明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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「小沢一郎政治塾」13期生募集

2012年10月28日 23時25分12秒 | Weblog
「小沢一郎政治塾」13期生募集

(堀川 )より


「小沢一郎政治塾」が13期生募集 来年2月開講

 新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表が塾長の「小沢一郎政治塾」は24日、

来年2月に開講する第13期生を募集すると発表した。

募集期間は今月25日から11月30日まで。

 応募条件は年齢20歳以上、原則35歳以下の日本国籍を持つ男女。

応募者の中から書類審査や面接で約30人を選ぶ。

小沢塾卒業生の中には次期衆院選の「生活」公認候補もいる。

スポニチアネックス[2012年10月24日19:08]

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小沢一郎政治塾 Ozawa Ichiro Website

 東日本大震災と福島第一原発事故、そして目の前まで迫って来た世界恐慌―。

 それら歴史的困難を乗り越えなければ、日本に未来はありません。

その日本再生の第一歩は、国民の総力を結集するために、

ようやく実現した政権交代を何としても成功させ、

「国民の生活が第一。」の政治を確立することです。

 官僚が全てを支配する「官僚独裁」を許していたら、

日本は必ず、無謀な大戦へと突き進んだ昭和の悲劇を繰り返してしまいます。

一日も早く日本に議会制民主主義を定着させ、 国民主導の政治で政治、

行政、経済、社会の仕組みを 根本からつくり直さなければなりません。

 私たちの目指す「日本一新」は、残された時間がもうあまりありません。

その大本業を速やかに成し遂げて、日本を本当に豊かな国にするためには、

不動の覚悟と強い責任感を持った若い人材が不可欠です。

 「小沢政治の理念と哲学」を、小沢塾長自ら伝授致します。

新しい日本のリーダーを目指す方々、どうぞご応募下さい。 


無実の人の死刑を執行したということになったら本当に検察は壊滅する:郷原信郎氏

2012年10月28日 23時15分12秒 | Weblog
無実の人の死刑を執行したということになったら本当に検察は壊滅する:郷原信郎氏

(晴耕雨読 )より

https://twitter.com/nobuogohara

【飯塚事件:ネガから元死刑囚と異なるDNA 弁護団発表(毎日)】

http://bit.ly/TXR6Na  

東電OL事件に続いて、この事件で再審開始決定が出て、

無実の人の死刑を執行したということになったら本当に検察は壊滅する。

既に資料が廃棄され、DNA再鑑定が不可能である以上最終的には

「検察組織そのものに対する信頼」が物を言うことになる。

関連記事:菅谷さんを犯人にでっちあげた関係者と久間三千年さんを

死刑にした関係者とは誰なのか?

久間元死刑囚弁護団再審請求:飯塚事件 森法務大臣はなぜ急いで

死刑執行したのか説明せよ

「検察崩壊 失われた正義」で徹底批判したように、「ごまかし」「詭弁」

だらけの最高検報告書で、陸山会事件での特捜不祥事を不問に付した

検察組織への信頼は崩壊している。

そのことが重要な意味を持つことになるだろう。
 
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http://bit.ly/TXR6Na

飯塚事件:ネガから元死刑囚と異なるDNA 弁護団発表

毎日新聞 2012年10月25日 22時53分(最終更新 10月25日 23時51分)

パネルを使って説明をする再審弁護団の岩田務弁護士=福岡市中央区で2012年10月25日午後5時5分、和田大典撮影

パネルを使って説明をする再審弁護団の岩田務弁護士=福岡市中央区で2012年10月25日午後5時5分、和田大典撮影

拡大写真

 福岡県飯塚市で92年、女児2人が殺害された「飯塚事件」で、

死刑が執行された久間三千年(くま・みちとし)・元死刑囚(執行時70歳)

