明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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いま、日本という国家は… (9)

2011年11月30日 23時11分32秒 | Weblog
いま、日本という国家は… (9)・・・(飯山一郎)より

『国民の死を待つ国家』

いま、日本で最も悪質なウソと騙しの情報を発している犯罪組織のワースト・

ワンは、民主党政府、東電、朝日、読売、原発官僚のうちのどれかな?

実際は、こいつらのバックに控える“悪魔の軍団”が極悪No.1なのだが…、

表立ってウソの情報を流して日本国民を騙し続けているNo.1は、政府だろう。

なぜ? 奴等は、真実を隠し、ウソの情報を流して国民を騙し続けているのか?

この理由は…、

放射能災害の真実を発表し、原発事故の責任を明確にすると、天文学的な弁償

問題が発生するからである。

さらに、世界中の人間が原発促進に大反対するからである。

このまま、日本国民を騙し続け、真実を知らせず、安心させておけば…、やがて、

損害を賠償すべき相手(その数、数千万人!)が、ブラブラ病になり、抵抗心や

反抗心を失い、ついには免疫不全や癌を発症し…、消えてゆくからである。

この意味で、いま、日本という国は、人類史上初の 『国民の死を待つ国家』 に

なったのである。

『「放射能が恐い」のウソ』という題名で、読者を騙して洗脳しようとし

たが、脳味噌が老化しすぎていて、逆に馬鹿にされている本がある。

この本のウリは、ただ一つ、放射線を浴びた体細胞の自己修復力

だけ!これだけを馬鹿の一つ覚えみたいにして、原発は恐くない!

放射能は身体にE! と執拗に繰り返す…。

この学説を言いだしたのは、米国のトーマス・ラッキー博士。91歳。

この本の著者は、服部禎男という原発村ズブズブの老人。78歳。

この爺さんの経歴は、一読して恐怖を感じるようなモノだ。

東大卒後、中部電力入社。米国オークリッジ原子力研究所を経て浜岡1号原発計画を推進。

動燃新型原子炉開発部へ出向後、電力中央研究所の初代原子力部長に就任。

現在は名誉特別顧問。

イヤイヤ、もーもー、ズブズブの原発推進派というか、原発推進のためなら数千万人が死んでもへーチャラ!という悪魔のような78歳なのだ。

『「放射能が恐い」のウソ』という本は結構売れていて、推奨しているブログも多い。

これは不安心理のなせるワザで、“放射能の恐怖”を何としても解消しないことには不安で不安で生きていけない心の弱さが根底にある。

まぁ、見えすいたウソと騙しで日本国民を洗脳しよう! という低能向けの本を読んで安心したいなら安心するが良かろう。

だけど、言っとくけど…、

放射線というのは、α線もβ線もγ線も、電磁粒子(=物体。α線は原子核)が超高速でDNAに衝突して遺伝子(情報)をメチャメチャに破壊し尽くすので、絶対に修復されない! からね。

こういうことが分からないシトは…、

ま、いっときの安心をむさぼりながら、安らかに死んでいって下さい。

しかし、放射能障害というのは、絶対に安らかには死ねない…。

病魔に犯されて、苦しみながら死なねばならない断末魔の恐怖!

これが放射能=死の灰の怖さなのだ。

…ということに気づいた人だけが、安らかに死んでいける…。

これが真実。

明日は、病魔に犯されないための知識が満載! という凄い本を紹介します。

ナニワっ子は惚れっぽいが飽きっぽい [田中康夫 にっぽん改国]

2011年11月30日 22時22分01秒 | Weblog
ナニワっ子は惚れっぽいが飽きっぽい [田中康夫 にっぽん改国]
(日刊ゲンダイ2011/11/30)

意外に思われるかも知れませんが、奥多摩を擁する東京都よりも大阪府は面積が少なく、香川県と並んで全国で最も小さな都道府県です。

「すべて山の中である」と島崎藤村が謳(うた)った木曾谷と同規模に過ぎぬのです。

他方、政令指定都市なる存在は道府県知事にとって“厄介”な相手です。

だって、知事室を構える道府県庁舎の目の前を通る道府県道すら、維持管理は政令市が担当するのですから。教育も福祉も、国からの補助金や交付金は道府県を経由せず直接、政令市に届きます。

象徴的事例は横浜、川崎、相模原と3つの政令市が存在する神奈川県です。

神奈川県が“管轄”するのは三浦半島、厚木から小田原に至る中小の基礎自治体に留まります。

故に当該3政令市選出の県会議員は、語弊を恐れず申し上げれば、「名誉職」としての“生活保護受給者”です。

だって、地元要望に応える権限を有さぬのですから。

大阪府の一般会計当初予算は3兆2000億円。他方、大阪市・堺市の合算は2兆1000億円。

したり顔で新聞が解説する「二重行政の弊害」云々以前の問題として、政令市の有権者からも付託を受けて就任した筈の知事にとっては“目の下のたんこぶ”です。

況(いわ)んや木曾谷と同面積の、而(しか)して平坦な地勢の大阪府です。

結局は東京の後追いをするのか、と揶(や)揄(ゆ)されるのを防ぐべく、「都」に代わる惹句の創出は求められるにせよ、橋下徹氏ならずとも「One Osaka」を掲げたい衝動に駆られるでしょう。

