明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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「臨時的、やむを得ない」 大飯再稼働で嘉田知事

2012年05月31日 23時29分17秒 | Weblog
「臨時的、やむを得ない」 大飯再稼働で嘉田知事

 滋賀県の嘉田由紀子知事は31日、関西広域連合が発表した声明に関連し、

大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働について、

「臨時的再稼働はやむを得ない」との見解を示した。

慎重姿勢は崩さないと強調しつつも、

「経済界の声もあり斟酌(しんしゃく)した」と、

今夏の電力不足の懸念を踏まえ「限定的」とした心意を述べた。


 声明は、再稼働について「限定的なものとして適切な判断を求める」とまとめた。

 嘉田知事は「限定的」の解釈について、7~9月の電力需要ピーク時を指す

「期間」と、大飯3、4号機に限定した「対象」を意味すると説明。


「限定的容認では」と問われると、しばらく黙り込み、

「いえ、慎重姿勢は崩さない」と述べるにとどまった。


 声明については「知事や広域連合は(再稼働の)権限を持っておらず、

出す立場でないと申し上げた」と、議論してきた経緯を説明。

30日午後に広域連合でまとめた際、大阪府の松井一郎知事が

「限定的」との言葉を入れるよう提案し、

嘉田知事も府県民の意志が表明されるとして賛同したことも明かした。


 また嘉田知事は、京都府の山田啓二知事と提出した原発政策の提言で、

政府の回答に対し今月中にまとめる予定だった見解について、

「今の状況を反映して精査したい。

来週には出したい」と述べた。

揺らめく源平盛衰 平安神宮で京都薪能

2012年05月31日 23時20分32秒 | Weblog

揺らめく源平盛衰 平安神宮で京都薪能

かがり火がたかれ、幻想的な雰囲気の中で上演された「清経」(31日午後7時17分、京都市左京区・平安神宮)
かがり火がたかれ、幻想的な雰囲気の中で上演された「清経」(31日午後7時17分、京都市左京区・平安神宮)

 京都の初夏の宵を彩る「京都薪(たきぎ)能」(京都市、京都能楽会主催)が

31日、京都市左京区の平安神宮で始まった。

1500人(主催者発表)が、かがり火の揺らめくなかで繰り広げられる

幽玄の世界を楽しんだ。

 今年は「源平盛衰」をテーマに、源氏、平家の争いにまつわる曲を集めた。

公演は2日間あり、初日は静御前が舞う「吉野静」で幕開けした。

 

 夕闇が近づくなか、かがり火がともされると境内は厳かな雰囲気に。

平清経の亡霊が妻のもとに現れる「清経」、牛若丸に兵法を授けた

大天狗(てんぐ)の伝説に基づく「鞍馬天狗」などが上演され、

観客は炎に照らされた能舞台に引き込まれていた。

 1日には歌舞伎「勧進帳」のもととなった「安宅(あたか)」を

金剛流宗家の金剛永謹(ひさのり)さんが務めるほか、

壇ノ浦での平家滅亡を亡霊が語る「碇潜(いかりかづき)」などが上演される。

有料。


5月31日 審査員がいなのに、審査員平均年齢を出せるカラクリ!

2012年05月31日 22時32分55秒 | Weblog
5月31日 審査員がいなのに、審査員平均年齢を出せるカラクリ!

(一市民が斬る)より

<"架空議決"と考えた方が理屈に合う>

小沢起訴議決は"架空議決"だったと書き続けている。

有識者や政治家の中には"乱暴すぎる見立て"という人もいる。

資料を見せても無視する人もいる。

そんなこと言って大丈夫かと心配してくれる人もいる。

否定する方、信じない方、心配してくれる方に言いたい。

最高裁(=検察審査会事務局)は、情報開示請求に対し、都合の悪いことは拒否し、

あるいは真っ黒けの資料しか出さない。

その最高裁が多量の日当・交通費請求書伝票を出してきた。

しかも肝心な箇所はマスキングされたものだ。これだけをみて、

審査員・審査会議の存在を信じるのですか。

検審関係者のリーク記事と検察審査会開示の"審査会議開催日"が大きく

食い違うのをどう説明するのですか。

9月8日「審査補助員が決まり審査が本格化する。議決は10月末」とリークしながら、

その後1回も会議をやらず、9月14日「議論が煮詰まった」「議決しよう」なんて

ことができるのですか。

(9月8日付大手6紙新聞報道.pdf)