の再審請求をしている弁護団は25日、被害者の遺体などから採取された

血液のDNA型鑑定に使われたネガフィルムを解析した結果、

久間元死刑囚とは異なるDNA型が見つかったと発表した。

 再審弁護団は同日、「真犯人のDNA型」とする意見書を福岡地裁に提出。

弁護団によると、福岡地裁は検察側に対し、ネガを保管していた

警察庁科学警察研究所(科警研)に他の資料が残っていないか調査するよう勧告した。

 飯塚事件では再鑑定できるだけの試料が捜査時に使われて既になく、

DNA型の再鑑定は不可能。

再審の可否を検討する福岡地裁がネガの解析結果をどう判断するか注目される。

 確定判決では、久間元死刑囚のDNA型と被害者の遺体などから採取された

血液のDNA型の一致が有罪の証拠の一つとなった。

弁護団は「ネガの解析結果は元死刑囚の無罪を示す決定的な証拠」と主張している。

一方、福岡地検は「鑑定の内容に誤りはない」としている。

 ネガは科警研が「MCT118」法と呼ばれる手法でDNA型を鑑定した

際の資料で、今年2月に福岡地裁が取り寄せ、弁護団が9月に複写して

専門家に解析を依頼。

今月23日に同地裁に鑑定書を提出し、25日に同地裁であった検察、

裁判所との3者協議で内容を説明した。

 久間元死刑囚の型は、MCT118法で「16-26」型とされている。

弁護団によると解析の結果、被害者の遺体などから採取された血液に

「41-46」型が見つかった。

一方、「16-26」型は、犯人の血液が混じる可能性がない試料からも

出ていたり、不鮮明だったとしている。

 弁護団は「ネガは証拠として提出されず、『41-46』型が現れた部分を

意図的に除いた現像写真だけが提出された。

科警研による隠蔽(いんぺい)行為だ」と主張。

福岡地検は「ネガも証拠として提出している。

写真は書面のサイズの問題で一部を切り取っただけで、

隠蔽ではない」と反論している。

【遠藤孝康、川上珠実】

お母さん僕、学校でいじめに遭ってるんだ!米国から見たいじめの対応

2012年10月28日 21時47分53秒 | Weblog
お母さん僕、学校でいじめに遭ってるんだ!米国から見たいじめの対応

(マナビニュース)より

今や他人事ではない、あなたの子供が被害者または加害者になるかもしれないいじめ-。

衝撃的だった大津いじめ事件が日本だけではなくアメリカのABC放送Newsなどでも取り上げられ大きな反響を呼んでいます。

また同じABC放送で去年の暮れに話題となった13歳のジョナン・モーリィーくんの悲痛な叫びの動画が人々の心を動かし、また、レディガガなどの有名人がいじめ撲滅のための行動を開始しました。

ジョナン君のケースを見ながらアメリカのいじめの現状はどうなっているのか?

またあなたのお子さんがいじめにあっているのかどうかの見極め方など、対策を模索してみましょう。


アメリカで13歳の男の子の動画が多くの心を動かす!

いじめで傷ついた子供たちが親や先生に訴えることもできず、死の道を選ぶということは、絶対にあってはならないことです。

ですが残念にも現実ではそうではありません。

そうならないように、子供の身近にいる母親は特に日ごろの子供の生活を充分に観察し、少しでもおかしなところがあったら注意が必要です。

アメリカでは数年前から各州でいじめに対する学校指導のやり方や法律で取り締まるような動きが出ています。

そんな中でジョナン・モーリィー(Jonah Mowry)君が長年の学校でのいじめについて悲痛な叫びを動画にしたことで多くのアメリカ人の心を動かしました。

そして多くの賛同者がジョナン君へジョナン君と同じやり方で励ましの動画を製作しアップロードをし始めした。

「君はひとりじゃない…!」と。

まずはジョナン・モーリィー君の動画をご覧ください。

http://www.youtube.com/watch?v=TdkNn3Ei-Lg&feature=player_embedded

ジョナン・モーリィー君の叫び

どうも!僕はジョナン。

幸せそうに見えてる?

実は違うんだ、あなたが見ているのは仮の僕

いやジョナン・モーリィー本人だけど…僕はしでかしたんだ…。

自慢できないことを…。

僕は自分の身体を傷つけた。沢山の傷があるんだ。

何度も自殺を考えた。

最初に自傷したのは小学校2年生の時。

僕は毎日いじめを受けていたんだ。いじめは小1から始まった。

そして僕は来月で中学2年になる。

残った一人の友だちが去っていく準備が出来ていないんだ。

あとの友だちは高校生を始めている。

僕は怖い。

学校に戻るのが…。

大勢の人たちが僕を嫌っている。

理由はわからないんだ…。

いや、僕も嫌うかもしれない。

だってある意味、僕自身が嫌いだから。

ゲイ、おかま、間抜け、きもい、ホモ、くそったれ…

そんな言葉が繰り返されるんだ。

もうこれ以上、僕には行き場がないんだ。

こんな気持ちになるのはもう、うんざりなんだ。

そしていじめから自分自身が浮き沈みする。

だけど…

僕はどこにも行かない

なぜなら僕はそんなことよりも強いから。

そして

僕には存在する理由が山ほどあるんだ!


アメリカの子供たちのいじめの現状と対策

この動画は2011年8月、新学期が始まる前の夏休みの間に、彼のいじめの告白をYouTubeにアップしました。

それも紙芝居のように自分の気持ちを一小節づつ綴っていくやり方で訴えました。

彼は毎日、学校へ戻る恐怖心と戦い眠れなかったと言っています。

(このビデオも家族が寝静まった午前4時に作りました。)

また、彼は長年のいじめを両親にも話すことが出来ずにいました。

心配をかけたくないという気持ちが大きかったと述べています。

ただ少しの救いがあったとしたら、いじめの事実を彼の親友に話していたということです。

現在では彼は高校生になり、いじめを克服、友だちも出来、前向きな考えで学校生活を送っているようです。

さて、アメリカでは特にゲイに対するいじめは今もなお頻繁に起きています。

いじめを助長するかのようにSNSやメールの存在は、いじめのツール化となっています。

どんな理由があろうとも120%いじめる側に問題があると思います。

アメリカでも多くの子供たちがいじめの被害に遭い、その中の何人かは自ら尊い命を絶っています。

2011年のアメリカの統計で、いじめにより学校へ行けない子供たちの数は約16万人そして4人に1人がいじめに遭ったことがあると言われています。

レディガガやハリウッドセレブたちも子供たちのいじめ問題を深刻に受け止め、いじめに遭った子供に直接会って励ましたり、大統領に対策を講じるように依願するなどの行動を取り始めました。

オバマ大統領はこの事態を深刻に受け止め、公式にホワイトハウスよりAnti-Bullying Campaign(アンチいじめキャンペーン)を発表、公共CMを製作し、またstopbullying.gov(いじめを止めよう)のサイトを立ち上げ情報の収集や防止を呼びかけています。

我が子がいじめられているかどうかの見極めポイント

最後にstopbullying.govのサイトより、子供がいじめにあっているかどうかを見極めるポイントを記しておきます。

☆説明のつかない怪我

☆なくなった子供の用具や服、身近なものが汚れや壊れている。

☆急に頭痛や腹痛など仮病を使いだす。

☆夕飯の食べる量の多さ(子供のランチを隠されるまたは取られたりして食べられない理由で。)

