明日を信じられる時代になって欲しい。日常の活動日記

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土壌セシウムの除去法開発=廃棄物減少に期待-産総研

2011年08月31日 23時54分49秒 | Weblog
土壌セシウムの除去法開発=廃棄物減少に期待-産総研・・・時事通信
 
産業技術総合研究所は31日、福島第1原発事故で放出され、

土壌を汚染している放射性セシウムをほぼ全量除去する方法を開発したと発表した。

薬品を使ってセシウムのみを取り出すため、表土をはぎ取る方法よりも

廃棄物を大幅に減少できるとしている。
 
産総研によると、汚染された土を、低濃度の希硫酸などの

水溶液に混ぜて加熱すると、土壌粒子と結び付いていたセシウムが

95度で約88%、高圧状態にした200度ではほぼ100%抽出できた。

抽出後の水溶液に、セシウムを吸着する性質を持つプルシアンブルーという

顔料を入れることで、セシウムをほぼ全量回収することができた。
 
低濃度の酸のため、土壌への負荷は小さい上、水溶液は繰り返し利用が可能。

この処理方法で生じる廃棄物量は表土をはぎ取る方法に比べて

100分の1以下で済むという。(2011/08/31-22:45)

韓国民団の選挙協力に感謝する、民主党野田佳彦議員

2011年08月31日 23時41分21秒 | Weblog
韓国民団の選挙協力に感謝する、民主党野田佳彦議員 ・・・(極楽とんぼ )より

(You-tube動画)
http://youtu.be/3k79ozsd_-8

あのさ、選挙権を持って無い韓国民団に支援を感謝するってことは

民団から金貰ってるってことだぞ・・・

これが第95代総理大臣かよ・・・

いや、マジでこれは大問題だぞ

民主党マジで怖いんだが

マスゴミよ、麻生さんの時みたいに、

<< 解散!!、解散!!>>って、叫んでみろよ!!!。

どんな支援をしてもらったんでしょうね。

票は期待できないわけだから、やっぱりキム(金)ですか?

増税しないとカネ回せないもんね~

ショック(><)

(韓国)国民の生活が第一 民主党

仮装保守派の野田に騙されるな!

民主党は日本の敵!

この馬鹿・・・千葉駅がなぜ今の場所にあるか分かってこの団体と接触し­てるのか?

民主党の党員資格には国籍条項がありません。

これマメ知識な。

やっぱりな。

政治,経済,文化を語ることは無意味.

2011年08月31日 23時08分06秒 | Weblog
政治,経済,文化を語ることは無意味.・・・(飯山一郎)より

殷も,周も,秦も,漢も,魏も,呉も,蜀も,隋も,唐も,元も,明も,清も……,

中国の王朝を年代順にズラリ並べてみたが,どの国家も滅びるときは滅びる.

それも,なすすべもなく,アッという間に,瓦解し,滅亡してしまうのだ.

じつは,日本という国家も,今まさに滅亡過程に突入している.

もう何をやっても駄目だ,為す術(なすすべ)なし! だ.

それどころか,政治も,経済も,文化も,滅亡速度を加速させる要因になっている.

これは,やることなすこと全てが日本滅亡を早めてしまった菅直人の政治が
一目瞭然だ.

文化というのは,たとえば日本人の諦めの文化.

これが原発災害を告発することなく,諦めてしまっているため,

官僚も東電も日本滅亡にむけ,やりたい放題だ.

もう日本は,政治も経済も文化も,社会制度の全てが機能不全になっていて

すでに滅んでいるといってもいい窮状だ.だから私,昨今は,政治,経済,

文化など,国家社会のことは語ってない.

個人個人が放射能地獄,国家崩壊状態のなかで生き延びていく術(すべ)を

ひたすら語っている.

豆乳ヨーグルトと乳酸菌風呂.これがあれば生きのびられるぞ! と,一途に

語ってきた.

理解して,日々実行しているヒトが100万人を超えて,社会事象にまでなった.

そこで…,

予告編なのだが…,

じつは,次の段階,新しいステップ,最新のカリキュラムが用意されている.

簡単に予告すると,それは,霞(カスミ)を食って生きる仙人になる方法だ.

放射能時代における霞(カスミ)とは,いったい何か?

新しいパソコンが動き始めたら,思いっ切り,書きまくりたい!

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「談話室」
http://grnba.bbs.fc2.com/

飯山一郎 ツイート
http://twitter.com/#!/iiyama16

誤って汚染水かぶる=セシウム吸着塔の作業中-作業員2人・福島第1原発

2011年08月31日 21時51分09秒 | Weblog
誤って汚染水かぶる=セシウム吸着塔の作業中-作業員2人・福島第1原発・・・時事通信
 
東京電力によると、31日午前9時35分ごろ、福島第1原発で

セシウム吸着装置の使用済み吸着塔から水抜き作業をしていた

協力会社の作業員2人が、誤って水をかぶった。

被ばく量は0.14ミリシーベルトと0.16ミリシーベルトだった。

内部被ばくはしていないという。
 
2人のうち1人は防水性の作業着を着ていたが、

もう1人は通常の防護服を着用していた。

防護服の作業員は直後に放射線の量を測ったところ、1

分当たり10万カウントの測定上限を超えていたが、

拭き取った後は基準値(同1万3000カウント)以下になったという。

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コメント

誤って水をかぶった?・・・常識なら、大やけどするでしょう。

作業員2人にどんな指示が?・・・入りたての素人さん?

