明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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谷垣党首空振り三振に終わった第2回党首討論

2010年03月31日 22時19分50秒 | Weblog
谷垣党首空振り三振に終わった第2回党首討論  (植草)より

鳩山由紀夫内閣総理大臣と野党代表である谷垣禎一氏、山口那津男氏による党首討論が実施された。

鳩山総理は反省するべき点はしっかり反省したうえで国民の期待に応えるべく、国政に全力で取り組んでゆく考えを示した。

谷垣氏、山口氏は鳩山総理に対する攻撃を強め、鳩山政権に打撃を与えることを目論んだが、目論見は失敗に終わった。

谷垣氏は沖縄普天間基地移設問題について、3月末までに政府としての考え方をまとめたいとの鳩山総理のこれまでの見解をもとに、どのような案であるかの開示を求めた。

これに対し、鳩山総理は政府案を示せば、その瞬間から各種の反応が生じて収拾がつかなくなる懸念を示したうえで、政府案の腹案はあり、現在、その腹案に従って調整を進めており、現段階で公表することはできないとの考えを示した。十分に合理性のある答弁である。

同時に鳩山総理は、1996年に普天間返還が合意されたにもかかわらず、14年間も普天間の危険が除去されてこなかった事実を指摘し、これまでの自民党政権の対応の遅れを厳しく糾弾した。

谷垣氏は辺野古海岸滑走路はアセスメントの手続きを終えれば工事に着工できるところまで進展していたと反論したが、現実はそれほど容易なものではなかった。

辺野古海岸を破壊するV字形滑走路を建設するには沖縄県知事の許可が必要であるが、沖縄県議会は知事が工事着工を許可しようとすれば県知事不信任案を提出する構えを示しており、海岸破壊工事の実行に伴う大きな困難は除去されていなかった。

鳩山総理は5月末までに政府案を決定する方針を改めて明示したが、日本を属国と見る米国は米国に言うべきことを言う鳩山政権の存在を歓迎しておらず、今後の日米交渉は難航が予想される。

しかし、鳩山政権は国民の利益を軸に、粘り強い対米交渉を展開するべきである。米国がエゴを押し通そうとするなら、米国との交渉決裂も辞さない強い態度で臨むべきである。

日米同盟を何としても維持したいのは米国であり、この現実を踏まえれば、日本サイドが一方的に譲歩を重ねる必要はないのだ。

谷垣氏は日本の安全を確保するための「抑止力」を強調するが、日本の軍事力の水準は極めて高く、米軍に依存しなければ日本の安全を確保するための抑止力を確保できないということはない。

鳩山総理の極めて分かりやすい、同時に真摯な姿勢による答弁により、谷垣氏は付け入ることができなかった。

ただし、鳩山総理は5月末までの政府案決定を明言しているから、5月末までに政府案を必ず確定しなければならない。軍用機の離着陸施設が移設される、あるいは使用される地域では反対活動が展開される可能性が高いが、地元自治体と協議のうえで、5月末までに政府案を決定できれば諒とされることになる。

公明党の山口那津男代表は、鳩山総理を厳しい口調で批判したが、野党転落後、自民党と距離を置き、民主党との距離を接近させていることについて、あまりにも戦術転換が露骨すぎるとの党内の批判をかわすための演出であった可能性が高い。

鳩山総理は元秘書の裁判終了後に関係書類の返還を求め、その内容を検証したうえで、必要な資料を開示する方針を明言した。説明責任を果たす上で妥当な対応である。

郵政改革案の政府案確定に際してのゴタゴタについての質疑もあったが、鳩山総理がすきのない答弁を示し、谷垣氏も山口氏もまったく攻撃の点数を稼ぐことができなかった。

小泉竹中郵政改革は本ブログでも詳しく示してきたように、背徳の政策だった。国民資産を不正に外国資本や特定資本に横流しする、巨大な疑獄事件に発展しかねない悪徳を内包するものだった。

他方で、かけがえのない特定郵便局ネットワークとユニバーサルサービスが無残に破壊されるものだった。

郵政改革案は小泉竹中郵政民営化から悪徳を排除し、損なわれた必要不可欠なサービスを回復させることを目的に成案を得たもので、正当性と合理性を備えたものである。

メディアは参院選に向けて鳩山政権与党が郵政関係の得票を得るための政府案であるとのネガティブ・キャンペーンを展開しているが、まったく根拠のない低劣な誹謗中傷である。マスメディアは自ら「マスゴミ」である実態を示してしまっている。