☆不眠症や悪夢にうなされる。

☆勉強に手がつかない、成績がおちる、学校に行きたがらない。

☆友だちと遊ばなくなる、一人でいる時間が長い。

☆無気力、自尊心が低下する。

☆自宅に寄りつかないまたは自傷行為をする。自殺について話す。

上記のようなことが我が子にあったら、いじめにあっていると疑い、子供の気持ちに沿った対応をしていきましょう。

虐待、いじめ 共に考える ベストセラー朗読劇 横須賀で来月10日

2012年10月28日 21時41分43秒 | Weblog
虐待、いじめ 共に考える ベストセラー朗読劇 横須賀で来月10日

東京新聞


朗読劇「ハッピーバースデー」の原作本

 児童虐待、いじめ、不登校を子どもの視点でとらえたベストセラー書籍「ハッピーバースデー」(金の星社)の朗読劇が十一月十日、横須賀市で上演される。

神奈川県では二〇〇七年から毎年公演。

県出身・在住の原作者、声優、プロデューサーらによる子どもを見守る地道な活動が続いている。 

(立尾良二)

 物語は、母親や兄から言葉や無視の精神的虐待を受け、声を失った主人公の小学五年女子が、祖父母の家に避難して自分を取り戻していく姿が主軸。

他者への思いやりをはぐくんだ後、学校へ戻り、児童や教師によるいじめ問題に立ち向かう。

 横浜市で小学校校長を務めた神奈川子ども未来ファンド理事長の青木和雄さんと、作家で同理事の吉富多美さんが、教育現場の相談を素材に出版。

それを同市出身で、テレビアニメ「サザエさん」の初代ワカメちゃんの声優、野村道子さんらが朗読劇に仕立てた。

 米俳優スティーブ・マックイーンの声優で知られる内海賢二さんや、人気声優の稲川英里さん、斎賀みつきさんらが出演。

吉富さんは「虐待もいじめも自分の問題として一緒に考えたい」と話す。

 十一月十日午後一時と同五時の二回、横須賀市市民会館で上演される。

入場料は二千九百円。収益の一部は虐待防止活動に役立てる。

問い合わせ、申し込みはtvkチケットセンター=電045(663)9999=へ。

危うい「教訓」 週刊朝日・橋本市長問題を考える

2012年10月28日 21時34分51秒 | Weblog
危うい「教訓」 週刊朝日・橋本市長問題を考える ・・・(東京新聞)

(東京新聞「こちら特報部」)より

 週刊朝日が橋下徹大阪市長を取り上げた連載を中止した問題で、同誌は編集長名でおわびを掲載した。

誤りを「地区を特定するなど」と説明したが、地名を書いたことが問題なのか。

一方で、識者の間では政治家は主張や政策で評価されるべきで、出自に触れるべきではないといった論調も散見する。

しかし、それは言論の自主規制につながらないか。

「教訓」の危うさを探った。 

(荒井六貴、上田千秋)


 「地区を特定するなど極めて不適切な記述を複数掲載して…」

 ノンフィクション作家の佐野真一氏と編集部が取材して掲載した「緊急連載 ハシシタ 奴の本性」の連載中止決定の理由について、週刊朝日は十一月二日号で、おわびの文章にそう載せた。