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福島第1原発の遮水壁、年内に着工=汚染水漏えい対策―東電〔福島原発〕・・・ 時事通信

福島第1原発事故で、東京電力<9501>は31日、

放射性物質で汚染された地下水が海に流れ込むのを防ぐための

遮水壁の基本設計を公表した。

ふくいちライブカメラ(Live) (赤外線) ・・・曇りで真っ暗。・・・溶融した核燃料は、何処にあるの?

2011年08月31日 21時26分32秒 | Weblog
ふくいちライブカメラ(Live) (赤外線) ・・・曇りで真っ暗。・・・溶融した核燃料は、何処にあるの?

http://www.tepco.co.jp/nu/f1-np/camera/index-j.html

赤外線カメラの特徴を利用した、放射能分布図模様を見たければ、

右下の「Winndows Mediaを開くはこちら」を・・・クリックして下さい。

8月31日20時59分 ・・・排気搭の手前の小山に光る浮遊物が出ている。・・・強く光るジュータン?

http://www.youtube.com/fuku1live#p/u/0/KEjr4i8I1IA

今日は、20時30分ころから高濃度汚染水が保管されている場所が強く水蒸気が揺らいでいる。

2号機・3号機・のライトアップをすると、まずい事があるのかな?・・・隠蔽でしょうか?

高濃度汚染水の保管場所は真っ暗。ライトを消灯?そこから猛烈な水蒸気が噴出が見えない。・・・意図的?

高濃度汚染水が保管の場所は、昼間には、クレーンが3機が忙しそうに稼動している。

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8月28日09時から30分と31分再登場(急接近)。・・・昼間の不審な人が演説?

防護服を着た男性が、左手に携帯電話を持ち、右手でカメラのレンズ方向を指さして、なにやら演説している。

この人は、何者? 点検? 修理? 新聞記者? 8月上旬(4日)に情報を送ってくれた人?

アーカイブ8月28日09時~10時ふくいちライブカメラ短縮版(3分)

http://www.youtube.com/fuku1live#p/u/0/C4Xfo23IBaM

http://www.youtube.com/fuku1live#p/u/1/A3R66QX7lsY    (指差し部分の拡大)

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8月11日は、21時から翌日の1時まで、排気搭の手前の小山に光る浮遊物が出ている。光るジュータン?

その前にも汚染水の配管2本も光っている。

映像アーカイブ・・・・1時間を3分に短縮されています。(早送り)

http://www.youtube.com/fuku1live#p/u/47/5BuafdYbBYU

かなり長い間続いています。・・・珍しい現象です。 不気味な光です。(正体は放射能?)

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8月上旬(4日)。情報は、現場作業員からのメール

2011.08.04 20:00-21:00 / ふくいちライブカメラ (Live Fukushima Nuclear Plant Cam)

http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=RstudYQxKHc

夜の九時ごろにおきたこと。(地下で爆発)?

福島第一原発の作業員よりつぎの趣旨でメールで情報が地元関係者に届いたという事です。

その内容は、「敷地内に​ある地割れから水蒸気が噴出。

周りが真っ白になり、作業員が一時退避した。

地下で反応しているようだ。

風向きでそちらの線量に注意して」​。

作業員から自分の知人へ心配して伝えている文脈です。

僕としては、この情報の精査を続けていましたが、ようやく、政府内の情報源より

「構内の​地面から水蒸気が出ているとは聞いていて懸念している」との話があ​りました。

完全な原因は不明ですが、作業員の情報と中身がかぶりましたので、この情報を公にしました。

元々の作業員情報には、格納容器に近い場所で、何箇所か地割れがあって、

そこから水蒸気が吹き出てくる状態が、恒常的ではないのですが、

おきているということも伝わってきています。

さらに、10,000ミリシーベルトの箇所も東電の発表と違い、六ヶ所もあるということも伝えてきています。

東電・政府・・隠蔽指令・マスコミ報道規制。

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8月31日、右方向(ライトアップ)高濃度汚染水の所は、今日も消灯?。

2号機・3号機・のライトアップをすると、まずい事があるのかな?・・・隠蔽でしょうか?

今日も、水蒸気が吹き上げている。・・・毎日、地面からの水蒸気がモクモク。

2号機の周囲から水蒸気が激しく舞い上がっている。・・・1号機はライトの位置に隠れて側面が見えない。

全体に地面から水蒸気が噴出している感じに見えます、3号気・4号機も水蒸気を噴出している。

右方向(ライトアップ)の場所は高濃度汚染水が保管されている場所です。・・・触れたら焼けどします。

誰か、現場で確認してくれ。・・・計測器を持って行きなさい、放射能が日本中に飛散しています。

今夜も、何かが起こりそう。

メルトスルーした溶融核物質が地下で地下水に触れたり、離れたりして水蒸気が地表に噴出しているのでは?