小泉竹中郵政民営化が実施されるなかで、郵政金融事業から100兆円以上の資金が流出した。国民が小泉竹中郵政民営化をまったく信頼していなかったことの何よりの証拠である。

亀井静香郵政相が述べるように、郵政資金が国債の安定的な買い手として存在することは、望ましいことであって非難されるべきことでない。米国経済の最大のアキレス腱が、巨大な財政赤字を賄うための資金を不安定な海外資金に依存している点にあることを忘れてならない。

さまざまな事情で財政赤字が急拡大してしまった日本において、郵政資金が国債の安定購入者として存在することは、日本経済の安定にとって極めて望ましいことである。マスゴミの知識不足、勉強不足はあまりにも深刻である。

鳩山総理には主権者である私たち国民の期待に応えるために鳩山総理を、益々の尽力を強く期待したい。

鳩山首相「腹案既に用意」=普天間移設

2010年03月31日 18時33分02秒 | Weblog
鳩山首相「腹案既に用意」=普天間移設

鳩山由紀夫首相は31日午後の党首討論で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設先について「腹案は既に用意している」と述べた。

同時に「県内であるとか県外であるとかお答えできない。

腹案をおおっぴらにすることはできない時期だ」として、現時点では公表しない方針を改めて強調した。

また、首相は「現地の了解は取り付けないといけない。

全力を傾注する」と強調。

「ある時期には地元の皆様のところにお邪魔して、対話したいと思っている」と述べ、移設候補先を自ら訪れ、住民に理解を求めていく考えを示した。 

NYタイムス「日本のリーダーが官僚の一掃を目指す」

2010年03月31日 17時43分09秒 | Weblog
NYタイムス3月25日付記事「日本のリーダーが官僚の一掃を目指す」マーチン・ファクラー

「Japan Leader Aims to Root Out Bureaucrats」 MARTIN FACKLER
http://www.nytimes.com/2010/03/25/world/asia/25japan.html?pagewanted=1&ref=world
の翻訳が《THE JOURNAL》の記事<真の民主主義とは?:みんなで中央公論に掲載されたカレル・ヴァン・ウォルフレン論文について考えませんか>のコメントに掲載されています。

ウォルフレン教授や現職閣僚へのインタビューの他、官僚組織や情報リーク、記者クラブについても的確にまとめられていますので、興味のあり方はご覧ください。

(以下、コメントからの転載。翻訳冒頭部)
日本のリーダーが官僚の一掃を目指す マーチン・ファクラー 2010年3月24日
東京発- 民主党の選挙での歴史的な勝利の6か月後、転落する支持率と増加するトラブルが鳩山由紀夫首相をまさに「ただの不人気な日本の総理大臣」として終わらせようと脅かしています。

しかし、政治の専門家によると、国の強力な既得官僚に挑戦しているという、少なくとも一つの重要な分野において、新政権は、過去の政権を超えていると言います。
(以降は、以下のリンク先記事に対するコメントでご確認ください。)

リンク先記事:《THE JOURNAL》<真の民主主義とは?:みんなで中央公論に掲載されたカレル・ヴァン・ウォルフレン論文について考えませんか>
http://www.the-journal.jp/contents/yoronz/2010/03/post_66.html
上記リンク先に対するコメントに翻訳が掲載されています。
※翻訳は、
①投稿者: 真の民主主義とは?(NYT記事の英訳です) | 2010年3月29日 06:35
②投稿者: 真の民主主義とは?(NYT和訳訂正版) | 2010年3月29日 12:26
の2つありますが、下に掲載されている②の方が修正版のようです。

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コメント

http://www.nytimes.com/2010/03/25/world/asia/25japan.html?pagewanted=1&ref=world のほうでニューヨークタイムズの記事を原文で読みました。

しかし日本のマスメディアは決して書かない内容が掲載されています。すばらしいです。

国内メディアが「プラウダ」であったことに気がついて、私は窒息しそうな思いでいたばかりでなく、この「プラウダ」にだまされて下がっていく内閣支持率に懸念を抱いていました。