 疑問がある。

「地区()を特定する」ことが誤りか。そうした技術的な問題なのか。

 というのも、被差別の地名は解放運動関連の出版物にも記されている。

例えば、狭山事件についてはどうか。

 一九六三年に女子高生が誘拐されて殺され、犯人を取り逃がした警察が被差別に見込み捜査を集中、住民の石川一雄さん(再審請求中)を犯人とした事件だ。

この事件を扱った数多くの著作にも、地名は不可欠な要素として登場する。

 解放同盟中央本部でマスコミの差別表現の問題に取り組んできた「にんげん出版」(東京)代表の小林健治さんは「単純に地名を記したことが問題なのではない。

逆に必要性や合理性があれば、の地名を特定することに問題はない。

差別を許さないためにはむしろ、タブーはダメだ」と語る。

つまり、週刊朝日の「おわび」は誤りの要点を理解したものではないとみる。

 小林さんは被差別の地名を掲載する基準について「記載する狙いにに対する侮辱の意味を込めた差別性があるかどうかという点こそが大切だ」と説明する。

 「今回の連載で問題と思えるのは、橋下さんをおとしめるという目的に沿って、の地名を記したということだ。被差別を侮辱視することが前提になっている」

 週刊朝日はおわびの中で「タイトルも適切ではない」としている。

 小林さんは「ここで言う『タイトル』とは『ハシシタ』と記述したことだと思う。

おわびに適切でない理由の記述がないため、単に名前を正確に記載しなかったことが間違いだったようにも受け取れる」と話す。

 「だとすれば、問題の中で名前の持つ意味の大きさを自覚していない。

明治時代、支配層が被差別出身者に名前をつける際、巧妙に名前で出身者と分かるようにしてきた歴史がある」

 七〇年代以降、就職や結婚で被差別出身者を排除するため、の名前や住所などを一覧にした「地名総鑑」がたびたび地下出版され、糾弾されてきた。

 小林さんは「週刊朝日の報道はこの総鑑と似ている」と指摘する。

 「政治家のみならず、芸能界やスポーツ界にも被差別の出身者はいる。

それを明らかにできないのは今の社会に差別が厳然とあるからだ」

 もう一つ重要な論点は政治家の出自に触れることについての是非だ。

 「政治家は主張や政策で判断されるべきで、出自を取り上げる必要は全くない」という意見も少なからずある。

 だが、作家の宮崎学さんはこうした見方に異を唱える。

「公人である政治家の出自、血脈を取材して発表することは当然のことだ」と言い切る。

 宮崎さんは二〇〇六年、「安倍晋三の敬愛する祖父岸信介」を著した。

当時、首相だった安倍晋三氏の思考の背景には、祖父で元首相の故岸信介氏の影響があるとみた。

「政治家の思想は父や祖父との間で連続性、類似性がある。

それを書かないのは逆に不自然だ」

 報道機関は有力政治家について、生まれ育った環境を含めて取材し、記事にする。

例えば、麻生太郎元首相は福岡県で絶大な力を誇る財閥出身、鳩山由紀夫元首相の実家も名門中の名門の政治家一家で、彼らが打ち出す政策、発言は育った生活環境と無縁ではない。


 橋下氏も有力政治家として取材対象となることは避けがたいが、今回の連載で宮崎さんが問題視するのは、前出の小林さんと同様、を揶揄(やゆ)したようなタイトルと、「イコール悪」と読み取れるような部分が随所に出てくる点だ。

 「今回の場合、橋下氏の政治理念に出自が影響しているということが、連載の一回目からは読み取れない。

父親や本人が出身であることと政治理念の結びつきがみえない。

だから、橋下氏批判と血脈を結び付けた今回の記事はおかしい」

 著書「近代の奈落」の中で、自身の父親が出身者であることを明かしている宮崎さんは「肌の色で分かる人種差別と違い、差別は長年にわたって言葉で伝えられてきた。

だからこそ、表現する時は気を付けなければいけない」と話す。 

宮崎さんは橋下氏についての本を執筆するため、すでに取材を始めているという。

「ツイッターなどを分析しているが、橋下氏が問題をそう勉強をしているようには思えない。

行政のトップとして、それでは通らないし、週刊朝日もしかり。

両者とも問題の本質を理解をしないままにやりとりしているようだ」

 ただ、今回の連載中止がメディア全体に余波を広げることは必至だ。

 「週刊朝日も一回で連載を打ち切るくらいならば、最初からやらなければよかった。

今回の件を受けて、今後、ものすごい勢いでマスコミの自粛が加速するだろう」


◆関連事業予算は削減傾向

 橋下氏は十八日の会見で、今回の自らの抗議と解放運動とは別という見解を示している。

実際、大阪市長に就任して以降、同市の関連事業予算は削減傾向にある。

 今年七月にまとめた「市政改革プラン」では、かつて解放運動の拠点にもなった旧人権文化センターなど十施設を来年度いっぱいで全廃する方針を打ち出した。

施設はいずれも同和対策事業特別措置法に基づいて造られ、〇一年度に同和対策事業が終了して以降は「市民交流センター」に衣替えしていた。

 橋下氏が「展示内容が暗く、子どもが夢を持てない」と語った大阪人権博物館への補助金も来年度以降、打ち切られる。

同施設はやアイヌ民族、水俣病などの人権侵害問題に触れている。

 被差別関係者の一人は「『本人さえ頑張れば何とでもなる』『金がないんだから仕方ない』というのが橋下さんの理屈だが、横並びに何でも切っていくやり方はどうなのか」と話している。

<デスクメモ> 

新聞、出版業界周辺には「問題は触れると“事故”のもと」という暗黙の忌避感覚がありがちだ。

姿勢自体も誤りだが活字がどうあれ、いまやインターネット上には差別書き込みが絶えない。

だから、お茶を濁すような“自粛”こそ避けねばならない。

差別を正面から学び、論じ合う好機としたい。

(牧)

福島県 子どもの放射能 尿検査せず 秘密裏に「困難」結論?

2012年10月28日 21時14分12秒 | Weblog
福島県 子どもの放射能 尿検査せず 秘密裏に「困難」結論? ・・・(東京新聞)

(東京新聞「こちら特報部」)より

 福島原発事故を受けた県民健康管理調査で、子どもの内部被ばくを把握できる尿検査が行われていない。

専門家でつくる公開の検討委員会でも検査の是非がほとんど議論されてこなかった。

ところが今月に入り事前の「秘密会」の開催が公となり、尿検査をめぐる議論の不透明さも判明。

検査を求めてきた保護者らは不信を募らせている。 

(中山洋子、林啓太)


 「また、だまされたんだ」。

伊達市の菅野美成子さん(40)が諦めきった様子でつぶやいた。

 今月初めに新聞報道で検討委の委員と県側が、開催前に議論をすり合わせる「秘密会」を開いていたことが発覚。

事前に会議の「進行表」が配られ、検討委に“出来レース”の疑いが浮上した。


 県側は秘密会について調査し、八日にまとめた報告書で、議論を深めるための「準備会」だったと強調。

内密の開催が不信感を招き不適切としながらも、「発言の抑制や議論の誘導などはなく、個人情報保護などが目的だった」と結論づけた。


 だが、その説明に納得する県民は少ない。

事故後、内部被ばく検査を求める声に、国や県の対応は後手に回り、今回明るみに出た進行表は、公開の検討委をないがしろにして、十分な議論や説明もないままに、検査を切り捨てた姿を浮き彫りにしたからだ。