地下で溶融した核物質が3機分合体したら・・・考えるだけで恐ろしい。

1号機と2号機の側面は、壁材に模様が描かれています。・・・日中は模様が地表からの水蒸気でゆれているのが確認できる。

夜間のライブカメラ(赤外線)の映像については、マスゴミは、全社知らん振り。・・・東電・政府は隠蔽です。

この、ふくいちライブカメラ(Live) (赤外線は、アメリカでも見られるので関心が高い。

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雨の日の夜になると、

ライブカメラの赤外線効果で、放出されている放射能が水蒸気放出という形で見ることが出来るが、

昼間や雨のない日には、放射能がが肉眼で見ることが出来ないから、

うかつに近づいて被爆してしまうという可能性があるだろう。

福島第一原発の1号機から3号機からは、現在も1時間当たり最大でおよそ10億ベクレルの

放射性物質が放出されているとみられています。・・・広島型原爆20個分

28日、福島第一原発2号機が爆発寸前の危機 であった事がわかった。・・・隠蔽指令・マスコミ報道規制。

3日後にも3号機が爆発寸前の危機 であった事がわかった。・・・隠蔽指令・マスコミ報道規制。

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ふくいちライブカメラ (赤外線) 映像アーカイブ・・・・1時間を3分に短縮されています。(早送り)

http://www.youtube.com/fuku1live

過去のライブカメラの映像をいつでも閲覧できます。

【文科省 100キロ圏内の土壌汚染マップ公開】

2011年08月31日 19時01分11秒 | Weblog
【文科省 100キロ圏内の土壌汚染マップ公開】・・・(オリーブの声)より

文科省より土壌汚染マップが公開された。

依然として100キロ圏内だけという杜撰、かつ、

被害を最小化させようとの魂胆である。

既にホットスポットも認識されているわけだから、

更に詳細な汚染土壌マップが必要である。

文科省は、以前実施したDOEとの共同線量マップに応じているので、

他の地域もそれに準じると云いたいようだ。

しかしながら、既に分かっているように土壌汚染は一律ではない。

以下に公開された土壌汚染マップを示す。

図1=セシウム137(半減期30.1年)の土壌汚染マップ



図2=セシウム134(半減期2.06年)の土壌汚染マップ



では、チェルノブイリの例と比較してみよう。

強制避難エリア    :148万Bq/m2以上(40Ci/km以上)

強制移住エリア    :55万5千-148万Bq/m2(15Ci/km2以上)

補償つき任意移住エリア:18万5千-55万5千ベクレル/m(25-15Ci/km2)

放射線管理エリア   :3万7千 - 18万5千Bq/m2(1-5Ci/km2)

是は旧ソ連が設定した基準であり、ベクレルを見ると分かり難いが

Ci(キュリー)換算だと整理されていることが分かる。

では、この基準にフクシマを当てはめてみると、

政府が示した計画的避難区域の外側にも、所謂、強制移住区域が広がっている。

ここで重要なことは、広域に環境が放射能汚染されている事実であり、

昨日も述べたように、きちんと被ばく総量を管理する必要がある。

またソ連では、避難選択権付きの地域が設定された。

我が国では、逆に安全が喧伝され、現在、避難選択権すら認められていない。

チェルノブイリなら、福島市や郡山市も避難選択権の対象地域なのだが、

なにしろ日本の民主党政権は国民の生命より、如何に自分らの被害を

少なくするかしか頭にない。

なお本件土壌マップは、きちんと根拠に基づく表土5センチを

試料として採取しているので、参考になる。

しかしながら、土壌汚染はまばらであり、やはり自らが土壌分析すべきであろう。

政府が、今後どのようにこの土壌分析から、除染計画を立案するかと

いうことになるが、森林や河川、田畑は難しい。

環境全体が汚染されているからである。

実は、我々の政府は旧ソ連以下だった。

そして世界では、次々と日本政府の事故過小評価と隠蔽が報じられ始めている。

8月29日付け英インディペンデント紙は、17日に続き

「フクシマはチェルノブイリよりも酷い災害」との記事を載せた。

欧州や米国の放射能専門家が次々と指摘を始めている。

皆さん、今の政府ではどんな健康被害が起きても「因果関係なし」と云われる。

最早、国民が立ち上がるしかないかもしれない。
 
オリーブ拝

一夜が明けて。微かな、しかし明らかな予兆が。その時はいつ?