しかし外国メディアのこうした記事が英文で書かれ世界に発信され、世界の頭脳がこの認識を共有するということは、大きな朗報です。

ちょっと大げさだけど、ナチ体制下で孤立しながら抵抗運動をしていたドイツ人が、外の世界は自分たちと同じ認識でいることを知ってほっとしたようななものです。
(こういうとき英語力って役に立つのね。)


田原総一朗氏の発言はうそ、亀井大臣が郵政改革の「私怨説」否定

2010年03月31日 17時33分18秒 | Weblog
田原総一朗氏の発言はうそ、亀井大臣が郵政改革の「私怨説」否定
高橋清隆(PJニュース)より

金融庁の非記者クラブ会見で質問に答える亀井大臣。「マスコミはほとんどうそじゃない」と大手の報道を批判した

【PJニュース 2010年3月31日】亀井静香郵政改革・金融担当相は30日の閣議後非クラブ記者会見で、郵政改革が小泉純一郎元首相への個人的恨みで行われているとする田原総一朗氏の発言を「うそ」と断定。
郵政改革は国民の郵貯350兆円を米国から守るために取り組んできたことをあらためて表明した。

大手マスコミではテレビを中心に、亀井氏が中心となって取り組む郵政改革を私怨(しえん)の問題にわい小化する動きが盛んだ。
28日放送のテレビ朝日『サンデースクランブル』では、ゲスト出演した亀井大臣に司会者が「小泉さん憎しで今回の郵政改革を」と向けている。

昨年11月28日の同『朝まで生テレビ』では、司会の田原氏が次のように発言をした。
「西川(善文日本郵政元社長)さんに会っている。
西川さんに聞いたとは言わないが、亀井さんに何と言われたか。
『おれは郵政なんかどうでもいい。金融にも全く興味がない。ただ、小泉がやったことだから、郵政民営化をつぶすんだ』と」。

会見でこの「私怨説」の発端と思われる田原発言の真偽をただされた亀井氏は、「そんなこと言ってるから番組がおしまいになるんだ。
うそに決まってんじゃない」と答えた。
自身が郵政族でないことを説明した上で「そうじゃなくて、あなたたちが預けた金350兆円がアメリカに取られるんだよと。
わたしは政治家としてそんなことを許すわけにはいかない」と、民営化に反対した胸中を吐露した。

さらに「個人的な恨みがあるんだったら、純ちゃんを呼んでピシャッと引っぱたくよ。
仲いいんだから。個人的には」と述べた。
私怨の増大がゆうちょ銀行への預け入れ限度額引き上げや日本郵政グループ内の消費税減免案につながっているとするマスコミ報道が否定された。【了】


USダウ4日続騰。東証は下落。 USダウ先物、時間外、様子見から最後に売り浴びせ。

2010年03月31日 15時33分30秒 | Weblog
日経平均は11,089円の7円安。東証1部市場の値上がり銘柄数は723、値下り銘柄数は812。出来高は20億3,722万株。

円相場は1ドル=93円20銭台と円安が進みましたが、東京株式市場では輸出ハイテク株はあまり買われず、値上がりしたのも損保株やJR3社や消費関連などの出遅れ感のある内需株でした。

東京株式市場では東証1部市場の騰落レシオが137%を超え、過熱感が警戒されていることや、4月2日(金)に米国で発表される3月の雇用統計が改善していると、米国の利上げ懸念も強まるといったことは警戒されているようです。

損害保険料率算出機構が傷害保険分野における参考純率を平均で14.8%引き上げたため、業績の悪化していた傷害保険の収支が改善するという期待で、東京海上(8766)や三井住友海上などは堅調となりました。

家電量販店のコジマ(7513)は家電エコポイント制度で薄型テレビの対象機種が4月1日に見直され、ほぼ半減するのを前に駆け込み需要が急拡大していると報じられたことで値上がりしました。

KDDIが米グーグルの携帯電話向け基本ソフト(OS)を搭載した通称、「グーグル携帯」を6月上旬に発売すると発表したことで、タッチパネル関連の日本写真印刷も買われました。

チタン工業(4098)はリチウムイオン電池部材のチタン酸リチウムの開発に成功し、新工場を来月に着工し、10月にも生産開始予定で2013年3月期に売上高15億円を目指すと発表したことで大幅高となりました。

商船三井(9104)は中期経営計画を発表し、経常利益を2010年3月期の220億円→2013年3月期に1,500億円を目指し、ROE(自己資本利益率)も2010年3月期の1.6%→2013年3月期には14%に高めるという目標を掲げたことが好感されました。運航規模を2010年3月期末の895隻→2013年3月期末は1,050隻に増やすそうです。