 昨年七月の第三回検討委の事前の進行表では、浪江町、飯舘村、川俣町山木屋地区で計百二十人に行った内部被ばく調査の結果について、検討前から「相当に低い」とする発言予定が記載。


 さらに「WBCの今後の普及とGe半導体の逼迫(ひっぱく)状況(牛肉等)を考えると、尿検査でWBCを代替えするのは困難ではないか」とあった。

 WBCはホールボディーカウンターの略で、体内にある放射性セシウムから発せられるガンマ線を測る装置。

じっとできない幼児は受けられず、体が小さい子どもの検査には不向きとされる。


 尿検査の方が子どもの被ばくを正確に測ることができるが、検査できる精度の高いGe(ゲルマニウム)半導体検出器が、牛肉などの食品検査を優先して不足しており、尿を検査するのは無理という意味だ。

 当初公開されていた議事録では、第三回の検討委で山下俊一座長が「今後、尿検査をする意味はあるのか」と発言。

これに答えて、放射線医学総合研究所(放医研)理事の明石真言(まこと)委員が「今回の尿検査では極めて微量しか検出されなかった。

(略)検証にもう少し時間をいただきたい」と話したとされている。


 第三回から検討委は公開されているが、県の調査でメモをまとめた議事録も「不適切」とされ、現在、作り直している。

 明石委員の発言も修正される可能性はあるが、明石委員は取材に「一回分の尿から体内のセシウム濃度を推定すると、濃淡の差があり科学的な数値とは言えない。

(尿検査は)どう転んでもあいまい。それならばWBCでいい」と説明する。


 だが内部被ばくに詳しい矢ケ崎克馬琉球大名誉教授は「WBCはガンマ線のみなど内部被ばくを正しくつかむことはできない。

尿検査を導入するべきだ」と異を唱える。

 矢ケ崎氏によると、一リットルあたりの尿からセシウムが検出された場合、体内には約百五十倍のセシウムがあると推定され、「尿に混じって排出されるほかに、セシウムは臓器や筋肉に蓄積される」と言う。


 不透明な経緯そのものが不信感を広げている。

 尿検査の導入を訴えてきた「福島老朽原発を考える会(フクロウの会)」の青木一政事務局長は「この第三回検討委の後、尿検査が議論された形跡はない。

ろくな議論もないままに秘密裏に『尿検査は困難』という合意が形成されたとしたら問題。

現に進行表が疑問視した尿検査は実施されていない」と批判する。


 同会は昨年五月、福島市内の子ども十人から採取した尿をフランスの民間検査機関「アクロ」に送り分析。

全員からセシウムが検出され、保護者らの危機感が高まった。


 その後も県内外の子ども百二人を検査。これまでに岩手、宮城、千葉県など幅広い範囲でセシウムが検出されている。

 前出の菅野さんも、昨年九月に当時四歳の長女の尿検査を受けた。

 自宅は特定避難勧奨地点に指定され、同七月に家族で同じ伊達市内の低線量地区に避難した。

小学三年生の長男(9つ)を頭に子どもは三人いる。

 「心配でいてもたってもいられないのに、行政は全く検査してくれなかった」と憤る。

父母のネットワークに登録して駆け込んだ同会の調査で、一リットルあたり一・一~〇・四二ベクレルが検出された。


 「事故後から四月まで横浜に避難し、食べ物にも気をつけた。

たとえ放射能を吸い込んでいても、もう残っていないだろうと期待もあった。

ショックで眠れなかった」

 その後、長男が通う小学校でWBC検査があったが、十一月に渡された結果は「検出せず」。

だが「WBCでは子どもの被ばくが分からない。

とても安心できる結果ではない」。

尿検査の結果については「ここから歩き出せた。

親が声を上げなければ、学校も行政も動いてくれない」と話す。


 県内の保護者の疲弊は増す一方だという。

「子どもの食べ物の心配をして、週末には他県に避難して、仕事でも抱えていたらもういっぱいいっぱい。

きちんと検査をしてほしいのはどの親も同じのはず」

 同会ではほかの団体と共同でゲルマニウム半導体検出器の購入を予定。

来年の始動を目指す。

 検出器の大半が輸入品で、一台二千万円近くに高騰するなか、安価で実用化する動きもある。

 放射線測定器メーカー「シンメトリックス」(茨城県つくば市)が三百五十万円で商品化を目指している。

ゲルマニウム半導体検出器は一~二リットルの尿を半日以上かけて計測するのに対し、同社の測定器は放射線の検出にヨウ化セシウムの結晶を使用。

一〇〇ccと少ない尿を、数時間でセシウム一ベクレル単位で測定する。

 野中修二社長は「被災地の方々のためにも、商品化にこぎ着け、お役に立ちたい」と語る。

 矢ケ崎氏は「内部被ばくの検査で一番大切なのは、たとえ少量でも被ばくしたかどうかを確認すること」と続ける。

 「WBCは検出に限界があり、尿検査はWBCの四十倍から五十倍精度が良く、確認される人数で二桁も三桁も多い」と指摘して、こう訴える。

「より多くに、早期の予防や治療を施せる体制が大事。WBCにこだわる国や県は、潜在的な被ばく者の大半を切り捨てようとしているとしか思えない」
 
<デスクメモ> 

役所の検討委員会の多くが真剣な討議の場でなく、公開を装った通過儀式である。

事務方が都合のいい識者を選び、結論以外にシナリオまで描く。反対意見は聞きおくだけ。

でも「お墨付き機関」を市民はお見通しだ。

税金と時間の無駄遣いを打破するには? 