2011年08月31日 18時39分34秒 | Weblog
一夜が明けて。微かな、しかし明らかな予兆が。その時はいつ?
(晴れのち曇り、時々パリ)より

一夜が明けて。

幾つかの動きが…。
何かを感じさせる動きが…。

起こった。

先ず、野田新首相は、幹事長に「輿石東」を選んだ。

小沢派への「配慮」を見せる振りをする。

反小沢派の「小沢派へのすり寄り」という反発と抵抗を、最少に済ませられる選択を行った。

参院の重鎮を取り込む事で、「ねじれ」参院での議会運営に対し、

参院側の対応に円滑な関係を望んだ。

且つ、世代交代を求める声が多い中、野党自民党の「石破」「石原」に対する

<経験の差>がつくる圧力を加えて、困難を予想される野党対策に、先手を打った。

「前原誠司」を政調会長に選んだ。

若乃花からの貴乃花に対する「遠慮」を示した。

前原誠司と言う、次の総理候補のグループを「見捨てない」事で、

自身の基盤の安定を図った。

小沢派と見られている輿石幹事長起用への、反小沢派の反発に対する、布石を打った。

増税路線を始めとする、霞ヶ関主導の親米反国政策の推進者のトップを

「政策調査会長」に据える事で、霞ヶ関、ひいてはアメリカ政府への忠誠を示した。

自らが唱えていた「増税路線」と自民党への接近路線への、牽引車をキッチリと据えた。

マニフェストの完全破棄を唱える前原は、ほぼ同じ政策を唱える自民党から歓迎される。

「平野博文」を、国対委員長に据えた。

鳩山由紀夫への配慮を示した。

記者クラブ制度の温存を謳い上げた。

<危機管理のエキスパート>という看板を国対に生かす事で、

ねじれ国会に対する柔軟な取り組みの姿勢を示した。

その実、霞ヶ関べったりの実績を重視した。

仙谷と、菅直人と、その他中間派のグループからの、夫々の反発を中和する事を期待した。

「樽床伸二」を、官房副長官に起用した。

論功行賞である。

中間派の取りまとめが期待される。

「岡田克也」
「鹿野道彦」
「海江田万里」

夫々、重要閣僚で入閣が確実視されているらしい。

要するに、百花繚乱内閣。

或は、清濁併せ持つ「てんこ盛り」のお子様ランチ内閣。

それが、野田佳彦と言う政治家の、精一杯の範囲なのだろう。

限界である。

つまり、「ノーサイド」で「全員野球」。

確かに。

それで、一体何をする?

▶しゃにむに働く…民主党役員人事骨格固まる(NNN見出し)

>野田新首相は30日夜、この人事の狙いについて

「党を挙げて国民のためにしゃにむに働く政治を実現するためだ」と強調した。
【NNNニュース/8月30日(火)22時15分配信】

確かに、一応彼は、最初のうち表面上は「しゃにむに」働くだろう。

思いがけず、図らずも「内閣総理大臣」に就任する事が出来た。

政経塾出身の、最初の首相である。

それだけで、<人間失格総理>を、感じさせる。

(女性は例外が結構居るが、男性の政経塾出身者はほとんど異様である)

前原誠司が代表選出馬を決めた時点で、総理の芽は潰えたかに見えた。

奇跡の逆転劇で、男子の本懐を遂げたわけだ。

実も引き締まる思いであろう。

三日間くらいは。

後は、追って知るべし。

彼の、財務大臣当時の働きぶりや態度を振り返れば、自ずと成り行きは知れている。

何程の期待も抱くに能わず。

震災復興。

財政赤字。

財務の困難は重くのしかかり、平々凡々たるこの新総理に、

困難に立ち向かえる才など有ろう筈も無く、財務省の求める通りの、

安易な増税へと向かう事は、目に見えている。

どん底の不景気に、震災と原発事故のダブルパンチが加わって、

国民の生活は危機的状況にある。

加えて「円高」で、輸出企業と、その関連製造業に取っては、地獄の様相を呈している。

その瞬間を見計らっての増税とくれば、宮澤喜一大蔵相(当時)の失政による、

将来のバブル崩壊大不況への見えない突入と、同じ状況に陥る事は、疑う余地もない。

庶民の生活は破壊され、中小企業は続々と倒産し…。

などと言う、語り尽くされた事は、ここで敢えて繰り返すまでもなかろう。

それより、もう一つの出来事が、重要なのだ。

▶小沢氏が3グループを統合、会長就任へ 結束強化急ぐ(産経見出し)