ランド(8918)は、中期経営計画の発表を受けて急騰。

政府の「新成長戦略」が6月に発表されますが、日本の強みを活かす成長分野として、(1)グリーン・イノベーションによる環境・エネルギー大国戦略、(2)ライフ・イノベーションによる健康大国戦略、(3)アジア経済戦略、(4)観光立国・地域活性化戦略、(5)科学・技術立国戦略、(6)雇用・人材戦略の6つが挙げられています。

観光ではアジア各国の人々をターゲットに海外からの観光客数を現在の680万人から2020年に2,500万人まで増やすことを目指しているので、JR東日本(9020)も買われました。オリエンタルランドも押し目買いが入り、下げ渋りを見せました。

日経ジャスダック平均は1,275円の7円高。

インフォコム(4348)は美容・健康分野で有料サイトや通販サイトの運営に乗り出すと報じられ、騰勢を強めました。

サムコ(6387)はLED製造用の窒化ガリウム専用のドライエッチング装置(形成した膜を回路パターン通りに削る装置)の販売が増加していることが有望視されています。独自技術により「広い面積の均一処理」を実現し、従来機に比べて3~4割の生産性向上を達成したため、LEDの量産を進めている台湾メーカーなどへの拡販が着実に進行しているそうです。

普天間問題を理解していない平野官房長官

2010年03月31日 13時57分55秒 | Weblog
「普天間問題を理解していない平野官房長官」(世田谷通信)より

鳩山内閣の平野博文官房長官は、30日の記者会見で、沖縄県の普天間飛行場移設問題に関して「今の北朝鮮の動向を含め米海兵隊が沖縄にいることはわが国の安全保障、抑止力、初動体制を含めて現時点では必要だ」と述べた。

しかし普天間基地の米軍海兵隊は、昨年11月に米国政府と国防省が公開したロードマップに明記されている通り、ほぼ全軍がグアムへ移転することに決定しており、沖縄県には1師団も残らない。

現在の移転問題は、あくまでも「訓練用の飛行場」の移転についてであり、どこに飛行場を移転することになろうとも、そこに米軍海兵隊は駐留しない。

ようするに米軍海兵隊のヘリ部隊はグアムへ移転することが決定しているのだから、日本における訓練のための飛行場をどこに移設しようが、軍の駐留しない基地に、近隣国に対する抑止力など皆無だということである。

こうした根本的な事実すら理解せずに、米軍基地の存在があたかも米軍海兵隊の駐留であるかのような発言を繰り返す鳩山内閣の閣僚に対して、沖縄県民のみならず多くの国民が不信感を募らせている。

政権の楽屋裏をさらけ出すことは「是」か「非」か

2010年03月31日 12時54分02秒 | Weblog
政権の楽屋裏をさらけ出すことは「是」か「非」か (永田町異聞)より

鳩山首相のリーダーシップが欠如しているとマスメディアはかまびすしい。

一方で、小沢幹事長は独裁的で、所属議員は自由にモノも言えないと決めつける。

「絶対」というのは宗教にしかなく、現実はすべて「相対」であるから、鳩山首相は誰に比べてリーダーシップがないのかを明確にしてほしいものだ。

少々反対があろうが、トップダウンで何事も決めていくタイプの指導者といえば、小泉純一郎と小沢一郎くらいしか、思い浮かばない。

そういう政治家がいいかどうかは別として、彼らに比べると明らかに鳩山首相の指導力は物足りないように見える。

直近の自民党三代の首相、すなわち安倍晋三、福田康夫、麻生太郎もたしかリーダーシップの無さで、あら捜しを旨とするメディアの好餌になっていた。

ならば、政界を引退した小泉純一郎は枠外として、小沢一郎のリーダーシップに期待してはどうか。

「独裁的」かもしれないが、彼なら今日の毎日新聞社説の「この政権は本当に大丈夫だろうか」という不安は払拭されるのではないか。

参院2人区の長野で、県連の猛反対を意に介さず、党本部直轄で二人目の候補者を擁立した剛腕は小沢氏ならではのものだ。

一人目の候補者は防衛大臣、北沢俊美だけに、県連は最後まで抵抗したが、小沢幹事長は「例外は設けない」ときっぱり言い切った。

この小沢氏が首相になったらどうなるだろうか。面白くもあり、怖くもある。鳩山氏ほどリップサービスはしないから、ブレは無い。メディアは書く材料に不足して、さぞかし大変だろう。