公募で意欲ある市民の複数参加から始まる。

 (呂)

原発事故テーマ、園子温監督 この国のタブーに直面

2012年10月28日 21時04分51秒 | Weblog
原発事故テーマ、園子温監督 この国のタブーに直面   (東京新聞)
 
(東京新聞「こちら特報部)より

3・11後、ドキュメンタリーではなくドラマとして初めて、原発事故をテーマにした映画「希望の国」。

独特の映像世界で国内外にファンが多い園子温監督(50)は、この国のタブーに直面し、資金集めは難航した。

園監督が、現在進行形の過酷な現実に切り込んで、見えてきたものは何なのか。

(出田阿生)

 「原発事故の映画をやりたいと言った瞬間、みんなパーッとクモの子を散らすようにいなくなっちゃった。

セックスや暴力っていうタブーじゃなく、そっち(原発)ですかって」


 園さんは苦笑した。

園さんの監督作品は、近年ヒットが続いている。

新興宗教や集団自殺、連続殺人事件など社会性のあるテーマに踏み込み、セックスや暴力を描くこともいとわない衝撃的な作品を送り出してきた。

スポンサー企業は、「次回も出資したい」「がんがんタブーに挑戦しましょう」と言っていた。

それが、原発がテーマとなると事情が違った。


 今年一月のクランクイン時点で、制作費を集めきれていなかった。

約二割はイギリスと台湾からの出資を受け「日・英・台の合作」になった。

映画は、海外での評判が高まっており、仏・独・英など世界八十二の国・地域での公開が決まっている。

「自民党を支持しているからとか、原発はどうもねとか、いろいろ言うわけ」。

本当のタブーはここにあった。


 前作「ヒミズ」の撮影中、3・11が起きた。急きょ脚本を震災後の設定に変えた。

昨年五月、宮城県石巻市の津波で流され廃虚のようになった場所で、明け方の二時間、カメラを回した。

被災地にカメラを向けることには批判も覚悟した。

だが表現者として、3・11後の現実を絶対に無視できなかった。

「ヒミズ」は国内外で高い評価を受けた。

そして「一作では終われなくなった。責任を負った」。


 「希望の国」の舞台は、福島原発事故から数年後の「長島県」(長崎、広島、福島からとった架空の県)。

再び震災が発生し、原発で爆発が起きる。

警戒区域ぎりぎりにあった酪農家は「二十キロ」の境界線で、自宅の敷地を分断される。

老夫婦はとどまる決断をし、息子夫婦は避難する。

放射能や国家権力によって、一家や地域が引き裂かれていく。


 原発事故をテーマにしたドキュメンタリーはあったが、ドラマで描いた映画はこれまでなかった。

現在進行形のテーマはドラマにしにくいというのが、この業界にはある。

ハリウッドでは、イラク戦争を批判した映画がアカデミー賞を獲得している。

「日本では、商業映画は娯楽でなければならないとされている。

ドラマだからこそ伝えられることがあるのに」


 原発事故については、「ああこんなのテレビや新聞で知ってるよ、というエピソードかもしれない。

でもそれは知識であって、『感じる』のとは違う。

あの日、福島にいなかった人に、登場人物を通じて被災を『体験』してほ

しいと思った」。

 取材のために、何度も被災地に入った。

「ヒミズ」で撮影させてもらった石巻市に行くと、「知り合ったおばあちゃんの顔が少しだけ明るくなって『復興』していた」。

ところがその後訪れた福島では、人々の表情は一様に暗かった。

「この差は広がる一方だと思った」


 検問を避けて、福島県南相馬市の警戒区域の二十キロ圏内に入った。

「立ち入り禁止」の札の向こうとこちらでは、世界が違う気がした。

境界線ぎりぎりに、家があった。

その家に住む鈴木豊子さん(70)との出会いが、ストーリーを決定づけた。

 七人家族で農業を営んでいた鈴木さんの家の敷地に昨年四月、突然境界線が引かれた。

鈴木さんに取材を重ね、生の言葉を脚本に反映させた。

 「ある家の真ん中が二十キロの境界で、居間とトイレは警戒区域だから入れないとか、ブラックジョークみたいに不条理な話もたくさん聞いた」


 映画では、避難した息子夫婦の妻は、おなかの子を放射能から守ろうと、防護服を着て町を歩き始める。

帰宅した夫は「おまえは宇宙飛行士か?」と目をむく。

観客からは笑いが起きる場面だが、「防護服を着た妻と、何もしない人と、どちらが正常なのか。

それが分からない世界になった。

冷静になれば、どっちが正しいの、と思ってほしかった」。

 避難する、しない。

がれきを受け入れる、受け入れない-。

園さんは、どの選択も正しいと思う。

