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虐待、いじめ 共に考える ベストセラー朗読劇 横須賀で来月10日

2012年10月28日 21時41分43秒 | Weblog
虐待、いじめ 共に考える ベストセラー朗読劇 横須賀で来月10日

東京新聞


朗読劇「ハッピーバースデー」の原作本

 児童虐待、いじめ、不登校を子どもの視点でとらえたベストセラー書籍「ハッピーバースデー」(金の星社)の朗読劇が十一月十日、横須賀市で上演される。

神奈川県では二〇〇七年から毎年公演。

県出身・在住の原作者、声優、プロデューサーらによる子どもを見守る地道な活動が続いている。 

(立尾良二)

 物語は、母親や兄から言葉や無視の精神的虐待を受け、声を失った主人公の小学五年女子が、祖父母の家に避難して自分を取り戻していく姿が主軸。

他者への思いやりをはぐくんだ後、学校へ戻り、児童や教師によるいじめ問題に立ち向かう。

 横浜市で小学校校長を務めた神奈川子ども未来ファンド理事長の青木和雄さんと、作家で同理事の吉富多美さんが、教育現場の相談を素材に出版。

それを同市出身で、テレビアニメ「サザエさん」の初代ワカメちゃんの声優、野村道子さんらが朗読劇に仕立てた。

 米俳優スティーブ・マックイーンの声優で知られる内海賢二さんや、人気声優の稲川英里さん、斎賀みつきさんらが出演。

吉富さんは「虐待もいじめも自分の問題として一緒に考えたい」と話す。

 十一月十日午後一時と同五時の二回、横須賀市市民会館で上演される。

入場料は二千九百円。収益の一部は虐待防止活動に役立てる。

問い合わせ、申し込みはtvkチケットセンター=電045(663)9999=へ。

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