バラは盛りを過ぎてしまった東京・多摩地方……
でも、アジサイとザクロのお花がきれいに咲いておりますよ~♪
こんにちは、ネーさです。
「こんにちわァ、テディちゃでスゥ!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
さあ本日は!
久しぶり~な世界名作劇場の開演ですよ~♪
こちらを、どうぞ~!
―― 黒後家蜘蛛の会 ――
著者はアイザック・アシモフさん、原著第一巻は1974年に発行されました。
前回の記事で、ちょこっと言及しましたこの名作ミステリを、
言及だけじゃ申し訳ないわ!
きちんと御紹介しなくては!
とネーさ、いたく反省いたしまして……改めましての、登壇でござる~!
「ぱちぱちぱちィ~!
ほーむずさんのォ、こうけいしゃッ、ばんざいィッ!」
「ぐるがるぐる~!」(←訳:アシモフ博士~!)
20世紀を代表するSF作家、
という肩書きを付されることが多いアシモフさんですが、
その本質、作品に流れる底流は
ミステリ――《謎解き》の精神であるとも
評されています。
この『黒後家蜘蛛の会』は
アシモフさんがミステリ魂を燃え上がらせ、
本気で《謎解き》に取り組んだ
連作短編シリーズなんですね~♪
「うむうむッ! それでェ、たんていさんはァ、どんなひとォでスかッ?」
「ぐるがるぐるるる?」(←訳:作者の分身みたいな作家さんとか?)
いえいえ、それが。
この物語のキモであるとも言えましょうか。
『黒後家蜘蛛の会』会員さんは、以下の面々――
ジェフリー・アヴァロンさん、職業は特許弁護士。
トーマス・トランブルさんは、暗号の専門家。
イマニュエル・ルービンさんは作家さん。
ジェイムズ・ドレイクさんは、有機化学者。
マリオ・ゴンザロさんは画家さんで、
ロジャー・ホルステッドさんは数学者。
そして、名誉会員ともいうべき、
給仕のヘンリーさん。
月に一度、黒後家蜘蛛の会は
マンハッタンのイタリアンレストラン『ミラノ』で
会食をするのが習わしです。
ヘンリーさんの完璧な給仕による
美味しい食事と、
ゲストを迎えての機知に富んだおしゃべり、
女性は参加お断わり!のこの会で、
ある日、話題になったのが……
ゲストさんが経験した不思議な出来事、でした。
いったいどうして?
なぜ?
いつの間にか、毎回の会食で持ち出されるようになった
謎と不思議の数々を、
するる、
さらり、
と解き明かしてみせるのは――
「さッかのォ、るーびんさんッ??」
「がるぐるるがる?」(←訳:暗号専門家のトランブルさん?)
いえ、ですから、それが……
ヘンリーさん、なのですよ。
「ほぺぽッ? きゅうじさんッ??」
「がるるっ?」(←訳:本当にっ?)
本当ですとも!
文系・理系のインテリさんたちをさしおいて、
しがない(と見える)レストランの給仕さん、
すなわちヘンリーさんが、
探偵役を務めるのです。
その手腕、鮮やかにして明瞭!
迅速にして確実!
痛快かつ愉快~♪
文中には『リメリック』という
英語版の狂歌のような短詩が飛び出てきたり、
アシモフさんお得意の化学やシェイクスピアのお話がでてきたり、と
ミステリ好きさん以外の心もくすぐる
エンタな探偵小説です!
21世紀の現在から眺めると、やや古めかしい設定も、
アシモフさんの筆にかかれば
かえって味わいが生まれるかのよう……
すべての活字好きさんに、激おすすめ、ですよ!!
「せいとうはッみすてりィ~、よむべしィ~♪」
「がるぐるがるるるー!」(←訳:皆でヘンリーさんのファンになろう!)