>民主党の小沢一郎元代表は30日午前、衆院議員会館内で

小沢グループの幹部約30人を集めた会合を開き、衆参で3つに分かれている

グループを統合することを決めた。

近く発足する新グループは100人を超える規模の勢力となり、

小沢氏が会長に就く見通しだ。

小沢氏は幹部会合で「私がグループをまとめて、今までにできなかったことをやる」

と述べ、今後は自身が活動の前面に出ていく意向を示した。

代表選の敗北による求心力低下が背景にあり、小沢氏はグループの結束強化を急い。

>小沢グループは衆院当選1回生でつくる「北辰会」(約50人)、

衆院の当選2~4回生でつくる「一新会」(約40人)、

参院小沢系(約20人)に分かれており、連携不足が指摘された。

会合には3グループに属さない原口一博前総務相、山岡賢次副代表、

山田正彦元農水相も出席した。
【産經新聞】

これまで、 小沢氏のグループが、複数に別れていた事自体が驚くべき事である。

派閥政治が根幹であった自民党時代に有っても、有力派閥の領袖で、

三つものグループを平行して持っていた親分が居たであろうか。

如何に、多数の議員が配下に集っていたかの証であるが、その分動きは鈍かった。

その為か、外部から見ていても、小沢派の「グループとして」の動きが、

往々にしてちぐはぐである事が、時に不満であった。

それが、今回<やっと>一本化される事となった。

小沢一郎本人が、代表に就任すると言う。

当たり前と言えば、あまりに当たり前の「正常な」状態に、やっと至る訳である。

この事は、何を意味するのか。

マスコミは、相変わらず煽る。

「小沢元代表の求心力の衰えに苦心」

「結束強化を急ぐ」

「団結強化へ」

とんでもない。

党員資格を停止されたまま、リモート・コントロールで「海江田候補」に

174票も集めた事は、凄い事なのだ。

本人が前面に立てない中での結果としては、霞ヶ関マスコミ連合軍に取って、

脅威以外の何物でもなかった。

その上で、「本人自身」が前面に出て動けばどうなるか。

▶小沢氏「今後は自分が前に」グループ団結強化へ(讀賣見出し)