都構想自体はアリだと当初から僕も評価していた所以(ゆえん)です。

が、冷徹に捉えれば、大阪都なるハコモノが誕生せずとも、府と市が共闘・協調すれば、納税者という顧客サーヴィスの向上は容易に図れるのです。

両社が合併せずとも阪神なんば線と近鉄難波線が相互乗り入れを開始し、利便性が高まった様に。

小選挙区制導入で政策本意の政党政治、郵政民営化実施で日本経済の建て直しが実現すると喧伝されました。

が、松尾芭蕉ならずとも今や何れも「夏草や兵どもが夢の跡」です。

首相ならぬ市長に当選したウラジミール・プーチン氏と、大統領ならぬ府知事に当選したドミトリー・メドベージェフ氏を連想させる2人の首長が、惚れっぽいが飽きっぽい気質のナニワっ子から、一体、景気はどうなん、と言われぬよう、願うや切です。

江川紹子氏の連続ツイート&報道スクラップ 小沢裁判第五回公判

2011年11月30日 21時37分30秒 | Weblog
江川紹子氏の連続ツイート&報道スクラップ 小沢裁判第五回公判

江川紹子氏の連続ツイート

amneris84 Shoko Egawa
1)指定弁護士は、会計責任者は「法律上の制度」であり、政治資金報告書の提出を「重大な業務」と強調。

「重大な業務を、担当秘書が独断でやる、上司の決済も受けない、ということがあるのか」と追及。

大久保氏は「(会計のことは)分かりません」「人事のことでは私の判断でやることもありました」と

2)任意の取り調べで、大久保氏は報告書問題は「チェックミス」とする調書にサインしていた。

その点について大久保氏は「西松事件の裁判に集中していた。

まさか2度目の逮捕があると思いもしなかった。

取り調べの時、早く帰りたいな、早く済まないかな、という気持ちでいるところに、検事さんから

3)こういうことでどうか、と提案があり、それなら西松事件で作成した調書と大きく食い違うことはないと思い、『それでいいです』と応じた」と説明。

なお、西松事件の時は、大久保氏は自分が報告書の内容を確認して提出したと、検察側の筋書きを認めている。

その理由については、次のように語った。

4)「当時小沢先生は民主党の代表で、『国民の生活が一番』と言って、政権交代を目指していた。

日本のためにも国民のためにも一日も早く政権交代すべきと信じていたが、(この事件で)政治の流れがどうなるのだろうと危惧し、心配した。

事件の広がりを私で止めたいと念じ、事実でないことも認めた」

5)私が報告したとなれば、石川氏、池田氏に累が及ばない、と判断した」。

ところが、陸山会事件ではこの二人も逮捕されたこともあり、大久保氏は容疑を否認。

自分が提出したわけではない、内容を見てもいない、と述べた。

すると、取り調べ官が途中で前田検事(当時)に交代。

いかにも豪腕といった風情

6)の前田検事から、石川氏や池田氏は認めていると告げられ、このまま否認していると小沢氏に捜査の手が及ぶと言われ、大久保氏は混乱。

接見にきた弁護人から記憶にない供述調書には署名するなと諭されたり、石川氏はそういう供述はしてないと言われても、それを聞くどころではなく、すっかり興奮して

7)「先生方はそうおっしゃいますが、石川、池田は検事に喋ってるんですよ。

私一人事実を通すのは無理だ」などとまくし立てた。

大久保氏は当時の状況を「先生方の認識と実際の取り調べがどんどんかけ離れていった。

何を相談してもアテにならない、自分で判断するしかない、と思った」と証言。

8)前田検事から、小沢氏の私邸への捜索がなされるとほのめかされ、「だんだん怖くなった。

このまま真実を主張し続けると小沢先生の逮捕までつながりかねない。

嘘の供述に応じることが、小沢先生逮捕を回避し、日本の政治をまともに戻す道と思った」と大久保氏。

9)指定弁護士は「小沢氏の私邸に家宅捜索が入ることがなぜまずいのか?」と。

「ニュースが大々的に報じられて悪いイメージが強調されることを懸念した」と大久保氏。

「異常な事件を収束させるには、自分が犠牲になるのも仕方ないと思うに至りました」と大久保氏。

以後、前田検事より調書が作成された

10)大久保氏が熱く語っている間、小沢氏は口をこんな形→「∩」結んで、目を閉じたままだったが、少し顔が紅潮している感じもした。

大久保氏への反対尋問は、明日、行われる。(了)

(一部誤字訂正)