だが論争をしているうちに、諸悪の根源は放射性物質で、それをまき散らした原発にあることを忘れさせられてしまうことを恐れる。

 「脱原発」という言葉はあまり好きではないとも言う。

「例えば、羊小屋が燃えているときに『脱・火』かどうかなんて論争している暇はない。

原発は羊小屋の火に似ている。

そのうち解決すると期待して柵の外に逃げず、後ずさりするばかりの羊みたいな『羊たちの沈黙』が日本にはある」

 園さん自身の考えは明快だ。

「毒味のたびに死んだ歴代の料理人がいて、ふぐ料理が完成した-という話がある。

原発は未完成品だから使いたくないだけ。

毒が残っているかもしれないふぐは食べたくないのと同じ」

 映画の中で父親に「杭(くい)はいつでも、どこにでも打たれる」というせりふを言わせた。

避難を躊躇(ちゅうちょ)する息子に、「国は守ってくれないのだから自力で判断しろ」と父親が説く場面だ。

この「杭」は家族や人間関係を引き裂くものを指す。

次の杭は、「原発事故の再発」かもしれない。だからこそ、緊急にこの映画をつくった。

「十年後、二十年後につくっても意味はない」

 ただ、「決して脱原発の映画ではない。むしろ、よく分からないけど、原発を続けてもいいんじゃないかな…と思っている人に見てほしい」という。

 撮影後、福島県飯舘村の小学校を訪れた。無人の校庭に桜が満開だった。

園さんは「数」という詩をつくった。

「当事者ではないという限界を、肝に銘じたかった」

 既に風化しつつある今だから、「表現し続けなくてはいけない」と感じている。

 今年の元旦、園さんは南相馬市の二十キロ圏内で真っ赤な朝日を見た。

震えるほど美しかった。

「希望の国」というタイトルが直感的に浮かんだ。

「見る人によって絶望的にも、一筋の希望がみえる結末にもなりうるのが、この映画。

それぞれの人が一歩、一歩、動けば、希望はみえてくるんじゃないか」

<デスクメモ> 園監督は二人の映画監督の名を挙げた。

新藤兼人監督と若松孝二監督。

「自分のテーマを持っていた」。

若松監督も原発をテーマとした映画を企画していたという。

新藤監督は「原爆の子」などを撮った。

二人とも今年亡くなった。

今や、園監督は、日本映画界の「希望」なのかもしれない。 

(国)

 その・しおん 愛知県出身。
1987年、「男の花道」でぴあフィルムフェスティバルグランプリを受賞。
衝撃的作品を続々と誕生させ、「愛のむきだし」(2009年)は
ベルリン国際映画祭カリガリ賞など映画賞を多数受賞した。
主な作品に「冷たい熱帯魚」(11年)「ヒミズ」(12年)など。

伊吹山、はや暖色パノラマ

2012年10月28日 19時30分27秒 | Weblog

伊吹山、はや暖色パノラマ

秋の深まりで紅葉が進む伊吹山の山頂付近(米原市・伊吹山ドライブウェイ脇から北の国見峠方面を望む)
秋の深まりで紅葉が進む伊吹山の山頂付近(米原市・伊吹山ドライブウェイ脇から北の国見峠方面を望む)

 滋賀県内で今秋一番の冷え込みとなった26日、県内最高峰の伊吹山山頂(米原市、1377メートル)付近は早くも紅葉が見頃を迎え、鮮やかな黄色や赤のパノラマが広がった。

 彦根地方気象台によると、県内の朝の最低気温は甲賀市信楽で2・6度、米原市で5・2度など軒並み各地で今秋最低となった。

 山頂に向かう伊吹山ドライブウェイ沿いは、標高が上がるにつれ木々の色づきが深まり、山頂近くはブナの黄色やウルシ、ヤマモミジの赤が広がった。

ドライブ客らは琵琶湖や岐阜県境の尾根を望みながら、深まる秋の彩りを楽しんでいた。

 同ドライブウェイ運営会社によると、今年の紅葉は残暑で例年より1週間ほど遅れているが、今週の冷え込みで一気に色づいた。

11月下旬にかけて紅葉はゆっくりふもとへ下りていくという。

京都新聞

 


大原(三千院)の紅葉祭り三千院もみじ祭

2012年10月28日 19時20分47秒 | Weblog

大原(三千院)の紅葉祭り三千院もみじ祭

往生極楽院 紅葉祭り三千院もみじ祭 2012年10月28日~11月28日

紅葉データ紅葉する木の種類カエデおすすめスポット三千院朱雀門、

[問合せ先:三千院075-744-2531]

【所在地】 〒601-1242 京都府京都市左京区大原来迎院町540

【交通・鉄道】 JR京都駅から大原行き京都バス約1時間「大原」下車徒歩約10分

地下鉄烏丸線国際会館駅から京都バス約20分「大原」下車徒歩約10分

【駐車場】 有料

【注意事項】 公共交通機関の利用がおすすめ。

渋滞等で所要時間が長くなることがある。

【お問合せ】 075-744-2531(三千院)