>民主党の小沢一郎元代表グループは30日、国会内で会合を開き、

三つに分かれている同グループの統合をどのような形で行うか週内にも

一定の方向性を出すことで一致した。

>出席者によると、小沢元代表は「これまで派閥的な動きは控えてきたが、

今後は自分が前面に出る。大同団結していこう」と呼び掛けた。
【讀賣新聞】

正しく、本人が先頭に立って牽引しなければ、

成り立たない状況に於かれている事は、事実である。

日本の置かれた状況は、待った無し。

<調整型>と言われ、言い換えると「リーダーシップ」の取れない

野田新総理に取って、期待する所はほとんど無い。

となれば、09年8月の総選挙に掲げた、民主党のアイデンティティー

そのものであった『マニフェスト』を、野党の言いなりに次々に

撤回して来た「菅直人内閣」の中核に居た連中の、ほぼ居抜きに近い新政権が、

菅直人の迷走を正しい方向に引き戻すとは、到底思えない。

民主党は、ほぼその役割を終えてしまっている。

そんな状況下に有って、09年政権交代の立役者たる「小沢一郎」が、

自らが掲げる理念を実践する為には、「自分自身の力」を、

<形として>築き上げなければならない。

つまり、向かう所は民主党からの決別しか、残された道はないと、思われる。

新党の起ち挙げ。

そうなるとき、現在の党内の「分裂状態」と言えなくも無い自身の

グループを統一し、自らが指揮を執る体制を確立する事は、まぎれも無く、

その為の布石以外の何物でもなかろう。

野田新政権は、今後の閣僚と政務官、及び党執行部の

役員人事を見てからで無いと、最終的判断は出来ない。

とは言うものの、精々良くて『呉越同舟』内閣。

悪くすれば、見て暮れだけの「党内融和」を謳った、単なる「ごった煮」

内閣である事が、ほぼ確実である以上。

小沢氏が「民主党」の枠の中で実行力を発揮出来る環境を獲得出来る可能性は、

極めて小さな物でしかない。

この事を、小沢一郎本人も「やっと」納得して、次の行動に打って出る、

その準備であると考える事が、妥当な所である。

タイミングが訪れるや、過たず、迅速に行動を起こす。

これが、事を成す際の鉄則である。

で有るならば、「その時」が来た瞬間、即座に新党を起ち上げる上で、

今回の「グループ統合」は、喜ばしい限りである。

しかも、聞く所によれば、この「統合」の動きは、北辰会の中から出されたと言う。

更に喜ばしい。

配下の騎士たちは、ゆめゆめ怠り無くすべての可能性に、

自ら備えている事の証である。

欣快の至り。

100名を越える新党ができ、民主党が衆院に置ける過半数を失う時こそ、

日本に本当に何かが始まる時である。

自民党内にも、新自由主義的競争原理一辺倒の、弱者切り捨て政策には、

疑問を持つ部分も居る筈だ。

その部分と、社民の一部、その他リベラルな地域政党が終結すれば、

大きな勢力となり得る。

勿論、小沢グループに離脱される民主党は、野田総理や、

仙谷前原岡田らの希望通り、民自公大連立を求めるに違いない。

それで、本来求められて来た「政界再建」が為され、

はっきりと性格の異なる「二大政党」制度に、移行する事だろう。

つまり。

<官僚・財界>に向いた政治 対 <国民の生活>を向いた政治、

が対決する形となる。

言い換えると。

旧来の利権誘導政治、

官僚主導の政治。

対米隷属政治。

地方冷遇政治。

それらの反国民的政治の裏付けとなる、官僚制度、警察検察、マスコミ、

国際資本、米軍、等の支援を受けた政治。

それに対して。

国民の生活が第一の政治。

官僚の支配を政治主導で破棄する政治。

対米独立の対等な国家としての外交が出来る政治。

地方を活性化させる、本物の地方分権を行える政治。

それらを期待出来る政治勢力が、形づくられる事になる。

それこそが、本来2009年8月30日に、国民が求めた政治を実機愛する勢力なのだ。

鳩山が居なければ。

菅直人居なければ、

仙谷が居なければ。

岡田が居なければ。

前原がいなければ。

それが、既には始まっていた所であった。

その、国民の為の、国民の生活を優先する政治の為に。

失われた二年の時を経て、遅ればせながら取り組む為に、

小沢の新党結成は不可欠の事だ。

そして、それが行われる環境が、やっと訪れようとしている。

野田新政権の行き詰まり。

小沢グループの再結束。

さあ、後はきっかけさえ有れば。

それが、一ヶ月後か。

二ヶ月後になるのか。

それ程悠長な事は、言っている暇はない。

時よ来たれ。

米倉経団連会長の欣喜雀躍と産経の“男を下げた"記事

2011年08月31日 18時24分53秒 | Weblog
米倉経団連会長の欣喜雀躍と産経の“男を下げた"記事・・(まるこ姫の独り言)より

こうもあからさまに、大喜びする米倉経団連会長の顔と言ったら
まるで子供のようだ。

>「菅氏とは首から上の質が違う」経団連会長、野田新代表を手放しで歓迎//産経新聞

>民主党の新代表に野田佳彦財務相が選出されたことについ
て、「お若いのでもう少し待たなくてはと思っていた。

ジャパンドリームの実現だ」と手放しで歓迎し、
「民主党の先生方は最終的に非常にいい結論を出された」と評価した。

>ねじれ国会の下での政策運営について、米倉会長は「大連立
でも緩やかな協調でも、どんな形でもいいから挙国一致体制で
望んでもらいたい」と注文。

このじい様、“野田首相"になったことで、手放しで大喜びだ。

これほど、破顔一笑は、見たことがない。

よほど、大連立、増税に言及した、野田氏に期待をしているのだろう。

菅氏に対しての評価とは打って変わり、野田氏評は

>かねてから税制・社会保障に通じた非常に安定した行動力の
ある政治リーダーだと思っていた」と明かした。

菅直人前代表との違いを聞かれ、「要するに首から上の質が違う」と言及、

これだけ手放しで褒め、かねてから米倉会長のお眼鏡にかなっ
ていたと言う事は、よほど大企業に有利な政策を遂行する議員
は野田氏以外ないと思っていたのだろうか。

あまりに称賛の嵐でほめたたえるのを、見聞きすると、就任直後
のご祝儀とは思えなくなり、気持ちが悪くなる。

一方、野田新首相が幹事長職を、輿石氏に打診をし受けた事が
よほど気に入らないのは、産経新聞だ。

輿石氏と、産経新聞はどうも、天敵関係らしい(笑)
ぼろくそに書いている。

>「輿石幹事長」起用 党内融和優先は大義でない 野田新首相、早々男下げた//産経新聞

>新首相は衆参両院の首相指名を受けて早々に男を下げた。

もちろん民主党ナンバー2の幹事長に「日教組のドン」である輿
石東参院議員会長の起用を決めたことによってである。

菅内閣では民主党内での連立が必要だと、揶揄されていたが、

野田首相は、少なくとも表面的には党内融和に努めている。

民主党内で割れていたら進むものも進んでいかない。

サンケイ新聞は、”保守政治家を自任していたのは一体誰だったか。

のっけから年来の主張を放棄するようでは前任者2人と変わらない。

"と、まるで、民主党が、これからも国民生活など関係

なく内紛をしていろと言うような主張だ。

どこまで、品性下劣な新聞社だろう。

そして、ずいぶん自分勝手な屁理屈が出てくるものだ。

野田が保守か、革新か知らないが、一国の首相になれば、

一新聞社の思惑通りに事が動くわけもない。

どうも、産経新聞は、民主党が国民生活などお構いなしに、

揉めに揉めて、解散総選挙に突入することが理想なのだろう。

そして、自民党政権復活が狙いか。

”輿石幹事長"で男を下げたとは良く言えたものだ。

だったら、産経に取って誰だったら男を上げる事ができるのか(笑)

増税反対議連が発足=民主・国民新からも参加

2011年08月31日 17時48分51秒 | Weblog
増税反対議連が発足=民主・国民新からも参加

東日本大震災の復興財源確保のための増税に反対する超党派の議員連盟

「日本を根っこから変える保守の会」が31日、衆院議員会館で設立総会を開いた。

会長に就任した自民党の塩崎恭久元官房長官は「もう一回強い日本を復活させる。

安易な大増税はあり得ない」とあいさつした。
 
設立総会には民主党の松野頼久元官房副長官、国民新党の下地幹郎幹事長を含む

35人が出席、松野氏を議連の幹事長に選出した。

今後、増税に頼らず、経済成長や行政改革による財源創出を

柱とする提言をまとめる方針だ。

(2011/08/31-16:42)