有識者ほど騙されやすいようだ。

それは頭で考えるからだ。

最高裁がそんなことするはずないと思いこんでいる。

最高裁は裏金作り、談合など平気でやる。

会計検査院も最高裁をチェックしない。

騙されるポイントは二つある。

1.審査員平均年齢が呈示されれば、どんなに怪しい数字でも、

審査員が存在しないとは思わない。

2.審査員の日当・交通費支払簿が呈示されれば、どんなに怪しい伝票でも、

審査員、審査会議の存在を疑わない。

大いなる錯覚だ。


架空議決なのに、日当・交通費伝票や審査員平均年齢が呈示された。

どのように作られたか説明しておく。


<平均年齢呈示の審査員はどのようにして決められたか?>

最高裁(=検察審査会事務局)は、審査員選定ソフトに「素性の分かった人」を

ハンド入力し、あらかじめ入力されていた審査員候補者を全て消除し、

選定ボタンを押して「素性の分かった人」だけをアウトプットした。

それを審査員・補充員とした。但し、審査員に選ばれたことを本人には伝えていない。

この人達の平均年齢が一回目34.27歳、二回目30.9歳だった。

「素性の分かった人」の名前だけを拝借したものと思う。


<議決までの架空の審査会議開催スケジュールを決め、それに併せて黒塗り書類を捏造した>

9月8日まで、定めた計画に従い、下記の偽資料を作成した。

審査員・補充員選定録

審査員・補充員宣誓書

審査会議ごとの審査員選定録

審査日ごとの日当・交通費請求書ならび支払伝票(出金実績) 等


<9月8日から14日の間に、議決日を10月末から9月14日に急遽計画変更>

審査会議が開かれているが如く見せかけるため、9月8日には、

「審査補助員が決まり審査が本格化する。

議決は10月末」と6紙全てにリークした。

こうしておけば審査会議が開かれていないなど誰も思わない。

目くらましの嘘リークだ。


しかし、その後、民主党幹部から「代表選までに議決をして欲しい」と要請があり、

議決スケジュールを急遽9月14日に変更した。

ところが、小沢さんが代表選で負けたのですぐに発表する必要がなくなった。

すぐに発表すると怪しまれる。

検察官立会いの実績ができていなかったので、その形も作っておく必要がある。

そこで発表を10月4日に延ばした。

9月14日に発表しなかった理由として、議決書の準備ができなかったとした。

議決書の準備とサインなら、20日も延ばす必要はない。

9月14日代表選投票前の議決としたため、幾つもの矛盾を顕在化させてしまった。


<審査員平均年齢クルクルの解析>

検察審査会事務局は何度も審査員平均年齢を言い換えた。

これは恣意的に決めた審査員の平均年齢が若すぎたため発生した訂正劇だ。

以下にその訂正劇の顛末を記す。


1.議決発表と同時に、あらかじめ審査員に決めていた集団の平均年齢30.9歳を呈示

2.30.9歳は若すぎると指摘され、水増しし33.91歳と呈示したが足し忘れ年齢計算間違えた
実際は足し忘れなどしておらず以下の計算をしたと考えられる。

まず、平均年齢を30.9×11÷10=33.99と計算。33.99歳とすると11人の年齢合計は33.99×11=373.89となり、整数にならない。

そこで年齢合計を0.89歳だけ端数調整して373とし、平均年齢を 373÷11=33.91歳とした。
足し忘れ年齢を出すのに、(33.91-30.9)×11≒33とすればよいのに、第一回議決平均年齢34.27歳を使って、(34.27-30.9)×11 ≒37と計算したようだ。