【URL】 「大原(三千院)」関連サイト
http://www.sanzenin.or.jp/

*京都府 【大原三千院・紅葉】 2006* 

見頃は、11月初旬~中旬頃


人の気持ちがわからない石原慎太郎氏に今の日本は任せられない

2012年10月28日 18時51分22秒 | Weblog
人の気持ちがわからない石原慎太郎氏に今の日本は任せられない

「女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です」

(Everyone says I love you !)より


 東京都知事を辞任した石原慎太郎氏は、長く自民党の国会議員でした。

 彼が1977年に環境庁長官であった当時、水俣病患者の直訴文に

「IQの低い人が書いたような字だ」

と言い放ちました。

さらに、患者さんの中に「偽患者もいる」と発言し、これらの発言を厳しく追及されました。

石原氏はついに、1977年4月22日、患者団体と水俣病患者に直接謝罪しました。

冒頭の写真は石原氏が胎児性水俣病患者である藤吉美智子さんらに土下座している場面です。


 それで弱い立場の人に対する態度を反省するということはこの人の場合なく、

1999年には東京都都知事として重度障害者の施設を訪問した際に

「ああいう人ってのは人格あるのかね。ショックを受けた。

ぼくは結論を出していない。みなさんどう思うかなと思って。

絶対よくならない、自分がだれだか分からない、人間として生まれてきたけれど

ああいう障害で、ああいう状態になって」

と記者団に語っています。

彼は文学者としての発言と言い訳していますが、これは都知事として

障害者施設を視察したときの発言です。

親御さんたちがこの為政者の言葉を聞いてどう感じるか、考えないのでしょうか。


 彼の衝撃を受ける暴言は枚挙にいとまがないのですが、

2001年11月6日号にはこんな記事が載りました。

「これは僕がいってるんじゃなくて、・・・・がいってるんだけど、

『文明がもたらしたもっとも悪しき有害なものは「ババア」』なんだそうだ。

『女性が生殖能力を失っても生きているってのは無駄で罪です』って。

男は80、90歳でも生殖能力があるけれど、

女は閉経してしまったら子供を生む能力はない。

そんな人間が、きんさん・ぎんさんの年まで生きてるってのは、

地球にとって非常に悪しき弊害だって…。

なるほどとは思うけど、政治家としてはいえないわね(笑い)」


 何歳でも、どんな能力があってもなくても、

人は人だからこそすばらしいのです。

人の価値は条件付きじゃありません。

それぞれの個性があるから価値があるのです。

それが、日本国憲法が最高価値とする個人の尊厳の理念です。

石原氏が憲法を改正するどころか破棄するとまでいうのは

偶然ではないと思います。

彼には、どんな人も最高に素晴らしいという価値観が理解できないのでしょう。


 そして、都知事生活も、もう終わり間際の2012年10月19日の記者会見で、

石原氏は米軍横田基地の米軍機騒音の差し止め訴訟を準備する周辺住民に対し、

「訴訟を起こすなんてナンセンスだ」

「それはエゴな話。そんなに眠れないほどの騒音があるわけない」

と暴言を吐きました

 横田基地訴訟では何度も騒音公害が受忍限度を超え、違法であることが司法に

よって認められ、国が損害賠償責任を問われています。

2005年に下された新横田基地訴訟の二審東京高裁判決も、

違法な基地騒音への補償制度がない状態を「法治国家のありようから見て異常」

と批判しているのです。

それでも、米軍には物言えぬ日本政府からは有効な騒音防止がなされず。

2010年度の調査でも基地周辺で航空機騒音が環境基準を超えた地域が

16カ所中4カ所あり、米軍機が基地上空で周回飛行を繰り返し、

振動を伴う騒音が家族団らんを破壊しているのです。

だから、またも裁判をしなければいけないのです。

したくてするわけではありません。

一般市民が裁判するなんて物凄い負担なんですよ。

それがわからないのでしょうか。


 住民側に立つべき都知事が、そんな住民のことをナンセンス、エゴ、

そんなに眠れない騒音があるわけない、とは何事ですか。

昔、アメリカに「Noといえる日本」という本を書いたのはポーズに過ぎず、

アメリカ軍の被害を受けている住民に泣き寝入りしろと強要しているわけです。


 この人は2万人近い方が亡くなった東日本大震災の直後には、

「津波は天罰」

と言い放ちました。亡くなられた方々、何十万、何百万という生き残った

ご家族・ご友人を傷つけ、冒とくする妄言。でも、

我々は彼を都知事選で落とすことはできませんでした。


佐藤栄作 中曽根康弘 小泉純一郎 石原慎太郎 橋下徹

 悪政無答責・逃げ切りの系譜を断とう。


 これからの日本は、経済的にも、政治外交の上でも、

厳しい時代が続くでしょう。

一番人が苦しく、優しい言葉を求めているときに、最も言ってはならないこと

を言う彼は、単なる失言癖ではなく、政治家として人として、

ありようを間違っているのだと思います。

 この時代にもっとも国政を担わせてはならない政治家の一人。

それが石原慎太郎と言う人物だと確信します。

妄執いまだ果てず、石原慎太郎都知事辞任!

さあ衆議院選挙で落としちゃうチャンス到来!!


2012年6月20日、32万人の都民が署名した原発住民投票条例を葬って、

傍聴席の市民にこのポーズ。

何様のつもりか。

都合よく「民意」をつまみ食いする「小皇帝」石原都知事 

原発是非問う住民投票条例案否決で傲慢ポーズ  

偉そうにしてるけど、自分はなんぼのもんやねん。


石原知事“眠れないほどの騒音ない”

横田周辺住民が抗議

 東京都の石原慎太郎知事が米軍横田基地(福生市など)の米軍機騒音の

差し止め訴訟を準備する周辺住民に対し、「訴訟を起こすなんてナンセンスだ」

と非難した問題で、「第2次新横田基地公害訴訟」準備会は23日、

発言に抗議し、被害救済に取り組むよう知事に申し入れました。


 石原知事は19日の記者会見で「それはエゴな話。

そんなに眠れないほどの騒音があるわけない」と放言していました。


 同準備会の大野芳一代表、原告弁護団の関島保雄団長らは、2010年度の

調査でも基地周辺で航空機騒音が環境基準を超えた地域が16カ所中

4カ所あり、米軍機が基地上空で周回飛行を繰り返し

「振動を伴う騒音が家族だんらんを破壊している」と強調。


 新横田基地訴訟の二審東京高裁判決(05年)も、違法な基地騒音への

補償制度がない状態を「法治国家のありようから見て異常」と批判したことを示し、

知事が誤解に基づく発言を訂正し「積極的に被害救済に取り組む」よう求めました。