指定弁護士は、政治資金収支報告書の提出を「重大業務」と呼ぶが、果たして小沢事務所の中でそういう認識があったのか…。

という点は、明日の反対尋問の中で聞かれるでしょう。

あと、逮捕した被疑者を弁護人と分断していくのが特捜部の取り調べテクらしい。

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■大久保元秘書“会計に関与せず”

(NHKニュース 11月30日 15時26分 ) http://bit.ly/tFTWg5

民主党の小沢元代表の政治資金を巡る事件の裁判で、会計責任者だった大久保隆規元公設秘書が証人として出廷し、「実際の会計事務は石川知裕議員が担当していたので、任せていた」と述べ、収支報告書の作成には、関与していなかったと主張しました。

民主党の小沢一郎被告(69)は、資金管理団体が土地の購入に充てた4億円を巡り、収支報告書にうその記載をしたとして強制的に起訴され、先月6日の初公判で全面的に無罪を主張しました。

5回目の裁判となる30日は、小沢元代表の元公設秘書で、会計責任者だった大久保隆規被告(50)が証人として出廷し、「実際の会計事務は、石川議員が担当していた。

代金の4億円も、石川議員が小沢先生とやりとりしてしっかり処理すると割り切っていた」と述べて収支報告書の作成には関与していなかったと主張しました。

検察官役の指定弁護士が土地の購入の経緯をただしたのに対し、「結婚する秘書が家族で住むため、新しい寮が必要になると思い、自分が土地を見つけて小沢先生に了解を得た」と答えました。

また購入の代金については「石川議員が『かき集めればなんとかなるが、運転資金が足りなくなる』と言ったので、一緒に小沢先生に相談したところ、小沢先生は『分かった』と答えた」とし、小沢元代表が4億円を用立てることに合意した状況を説明しました。

小沢元代表は、大久保元秘書と目を合わせることはなく、終始、表情を変えずにやりとりを聞いていました。

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■大久保元秘書、改めて関与否定 小沢氏公判の証人尋問で
(朝日新聞2011年11月30日18時40分) http://bit.ly/stmwPa

 資金管理団体「陸山会」をめぐる土地取引事件で、政治資金規正法違反(虚偽記載)の罪で強制起訴された民主党元代表・小沢一郎被告(69)の第5回公判が30日、東京地裁(大善文男裁判長)で開かれた。

会計責任者だった大久保隆規元秘書(50)=同罪で有罪判決を受けて控訴中=の証人尋問が始まり、政治資金収支報告書の作成への自らの関与を否定した。

 大久保元秘書は、事務担当秘書として収支報告書を作成した石川知裕衆院議員(38)や池田光智元秘書(34)を統括する立場だった。

検察官役の指定弁護士は、虚偽記載について小沢氏と同様に報告を受け、了承していたと主張。

大久保元秘書は捜査段階の供述調書では「報告・了承」を認めていたが、自らの公判でも否定していた。

 この日、指定弁護士から質問を受けた大久保元秘書は、2000年に陸山会の会計責任者になった経緯について「先輩秘書が総選挙に立候補して退職し、残った秘書で年長の私がまとめ役となり、慣例として会計責任者になった」と説明。

一方で「私は会計責任者だったが、議員会館の勤務だった。

会計や収支報告書の作成は個人事務所にいる石川氏や池田氏が担当しており、きちんと処理していると信じていた」と述べた。

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■小沢元代表、法廷:「報告書作成に関与せず」 元第1秘書・大久保被告が証人出廷
(毎日新聞 2011年11月30日) http://bit.ly/vchRaM

 資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)で強制起訴された民主党元代表、小沢一郎被告(69)の第5回公判が30日、東京地裁(大善文男裁判長)であり、同会元会計責任者で元公設第1秘書の大久保隆規被告(50)=1審有罪、控訴中=が証人出廷した。

大久保元秘書は「会計責任者が政治資金収支報告書を作成し(総務相に)提出するとの認識はなかった。

事務担当秘書がきちんと処理していると思った」と述べ、虚偽記載への関与を否定した。

 公判では、大久保元秘書が、事務担当者として報告書を作成した衆院議員、石川知裕被告(38)=同=や、元秘書、池田光智被告(34)=同=から虚偽記載の報告を受け、了承していたかどうかが焦点の一つ。

大久保元秘書は「報告書について(2人から)報告や説明を受けていない」とも述べた。

 また、04年9月に見つけた東京都世田谷区の土地を「秘書寮新築用地が必要と考え、自分の一存で探した」と説明。

購入に伴い元代表から4億円提供を約束されたことを認めた上で「石川氏から『(民主党の)代表選もあり、土地代金の決済を先延ばしした方がいい』と言われ、仲介業者に決済を来年に延期するよう打診した」と述べた。

だが、その後の経緯については「知らない」と強調した。
【和田武士】

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■小沢元代表への責任波及、想像もせず…大久保氏
(2011年11月30日14時59分 読売新聞) http://bit.ly/vGbpuj

 資金管理団体「陸山会」の土地取引を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記入)に問われた小沢一郎民主党元代表(69)の第5回公判が30日午前、東京地裁で開かれ、元会計責任者・大久保隆規被告(50)(1審有罪、控訴)の証人尋問が始まった。