37歳足し忘れだと33.91歳にはならず、34.27歳になる。

34.27歳は第一回目の平均年齢だ。

ミステリーだと言われてしまう。


3.審査員候補者名簿から抽出した集団の平均年齢34.55歳呈示

いまさら、足し忘れ年齢は33歳でしたと言うわけにはいかない。

「これまでのことは忘れてください」と云って、別の集団の平均年齢を呈示した。

審査員候補者名簿(2010年2群と3群)の200人から、33.91歳に近い年齢を

抽出して、それを審査員にした。

その年齢が34.55歳。

年齢だけ審査員候補者名簿から拝借したということ。

こうしておけば、審査員名簿と審査員候補者名簿の生年月日をつき合わされても大丈夫。

4.一回目議決の審査員平均年齢も同様な計算したら、34.55歳になってしまった

審査員候補者名簿(2009年4群と2010年1群)の200人から、

一回目34.27歳になるような人を選びたかったが、うまく34.27歳になる

組み合わせが見つからず、一番近い年齢合計380になる人達を選んだ。

そうしたら、その平均年齢は34.55歳(=380÷11)になってしまった。

二回目と同じでまずいとは思いつつ、名簿と合わせることを優先してこれを呈示した。

事実は小説より奇なり。

現実はとんでもないことが行われていた。


官僚統治こそが決められない政治の根本原因だ

2012年05月31日 22時13分33秒 | Weblog
官僚統治こそが決められない政治の根本原因だ・・・(永田町異聞)より

(『文殊菩薩』(ブログ版))より

「増税の前にやるべきことがある。

行政の仕組みを中央集権の官僚支配から地方分権に変える大改革を

実行すると国民に約束した。それが緒に就いていない」

小沢一郎は、「官僚支配体制」の解体という、政権交代時に厳然と存在した

民主党の理念を野田首相に諄々と説いた。

しかし、消費増税パラノ症候群に陥っている野田首相の耳には素直に入っていかない。

マスコミもこれを「増税の前に行政改革」という定型句で素通りし、

野田首相の言葉を借りて、「消費増税時期の時間軸の違い」という技術論に

矮小化しようとする。

官僚中央集権の統治機構こそ、「決められない政治」の根本原因である。

政治家はなにごとも省益優先の官僚に依存し、「先生」とおだてられて

その代弁者となり、「ご説明」にコロリと騙される操り人形に成り果てている。


「議院内閣制」は名ばかりで、実態は「官僚内閣制」だ。

各省庁が、天下り先の企業や業界団体の利害得失を優先した予算配分や政策を

進めようとすれば、一般市民の価値観と対立するのは当然であり、

そこから情報・便宜サービスによってマスコミを手なずけ

世論を操作するという悪だくみも生まれてくる。


性急な消費増税論に走るのも、停電恐怖で原発再稼働という特攻精神をあおるのも、

政治家の裏で振り付けている連中の仕業である。

国民に選ばれた政治家が「民権」を重んじず、実態として官僚組織に握られている

「国権」の使い走りをやっている。

憲法上、国権の最高機関であるはずの国会は、さながら、

官僚に振り付けられた政治家踊りの舞台のようである。

激しい論戦であるかのごとき質疑の多くは、地元や支持団体向けの

パフォーマンスにしか見えない。

小沢は、明治以来続いてきた骨抜き政治におさらばし、

根本的に統治機構を変えたいと言っているのだ。


これまでの統治機構の延長線上でお愛想ていどに行革をやればいいという、

霞ヶ関への迎合的姿勢が、野田首相をはじめとする政権中枢の面々に

見えるからこそ、検察の弾圧で疲れ切った身に鞭打って、

あえてここで小沢は踏ん張ろうとしているのではないだろうか。


それは、真の民主主義をこの国に確立したいという、

多くの国民の願いと一致するはずだ。

日本になぜ真の民主主義が育たず、官僚支配体制が続いてきたのか。

その淵源は、大久保利通、木戸孝允、西郷隆盛らが相次いでこの世を去った

明治11年以降、伊藤博文とともに政府の実権を握るようになった山県有朋が、

ヨーロッパ視察でフランスの「民権」に恐れを感じて帰朝したあたりからみてとれる。

富農層の政治参加要求がもたらした自由民権運動は、憲法制定と議会開催を求めて

盛り上がり、各地の演説会場はあふれるほど聴衆がつめかけるようになった。


山県は藩閥支配を脅かすこの運動に危機感をおぼえ、運動を弾圧するため、

憲兵を設け、警官にサーベルをもたした。

政府は明治23年の憲法施行、帝国議会開催を約束したが、それまでの間に、

山県有朋は周到に、官の権力を温存する仕組みをつくりあげた。

「天皇の軍隊」「天皇の官僚」。

軍隊や官僚は神聖なる天皇のために動く。

政治の支配は受けない。

そんな仕組みを制度に埋め込んだのだ。

明治18年に初代伊藤博文内閣が発足し太政官が廃止されるや、

内務大臣となった山県はエリート官僚を登用する試験制度を創設し、

中央集権体制を確立するために市町村制、続いて郡制・府県制を実施した。

避けて通れないのが人心の問題だ。

