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テディちゃとネーさの読書雑記

ぬいぐるみの「テディちゃ」と養い親?「ネーさ」がナビする、新旧の様々な読書雑想と身辺記録です。

ウソじゃないんです!

2008-04-01 22:05:26 | えんぜる
 テディちゃ!
 ほら、見て!銀のエンゼルさまよ!
 チョコボールを一個だけ買ってみたら、なんと、エンゼルさまが!
 やったわね!

「……ネーさ、テディちゃはァ、だまされないィでスよ!」

 はあ?

「きょうはァ、えいぷりるゥふーるゥ、でス!
 ねーさはッ、テディちゃにィ、うそォついてるのでスねッ!」

 え? いえ、これはね、本物の――

「ネーさはァ、いぢわるゥでス~ッ!」 
               (どたどた、ぴゅ~っ!と走り去る)

 ……あのぅ、本当の本当に本物のエンゼルさま、なんですけど……。

『本屋さんの謎』から『公園の謎』へ。

2008-04-01 13:58:07 | ブックス
「ほほゥ~、きゃわゆィひょうしィでス。
 ネーさ、これはァ、まんがァでスかッ?」

 この御本は《児童書》なんですよ、テディちゃ。
 ジュブナイル、と呼ばれることもありますね。

「あッ、わきゃッたでス!
 しょうねんしょうじょにィ、よまれるゥ、ごほんッ!」

 対象読者は少年少女と設定されているのかもしれませんが、
 もっちろん、大人が読んだっていいんです♪
 さあ、御紹介いたしましょう!



            ―― 天才探偵 s e n ――
                 公園七不思議


 
 著者は大崎梢さん、絵は久都りかさん、’07年11月に発行されました。

 大崎梢さんは『配達あかずきん』『サイン会はいかが?』といった
 《本屋の謎は本屋さんが解く!》シリーズで知られる御方ですね。
 『片耳うさぎ』という大崎さんの作品も、児童文学に傾斜した御話でしたが、
 この『天才探偵…』は初の児童書と銘打たれた御本です。

「ふむふむッ。
 ほんやさん~、でてこないのでスねェ~」

 本屋さんの代わりに主役となりますは、
 小学校6年生の男の子。
 渋井千(しぶい・せん)くんです。

 千くん、自他共に認める天才少年。
 在籍している『さつき小学校』では、成績トップ!
 テストもいつも満点で、皆に一目おかれている、のですが。

 壁新聞作りなんてものに手を染めたせいで、
 学区内の公園に伝わる、
 《七不思議》を解明する羽目になってしまいました……。

「ななふしぎィ~??」

 そうなんです。例えば――
   ひとりでに動き出すブランコ。
   下から怪人が現れる滑り台。
   赤い水が流れ出る水飲み場……。

「みぎゃッ! ほらーでスゥ~!」

 七不思議は、本物の怪異なのでしょうか?
 それとも、見た者たちの誤解に過ぎない、
 合理的な説明が可能な出来事なのでしょうか?

 嫌々ながら調べてゆくうち、
 千くんと友人たちは手掛かりを摑みます。
 一連の《不思議》の裏に犯人がいるとしたら、それは――

「おぽッ♪ どきどきィ~ッ♪」

 千くん、やってくれます!
 謎の本質をがっちりとらえました!
 天才の自称?は伊達じゃありませんね。
 解決法は……えーと、ここではいえませんが、ワンダホー!です♪

 ミステリ好きさん、一読を!
 現役少年少女さんたちも、ぜひ!
 あとがきによれば、続編も計画されているようです。
 千くん、次回作でも天才探偵しちゃって下さい!

「せんくんのォ、ほんだなァ、
 ちょびッとのぞいてみたいィなァ~とおもうッ、テディちゃ、なのでしたッ♪」