 大久保被告は検察官役の指定弁護士に対し、政治資金収支報告書の作成や提出は、元事務担当者・石川知裕衆院議員(38)(同)らに任せきりにしており、「問題が起こるはずがないと思っていた」と虚偽記入への関与を改めて否定した。

 大久保被告は2000年7月から会計責任者を務めていた。

尋問に立った指定弁護士の山本健一弁護士は、会計責任者が収支報告書の作成・提出に責任を負うことを何度も指摘したが、大久保被告は「自分は議員会館で陳情への対応などの仕事に没頭していた」と説明。

違法な処理があった場合、代表者の小沢被告にも責任が及ぶと考えなかったかとも問われたが、「想像もしていなかった」と語った。

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■土地取得資金に関与否定=「担当に任せていた」-大久保元秘書証言・小沢元代表公判
(時事通信2011/11/30-13:07) http://bit.ly/tnxtAO

 資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載)罪に問われた民主党元代表の小沢一郎被告(69)の第5回公判が30日、東京地裁(大善文男裁判長)であり、会計責任者だった大久保隆規元公設第1秘書(50)=一審有罪、控訴=の証人尋問が行われた。

大久保元秘書は「(土地取引の)一連の資金のやりとりは担当外で、一切興味を持たなかった」と関与を否定した。

 問題の土地は大久保元秘書が見つけ、小沢被告に報告した上で不動産業者に購入を申し込んだと証言。

購入資金の4億円について相談したところ、小沢被告が「分かった」と応じて用意することになったが、その後のやりとりは経理担当だった元秘書の石川知裕衆院議員(38)=同=に任せていたとした。

その後の資金の動きなどについても一切関与していないと繰り返した。

 収支報告書に関しては、「実務担当の秘書がきちんと処理していると思っていた。

会計責任者が作成して提出しなければならないという認識はなかった」と述べた。

報告書の内容についても、石川議員らから報告を受けたことを否定した。

 報告書に添付された宣誓書に大久保元秘書の署名、押印があることについては、「(宣誓書は)見たことがなかった。

当時の担当秘書が代わりに名前を書いて、押印したと思っていた」と述べた。



マヤカシの「100年安心年金」がもたらす非劇

2011年11月30日 21時12分37秒 | Weblog
マヤカシの「100年安心年金」がもたらす非劇・・・[無責任国家の正体・ジャーナリスト北沢栄]
(日刊ゲンダイ)

「100年安心年金」のシナリオ破綻には、はっきりした原因がある。

2004年に行った年金財政の将来見通しが、必ず失敗する経済予測値を使っていたためだ。

無責任ともいえる、甘い幻想的予測に基づいていたのである。

国民の「老後の生活設計」に欠かせない年金財政の将来を見通す場合、国はごく慎重に、最悪のシナリオも想定してかからなければならない。

なぜなら、見通しが大きく狂い実績が想定したより急激に悪化すれば、ひとたび確立した年金制度の改悪を余儀なくされるからだ。そうなると、国民にたちまち不安が広がる。

「年金には特別の国民感情がある」と年金官僚OBが解説する。

「多くの国民は『老後は年金が頼り』と思っているので、国が制度見直しの動きを見せるだけで、動揺してしまうのです」

年金財源対策には、次の3つの方法がある。

(1)保険料の引き上げ(2)給付費の引き下げ(3)支給開始年齢の引き上げ――である。

うち(3)は関連法案の国会提出は数年後に先送りされた。

代わってクローズアップされたのが、「高所得者の保険料引き上げ」だ。

これを「低所得者への基礎年金の加算」などの給付拡大策とセットで決める方向が強まってきた。

これは公的年金制度の「負担に応じた給付」の原則に反するばかりでない。

高所得者と企業への打撃があまりに深刻となる。

04年改革で日本の保険料率は19年に米国の2倍に近い18・3%(現行16・412%)とすることが決まっている。

保険料率はサラリーマンの標準報酬月額に応じてかかり、保険料は企業と折半して支払われる仕組みだが、相当の負担となる。

◆2010年代後半、日本は重税国家に

2019年頃には、政府の計画では大震災の復興財源に所得税、住民税の増額負担分や、消費税10%への5%アップ分が加わるためだ。

だが、国は無責任にも年金制度の理念を無視して「取れるところから取れ」式に傾いてきている。

年金保険料は、米国では「社会保障税」と呼ばれる。

強制徴収されるから、たしかに実質は「税(タックス)」である。

そうしてみると、政府のもくろみ通りなら2010年代後半に日本は“超重税国家”に変貌する。

「100年安心年金」シナリオがあえなく破綻したのは、年金財政見通しが大外れしたからだ。

前提となったのは足下の15年までの内閣府経済見通しと、それ以後の政府・日銀の予測の中央値で設定された長期経済見通しだ。

長期は「物価上昇率1・0%、名目賃金上昇率2・5%、名目運用利回り4・1%」。日本経済が1998年以来続く「デフレの罠(わな)」から抜け出せない中で、目標絡みで打ち出された政策指標を使ったのだから、シナリオはすぐに狂いだした。