いかに政府の思うように大衆を引っ張っていくか。

江戸日本人の道徳は藩主、すなわち恩ある殿様を敬い、従うという風であったが、

明治になって、それに代わる忠誠の対象が必要になった。

そこで山県を中心に考え出されたのが天皇の神格化であり、

そのためにつくられたのが「軍人勅諭」や「教育勅語」である。


山県は松下村塾以来の皇国思想をその基盤とした。

天皇と国民が道徳的絆で結ばれることで日本の民族精神は確立する。

そして、それは日本の古代からの伝統である、というものだ。

ところが、記録のない古代はいざ知らず、実際にはこの国において天皇が国民と

道徳的絆で結ばれて統治したという歴史はほとんどないといえる。


壮大なフィクションで天皇統治の国体を創造し、軍や官僚を中心に西洋列強の

圧迫を跳ね返す国力をつけようというのが山県のねらいだった。

自由民権運動、政党の台頭、憲法制定という近代化の流れ。

時代に逆らうことはできないと知りつつ、あたかもその推進力を形骸化するかの

ように、天皇の名の下に独裁に近い体制を築き上げていったのである。

そうした軍部や官僚への政党の関与を許さない、天皇直属体制が、

昭和になって統帥権の名のもとに軍部の暴走を許し、気に入らない政治家を

暗殺する暴力装置として働いて、国あげての軍事態勢へと突入していった。

そして、敗戦で過去の国家体制が崩壊し、新憲法で国民主権が謳われても、

天皇の官僚は、必ずしも国民の官僚とはならなかった。

官僚は難関の国家公務員試験をパスした者たちの集団であるがゆえに、

「一般人とは違う」という、いわば「身分」のような意識が強い。

封建的な表現でいえば、同じ身分、同じ階級の仲間共同体ができあがり、

自分たちが国家を背負っているという自負心が増長しやすい。


そこで、自分たちの身分共同体、すなわち非公式の階級を守りたいという、

組織防衛の意識が異常に強くなり、それが国家国民の公益よりも

優先されるようになってくる。

そしてそのありがたい身分を老後まで守り抜きたいという思いが、

共同体の掟のなかで受け継がれ、退職後の天下りやわたりの人事異動まで、

出身府省の官房が世話をするという、生涯まるがかえの巨大官僚一家が構築された。

そうした官僚独裁ともいえる権力構造の解体をめざした政権交代の理念とは裏腹に、

野田首相は自民党政権時代と見紛うばかりの官僚依存に戻ってしまった。

その象徴ともいえる方針転換が、内閣法制局長官の国会答弁復活だ。


国の予算を握っているのが財務省とすれば、

法の制定や解釈を左右するのが内閣法制局である。

法解釈を盾に内閣法制局が省益を守る側に立ち、

政治主導による政策遂行を妨げることがある。


そのトップである内閣法制局長官を、民主党政権は国会で答弁する

「政府特別補佐人」のなかから除外していたが、通常国会開会後の

今年1月26日に復帰させた。

そもそも、内閣法制局長官の国会締め出しは、

代表時代から小沢一郎が主張していたことだった。

脱官僚依存を実行するためには、この組織の権力を削がなければ話にならない。

小沢は内閣法制局に自民党時代から何度も煮え湯を飲まされた経験がある。

1990年、イラクがクウェートに侵攻して湾岸戦争がはじまったとき、

小沢は海部内閣時代の自民党幹事長だった。

国連決議で派遣された多国籍軍に協力するため自衛隊を活用すべきだと小沢は主張した。

東西冷戦が終わり、日本も国際社会できちんと役割を果たす

一人前の国家になるべきだという認識が小沢にはあった。

その意見に強硬に反対したのが内閣法制局だ。

憲法で禁じられた集団的自衛権の行使にあたるという理由だった。


日本の石油タンカーが往来するペルシャ湾の危機に直面し、130億ドルもの

巨額なカネを出しはしても、命を賭ける人的な貢献をしない日本政府に、

多国籍軍に参加した各国から冷ややかな視線が向けられた。

まさに外交敗戦だった。

内閣法制局が担う役割は内閣法制局設置法で次のように定められている。

「法律問題に関し内閣並びに内閣総理大臣及び各省大臣に対し意見を述べること」。

ところが、実態としては単なる意見具申機関にとどまらなかった。


内閣法制局の判断に従って政府提出法案がつくられ、憲法などが解釈され、

それに沿って政治、行政が進められてきた。

各省庁は、法制局のお墨付きを得られなければ法案ひとつ作れなかった。

積み上げてきた法解釈の連続性、整合性を、変転しやすい政治の動きから

守ることこそ、自分たちのつとめだと信じて疑わないのが、

内閣法制局の伝統的思想なのだ。

法制局の言い分も分からぬではないが、それで時代の変化に対応していけるかと

なると甚だ疑問である。

法解釈の整合性を重視するあまり思考が硬直化し、迅速で柔軟な法案作成が

必要なときには、障害になるだけだろう。

とくに憲法解釈を内閣法制局が担うという実態には、根本的な問題がある。

そもそも憲法は、国民から統治者へ向けた、いわば契約書である。

国民が守るべきものは憲法ではなく、法律や法規範だ。

つまり主権者である国民の利益に反したことをしないように、