記者会見はフルオープンだろうが、政策決定過程の密室性は今より高まるかも知れない。

鳩山内閣は、とにかく無防備で、楽屋裏情報がジャジャ漏れだ。そこが「いいところ」と論評するメディアは全く無いといっていい。

今日の毎日新聞社説は、裏や横から眺めると、それなりに面白い記事だ。

ゆうちょ銀行の預け入れ限度額、かんぽ生命の保障限度額を引き上げるという例の郵政改革案の件を討議した昨日の閣僚懇談会で、鳩山首相が亀井案を了承した。

そのニュースに関して、まずはこう論評している。
 
「一体、これまでの迷走は何だったのだろう。鳩山由紀夫首相の政権統治能力に疑問符がつくことだけは間違いない」(毎日社説)

「迷走」の中身は何か。それは下記の如しだ。

亀井氏が発表前に「首相の了解を得た」と主張すると首相は「了解はしていない」と否定した。その後、民放番組の生放送で、菅氏が「私は聞いていない」と発言したのに対し、亀井氏は「あなたの耳が悪い」などと反論。「内閣の体をなしていない」と野党側が批判したように、子どものけんかのような醜態だった(毎日社説引用)。

これは「迷走」だろうか。生方氏が求めるように、メディアの質問に対して、自由に発言したから、テレビ画面上、そう見えるだけで、実際に閣内が混乱しているわけでも、政策がダッチロール飛行したわけでもない。

郵政問題については、人によって様々な考え方があり、閣内で異論があって当たり前である。

官僚が動き回って事前の根回しを周到にしていた自民党政権時代とは違うだけのことで、毎日社説が「迷走」と表現する現象も、政治主導へ試行錯誤している新政権ならではと、鷹揚にとらえるメディアが少しくらいあってもよさそうなものだ。

楽屋裏のささやかなドタバタが見え、真実の断片に一抹の不安を覚えることもある政治がいいのか。

それとも、真実を覆い隠して美しくしつらえられた舞台を、安心して眺めることのできる根回し政治がいいのか。

参院選を前に、ここは有権者としてじっくり考えたい。



出版業界では「小沢叩き」が美味しい商売とされているようだ

2010年03月31日 12時29分29秒 | Weblog
出版業界では「小沢叩き」が美味しい商売とされているようだ (ダイナマイト四国 )より

晴耕雨読(http://sun.ap.teacup.com/souun/2613.html)より転載。

出版業界では、営業色があまりにも強くなった結果、売れそうなテーマしか選択しなくなったとのこと。

「検察」をテーマにしても売れない、しかし「反小沢」だと売れる。
それが出版内容に偏りが生じている理由だと言う。

"小沢はいくら叩いても訴えてこないから美味しい商売"という視点が、国家の行く先を考えず、目先の利益に飛びつく(そうせざるを得ない)現在の出版業界の本音なのかもしれない。

引用元記事では一応「直接政治的圧力がかかっているわけではない」という趣旨の文章が書かれているが、上層部で何らかの力が働いている可能性はまだ否定しきれない。

今回取り上げられているのは、あくまで現場レベルでの話だと認識した方が良いと思う。

(以下引用)
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「出版社の現状など」  

岩上安見氏関連のツイートより編集。

新聞の批判をしていますが、出版の現状も、今はずいぶんひどい。どの社の編集者も、営業の顔色をうかがう。今は、先行して出版された本の詳細なデータが手に入るため、過去に売れたテーマか、過去に売れた著者以外のものは企画として通らない。どの社も営業がウンと言わなければ出ないそうです。

(中略)

出版はマーケティングの手法がいきわたりすぎて、結局、同じテーマに出版が集中、あげくは飽和状態となって、売れないという悪循環を起こしている。愚かしいと、当の出版社の編集者達が嘆くのですが、冒険ができない。冒険できないもう一つの理由は、賃金の高さ。損益分岐点が高いのです。

損益分岐点が高くなると、売れても売れなくてもいいから、新しい企画をやってみよう、というチャレンジができなくなる。手堅く売れる(実際には売れない本が山ほど作られるのだが)という売れ筋企画に集中してしまう。私のもとにも編集者がやってくるが、「検察」と聞くと尻込みする。

