秋夜の名園 竜泳ぐ 高台寺 20日から夜間拝観
京都市東山区の高台寺が18日夜、20日から始まる秋の夜間拝観を前に、
照明を試験点灯した。方丈前の波心庭(はしんてい)で大海を泳ぐ
親子の竜の造形物に赤や緑の光が投射され、幻想的な空間を演出した。
鬼瓦職人の美濃辺恵一さん(61)=大津市=が作った
重さ約800キロの竜の頭部を波心庭の中央に配置。
古瓦や間伐材を胴体とし、人々の幸福を願って方丈に向かう姿を表現した。
臥龍池ではモミジが水鏡に映り、青々とした竹林や庭園の松も照らし出された。
夜間拝観は12月10日まで(午後5時~9時半)。
拝観料が要る。
塔頭の円徳院も同時期に夜間拝観を行う。