統治者が絶体に守るべき基本ルールとして定めるものが憲法である。

その解釈を、行政サイドにある内閣の役人が担い、国民に選ばれて立法機関である

国会に集まった政治家がそれに従うというのでは、国民主権と、

憲法の目的からして、本末転倒なのではないだろうか。

その本末転倒が許されてきたのは、政治家の不勉強による官僚依存、

政官の馴れ合いなど、いくつかの要素が重なり、絡み合ってきたからにほかならない。

小沢は、そうした日本政治のぬるま湯体質が、官僚の実質的支配につながり、

ひいては役所や関連団体などの組織的増殖、天下りの横行を生んできたのだ

という問題意識を持ち続けてきた。

そして、国会の論戦さえ法制局の判断に依存するという悪弊を断ち切るために、

法制局長官の答弁禁止を主張し、政権交代によって実現させた。

もちろん、法制局長官という強力な助太刀がないなかでの国会答弁は、

閣僚に負担を強いることは確かである。

鳩山内閣では枝野幸男が、菅内閣では仙谷由人が法令解釈担当として

国会で答弁する役割を担ったが、昨年9月、菅から政権を引き継いだ野田首相は、

早々に方針を転換し、現内閣法制局長官、山本庸幸を国会の自席の後部席に座らせた。


失言へのガードが固い野田の性格がもろに出た手堅い変更といえるが、

かつて自由党党首だった時代の小沢が、自民党との連立協議のなかで、

官僚が代理答弁する政府委員制度の廃止を認めさせ、国会を議員どうしの

討論の場にするよう変革を志した経緯を考えると、いささか、やるせない。

小沢はその自自連立政権において、政府委員制度廃止とともに内閣法制局長官の

国会答弁廃止も求めたが、自民党はついに首を縦に振らなかった。

しかし、民主党への政権交代にともなって、ようやくそれが実現したのである。

法案をつくるさい、各省庁は事前に法制局の審査を受け、承認を受けることで

はじめて閣議決定に持ち込み、国会に提出することができる。

だが、官僚が官僚の作成した法案に権威づけをして国家運営をコントロール

しているにすぎず、国民に必要かどうかを判断しているわけでは決してない。

小沢はそういう官僚の脱政治的「職欲」とでもいうべきものを排し、

政治家どうしの真剣な議論の末に法律や政策が決定される、

ごくあたりまえの国会のありようをめざしてきたといえる。

行政も、国会も、司法も、変わらなくてはならない。

真の民主主義のために。

「行政の仕組みを中央集権の官僚支配から地方分権に変える大改革を実行する」

という小沢の統治機構改革が、いつの日か緒に就くことを期待したい。

新 恭  (ツイッターアカウント:aratakyo)

会談決裂!小沢一郎いよいよ「6月政局」突入

2012年05月31日 21時21分57秒 | Weblog
会談決裂!小沢一郎いよいよ「6月政局」突入

(日刊ゲンダイ)より

「このままいくと6月政局だ」――。

野田首相との会談後、小沢元代表は周辺にこう語ったという。

会談が平行線に終わった野田は、自民党との連携にカジを切り、

6月中に消費増税法案の採決と“小沢切り”を一気に進めるつもりだ。

さっそく、6月21日までの今国会中の衆院採決を党幹部に指示したという。

だが、小沢に焦りの色はまったくない。

野田が何をしようが、小沢のハラは固まっているからだ。


◆「消費税アップ」への賛成を迫るNHKキャスターも軽く論破

昨夜(30日)出演したNHKでもそうだった。

政治部出身のキャスターが「消費税法案は党議決定したことだ」と迫っても、

小沢は「消費税アップの前にやることがある。

選挙で約束した通り、まずは国の仕組みを変えて無駄を省くことだ。

マニフェストも党で決めたこと。

選挙で約束した事実の方が重い」と一蹴。

さらに、「財政再建は待ったなしだ」という問いにも、

「日本国債は買われているし、円高も進んでいる」と、

危機に陥っている欧州と日本は違うと強調した。

「決められない政治からの脱却には妥協が必要だ」

「原理原則を大事にすると妥協の余地がなくなる」と、

首相と妥協すべきだと注文をつけられても、「もちろん政治に妥協はある。

だけど、民主党は半世紀ぶりの政権交代で政権についた。

国民との約束を忘れたら、民主主義の根本に関わる」と正論をつきつけた。

キャスターはグーの音も出なかった。

小沢グループの1期生議員がこう言う。

「もはや小沢さんが首相に妥協することはない。

『来るなら来い』というところまで腰が据わっている。

僕らも決断する時はする。

原点を忘れたら政権交代の意味がないじゃないですか」


◆いざとなれば70人で新党結成

野田が6月採決に踏み切ろうが、除名で脅かそうが、グループの結束は固い。

いざとなれば新党を結成するつもりだ。

「グループの1年生でつくる北辰会50人のうち、最近姿を見ない5人に加え、

4、5人はこぼれる可能性がありますが、40人は付いていきますよ。

いまの民主党で選挙を戦っても、どうせ国民の支持を得られていないのですから」

(別の小沢グループ1期生)