賃金上昇率で見ると、09年実績はマイナス4・06%、10年がプラス0・68%という具合だ。

厚労省幹部は「1999年以前は、過去の実績を使って予測したが、04年からそれを変えた」と認めた。

実態からかけ離れたバラ色に近い将来見通しを描いていたのだ。

欧米では総じて過去の実績を基に見通しが設定される。

米国では公的年金の将来見通しについて、日本の国勢調査に合わせた5年ごとに対し毎年行う。

しかも「3つの経済前提」に基づいて長期(75年間)、短期(10年間)の双方で公表する。

積立金の運用は全額、安全な米国債で運用する。

独仏も3通りの賃金上昇率を前提に予測する。

スウェーデンでは、楽観シナリオとともに悲観シナリオも想定する。

欧米の場合、日本とは違い、よほど慎重に、手堅く組み立てて「年金の安心」を追求するのだ。

政治資金でアルマーニ 民主党問題議員の趣味はワイン

2011年11月30日 21時07分38秒 | Weblog
政治資金でアルマーニ 民主党問題議員の趣味はワイン・・・(日刊ゲンダイ)

「みんな、おしゃれに飲もうよ」が口グセ

ゴルフクラブの購入や高級クラブでの飲食、駐車違反の反則金……。

国会議員の2010年分の政治資金収支報告書が公開され、政治活動費のズサンな使われ方が次々と明らかになっている。

イタリアの高級ブランド「ジョルジオ アルマーニ」を購入していた議員も現れた。

民主党の勝又恒一郎衆院議員(48)。

資金管理団体「湘南政策研究会」が昨年8月、2万3100円で買っていた。

項目は交際費、「誕生祝い」となっている。

金額から推定するとネクタイだが、なぜ自腹で購入しなかったのか。

誰の誕生祝いだったのか。

「1年前のことでハッキリ覚えていないのですが、秘書に『買ってきてくれ』と頼み、秘書が私に金を請求せず政治活動費として計上してしまったようです。

なぜ誕生祝いとしたのかは分からない。

私はアルマーニのネクタイは一本も持っていないので、誰かに贈ったのかもしれません。

当然、個人的な支出なので、収支報告書の訂正をしました」(勝又議員)

なんだかよく分からない説明だ。

「勝又議員は松下政経塾の出身。

同期には前原誠司政調会長や玄葉光一郎外相がいますが、『一番優秀だった』と自慢げに話すこともあります。

神奈川県議を3期務めた後、衆院選は2回続けて落選。

一昨年も神奈川15区で自民党の河野太郎議員に敗れましたが、比例復活で初当選した。

県議選を手伝ってくれた縁で、井戸まさえ衆院議員と結婚しましたが、後に離婚しています。

外交、アメリカ通で、趣味はワイン。

酒に強く、『みんな、おしゃれに飲もうよ』が口グセです」(民主党関係者)

この顔でアルマーニとかワインとか……、ようやるワ……。

溶融燃料、コンクリ床浸食=格納容器内で最大65センチ-東電が推定公表・福島第1

2011年11月30日 20時48分51秒 | Weblog
溶融燃料、コンクリ床浸食=格納容器内で最大65センチ-東電が推定公表・福島第1

 東京電力福島第1原発事故で、東電は30日、炉心溶融(メルトダウン)が起きた1~3号機について、溶けた核燃料の位置の推定を公表した。

データ解析の結果、1号機は「相当量」、2、3号機は一部の溶融燃料が原子炉圧力容器から格納容器に落下。

床面のコンクリートを1号機では最大65センチ浸食した可能性があるが、いずれも格納容器内にとどまっており、注水で冷却されているとしている。

 原子炉内の状況は直接確認できないため、核燃料の崩壊熱などを基に計算。

経済産業省原子力安全・保安院が開いた「炉心損傷推定に関する技術ワークショップ」に同日提出した。

 東電の解析によると、非常用炉心冷却装置が十分機能せず、注水停止時間が長かった1号機では、ほぼ全ての燃料が本来の位置から溶け落ち、圧力容器底部を破損して格納容器に相当量が落ちたと推定。

燃料が全て格納容器内に落ちたと仮定すると、熱によって格納容器床のコンクリートを最大65センチ浸食するという。

ただ、床の厚さは1メートル余りあり、東電は容器を突き抜ける事態には至っていないとみている。

 また、一定時間冷却が続いていた2、3号機では、燃料の約6割が溶け落ちたと推定。

そのまま格納容器に落ちたとしても、床コンクリートの浸食は2号機で最大12センチ、3号機で同20センチにとどまるとした。

(2011/11/30-20:27)
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コメント

あくまで仮定の話。・・・東電のウソ+ウソの上塗り=隠蔽体質(安全神話)