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コメント

民主党の松野頼久が動き出した。

http://www.matsuno-yorihisa.com/

財務党公認と揶揄される野田新総理、”ノーサイドで行きましょう”の真贋

2011年08月31日 15時58分38秒 | Weblog
財務党公認と揶揄される野田新総理、”ノーサイドで行きましょう”の真贋
(世相を斬る あいば達也)より

野田佳彦のノーサイド挙党態勢の姿が現れつつある。

党執行部、特に幹事長に輿石を起用した点は、一定の評価が可能だろう。

『輿石一人で何が出来る、菅・仙谷・岡田・前原包囲網で雁字搦めになり、小沢の党員資格停止も三党合意撤回も出来ないじゃないか!』と云う意見もあるが、小沢グループは海江田を擁し、代表選に負けたのだから、多くの要求を望むのは本質的に間違いだ。

又、今さら小沢一郎も温情のような形で党員資格停止を凍結や解除は望んでいないだろう。

法廷で決着をつけることを望んでいる筈だ。

輿石幹事長の誕生は野田佳彦のオリジナル・アイディアだったようだ。

仙谷も岡田も財務省もマスメディアも介在していない可能性が高い。

朝日新聞が社説で『・・・この人事の評価基準は二つある。

ひとつは、輿石氏が公言してきた、小沢氏の党員資格停止処分の解除問題だ。

私たちは、いま解除する根拠はないと考えるが、どうするのか。  

二つめは政策面の対立解消につなげられるか、どうかだ。  

マニフェスト見直しの3党合意を守り、消費増税にも取り組む野田氏と、マニフェスト固守を唱え、増税を嫌う小沢氏とは距離がある。

野田氏の政策遂行を支 え、小沢氏らに同調を促すのが輿石氏の役割のはずだ。  

幹事長職が焦点になるのは、党の資金と選挙の公認権を握るからだ。

それを小沢氏側がとるかどうかが「挙党態勢」の試金石のように言われる対応を、いつまで続けるのか。

民主党は、その原因が時代遅れの党の体制にあることに気づくべきだ。』

等々と悲鳴のような声をあげている(笑)

野田首相が具体化している党人事は以下の通り。

≪ 民主幹事長に輿石氏=前原政調会長、平野国対委員長-岡田氏は重要閣僚に・新首相 野田佳彦新首相(民主党代表)は30日、党役員人事の 骨格を固めた。

党運営の要となる幹事長に輿石東参院議員会長(75)、政調会長に前原誠司前外相(49)、国対委員長に平野博文元官房長官(62)、幹事長代理に樽床伸二元国対委員長(52)の起用をそれぞれ内定した。

輿石氏は小沢一郎元代表と近く、小沢氏系と非小沢氏系双方から 「挙党態勢の象徴」と待望論があった。

前原氏は野田氏と過去の代表選で連携を重ねた間柄で、平野氏は鳩山由紀夫前首相の側近。

党内融和を強く意識した布陣となった。
 
一方、閣僚人事では岡田克也幹事長の重要閣僚での処遇が固まった。

党幹部 が明らかにした。官房長官や財務相などが検討されている。

官房長官には、野田氏側近の藤村修幹事長代理も浮上している。 

野田氏は30日夜、党本部で 記者団の質問に答え、一連の人事について「党を挙げた態勢をつくる。

本当に国民のためにがむしゃらに働く政治を実現する。

そういう狙いの人事だ」と説明。「私なりの適材適所で選んだ」と強調した。
 
野田氏は同日、輿石氏に電話したのに続いて2度にわたり会談し、「あなたしかいない」と就任を強く要請。

輿石氏はいったんは難色を示したが、最後には受諾した。

同氏はこの後、記者団に「党内融和に全力を尽くす。その一点だ」と語った。
 
民主党で 参院議員が幹事長に就くのは初めて。

輿石氏は参院議員会長を兼務する。

野田氏は、野党が多数を占める参院側の実力者である輿石氏を幹事長に就けることで、 円滑な国会運営につなげる狙いもあるとみられる。 

輿石氏を起用した野田氏の人事方針に対し、小沢氏に近い鳩山氏は「ノーサイドで党内融和のシンボルだ」と記者団に語り、評価した。 
 
輿石氏は、小沢氏の党員資格停止処分の凍結か解除を主張してきた。

これについて30日、記者団に「私の考えは変わっていないが、民主主義のルールとして、時機を見て党内議論がされるだろう」と語り、柔軟に対応する考えを示唆した。 

一方、前原氏は党本部で野田氏からの就任要請を受けた後、記者団に「野党との交渉もしっかりやりながら、政策をまとめて日本を前に進めていく」と表明。

平野氏は「党内融和 を含めてしっかりやらないといけない」と述べた。

前原、樽床両氏は野田氏と同じく松下政経塾の出身。
 
民主党は31日午後、国会内で両院議員総会を開き、これら主要人事を正式決定。

野田氏は閣僚人事の調整を本格化させる。

党幹部によると、新内閣発足は9月2日が有力だ。

代表選を争った鹿野道彦農林水産相や、城島光力政調会長代理の

要職への起用も検討されている。≫(時事通信)