2期生以上や参院を加えれば、新党が60~70人の規模になるのは間違いない。

大マスコミは、野田が自民党との連携にカジを切り「小沢は追い込まれた」と解説しているが、

会談が決裂して苦しいのは、むしろ野田の方だ。

政治評論家の野上忠興氏がこう言う。

「会談後の野田首相のぶら下がり会見は、かなり不機嫌でした。

小沢さんを説得するのはムリだと分かったのでしょう。

しかし、野田首相は本当に消費増税法案の採決に突っ込めるんでしょうかねえ。

民主党内は中間派だってまとまっていない。

このまま6月採決なら中間派からも50人は反対すると思う。

輿石幹事長も簡単に採決させないでしょう」

実際、党分裂や解散・総選挙を避けようとしている輿石執行部や中間派を、

野田はバッサリ切れるのか。

小沢も、野田の足元を見透かしているのではないか。

野田首相 大飯原発「再稼動」 重大疑惑なぜ消えた「原発なしでも電力確保」の関電文書

2012年05月31日 21時15分29秒 | Weblog
野田首相 大飯原発「再稼動」 重大疑惑なぜ消えた「原発なしでも電力確保」の関電文書

(日刊ゲンダイ)より

とうとう野田首相が、国民の反対を押し切って、原発を「再稼働」させる方針を固めた。

きのう(30日)開かれた関西電力「大飯原発」の再稼働をめぐる3閣僚との会合で、

「原発は日本経済にとって重要だ。最終的には私が判断する」と、近々、

再稼働にゴーサインを出すと宣言したのだ。

遅くても6月中旬までには、再稼働させるとみられている。

原発推進派は「原発なしでは真夏の電力需要は賄えない」と、

電力不足を煽(あお)って、一気に「大飯原発」を再稼働させるつもりだ。


しかし、再稼働させないと本当に電力が足りないのか疑問だらけだ。

ほんの2週間前、関西電力自身が「再稼働させなくても停電しない」と認めていたからだ。

ジャーナリストの横田一氏が言う。

「大手メディアはほとんど報じていませんが、5月15日に行われた

大阪府市エネルギー戦略会議で、関西電力は『再稼働なしでも停電させないようにする』

という方針を打ち出し、資料まで配布しているのです。

需給ギャップを埋める具体策や目標値も示した。

資料には『吸気冷却装置を設けることで、出力向上運転を行います』

などと対策が記され『これらの追加対応策により、停電を回避する』と表明しています」

大阪府市の特別顧問である「環境エネルギー研究所」の飯田哲也氏にも、関西電力の

社員から「この夏は再稼働しなくても大丈夫」というメールが送られていた。

関西電力が「大飯原発」の再稼働を断念し、原発なしで夏を乗り切ろうと

準備を進め、電力確保にメドをつけていたのは間違いない。なのに、

野田首相が強引に再稼働させようなんておかしい。

どういうわけか、関西電力も一昨日(29日)になって態度を一変させている。

「大阪府市エネルギー戦略会議が29日に開かれたのですが、関西電力の説明資料から

『再稼働なくても停電させない』という文面や数値が消えているのです。

原子力村から、圧力がかかったとしか思えない。

翌30日に、野田首相が『最終的には私が判断する』と、

再稼働にゴーサインを出すと宣言している。

タイミングを計ったとしか考えられません」(電力関係者)

なし崩し的な「大飯原発」の再稼働は許されない。

本当に電力が不足するのか、徹底的に解明する必要がある。

野田首相 来週にも内閣改造

2012年05月31日 21時11分37秒 | Weblog
野田首相 来週にも内閣改造

(日刊ゲンダイ)より

自民の要求のむ 3大臣交代、党役員も

大増税法案の成立に突っ走る野田首相は、自民党の協力を取り付けるために

来週にも内閣改造を行う方針だ。

参院で問責決議を受けた田中防衛相、前田国交相に加え、中国書記官関与疑惑で

野党の追及が必至の鹿野農相らを交代させる小規模の改造となる見通し。

ついでに党役員人事も検討しているようだ。

自民党は、消費増税法案の今国会成立に協力するための大前提として、

前田、田中の交代を強く要求している。

小沢グループの協力を得られないとあって、首相周辺では

「自民党から協力を得るには3大臣の交代ぐらいは仕方ない。

内閣改造の形を取ればいい」との声が強まった。

屁垂れ野田、乾坤一擲ならず。小沢切りを選択!

2012年05月31日 20時26分20秒 | Weblog
屁垂れ野田、乾坤一擲ならず。小沢切りを選択!

(ハイヒール女の痛快日記)より

昨日、注目の小沢氏と野田首相との会談は終わった。

さらに午後からのNHKニュース9の大越とのインタビュー。

いずれも人格、器量、ロジックともに論外!