溶融核燃料が炉内に存在している?・・・現在の放水量では、即蒸発するので冷却できない。

炉の底に穴が空いている。・・・現在の放水量がどこ溜まっているのか理解不能。

水素ガスが発生している。・・・溶融核燃料は、生きている(2800度)・・・放射能水蒸気ガスを放出。

炉の底に穴が空いているのに窒素ガスを注入?・・・放射能水蒸気ガスの上昇圧力の法が強烈です。



二つのことが明らかになった大阪W選挙

2011年11月30日 19時40分22秒 | Weblog
二つのことが明らかになった大阪W選挙・・・(徳山勝)より

府知事と市長の同時選挙が行われた大阪では、大阪維新の会の松井一郎氏と橋下徹氏がそれぞれ知事と市長に選ばれた。

橋下新大阪市長が言う「大阪都構想」が選挙戦の最大の争点であったことから、これが大阪府市民の民意だということになる。

この構想はいったいどこから出てきたのだろう。

何を不勉強なことを書くのか、とのお叱りがあることを覚悟で、敢えて書くと次の二点なのだろう。

大阪は太閤秀吉が大阪城を築き、街並みを整えて以来400年以上の歴史を持つ商業都市であるが、1960年代以降、その経済的地盤は沈む一方であった。

その大阪を再生させようと言うのが第一。

そう云うノスタルジーだけではなく、現実問題として100年戦争と言われる府と市の間の確執を取り除き、二重行政を打開するには、府市の一体化が必要だと考えた。

その二点だと思う。

ノスタルジーと書いたが、町人の町である大阪は、江戸時代から町民による自治の町であった。

隣の堺が、織田信長が天下統一する以前から町人による自治の町だったことは、NHKの大河ドラマなどでしばしば描かれているので、よく知られていることだが、その流れを大阪商人も継いでいた。

生粋の浪速っ子には伝統的に自治の精神と江戸への対抗心がある。

そういうことから「大阪都構想」に傾斜して行くのだろう。

今回の選挙結果を、そういう大阪人独特の価値観によるものだけだと理解すると、それは大きな間違いである。

今一つ大きな要因がある。

それは昨年の名古屋市長と愛知県知事の同時選挙でも示されたが、市民の政治意識の変化に伴い醸成された既成政党への不信である。

そもそもは自民党政権に対する不信に始まる。

そこで先ずは民主党に政権を負託した。

処が、その民主党が第二自民党に変わってしまった。

いまさら書くまでもないが、民主党が第二の自民党の道を歩み出したのは、昨年7月の参院選からである。

そこで国民は投票で民主党に反省を求めた。

だが、民主党は参院選敗北の検証もせず、党幹部は誰一人として敗戦の責任を取らなかった。

参院選当時の幹事長が、その後官房長官を務め、今は経産大臣である。

選挙対策本部長は財務大臣である。

こんなふざけた内閣・政党を誰が支持するのだろう。

他方、長年政権に就いていた自民党だが、民主党が自ら転んでいるのにも拘わらず、国民の支持は一向に得られない。

政権交代後2年も経つが、民主党同様にどうして国民が政権交代を望んだのか。

その検証は有耶無耶であり、反省も全く無い。

昔の社会党同様に「何でも反対」の政党に堕してしまった。

国民が望んでいるのは、自民党政権時に築かれた既得権の守護第一ではなく、国民の生活第一の政治なのである。

処で、今回の選挙前に既得権側が行なった【橋下氏に対する人物破壊】は凄かった。

その先兵が週刊新潮と週刊文春などの週刊誌。橋下氏の政治手法や政策を批判するだけでは止まらず、その誹謗中傷記事は、彼の生い立ちや親や死など、そこまで書くのかと思うほど酷い内容であった。