最初は「検察」からの圧力を恐れていたのかと思っていたが、どうやらそういうことでもなく、単純にこれまで「検察」にした本が売れなかっただけなのだ、という。だから、「日本人を幸せにしない検察とマスコミ」といったテーマだと、営業がウンと言わない、というのだ。その逆が、「反小沢」。

すでにあちこちで「話題」になっていますが、今週の「週刊現代」。「小沢は害毒である」というこの見だし。こんな誹謗中傷罵倒が許されるのか、と思う。「週刊現代」こそ、「害悪」である。しかし、マーケティング的にはこれでペイできるのだと、複数の講談社社員が語ってくれた。

> 売れれば何をやってもいいのか。メディアは一線を超えないギリギリでどうやるか考えるのが仕事なのに。

世間には「反小沢」層というのが、一定の層、存在する。そこに向かって売っていけば、確実に売り上げが見込めるのだと言う。今は、名誉棄損の相場が暴騰してしまい、かつてはやりたい放題だった有名人のスキャンダルも、訴えられたら、数千万円という賠償金が発生したりする。

その点、小沢氏はめったに名誉棄損の裁判を起こさない。だからリスクが低く、叩き放題叩ける。「反小沢」というのは、実にうまみのある商売なのだと言う。その点、検察批判は売れないし、後が怖い。いいことなし。多くの人は、やすきに流れる。立花隆氏の言動にも打算なしとは言えないだろう。

> 自民党政権時「漢字が読めない◯◯」「バンソーコー◯◯」「浄水器◯◯」「酔いどれ◯◯」と随分メディアが叩きましたが、今の「小沢叩き」と同じだからメディアは公平なんだと言う論法があります。違いは検察とメディアの共謀ぐらいになりますか?

共謀ぐらい、といいますが、それ以上、現代日本で強力なタッグがあるでしょうか?

検察権力とメディア総動員のバッシングは、たとえていえば、火と風の組み合わせです。風だけなら、強風でも被害はしれています。また、民主党と自民党との間で、バランスをとる、という考えは間違っています。両者を叩いて政党政治全体の威信低下を招くこと自体が危険極まりないものです。

京都、桜の開花状況(最新情報)

2010年03月31日 08時21分18秒 | Weblog
京都、桜の開花状況(最新情報)

[嵐山・渡月橋](3月30日)見頃です

[醍醐寺](3月30日)霊宝館の枝垂桜は散り始めも、まだまだ見頃。
[醍醐寺](3月30日)境内全域で見頃。ソメイヨシノは5~7部程度。
[円山公園](3月30日)しだれ桜は一気に五分咲きに。
[知恩院](3月30日)山門前は一気に開花し七分咲き。一部咲き始め。
[知恩院](3月30日)本堂付近の桜は五分から七分咲き。
[円山公園](3月30日)ソメイヨシノは五分~七分咲き。
[清水寺](3月30日)全体は三分咲き。一部、五分~七分咲きの桜も。
[高台寺](3月30日)方丈庭園のしだれ桜が見頃です。
[祇園白川](3月30日)ソメイヨシノは七分咲き。
[祇園白川](3月30日)満開。しだれ桜は見頃です。
[嵐山・渡月橋](3月30日)見頃です
[嵐山・渡月橋](3月30日)山桜がほぼ満開。八重桜は、まだつぼみです
[天龍寺](3月29日)7分咲き。
[大覚寺・大沢池](3月29日)咲き始め。
[原谷苑](3月29日)咲き始め。
[宇治 塔ノ島](3月29日)ソメイヨシノ、3分から5分ほど開花している木もある。
[背割堤](3月29日)3分から5分咲き。
[上賀茂神社](3月29日)御所桜(シダレ)満開。気温が上がらず寒いですが、今が見頃です。
[上賀茂神社](3月29日)
[三千院](3月29日)つぼみ
[勝持寺 西行桜](3月29日)明るいピンク色です
[勝持寺 西行桜](3月29日)上の方はピンク色に