小沢氏の圧倒的勝利だ!

野田首相との会談について語った発言の要旨は以下の通り。


まず、首相から消費税の増税は待ったなしだという認識だ。

協力してもらいたいという話があった。

私からは、大きな税負担をさせる前に政権としてやることがあるというのが

国民の偽らざる気持ちだ。

消費増税は13兆円に近い大増税だ。これに賛成か否かということを今問われれば、

賛成というわけにはいかない。

これは国民の大多数の思いでもある。


いちいち説明するのもウザったいが、果たして、

ここまで国民のことを思ってる政治家がいるかー?

このコメントに反対できるロジックがあるのか?

実際に政権として何も実績がない。

震災復興手付かず状態、安全無視の大飯原発再稼働、

日本列島を放射能汚染列島にする広域瓦礫処理!

まさしく、野田は既得権益の犬に成り下がっている。


首相からの答えは?

それはそれとして、財政再建は待ったなし。

時間がない。今やっとかなければならないという認識でいるというのが第1点。

もう一つは、いろいろ民主党政権になって、自民党政権下に比較して

いろんな面で前進をしていると思っているというお答えだった。

小沢氏曰く、私は、自民党政治の延長線上という観点で比較すれば

そうかもしれないが、われわれの主張はそれよりもっともっと

大きな大胆なものだったと考えている。


ツーか、野田の答えは説得力まったくなし。

時間は死ぬほどある。

何を基準にして時間がないというのだ?

時間がないのは首相としての政治生命でしょうが。

そんなことを基準にしちゃいかんぜよ。

自民党より前進したのは腐敗が進行しただけでしょ。

政治家としてよくぞここまでバカを揃えたと云うほど、

小賢しい鼻垂れ小僧のザコ大臣ばかり。

この程度の人間が国政を動かして良いんですか?

これでは私もなれるじゃん!

その代表格が仙谷、枝野、細野、前原の原発再稼働推進者だ。


再び首相と会談し、一致点を得ることはできるか?

一致点を見いだすかどうかは分からない。

「大増税の前にやるべきことをやるのが、民主党政権の責任だ」と伝えたという。

だけれども、首相は党代表であり私は1党員になったばかりだ。

1党員なので、代表から呼び出されれば、どこへでも行かなくちゃならないと、

認識している。


小沢氏は言うべきことはキッチリと伝えながら謙虚さを忘れない。

1党員だから呼ばれれば行くという、新人議員のスタンス大人の対応だ。

行ったことはないけど天国と地獄以上、遥か雲泥の差だ。


野田と比較すべくもないが、まるっきり人間の格と品性が違う。

後世に記憶と記録にも残る大政治家・小沢と、偶然間違っちゃって首相になった

ヒヨッコ政治家・野田を比較することがダメダメムーチョなのね。

もはや、打つ手ナシの土手かぼちゃ野田は、小沢切りを決めたようだ!

自民党に媚を売り賛成を得る手段しかない。

早速、言うだけ番長・前原が与野党協議を始めるという。


しかし、民主党は節操無いわね。

党名も「自民追随党」に変えれば?

大学の政治研究会の様な政治家と呼ぶには恥ずかしい連中を雁首揃えても用は成さない。

政局を読むチカラは小沢氏が数段上だ。

ぶち壊すだけの前原に頼る野田政権は末期の水を待つだけだ!

最後に、小沢氏の主張ををまとめてみた。

普段発言していることと寸分違わない!1ミリの揺らぎもブレもない。

小沢氏は理路整然とした発言を貫いた。

国民との約束を守る→増税反対は国民の大多数の思い→震災復興行財政改革が先→自民党の延長政権と同じ→大増税の前にやるべきことをやるのが、民主党政権の責任だ→1党員だから呼ばれれば再会談に行く

野田は乾坤一擲どころか、いとも簡単に玉砕ギブアップした。

野田・小沢会談は増税への免罪符、アリバイ作りだ

2012年05月31日 19時50分15秒 | Weblog
野田・小沢会談は増税への免罪符、アリバイ作りだ

(まるこ姫の独り言)より

野田首相と小沢氏の会談が実現して1時間半にも及ぶ話し合い
が行われたが、二人の発言は食い違ったままだ。


財政状況の危機感はあるかもしれないが、野田首相はそれ一点
に固執している。

小沢氏の唱える、“国民に大きな負担を求める前に、政権として
やるべきことがある、必ずしも消費税増税には反対ではないが、
今は時期ではない、行政改革、社会王改革ほ、デフレ対策を先
行させるべき”との持論は、なるほど正論だ。

