こんにちわッ、テディちゃでスゥ!
かぜにィ、ちゅうゥ~いィッ!」
「がるる!ぐるるぅ!」(←訳:虎です!冷えるぅ!)
こんにちは、ネーさです。
富士山も冠雪しちゃう寒気ですね。
行楽シーズンなのにカゼ引いちゃなんねぇ!と用心しつつ、
さぁてと、本日の読書タイムは
お偉い方々が主役を張るこちらの御本をば、どうぞ~♪

―― 神様の御用人 ――
著者は浅葉なつ さん、2013年12月に発行されました。
いまは10月、10月といえば旧暦では神無月ですが……
「かみさまはァ、どこにィ?」
「ぐるぐるるがる!」(←訳:この御本の中だ!)
ええ、お社を留守にしちゃって、
神さまがたが向かわれたた先は、きっとこの物語の中!
と言いたくなるくらい、たくさんの神さまが登場なさいます。
おっとと、先ずは、
“神様”ではなく、
御本の題名の“御用人”さんから説明いたしましょうか。
「う~んッ? これはァ、にんげんッ?」
「がるぐるるがる!」(←訳:どう見ても人間!)
二十代半ばの青年・良彦(よしひこ)くん。
特別な能力、秀でた容貌、優れた頭脳、
どれも良彦くんは持っていません。
……いえ、ほんの数ヶ月前までは、
彼にもちょっとした取柄というか、
自慢できなくもないものがあった、のですが。
あえなく、失ってしまいました。
「なくしちゃッたのォ?」
「ぐっるるがる?」(←訳:いったい何を?)
小さな頃から、野球好き。
甲子園に出たことだってあるし、
社会人野球チームを持つ企業に就職も出来ました。
……ケガさえしなければ、
そこで上手くやっていけるはず、だったんですけれどね。
「けがァ、でスかァ~…」
「がるるるぅ~…」(←訳:つらいなぁ~…)
つらくて悲しくて、引きこもっていた日々から
ようやく日常生活に戻ってきつつあった良彦くん、
或る日、見知らぬ人から冊子を手渡されます。
和紙を綴り合わせた、ほぼ文庫本サイズのその冊子、
実は――
神様の御用帳。
正式には、『宣之言書(のりとごとしょ)』といいまして、
この御用帳を持つ者は、
神様の御用を務めねばなりません。
神様の要望をお聴きして、それを成就すべく
東奔西走、ガンバって踏ん張って、
とことん奮闘しなきゃならない、のでございます。
「よッ! ごようききィ~♪」
「ぐるるるがる!」(←訳:ご苦労様です!)
いや、御用聞きとかいわれても。
おれフツーの人間だし。
何をどうすりゃいいのかサッパリわかんないっての。
良彦くんの泣き言を
聞く耳もたぬのは
京にその神ありと知られる《方位神》の黄金(こがね)さま。
ルックスはモフモフのキツネそのものの黄金さまに操られ、
もとい尻をつつかれ、
いえ、上方風漫才?を繰り広げながら、
良彦くん、しかたなく御用人役に就くことに。
「だいじょゥぶゥ、かなァ?」
「がるるぐるるる!」(←訳:神様は難物だよ!)
八百万の神様がおわす、ここ日本。
良彦くんの御用を命じる神様がたが、また……
ふっふっふ、一筋縄じゃいかない、ってところで♪
「あァ~、やぱりィ?」
「ぐるるるるがる!」(←訳:難物による難題!)
日本人じゃなきゃこの機微は分からない、
オリジナリティもユーモアもたっぷり、
さらには清々しさをも併せ持つ
4編から成る連作ファンタジーは
秋の読書に激おすすめの作品です♪
「かみさまがたがァ~いいィあじィ~♪」
「がるるるる!」(←訳:出してます!)