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京都の名所 開花状況 更新日

常照皇寺 つぼみ 3/29
鞍馬寺 つぼみ 3/27
三千院 つぼみ 3/29
原谷苑 咲き始め 3/29
常照寺 咲き始め 3/27
上賀茂神社 満開 3/29
半木の道 咲き始め 3/27
宝ケ池・岩倉川周辺 つぼみ 3/27
平野神社 満開 3/28
千本釈迦堂 開花 3/27
雨宝院 つぼみ 3/28
妙蓮寺 咲き始め 3/27
京都御苑 満開 3/29
二条城 咲き始め 3/26
渉成園 開花 3/27
哲学の道 咲き始め 3/26
真如堂 咲き始め 3/26
金戒光明寺 咲き始め 3/26
平安神宮 咲き始め 3/26
南禅寺 咲き始め 3/26
岡崎疏水 咲き始め 3/26
知恩院 開花 3/30
祇園白川 満開 3/30
円山公園 開花 3/30
高台寺 満開 3/30
清水寺 開花 3/30
山科疏水 咲き始め 3/26
毘沙門堂 つぼみ 3/26
仁和寺 つぼみ 3/27
龍安寺 咲き始め 3/26
妙心寺・退蔵院 つぼみ 3/26
法金剛院 開花 3/26
嵐山・渡月橋 開花 3/30
天龍寺 開花 3/29
大覚寺・大沢池 咲き始め 3/29
善峯寺 つぼみ 3/26
勝持寺 開花 3/29
正法寺 つぼみ 3/29
光明寺 つぼみ 3/28
大原野神社 つぼみ 3/29
長岡天神(長岡天満宮周辺) つぼみ 3/28
梅宮大社 咲き始め 3/26
東寺 開花 3/26
城南宮 咲き始め 3/28
醍醐寺 満開 3/30
勧修寺 開花 3/28
墨染寺 開花 3/28
平等院 開花 3/28
宇治塔ノ島 開花 3/29
石清水八幡宮 咲き始め 3/29
淀川河川公園・背割堤 開花 3/29
アサヒビール大山崎山荘美術館 開花 3/28


詰め切れない小沢疑獄と変わらないマスコミと権力の癒着

2010年03月31日 07時57分18秒 | Weblog
詰め切れない小沢疑獄と変わらないマスコミと権力の癒着

「噂の真相」元編集長・岡留安則が嘆く雑誌ジャーナリズムの諸行無常(日刊サイゾー)より

「噂の真相」休刊から6年。かつてはスキャンダリズム全開の誌面構成で、多くの読者の心をわしづかみにした岡留安則氏。
国策捜査と批判された小沢問題を筆頭に、現在のスキャンダル報道をどう見ているのか──。

──早速ですが、最近のスキャンダル報道でもっとも注目しているニュースはなんですか?

岡留 やっぱり検察による一連の小沢一郎捜査だね。
これまでいろんな国策捜査を見てきたけど、今回ほど露骨なものは前例がない。
検察の狙いは、明らかな"小沢潰し"。
検察は霞が関改革を進めようとする民主党の要・小沢を政権交代前から狙っていて、「捜査すれば何か出てくるだろう」というお決まりのパターンでやったけど、結局、起訴まで持っていけなかった。
完全に検察の敗北だよ。

──疑惑を報じる報道も、当初からかなり偏っていた印象があります。

岡留 「司法記者クラブはいったいどうなってるんだ」って思うほどの御用報道だったね。
連日、検察がリークする「小沢は悪の金権政治家」という情報を嬉々として書きまくっていた。
その点では検察のマスコミ操作は成功していたわけだ。
もともと検察の記者会見なんて一方的だけど、司法記者はネタが欲しいから逆らえない主従関係。検察は、長い間批判に晒されてこなかったせいで、ますます傲慢になってきているね。

──ところが暴走した検察は、最終的に小沢を在宅起訴すらできなかった。

岡留 本当なら、今こそ司法記者たちが、特捜検察の捜査ミスをしっかり検証して書くべきなんだけど、それもない。
「週刊朝日」が石川(知裕議員)の女性秘書に対する強引な事情聴取を報じていたし、そもそも捜査の唯一の根拠になった証言をしていた水谷建設の元会長だって脱税で獄中にいる人間。
過去には暴力団や北朝鮮との関係も噂されるなど、いかにもスジが悪い。
ここまで行くと検察の"情念国策捜査"だね。
にもかかわらず、大手メディアはその部分になかなか触れようとせず、それどころか、「小沢が幹事長を辞任するまで、検察リークに乗り続けるぞ」って勢いだった(苦笑)。