西奥に多くのお仲間がいることがわかっていた。
しかし、西奥に行くとなると一旦核心を2つ越えて満足した「天まで登る」12bをやらなければならない。
実は「天近くまで登る」で終わっているのだ。
このルートに取り付くには、だいぶ根性がいる。
数日前から覚悟を決め、1便だけ出すことにしてクリスタルフェースへ向かう。
のんびり到着すると、既に「サバイバル」に取り付いている方がいた。
そして、赤壁クラックにはカムが決まっている。
知人だったので、話を聞くと「天まで登る」をやるつもりだと言う。
それなら回収してもらえるな、と思い、サバイバルでアップ後取り付く。
回収も結構大変なんです…、これ。
中間を少し超えたところで左に出るパートがある。
ここがとても怖い。
何度も行きつ戻りつして、何とか上部小ハングまでたどり着く。
ここからが未知ゾーン。
残り数mだが手強いし、パワフル。
おまけに怖い。
ここまで散々バランシー恐々ムーブをこなしているのに、ここにきて傾斜が+される。
もう、気持ちが頑張れない。
という訳でテンション。
それでも十分な充実感だった。
YDさんが初「天まで登る」をやり始める。
その下で、KGさんが「スパイダーショット」12cに取り組んでいる。
この2つのルートに一度に人が取り付いている瞬間は、滅多にないだろう。
同様に、「サバイバル」と「天まで登る」の2ショットも撮れた。
天まで、は、長い上に最上部までは傾斜がないバランシールートだ。
なので、必然的に取り付く時間がみんな長くなる。
その間に、下のルートを登るクライマーはどんどん入れ替わっていく。
すーさんの石狩湾練習を眺めたりしてから、44へ移動。
久々の「3F」11aをやって、自分の登りは終わり。
最後に羨望の目で、Fくんの「マグニチュード」12dトライを眺める。
今年は、まだ暖かい。
そして、昨年と大きく違い、ドングリが豊作だ。
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