なお、好評を得たこの御本、
既に続巻も刊行されているそうですので、
いっそ、シリーズ一気読み!もいいかもしれませんね。
書店さんでお探しくださいな♪
かぜにィ、ちゅうゥ~いィッ!」
「がるる!ぐるるぅ!」(←訳:虎です!冷えるぅ!)
こんにちは、ネーさです。
富士山も冠雪しちゃう寒気ですね。
行楽シーズンなのにカゼ引いちゃなんねぇ!と用心しつつ、
さぁてと、本日の読書タイムは
お偉い方々が主役を張るこちらの御本をば、どうぞ~♪

―― 神様の御用人 ――
著者は浅葉なつ さん、2013年12月に発行されました。
いまは10月、10月といえば旧暦では神無月ですが……
「かみさまはァ、どこにィ?」
「ぐるぐるるがる!」(←訳:この御本の中だ!)
ええ、お社を留守にしちゃって、
神さまがたが向かわれたた先は、きっとこの物語の中!
と言いたくなるくらい、たくさんの神さまが登場なさいます。
おっとと、先ずは、
“神様”ではなく、
御本の題名の“御用人”さんから説明いたしましょうか。
「う~んッ? これはァ、にんげんッ?」
「がるぐるるがる!」(←訳:どう見ても人間!)
二十代半ばの青年・良彦(よしひこ)くん。
特別な能力、秀でた容貌、優れた頭脳、
どれも良彦くんは持っていません。
……いえ、ほんの数ヶ月前までは、
彼にもちょっとした取柄というか、
自慢できなくもないものがあった、のですが。
あえなく、失ってしまいました。
「なくしちゃッたのォ?」
「ぐっるるがる?」(←訳:いったい何を?)
小さな頃から、野球好き。
甲子園に出たことだってあるし、
社会人野球チームを持つ企業に就職も出来ました。
……ケガさえしなければ、
そこで上手くやっていけるはず、だったんですけれどね。
「けがァ、でスかァ~…」
「がるるるぅ~…」(←訳:つらいなぁ~…)
つらくて悲しくて、引きこもっていた日々から
ようやく日常生活に戻ってきつつあった良彦くん、
或る日、見知らぬ人から冊子を手渡されます。
和紙を綴り合わせた、ほぼ文庫本サイズのその冊子、
実は――
神様の御用帳。
正式には、『宣之言書(のりとごとしょ)』といいまして、
この御用帳を持つ者は、
神様の御用を務めねばなりません。
神様の要望をお聴きして、それを成就すべく
東奔西走、ガンバって踏ん張って、
とことん奮闘しなきゃならない、のでございます。
「よッ! ごようききィ~♪」
「ぐるるるがる!」(←訳:ご苦労様です!)
いや、御用聞きとかいわれても。
おれフツーの人間だし。
何をどうすりゃいいのかサッパリわかんないっての。
良彦くんの泣き言を
聞く耳もたぬのは
京にその神ありと知られる《方位神》の黄金(こがね)さま。
ルックスはモフモフのキツネそのものの黄金さまに操られ、
もとい尻をつつかれ、
いえ、上方風漫才?を繰り広げながら、
良彦くん、しかたなく御用人役に就くことに。
「だいじょゥぶゥ、かなァ?」
「がるるぐるるる!」(←訳:神様は難物だよ!)
八百万の神様がおわす、ここ日本。
良彦くんの御用を命じる神様がたが、また……
ふっふっふ、一筋縄じゃいかない、ってところで♪
「あァ~、やぱりィ?」
「ぐるるるるがる!」(←訳:難物による難題!)
日本人じゃなきゃこの機微は分からない、
オリジナリティもユーモアもたっぷり、
さらには清々しさをも併せ持つ
4編から成る連作ファンタジーは
秋の読書に激おすすめの作品です♪
「かみさまがたがァ~いいィあじィ~♪」
「がるるるる!」(←訳:出してます!)
なお、好評を得たこの御本、
既に続巻も刊行されているそうですので、
いっそ、シリーズ一気読み!もいいかもしれませんね。
書店さんでお探しくださいな♪