つまり、輿石の幹事長起用により、一番懸念していた民主党に

積み上げられている130億円を超すと思われる政党助成金を

仙谷らの意のままになるのを阻止しただけで“めっけもの”と云うことだ。

又いつ何時解散総選挙にならないとも限らないわけで、その時、

公認調整と選挙の軍資金の配分に一定の公平性が担保されただけでも、

筆者などは一安心と考えている。

敗者が党人事や組閣に大口を叩くのは控えるべきだ。

次のこと次のことを考えるのが権力闘争の常道だ。

勝者である野田の人事に難癖をつけても詮ないことである。

小沢一郎もその辺は充分理解している。

12年秋の代表選乃至は政治理念の為の新党、

その両睨みの態勢を早速立ち上げようとしている。

≪小沢グループが統合 結束強化、100人規模に 

民主党の小沢一郎元代表は30日、衆参に三つある自らの

議員グループを統合し、新グループの会長に就任することを決めた。

グループへの帰属を明確にする 「純化路線」をとり、結束を強める。

来年9月に再び行われる党代表選をにらみ、

「最後の決戦」(側近)に備える狙いもある。
 
小沢氏は30日、3グループ幹部ら約30人を前に

「グループをどういう形にしていくか、みんなの議論が必要だ」と述べ、

約1時間意見を聴いた。

出席者の ほとんどが一本化に賛同したという。

新グループは100人規模になるとみられる。
 
小沢氏に近い議員によると、グループが分散していることで

「政局のたびに、他グループとの間でふらふらする議員がいる」との意見が噴出。

グループ統合で 他グループとの掛け持ちの禁止も視野に、

小沢グループの結束力を強める構えだ。≫ (朝日新聞)

以上のように朝日新聞は坦々と伝えているが、筆者は今回の小沢グループの

統合には多くの意味合いが内在していると考えている。

朝日のいうように、12年秋の代表選睨みも一つの目標だ。

“イザ鎌倉”の時の基礎を明確にする狙いもあるだろう。

また、与党になったのだから、緩やかな民主党独自のグループから脱して、

派閥として明瞭な意思統一を図る狙いがあるだろう。

表向きは「政策提言を積極的に提言する集団」の位置づけだが、

党の政調会長に起用される前原誠司への静かな圧力と捉えることも可能だ。

実はもう一つ重大な意図が隠されているような気がする。

昨日の拙コラムでも書いたが、今回の代表選で鳩山由紀夫はまったく

傷ひとつ受けていない事実である。

これには流石の小沢一郎も拙いと思ったのではないのだろうか。

選挙となれば、どんな選挙でも汗を掻き、損な役回りを演じるのが

小沢グループの宿命だった。

朋友鳩山由紀夫の顔を立て、5回ほど煮え湯を飲まさたら、

お天道さまも許すと云う事だ。

もうそれでは「国民の生活が第一」の政治理念の実現は無理だと悟ったと云うか、

鳩山由紀夫への義理立てから卒業させていただこうと云うメッセージなのでは、

と筆者は推測するのである。

つまり、09年の政権交代を曲がりなりにもなし遂げたのは

鳩山・菅・小沢トロイカ体制だった。

その鳩山と菅には、首相と云う座を結果的だが提供した。

つまり、外様であった自由党の小沢一郎の義理立てが済みましたと云う

宣言だと受けとめることも可能だろう。

これで小沢一郎は「天命に遊ぶ」悟りの境地から、

再び下界に降りてきた。

剛腕小沢が政界に降臨してきたのだ。(笑)

この統一した小沢グループの集団は、政策提言集団であり、

与党内野党ではなく、与党内連立グループの様相を呈するだろう。

語らない、説明しない小沢一郎が、説明と指示を明確にする集団となり、

自ら先頭に立つと云うことだ。

政策提言を通し、表面上、野田を支える形で、仙谷・岡田・前原ら

クーデター勢力をけん制し続ける派閥と化すのだろう。

勿論、提言をするが最終的には代表の指示に従う行動原理も尊重されるだろう。

しかし、このような集団が100人から150人くらいになると、

猛烈なプレッシャーが「クーデター勢力」に圧し掛かる。

野田代表との距離は一定範囲で縮めるスタンスを取るものと思われる。

おそらく筆者の予測だが、鳩山グループの崩壊は近いと思われる。

なぜなら、今回の代表選で鳩山は二股を掛けていた事実が濃厚だからである。

筆者もついに鳩山の裏切に愛想尽かしと云うことだ。

漸く鳩山由紀夫を不実な、或いは無能な政治家だと悟った。

小沢の心の中でも、筆者同様の疑念が生まれたのでないのだろうか。

閣僚人事も着々と進んでいるようだが、仙谷由人をどのようなポストに

起用するかが、筆者にとっては最大の関心事だ。

野田佳彦の首相としての器量が試される最後の砦だ。

野田は勝者なのだから、親米、財務省寄りの政権を目指すのは当然で、

それに輿石や小沢集団がどれだけ軌道修正させるかがカギだろう。

現状を眺めると、当面小沢一郎が新党結成をする大義が見えてこないので、

静観するしかないだろう。