なお、↑上の画像はネーさ所蔵の旧版です。
現在は、表紙デザインなど変更された新版の御本が
1巻から5巻まで発行されていますので、
そちらをお読み下さいね~♪
でも、アジサイとザクロのお花がきれいに咲いておりますよ~♪
こんにちは、ネーさです。
「こんにちわァ、テディちゃでスゥ!」
「がるるっ!」(←訳:虎ですっ!)
さあ本日は!
久しぶり~な世界名作劇場の開演ですよ~♪
こちらを、どうぞ~!
―― 黒後家蜘蛛の会 ――
著者はアイザック・アシモフさん、原著第一巻は1974年に発行されました。
前回の記事で、ちょこっと言及しましたこの名作ミステリを、
言及だけじゃ申し訳ないわ!
きちんと御紹介しなくては!
とネーさ、いたく反省いたしまして……改めましての、登壇でござる~!
「ぱちぱちぱちィ~!
ほーむずさんのォ、こうけいしゃッ、ばんざいィッ!」
「ぐるがるぐる~!」(←訳:アシモフ博士~!)
20世紀を代表するSF作家、
という肩書きを付されることが多いアシモフさんですが、
その本質、作品に流れる底流は
ミステリ――《謎解き》の精神であるとも
評されています。
この『黒後家蜘蛛の会』は
アシモフさんがミステリ魂を燃え上がらせ、
本気で《謎解き》に取り組んだ
連作短編シリーズなんですね~♪
「うむうむッ! それでェ、たんていさんはァ、どんなひとォでスかッ?」
「ぐるがるぐるるる?」(←訳:作者の分身みたいな作家さんとか?)
いえいえ、それが。
この物語のキモであるとも言えましょうか。
『黒後家蜘蛛の会』会員さんは、以下の面々――
ジェフリー・アヴァロンさん、職業は特許弁護士。
トーマス・トランブルさんは、暗号の専門家。
イマニュエル・ルービンさんは作家さん。
ジェイムズ・ドレイクさんは、有機化学者。
マリオ・ゴンザロさんは画家さんで、
ロジャー・ホルステッドさんは数学者。
そして、名誉会員ともいうべき、
給仕のヘンリーさん。
月に一度、黒後家蜘蛛の会は
マンハッタンのイタリアンレストラン『ミラノ』で
会食をするのが習わしです。
ヘンリーさんの完璧な給仕による
美味しい食事と、
ゲストを迎えての機知に富んだおしゃべり、
女性は参加お断わり!のこの会で、
ある日、話題になったのが……
ゲストさんが経験した不思議な出来事、でした。
いったいどうして?
なぜ?
いつの間にか、毎回の会食で持ち出されるようになった
謎と不思議の数々を、
するる、
さらり、
と解き明かしてみせるのは――
「さッかのォ、るーびんさんッ??」
「がるぐるるがる?」(←訳:暗号専門家のトランブルさん?)
いえ、ですから、それが……
ヘンリーさん、なのですよ。
「ほぺぽッ? きゅうじさんッ??」
「がるるっ?」(←訳:本当にっ?)
本当ですとも!
文系・理系のインテリさんたちをさしおいて、
しがない(と見える)レストランの給仕さん、
すなわちヘンリーさんが、
探偵役を務めるのです。
その手腕、鮮やかにして明瞭!
迅速にして確実!
痛快かつ愉快~♪
文中には『リメリック』という
英語版の狂歌のような短詩が飛び出てきたり、
アシモフさんお得意の化学やシェイクスピアのお話がでてきたり、と
ミステリ好きさん以外の心もくすぐる
エンタな探偵小説です!
21世紀の現在から眺めると、やや古めかしい設定も、
アシモフさんの筆にかかれば
かえって味わいが生まれるかのよう……
すべての活字好きさんに、激おすすめ、ですよ!!
「せいとうはッみすてりィ~、よむべしィ~♪」
「がるぐるがるるるー!」(←訳:皆でヘンリーさんのファンになろう!)
なお、↑上の画像はネーさ所蔵の旧版です。
現在は、表紙デザインなど変更された新版の御本が
1巻から5巻まで発行されていますので、
そちらをお読み下さいね~♪