当に【橋下徹 抹殺キャンペーン】であった。

それだけ既得権側は、自らの権益を侵す「橋下構想」を怖れ、焦ったのだろう。

これに対する橋下氏の反撃はタイミン的にも、また、その発言内容も的確であった。

特に「実父の出自も今回の週刊誌報道で初めて知った。

僕は成人だから良い。

しかし僕には子供がいる」との発信は、人の心を打っただろう。

ここまで人を傷つけていいのかと多くの人が思ったに違いない。

週刊誌報道により反橋下に変わった人もいるだろうが、それ以上の大阪人がこの報道に反発したのではないだろうか。

週刊新潮は橋下氏の反撃に遭って「独裁者になるという為政者をメディアが監視するのは当然だ」と反論したが、何が監視だ。

監視すべきは政策であり政治手法だろう。

「ハシイズム」なるものの内容も、大阪都構想の内容も詳しく知らないので、その是非については論じることができない。

だが、この週刊新潮に代表されるメディアによる【人物破壊】は、断じて許されるものではない。

こういう明らかな事例を前にしないと、メディアによる人物破壊工作なるものに誰も気付かない。

メディアによる人物破壊工作は、今回の橋下氏が初めてではない。

小沢一郎氏に対しては10数年も続いている。

「小沢信者」と嘲笑されることを承知で書くが、小沢氏は東北人で口が重く決して言い訳をしない。

底が知れない怖さがある。

だから霞ヶ関・メディアを中心とした既得権側は何としてでも人物破壊したいと考えるのだろう。

そういう彼らの頭の中には、国民生活が第一は決してないのだ。

今回の選挙で明らかになったことが二つある。

市民の政治意識の変化と既成政党への不信が止まらないと言うことが第一である。

それに対し、既得権側はなりふり構わずに人物破壊工作を行って抵抗すると言うことだ。

それが第二である。

<徳山 勝>

沖縄、官僚の"犯す発言"、それを報じなかった大マスゴミ・

2011年11月30日 19時33分13秒 | Weblog
沖縄、官僚の"犯す発言"、それを報じなかった大マスゴミ・・・(まる子姫の独り言)

”犯す前にこれから犯すよと言いますか?”

この局長、記者との懇親会で泥酔していたそうだ。

移設手続きを、女性暴行に例える、しかも沖縄では暴行事件が
多発しているとなれば、普通の神経ならそんな例えなど出来るは
ずがない。

ひどい官僚もいたものだ。

未だに、沖縄に米軍基地を押し付けて当然と思っているからこそ
出る発言だろうが、こんな沖縄蔑視をする官僚がいる。

当然、省内、政府には、沖縄に基地は当たり前と思っているのだ
ろう。

沖縄に居座りを求めるアメリカ政府の顔色を常にうかがい、沖縄
県民とは向き合おうとしない日本国政府。

自民党から政権奪取を決め、沖縄問題もどんどん進んでゆくかと
思っていたが、何のことは無い、"沖縄に負担"は、最初から今後
も変わらない規定路線だった。

アメリカ政府の発想が、日本政府の発想になっている。

アメリカ政府に、普天間の国外、県外移設を提起したのだろうか。

努力もせず、辺野古への移設しか選択肢にないような発言、言動
はあまりにも沖縄を軽視していないだろうか。

この国の政府は、国民の視点に立とうとしない。

とにかく、何が何でもアメリカ政府の意向を第一に尊重する。

そんな政府がどこにあると言うのか。

在日米軍基地の実に、74パーセントが沖縄県に集中していると
言うが、基地負担軽減に向けては何もせず、沖縄に侮蔑的な言
葉を投げかけて平然としているこの国の官僚、そしてオフレコ発言
を理由に、当初差別的発言を報じなかったこの国のマスゴミ。

権力に対して、常に批判意識を持っているのが報道機関の仕事
だと思うが、長い者に巻かれろ精神が蔓延しているのか、大マス
ゴミはスル―してしまった。

琉球新報一社だけが、事の重大性を考えて報道したと言う。

スル―で思い出すのが、松本前復興担当相が宮城県庁を訪れた
際の、県知事に対しての恫喝騒動だ。

これも当初、大マスゴミは何事も報じなかったが、一地方局が報
じた途端、居丈高に転じて、連日報道しまくった。

そして、寄ってたかって松本市をたたきのめした。

今回も懇親会でのオフレコ発言だから報道しなかったとしている
が例えオフレコ発言だとしても、この局長はれっきとした公人なの
だから、報道するのが筋だろう。

もう、沖縄問題は、にっちもさっちも行かないほどぐちゃぐちゃだ。

だとしたら、日本政府もアメリカ政府も、県内移設は無理だと認識
して、新たな解決策を求めて行った方が、よほど有意義だと思うが。

日本政府の対応は、沖縄県民の気持ちを硬化させるだけさせてき
た。

信頼を回復する手立てがあるとしたら、上記のような方策しかない。

現にアメリカの有識者たちの一部は、アメリカ軍が沖縄から撤退す
る方向に行くのが賢明とした寄稿文をアメリカ紙に寄せている。

日本政府はなぜに、辺野古沖にこだわるのだろう。

"沖縄基地” にこだわるのだろう。

紅葉の色づき状況(最新情報)

2011年11月30日 16時30分36秒 | Weblog
紅葉の色づき状況(最新情報)


[糺の森](11月30日)
全体には色づき始めですが、中には赤く染まった木も。

京都の名所 色づき状況 更新日

洛北
貴船神社 落葉近し 11/25
三千院 紅葉見ごろ 11/25
寂光院 紅葉見ごろ 11/25
宝泉院 一部見ごろ 11/25
実相院 紅葉見ごろ 11/29
蓮華寺 紅葉見ごろ 11/29
赤山禅院 紅葉見ごろ 11/29
曼殊院門跡 紅葉見ごろ 11/29
詩仙堂 紅葉見ごろ 11/29
圓光寺 紅葉見ごろ 11/29
金福寺 紅葉見ごろ 11/29
常照寺 紅葉見ごろ 11/29
源光庵 紅葉見ごろ 11/29
高桐院 一部見ごろ 11/25