財務省に洗脳されたか、野田首相の場合、とにかく財政状況の
悪化は言うが、選挙時のマニフェストは簡単に手放す。

国民が、民主党に政権を託したのは、マニフェストの中身によると
ころが大いに関係している。

地域主権、官僚政治からの脱却、政治主導、行政の仕組みを根
本から変える、行政の無駄を逆立ちしても鼻血も出ない位削減し
てから、国民の皆様に頭を下げて増税をお願いすると言っていた。


私達は、そのマニフェストに期待して、今までの自民党政治にな
い斬新な政治を期待して、民主党に一票を託した。

行政改革は、本当にやったのか。

地域主権になったのか。

政治主導は機能しているのか。

公務員改革はやったのか。

逆立ちしても鼻血が出ないほど無駄削減をしたと言えるのだろう
か。

すべての国民とは言わないが、大かたの国民が民主党良くやっ
たと思っているのだろうか。

これ位切り込んだなら、消費税増税もやむなしと国民は納得した
のだろうか。


上に上げた点だけでも実行していないし解決はしていないと思う
が、この野田政権は、マニフェストに一行も書いていない消費税
増税を、内閣が決めた事には賛成してもらわなければいけないと
言う。

マニフェストに載っていない消費税増税を勝手に内閣が決めて、
それに従うべしと小沢氏を揺さぶる。

そして正論を言う小沢氏を、党に従わない謀反人のように扱う民
主党政権はどんな神経をしているのだろう。

図々しいにもほどがある、野田内閣の方が、謀反人ではないか。
私達は、民主党にだまされた。


野田内閣の側としては、小沢氏に協力を求めたが、並行性に終わ
った事で、それを免罪符にして突っ走るつもりだ。

多分、自民党と協力して消費税増税に突っ走る構図になるだろう。
会談は、単なるアリバイ作りだった。

どこまで言っても卑劣な、野田首相とその一派。

マニフェストが嘘ばっかりだったら、何を信じて投票すれば良いの
か教えて欲しい。

政治不信に拍車をかけたのは、国民目線と言っていた民主党で
はないか。

自民党にはとっくの昔に愛想が尽きていたが、民主党も同じよう
に愛想が尽きた。

全く、この政権には付ける薬が無い。

京都 歳時記 6月上旬

2012年05月31日 19時40分51秒 | Weblog

京都 歳時記 6月上旬

 



▼5月31日(木)~1日(金)

『京都薪能』
 平安神宮の大極殿を背景に上演される京都薪能は、奈良市・興福寺の薪御能を模して、昭和25(1950)年から開催されている。金剛・観世・大蔵の各流派の競演により、能・狂言が上演される。かがり火に照らし出された能面は幽玄そのもの。
メモ:平安神宮(075-761-0221)
   京都市左京区岡崎西天王町
   京都市バス「京都会館美術館前」下車、徒歩約5分
   開場/両日とも16:30
   開演/両日とも17:30
   入場料/4,000円(前売り3,000円)
   問い合わせ先/京都薪能事務局(075-761-5251)
   雨天順延


▼1日(金)

『貴船祭』
 貴船神社は水の神様をまつる神社として知られる。本殿で水に感謝し五穀豊穣を祈願しての祭典が行われた後、拝殿で優雅な乙女舞が奉納される。続いて氏子に担がれた神輿(みこし)が渡御し、貴船川の渓流沿いの道を奥の宮まで巡行する。奥の宮で、子どもたちによる千度詣(まいり)や招福餅(もち)まきが行われる。
メモ:貴船神社(075-741-2016)
   京都市左京区鞍馬貴船町
   叡山電鉄鞍馬線「貴船口」駅下車、徒歩約30分
   本殿祭典/11:00~



▼1日(金)

『平安神宮神苑の無料公開』
 見ごろを迎えた平安神宮神苑のカキツバタやハナショウブが、この日、無料公開される。200種ある菖蒲は、後水尾天皇御遺愛の株が繁殖したものと言われている。
メモ:平安神宮(075-761-0221)
   京都市左京区岡崎西天王町
   京都市バス「京都会館美術館前」下車、
   徒歩約5分
   神苑無料公開/8:30~16:30



▼10日(月)

『田植祭』
 伏見稲荷大社は、秦氏が五穀豊穣を祈願して農耕神をまつったのが始まりといわれており、「稲荷」は「イネナリ」からきているという。本殿での神事の後、境内の神田で平安時代の衣裳をつけた神楽女が御田舞を優雅に舞い、あかねだすきをした早乙女が次々と早苗を植えつけていく。
メモ:伏見稲荷大社(075-641-7331) 
   京都市伏見区深草藪之内町
   JR奈良線「稲荷駅」または京阪電鉄
   「伏見稲荷駅」下車、徒歩約5分
   13:00~