洛中
糺の森 色づき始め 11/30
北野天満宮 一部見ごろ 11/28
京都御苑 紅葉見ごろ 11/29

洛東
金戒光明寺 紅葉見ごろ 11/29
真如堂 紅葉見ごろ 11/28
法然院 一部見ごろ 11/29
永観堂 紅葉見ごろ 11/29
南禅寺 紅葉見ごろ 11/29
高台寺 一部見ごろ 11/29
清水寺 一部見ごろ 11/29
毘沙門堂 一部見ごろ 11/26

洛西
神護寺 紅葉見ごろ 11/25
常寂光寺 一部見ごろ 11/30
天龍寺 紅葉見ごろ 11/30
宝筐院 紅葉見ごろ 11/30
大覚寺・大沢池 紅葉見ごろ 11/30
祇王寺 色づき始め 11/30
二尊院 紅葉見ごろ 11/30
嵐山・渡月橋 一部見ごろ 11/30
光明寺 紅葉見ごろ 11/29
長岡天満宮 紅葉見ごろ 11/29
善峯寺 紅葉見ごろ 11/30
鹿王院 紅葉見ごろ 11/29
宝厳院 紅葉見ごろ 11/29
法金剛院 紅葉見ごろ 11/29
妙心寺・退蔵院 紅葉見ごろ 11/29

洛南
東福寺 紅葉見ごろ 11/30
光明院 一部見ごろ 11/28
泉涌寺 紅葉見ごろ 11/28
今熊野観音寺 紅葉見ごろ 11/28
平等院 紅葉見ごろ 11/28
興聖寺 色づき始め 11/24
醍醐寺 紅葉見ごろ 11/28
勧修寺 紅葉見ごろ 11/28
隨心院 紅葉見ごろ 11/28


だからこの国のマスコミはダメなのだ 更迭防衛局長のレイプ暴言を黙殺した大マスコミ

2011年11月30日 16時03分42秒 | Weblog
だからこの国のマスコミはダメなのだ 更迭防衛局長のレイプ暴言を黙殺した大マスコミ
(ゲンダイネット)より

報じたのは琉球新報1社だけ

<ちゃんちゃらおかしい、今になっての大騒ぎ>

 防衛省沖縄防衛局の田中聡局長(50)が「レイプ発言」で更迭された。

仲井真弘多・沖縄県知事は「コメントしたくもない」と吐き捨てていたし、沖縄県民の感情を考えるまでもなく、こんな暴言局長はクビが当然だが、驚くのは大マスコミのフヌケぶりだ。

問題発言は大勢の記者が聞いていたのに、報じたのは「琉球新報」1社のみ。大マスコミは慌てて、後追いしたのである。

 問題発言が出たのは28日夜。

沖縄防衛局が県内外の報道各社に呼びかけ、那覇市内の居酒屋で開かれた懇親会の席だった。

「会合には琉球新報のほか、読売など計9社の記者が出席しました。

この席で、一川保夫防衛相(写真)が県への環境影響評価書の提出時期を明確にしないことについて質問が出ました。

これに対し、酔った田中局長が『これから犯す前に犯しますよと言いますか』などと口を滑らせたのです。

田中局長は本省の広報課長も経験し、今年8月に沖縄防衛局長になった。

記者の扱いは慣れているつもりだったのでしょう。

地方のトップになって、カン違いしたのかもしれない。

いずれにしたって、あまりに非常識な発言です」(沖縄県政事情通)

 フツーの記者であれば、すぐに反応して当然だ。

ところが、この暴言を問題視し、29日の朝刊で報じたのは「琉球新報」のみ。

在京メディアは騒ぎが広がってから慌てて後追い報道する始末で、しかも「非公式の懇談会」「オフレコ発言」と付け加えた。

自分のところが遅れた“言い訳”をしたのである。

 これじゃあ、報道機関失格だが、大新聞・テレビがスルーした発言が後に問題化したことは過去にもある。

7月に松本龍前復興担当相が宮城県庁を訪れた際、村井嘉浩知事に「国は何もしないぞ」と怒鳴った時もそうだ。

松本は発言の後、「今の言葉はオフレコ。書いたらその社は終わりだから」とドーカツした。

在京メディアはこれにビビった。最初に一部始終を放送したのは地元の「東北放送」だけだった。

元共同通信社記者で、同志社大社会学部教授の浅野健一氏はこう言う。

「今回の発言は非常にヒドイし、こんなことを平然と言う人物が役所の幹部に就いていることも問題です。

たとえ懇親会であっても、社会的影響力のある『公人』なのだからメディアは報道しなければなりません。

しかし、今の記者クラブメディアは弱腰だから、オフレコと言われると報じない。

ジャーナリズムとは何かを理解していないのです」

 ふだんから役人にヘーコラして発表モノばかり報じているから、こうなるのだ。

田中局長が泥酔して軽口をたたいたのも、記者をナメ切っている証拠である。

しかも、防衛省は「記者との信頼関係が崩れた」なんて寝言を言っている。

どうしようもない役所と記者だ。